
鉄板の上に山積みになった肉を前に、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士が涙を流している絵。「ああ、プルゴギ!(焼き肉)」「熱いその愛に声を枯らして(泣く)」というキャプションが付いている。

鉄板の上に山積みになった肉を前に、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士が涙を流している絵。「ああ、プルゴギ!(焼き肉)」「熱いその愛に声を枯らして(泣く)」というキャプションが付いている。
2011年7月に北朝鮮の国営メディアが紹介した1枚の絵は衝撃的なものだった。鉄板の上に山積みになった肉を前に朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士が涙を流しているというものだった。絵には「ああ、プルゴギ!(焼き肉)」「熱いその愛に声を枯らして(泣く)」というキャプションが付いている。(【画像】「ああプルコギ!」感涙にむせぶ北朝鮮の兵士)
これは、煕川(ヒチョン)2号発電所の建設現場に動員された兵士たちが、金正日総書記から贈られたプルゴギに感動しているという様子を描いたものだが、これが国外のメディアに大きく取り上げられ、北朝鮮の食糧事情がいかに劣悪かを大々的に宣伝する逆効果を生んでしまった。
北朝鮮の北部にある両江道(リャンガンド)。蓋馬(ケマ)高原に属し、平均海抜は1000メートルに達する。霜の降りない無霜期間が年間150日に満たず、年間降水量も600〜700ミリと少ない。
そのため、稲作の北限とされている中国の黒龍江省南部より500キロも南にあるのに、稲作はほとんどできない。その代わりに栽培されているのはジャガイモやトウモロコシだが、いずれもあまり現金収入につながらない作物だ。(参考記事:打ち捨てられた「将軍様の革命的ジャガイモ農法」)
現地の農民は様々に知恵を働かせて現金収入を確保しようとしているが、北朝鮮当局の愚策により、彼らの労働意欲は打ち砕かれている。現地の内部情報筋によると、現場となったのは道内のある村だ。農民は、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)から畑を借り受けて、トウモロコシを栽培している。
今月初め、軍の検察所の検事からなる検閲(査察)隊がやってきて、畑の抜き打ち検査を行った。検閲官が目にしたのは、スイカだった。
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は18日、「米国内の政争が朝米関係を膠着させている」とする論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
論評はトランプ米大統領を「対話派」と位置づけ、6月の米朝首脳会談についても、トランプ氏が「米国史上どの大統領もかなえなかった『幻想的な対面』を実現させ、全世界の歓呼と国民の大きな呼応を受けた」ものだと持ち上げている。
金正恩党委員長が、いかにトランプ氏を味方につけて置きたがっているかを、雄弁に物語るものと言える。
トランプ氏は7月20日、北朝鮮人権法を2022年まで延長する法案に署名し、成立させた。同法は、北朝鮮の残忍な人権侵害を止めさせるためのものだ。北朝鮮は人権問題への干渉を最も嫌っており、従来ならば「トランプ一味による謀略的な人権騒動」とかなんとか言って、猛反発していただろう。
(参考記事: あの話だけはしないで欲しい…金正恩氏、トランプ大統領に懇願か)
米政府は金正恩氏をはじめとする北朝鮮高官らを人権侵害に責任があるとして制裁指定しているが、これを知ったときの金正恩氏の怒りはすさまじかったと言われる。
(参考記事:金正恩氏が「ブチ切れて拳銃乱射」の仰天情報)
しかし、トランプ氏が署名してから1カ月が経つのに、北朝鮮はきわめて静かだ。もしかしたらトランプ氏は金正恩氏との間で、「非核化に応じる限り、人権問題には本気で干渉しない」という密約でも交わしているのではないか。
北朝鮮にとって、「完全な非核化」は簡単なことではないだろうが、不可能な課題でもない。金正恩党委員長は北朝鮮において、「全能」に近い独裁者だ。彼が決心すれば、たいていのことは実現できる。
しかし、人権問題は別だ。国民に対する人権侵害を止めるということは、恐怖政治を止めることと同義だ。そんなことをしたら独裁権力が弱まり、「全能」ではなくなってしまう。
だから金正恩氏にとって、北朝鮮人権法が延長されたのは、面白いことであろうはずがない。同法は、北朝鮮の人権問題が改善しない限り、米国が北朝鮮に対して人道支援以外の援助を禁じるものだ。また今回の延長に当たり、人権侵害に関わった北朝鮮の当局者らに対する制裁を維持することや、中国が脱北者を北朝鮮に強制送還するのを即時中止させること、USBメモリーや携帯電話などを利用して北朝鮮に外部情報をもたらす啓発活動への支援を大統領に求めている。
中国による脱北者の強制送還は、様々な人権侵害を併発しているが、これが中止されたら中朝国境に一種の「自由地帯」が生まれかねず、金正恩氏がナーバスになるのは当然と言えば当然だ。
(参考記事:中国で「アダルトビデオチャット」を強いられる脱北女性たち)
外部情報の遮断は、北朝鮮当局が最も力を入れている分野であり、米国政府がこれに本気で挑戦したら、間違いなく非核化対話は壊れるだろう。
(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…)
金正恩氏としても、北朝鮮人権法が延長されたことに対し、言いたいことはたくさんあるのではないか。それでも、敢えて米国に非難を浴びせ、人権問題がクローズアップされるようなことになれば「やぶへび」である。
北朝鮮がいまだに口を閉じているのは、トランプ政権側が「人権問題への取り組みはポーズに過ぎない」とでも言質を与えたか、前述したとおり「やぶへび」を恐れ、トランプ氏が自分たちの立場を察してくれるよう祈っているかのどちらかだろう。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は17日、金正恩党委員長が李雪主(リ・ソルチュ)夫人とともに、江原道(カンウォンド)の観光リゾート「元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区」の建設現場を視察したと伝えた。
朝鮮中央通信が公開した写真の中には、事故につながりそうな要素を収めた「恐怖写真」がある。金正恩氏の背景に写っている建設中の建物の足場が、どうやら木材で組まれているのだ。これは、先立って公開された三池淵(サムジヨン)郡の建設現場の写真の方がわかりやすいだろう。
【写真】北朝鮮・三池淵郡の危ない工事現場①
【写真】北朝鮮・三池淵郡の危ない工事現場②
(参考記事:【写真と解説】危険すぎる!金正恩氏が視察した北朝鮮の建設現場)
このような安全対策の欠如により、現場では死亡事故が多発しているのだ。
地下資源が非常に豊富なことで知られている北朝鮮。朝鮮地理全書によると、北朝鮮の石炭の推定埋蔵量は227億トン。この数字の信憑性は不明だが、世界的に見ても非常に多いことには違いない。
北朝鮮で、炭鉱が集まっているのは首都平壌から北東に70キロ離れた平安南道(ピョンアンナムド)の价川(ケチョン)、徳川(トクチョン)、平安北道(ピョンアンブクト)の球場(クジャン)などだ。
北朝鮮では収入のほとんどを市場で得ている人が大多数だが、この地域の炭鉱労働者は例外的に、勤め先から受け取る給料や配給で生活が成り立っていた。また、その懐を目当てにした市場が繁盛し、ふんだんな石炭を利用した様々な軽工業が発達するなど、かなり豊かな地域と言われてきた。
(参考記事:経済制裁をチャンスに変える…北朝鮮「草の根企業」奮闘記)
ところが、昨今の国際社会の制裁が、豊かだった炭鉱地帯をすっかり変えてしまった。石炭の中国への輸出ができなくなったことが、地域経済に深刻な影響を与え、餓死者が出るような状況になっているというのだ。
(参考記事:「街は生気を失い、人々はゾンビのように徘徊した」…北朝鮮「大量餓死」の記憶)
デイリーNKは今月1日、私事旅行(親戚訪問)で中国を訪れたこの地域在住の2人とのインタビューを行った。
北朝鮮で、政府のやり方に異を唱えるのは非常に危険な行為だった。そんなことをすれば、夜中に密かにどこかに連れ去られ帰ってこなかったり、政治犯として収容所送りにされたりしていた。
例えば、1990年代後半に北朝鮮を襲った大飢饉「苦難の行軍」から人々を救おうとして規則を破った工場の幹部が処刑されたことに、集団で異を唱えた労働者たちは悲惨な末路をたどった。
(参考記事:抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「黄海製鉄所の虐殺」)
それから20年。
2007年にカンヌ映画祭でも上映された北朝鮮映画『ある女学生の日記』は、大学入学を控え進路に悩む女子学生の姿を描いたものだ。
(参考記事:【写真】北朝鮮の女優パク・ミヒャン)
数学者である彼女の父親は、妻が癌を患っているにもかかわらず、研究所で仕事に没頭し家に戻らない。主人公は、そんな父親に不信感を抱くが、やがて彼の研究に大きな価値があると知り、自身も同じく学究の道を選ぶというストーリーだ。
そこに込められているのは、父母が子どもに残すべき最も大きな財産は名誉や金ではなく、将軍様(金正日総書記)を心から尊敬する良心と義理であるとのメッセージだ。
2013年12月に処刑された金正恩党委員長の叔父・張成沢氏に連座させられ、粛清された人々の数は1万人に上るという。その際には同氏につながる外交官たちも粛清された。その中に、前駐スウェーデン大使のパク・クァンチョルがいる。彼の息子の嫁は、2007年にカンヌ映画祭でも上映された北朝鮮映画『ある女学生の日記』に主演した女優パク・ミヒャンだ。

太永浩氏によれば、彼女は夫や幼い息子とともに、政治犯収容所に送られてしまったという。
咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋によると、北朝鮮当局は日照りによる被害の調査に乗り出した。
北朝鮮の夏は、暑くても最高気温が30度を少し超える程度で、東海岸北部は30度にもならないのが普通だ。だが、今年に限っては、各地で40度近い最高気温を記録する猛暑となっている。多くの地域で全く雨が降っておらず、農業に深刻な影響が出始めたのだ。
調査の様子を見守る農民も、調査を司る幹部も「今年の農業はもうダメだ」「これと言った対策はない、猛暑が一日も早く終わることを祈るしかない」と嘆いているという。
もちろん、北朝鮮当局が何もしていないわけではない。北部山間部の慈江道(チャガンド)の情報筋によると、当局は先月20日から、人民班(町内会)の扶養家族(国の機関、国営企業に勤めていない人)や中学生・高校生までを動員し、協同農場と貯水池を結ぶ水路を作る工事に取り組んでいる。北朝鮮の中高生は、そうでなくとも「シンドイ夏休み」を送っているが、今年はとくに、彼らの労働力があてにされていることだろう(参考記事:北朝鮮の中高生「残酷な夏休み」…少女搾取に上納金も)
デイリーNKの内部情報筋によれば、咸鏡南道(ハムギョンナムド)の端川(タンチョン)水力発電所の建設現場で最近、軍の兵士らと道の外貨稼ぎ機関である金剛指導局傘下の突撃隊(建設部隊)の衝突が起き、物議を醸しているという。
事件は、建設作業に必要な工具を準備せよとの命令を受けた兵士たちが、突撃隊の倉庫を襲撃、工具を強奪して行ったことがきっかけだった。倉庫係から報告を受けた突撃隊の中隊長は、屈強な隊員数人を引き連れて工具を取り戻しに行った。ところがツルハシやハンマーなどでメッタ打ちに遭い、1名がその場で死亡し4名が重傷を負わされてしまった。
情報筋はその後の展開について触れていないが、突撃隊による報復が行われた可能性は十分にある。
北朝鮮にも暴力団組織のようなものがあり、乱闘騒ぎもときどき起きている。
(参考記事:【実録 北朝鮮ヤクザの世界】28歳で頂点に立った伝説の男)
よりよい生活を求めて国境の川を渡って中国に向かった北朝鮮女性が、人身売買の餌食になる事例は枚挙に暇がない。
(参考記事:中国で「アダルトビデオチャット」を強いられる脱北女性たち)
中国政府は、脱北者を発見し次第逮捕し、北朝鮮に強制送還するため、摘発を恐れ多くの脱北女性が身を潜めて暮らしている。これに対しては、米議会の中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(CECC)が、北朝鮮女性の人身売買を助長している中国政府機関や個人に対し制裁措置を取ることを勧告するなど、国際的な非難も高まっている。
犯罪者たちは、このように孤立した女性たちをターゲットにしている。その魔の手は、北朝鮮国内の女性にも及んでいる。
(参考記事:ねらわれる少女たち…脱北者の性犯罪被害が深刻)
北朝鮮事情に精通した中国のデイリーNK情報筋によると、両江道(リャンガンド)に住んでいた少女は、何らかの理由で川を渡って中国に行こうとしたところで、人身売買団に捕まってしまった。
北朝鮮の金正恩党委員長の旗振りで始まった高級リゾート「元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区」の建設事業。外国人観光客を多数誘致し、外貨を確保するのが目的と見られる。
(参考記事:対話ムードを受け「観光大国」への野心をふくらませる北朝鮮)
ところが、その工事現場では様々な人権侵害、大事故が多発しており、このままでは「いわくつきリゾート」「事故物件」になりかねない様相を呈している。
(参考記事:「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏が驚きの行動…北朝鮮「マンション崩壊」事故)
韓国のリバティ・コリア・ポストの現地情報筋によると、この工事は、今年1月10日に始まった。当局は、人民保安省(警察庁)管轄の9ヶ所の教化所(刑務所)、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)保衛部(秘密警察)の教化所の収監者の中から、健康状態が良好な30代以下の25万人の人員を選抜し、現場に投入した。

北朝鮮では、建国直前の1946年7月30日、臨時人民委員会が「朝鮮男女平等権法についての法令」を発表した。これには女性の選挙権、被選挙権の保障、強制結婚の反対、離婚の自由、養育費訴訟権の認定、一夫多妻制の否定などの内容が含まれている。
(関連記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為)
それから72年が経過した先月30日、朝鮮労働党機関紙の労働新聞「代を継いで首領福を味わう朝鮮女性の無限の歓喜」というタイトルの記事を掲載した。「首領福」とは、「立派な最高指導者を頂く幸福」のことを言う。
記事には、「男女平等権法令が発布されたことにより、朝鮮の女性たちは男性と同等の権利を持ち、社会の堂々たる主人として、革命の両輪の一方を力強く回していくことができるようになった」などと書かれている。しかし、これを「ああ、そうですか」と信じるわけに行かないのは、多くの読者も承知していることだろう。
教化所(刑務所)など北朝鮮の拘禁施設では、ありとあらゆる形の人権侵害が行われている。人権の概念すら希薄な北朝鮮社会では、囚人たちは何ら抵抗する術を持たず、当局のなすがままだ。
(参考記事:北朝鮮、拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も)
そんな中、北朝鮮の北部山間地域にある慈江道(チャガンド)の教化所で今月初め、受刑者2人が看守の人権侵害行為に抗議してハンストを行った。現地の内部情報筋によると、事件が起きたのは道内の城干(ソンガン)教化所だ。
軍需物資を横流しした罪で収監された男性2人は、戒護責任者(看守長)の30代男性チェ某による暴行と暴言に耐えかね、教化所の副所長らに待遇改善を直訴。しかし訴えが受け入れられなかったばかりか、「告げ口」に対するチェ某の報復が激化した。
すると2人は「こんな風に生きるのなら死んだほうがマシだ」と今月初め、3日間のハンストに入ったのだ。
これを受け、報告を受けた教化所当局は反省するどころか、「ハンストはわが共和国(北朝鮮)の憲法を否定し、党に対する全面的な挑戦行為だ」とし、2人に対して10日間の懲罰房(独房)入りを命じ、食べ物をホースで口に流し込み、無理やり食べさせた。つまり、高級食材のフォアグラを作るために喉の奥までホースを入れられ、強制的に餌を流し込まれるアヒルのような目に遭わされたわけだ。
(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…)
それだけではない。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信や朝鮮労働党機関紙の労働新聞は10日、金正恩党委員長が中国との国境地域にある両江道(リャンガンド)の三池淵(サムジヨン)郡の建設現場など各所を視察したことを大きく報じた。その際に公開された写真を見た建築専門家の間からは、重大な事故が発生する可能性が指摘されている。
(参考記事:金正恩氏の背後に「死亡事故を予感」させる恐怖写真)
そして「やはり」と言うべきか、この現場近くで深刻な事故が発生していたことがわかった。両江道(リャンガンド)の内部情報筋によると、道内の恵山(ヘサン)近郊で、大量の建設物資を積んで三池淵(サムジヨン)に向かっていた貨物列車が転覆した。
脱北女性の人権活動家、イ・エラン氏が主宰する韓国の市民団体が、北朝鮮当局が「非社会主義的現象」の取り締まりのために制作した記録映画を入手し、インターネットで公開している。【動画】北朝鮮「異色的な外人モデル」摘発映像
同団体の解説によれば、記録映画は5月20日頃、幹部向けに公開されたものだという。同団体が入手したコピー映像は、パソコンなどの端末で再生しながら画面を撮影したものらしく、やや不鮮明だ。しかし十分に被写体の判別は付き、音声も明瞭である。
記録映画のタイトルは、「革命的な思想文化で非社会主義と退廃的な思想文化をきれいに無くしてしまおう」というもの。「強勢国家建設の突撃隊主力となるべき若者たちが、敵が投げ与えるエサに何のためらいもなく手を伸ばし、敵のなすがままにされている」などとするナレーションをバックに、プリント入りのシャツなどを着た若者たちや、輸入衣料のパッケージ写真が次々と流れる。【キャプチャ画像①】プリント入りのTシャツをとがめられだ若者
輸入衣料のパッケージ写真には外人モデルの写真が付けられており、ナレーションは「異色的な商標」と表現している。【キャプチャ画像②】外人モデルのパッケージ写真
さらには、風紀取り締まりを行う「糾察隊」に連行されたと思しき若い女性が、取調室風の部屋の中で恥ずかしそうに全身を撮影されているシーンもある。【キャプチャ画像③】全身を撮影される若い女性
また、大人から子どもまで様々な年齢の男女が名前と顔と住所までを画面でさらされる映像が流れ、「夫や父は、妻や子供たちが着て歩く服が、社会主義風潮に合うものなのか、わからないのか」との糾弾が続く。女子高生も小学生も、容赦なくさらされている。【キャプチャ画像④】顔と名前、学校名までさらされた女子高生【キャプチャ画像⑤】小学生も容赦なし
【動画】北朝鮮「異色的な外人モデル」摘発映像
北朝鮮の学生たちにとって、夏休みは必ずしも楽しいばかりのものではない。学校や国家から、様々な課題を押し付けられたり、組織生活や思想の総括を強いられたりするからだ。
いちばん憂鬱なのは、海外にいる留学生かもしれない。国に呼び戻されれば、外国の自由な空気から離れなければならないだけでなく、下手をすると一生を棒に振ることにもなりかねないからだ。
それほどでもないにせよ、まだ幼い中学生らも憂鬱な問題を抱えている。
北朝鮮の学生たちにとって、夏休みは必ずしも楽しいばかりのものではない。学校や国家から、様々な課題を押し付けられたり、組織生活や思想の総括を強いられたりするからだ。
いちばん憂鬱なのは、海外にいる留学生かもしれない。国に呼び戻されれば、外国の自由な空気から離れなければならないだけでなく、下手をすると一生を棒に振ることにもなりかねないからだ。(参考記事:北朝鮮の留学生が怯える「恐怖の夏休み」…家族と生き別れの例も)
それほどでもないにせよ、まだ幼い中学生らも憂鬱な問題を抱えている。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は2014年7月2日、金正恩第1書記(当時)が「朝鮮人民軍海軍指揮メンバーの水泳能力判定訓練を指導した」と伝えた。

訓練には東海艦隊と西海艦隊の全指揮官が参加。海上で往復10キロの遠泳を行った。次ページ以降の写真を見ると、まるで金正恩氏が中高年の部下に対する「シゴキ」を行っているように見える。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は2014年7月2日、金正恩第1書記(当時)が「朝鮮人民軍海軍指揮メンバーの水泳能力判定訓練を指導した」と伝えた。
訓練には東海艦隊と西海艦隊の全指揮官が参加。海上で往復10キロの遠泳を行った。記事とともに配信された写真を見ると、指揮官らは全員が中高年のようだ。金正恩氏の前に、水泳着姿の指揮官らが整列した様子は、まるで中高年の部下に対する「シゴキ」のように見える。(【写真】海軍指揮官らの水泳能力判定訓練を指導する金正恩氏)
同通信によれば、金正恩氏は訓練に際し、「軍隊が戦いで勝つには指揮官からつわものになるべきだ」「思想・精神状態がいくら良くて軍事技術的資質が高いとしても、肉体的能力が伴わなければ指揮官の資格がない」「指揮官らがしっかりと準備されてこそ『突撃 進め!』ではなく、『わたしに続け!』のスローガンを叫びながら、いつも軍人たちの先頭に立って訓練を度合い強く行うことができる」などと述べたという。
この当時、政権の座に就いてまだ2年半で、核兵器や弾道ミサイル開発成功などの実績を挙げる前だった金正恩氏は、彼なりのやり方で、軍に対する掌握を強めようとしたと見られる。(【写真】海軍指揮官らの水泳能力判定訓練を指導する金正恩氏)
同通信が配信した記事全文と写真は次のとおり。
2016年に中国の北朝鮮レストラン従業員らが韓国に集団亡命した事件を巡り、韓国政府がピンチを迎えつつある。
核開発を巡って国際社会の経済制裁が強められるまで、北朝鮮の外貨稼ぎの柱のひとつだった北朝鮮レストランは、ときにアイドル並みの容姿を誇る美人ウェイトレスも配置され、日本人や韓国人の間でも人気だった。それだけに、集団亡命が発生した際には世間の大きな関心を集めた。(参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発)
ところが最近になり、これが韓国の情報機関・国家情報院(国情院)が仕組んだものであり、女性従業員の中には行き先が韓国であることを知らなかった人がいたとする事実が鮮明になりつつある。

北朝鮮では「速度戦」の名の下に、無理な工期のごり押しによる手抜き工事が横行。また、安全設備がないことがほとんどで、死亡事故が頻発している。
【写真】北朝鮮・三池淵郡の危ない工事現場①
【写真】北朝鮮・三池淵郡の危ない工事現場②
(参考記事:【写真と解説】危険すぎる!金正恩氏が視察した北朝鮮の建設現場)
例えば1989年4月、高速道路の建設現場で、建設途中の橋が崩落する事故が発生した。この時、現場にいた500人が120メートル下の川原に落下。後に韓国へ逃れた目撃者たちの証言によれば、川原には原形をとどめない死体が散乱し、救助の看護師たちが気を失うほどの地獄絵図と化したという。
北朝鮮では「速度戦」の名の下に、無理な工期のごり押しによる手抜き工事が横行。また、安全設備がないことがほとんどで、死亡事故が頻発している。(【写真】北朝鮮・三池淵郡の危ない工事現場①、【写真】北朝鮮・三池淵郡の危ない工事現場②)
(参考記事:【写真と解説】危険すぎる!金正恩氏が視察した北朝鮮の建設現場)
例えば1989年4月、高速道路の建設現場で、建設途中の橋が崩落する事故が発生した。この時、現場にいた500人が120メートル下の川原に落下。後に韓国へ逃れた目撃者たちの証言によれば、川原には原形をとどめない死体が散乱し、救助の看護師たちが気を失うほどの地獄絵図と化したという。
(参考記事:【再現ルポ】北朝鮮、橋崩壊で「500人死亡」現場の地獄絵図)
北朝鮮当局が進める巨大プロジェクト「端川(タンチョン)発電所」の建設現場では、建設に動員された朝鮮人民軍(北朝鮮軍)護衛司令部1旅団だけで、1ヶ月に34人の兵士が死亡している。つまり、実際はこれよりもはるかに多くの命が失われているということだ。
(参考記事:構想90年、北朝鮮「史上最大のプロジェクト」で死亡事故続発)
これは、金正恩氏が現地指導を行うような、重要な現場でも同じである。
(参考記事:【写真と解説】危険すぎる!金正恩氏が視察した北朝鮮の建設現場)