豊かだった北朝鮮の鉱山都市、経済制裁で困窮に喘ぐ

食うに困って茂山を去る人が続出していたところに、2016年の大洪水で、道内の田畑の3分の1が被害を受けた。そこに、去年の悪天候による凶作が重なった。

「茂山と隣の延社(ヨンサ)には、1日2食しか食べられない家が多い、それほど困窮している」(情報筋)

人々は生き延びるために、豆満江の支流、城川水(ソンチョンス)川沿いの彰烈(チャンリョル)労働者区や芝草里(チチョリ)に積み上げられた鉄鉱石のクズの山で、鉄の粉を集めている。

また、密輸も去年より活発になっている。住民の生活が苦しくなれば、自分たちも損をするので、当局も概ねこれを黙認している。密輸とは言っても、大規模な鉄鉱石の輸出を行っていたのと比べれば雀の涙ほどの利益にしかならない。

(参考記事:北朝鮮鉱山、密輸で活路を見出そうとするも虫の息