カテゴリー: 北朝鮮

  • 北朝鮮幹部 今年すでに15人粛清…政敵の陰謀で家族も銃殺、権力内部は「一寸先は闇」

    韓国の国家情報院は29日、国会情報委員会全体会議のなかで、北朝鮮で金正恩氏に異議を唱えたとして15人の当局者が処刑されたと報告した。
    【参考記事】北朝鮮、金正恩氏に異議で高官15人が「見せしめ」処刑か 
    処刑されたと見られているのは、北朝鮮で特権階級を占めるエリートたちだ。

    外側からは出世街道に乗っているように見えても、またいかに体制に忠誠を誓っていても、「一寸先は闇」なのが北朝鮮という国だ。その象徴とも言えるのが、権力中枢の一角、国家安全保衛部の副部長の肩書を持っていた、ある人物の末路である。

    韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が最近出した回顧録。その韓国語版の356ページには次のような一節がある。

    「2011年初め、アメリカと中国から驚くべき話を聞かされた。我々と接触した北朝鮮の高官が公開処刑されたというものだった」

  • 北朝鮮、スパイ容疑の芸術関係者を「機関銃で粉々に」

    3月に処刑された北朝鮮「銀河水管弦楽団」のメンバーら4人の凄惨きわまりない殺され方について、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

    平壌在住の情報筋がRFAに語ったところによると、韓国国家情報院のスパイとして逮捕されたキム・グッキ氏と関係を持ったかどで銀河水管弦楽団の総監督、40代の男性初級幹部2人、40代女性の合計4人が平壌郊外の「美林ポル」という場所で銃殺された。

    総監督は60年代に日本から帰国した在日朝鮮人で、ロシア留学後に総監督に就任、作曲と編曲を担当していた。今回処刑された4人の具体的な容疑は明らかになっていないが、処刑が執行される直前に韓国のスパイと関係を持ったとの内容が読み上げられたという。

    全裸で銃殺

    銃殺刑は、北朝鮮では珍しくない。

  • 北朝鮮の公開処刑、衛星写真で確認…アジアプレス報道と時期・場所が符合

    今年に入ってから北朝鮮の高官15人が処刑されたという衝撃的なニュースが伝わる中で、昨年10月に北朝鮮で行われた公開処刑の様子が衛星写真で捉えられたとの情報が出ている。

    【参考記事】北朝鮮幹部 今年すでに15人粛清…政敵の陰謀で家族も銃殺、権力内部は「一寸先は闇」

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、撮影されたのは昨年10月7日に平壌に程近い姜健(カンゴン)総合軍官学校で行われた公開処刑の様子。

    衛星写真で確認…処刑対象者を縛り付け、対空砲を使って公開処刑

    広場に何らかの物体10個が一列に並べられている。それに向かって6門のZPU-4対空砲が並べられていて、その後ろには、射撃の様子を観察するためと見られる場所が設けられている。

  • 北朝鮮幹部 今年すでに15人粛清…政敵の陰謀で家族も銃殺、権力内部は「一寸先は闇」

    韓国の国家情報院は29日、国会情報委員会全体会議のなかで、北朝鮮で金正恩氏に異議を唱えたとして15人の当局者が処刑されたと報告した。

    処刑されたと見られているのは、北朝鮮で特権階級を占めるエリートたちだ。

    外側からは出世街道に乗っているように見えても、またいかに体制に忠誠を誓っていても、「一寸先は闇」なのが北朝鮮という国だ。その象徴とも言えるのが、権力中枢の一角、国家安全保衛部の副部長の肩書を持っていた、ある人物の末路である。

    韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が最近出した回顧録。その韓国語版の356ページには次のような一節がある。

    「2011年初め、アメリカと中国から驚くべき話を聞かされた。我々と接触した北朝鮮の高官が公開処刑されたというものだった」

  • 北朝鮮、金正恩氏に異議で高官15人が「見せしめ」処刑か 

    韓国の国家情報院は29日、国会情報委員会全体会議のなかで、北朝鮮で金正恩氏に異議を唱えたとして15人の当局者が処刑されたと報告した。

    全体会議の野党幹事である新政治民主連合のシン・ギョンミン議員は、会議後の会見で「国情院の報告によると、金正恩氏は、強圧・恐怖統治を続けており、異論を唱えれば権威への朝鮮とみなして処刑している」と明らかにした。

    国情院によると、1月には山林緑化事業に不満を漏らした林業省の次官級高官を処刑し、2月には大同江そばに建設中の科学技術殿堂の設計に対して異見を出したという理由で、国家計画委員会副委員長(次官級)が処刑された。

    さらに3月には、金正恩氏の夫人である李雪主氏が歌手として所属していた「銀河水管弦楽団」の総監督ら4人が、スパイ容疑で処刑されたと国情院は報告した。

  • 北朝鮮航空、正恩氏がCAイメチェンも「世界最低評価」

    北朝鮮の高麗航空が中国河南省の鄭州と平壌を結ぶチャーター路線を開設したと、米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が中国の人民日報の記事を引用して報道した。

    報じられたチャーター便は、19日に鄭州空港を離陸し、2時間20分後に平壌空港に着陸した。平壌に到着した140人の中国人観光客は平壌市内、開城、金剛山、板門店などを巡る4泊5日のツアーに参加している。

    高麗航空が直行便を開設した中国の都市はこれで6つ目。これまでにも上海、延吉、瀋陽、西安などに直行チャーター便を飛ばした実績がある。

    (※次ページ以降に写真)

  • 脱北女性、北朝鮮軍隊内の性的暴力を暴露 「人権侵害と気づかない」

    北朝鮮の軍隊内で、女性軍人に対する性的暴行が横行している実態を脱北女性が明らかにした。

    ボイス・オブ・アメリカ(VOA)韓国版によると、脱北女性団体の「ニューコリア女性連合」(本部=ソウル)が最近、北朝鮮で7年以上の軍歴のあった脱北女性らの記者会見を開き、こうした内情を明らかにした。

    「労働党入党」をエサに誘い出し性的暴行

    記者会見に臨んだキム・ジンミさんは、北朝鮮の人民保安省で7年間勤務した経歴のある元軍人だ。軍隊内の朝鮮労働党副書記から「労働党に入党させてやる」と言われ、「金日成同志革命思想研究室」に呼び出されて性的暴行を受けたと証言した。

  • 中朝「脱北者人身売買」の実態・・・売り飛ばされる北朝鮮の女性たち

    中国では、北朝鮮からの脱北者は単なる不法入国者に過ぎず、人権などはまったく考慮されない。そうしたことから、脱北女性たちが売り飛ばされる、すなわち「人身売買」が横行しているが、最近になって相場が高くなっていると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

    若い女性を選んで

    中国の吉林省。人身売買された脱北女性の救出活動を行っているチョン氏はRFAの取材に対して次のように語った。

  • 過激化するデモ、セウォル号の遺族たちは何に憤っているのか…「子供が消えた街」からのレポート

    1年前に発生したセウォル号の沈没事故をめぐり、朴槿恵政権と遺族らの対立が激化している。警察と遺族を支持するデモ隊との衝突も発生し、ソウル市中心部は一時、騒然とした空気に包まれた。こうした騒乱が必ずしも遺族らの意図するものでないとしても、彼らの怒りが、韓国社会に大きな問いを発しているのは事実だ。

    沈没事故をきっかけに噴出した韓国社会の矛盾には、どれほどの根深さがあるのか。人々の怒りの所在について、ジャーナリストの李策氏がレポートする。

    「陰謀論が出るのも当たり前」

    「事故発生からこれほど時間が経つのに、疑惑は解明されるどころか深まる一方です。このままでは、韓国は立ち直れません」

    『セウォル号の「真実」』(竹書房・以下、前掲書)の著者、郭東起氏はこう語る。

  • 【解説】警察庁「対総連捜査マニュアル」はいかにして作られたのか…その時代背景と「対北600億円送金」の真相

    1993年12月に警察庁が作成した秘密文書「北朝鮮への不正送金対策推進計画」。その内容は、朝鮮総連に対する「捜査マニュアル」とも言うべきものだ。

    そこに示されている手法は、捜査のターゲットにしたい対象者の選定からまず行い、各種法令に触れるような事実を見つけ出して意地でも「事件化」するというもので、対象者の人権侵害にもつながりかねない危険なものだ。

    ただ、本稿の趣旨から外れるため、こうした手法の道義上の良し悪しについてはここでは敢えて踏み込まず、「捜査マニュアル」が作成された背景から見ていくことにしたい。

    (ジャーナリスト 李策)

    「開戦前夜」まで行った北朝鮮とアメリカ

    朝鮮総連に対する「捜査マニュアル」は、いかにして作られたのか。それを知るには、北朝鮮による核兵器開発問題がどのように推移してきたかを把握しておく必要がある。

    朝鮮半島情勢の内幕を克明にレポートした『二つのコリア』(ドン・オーバードーファー著、共同通信社)によれば、北朝鮮の首都・平壌の北方100キロほどの地点にある寧辺(ニョンビョン)に、原子炉施設らしきものが建設されているのをアメリカの偵察衛星が初めて撮影したのは1982年4月頃だった。

  • 北朝鮮のマスゲーム、実は高校生たちの「ナンパ・スポット」

    4月15日の故金日成主席の誕生日「太陽節」に際して行われるマスゲームに、今回もまた各地の高校生が動員された。

    北朝鮮の公式の説明によると、1961年9月19日に平壌のモランボン競技場で行われた「労働党時代」がマスゲームの元祖だとのこと。その規模は80年代からどんどん膨れ上がり、2002年の金日成氏生誕90周年の時には10万人規模の巨大マスゲーム「アリラン」が開かれるに至った。世界的に有名な北朝鮮の「お家芸」と言えよう。

    各自の負担は重いが…

    平安南道(ピョンアンナムド)の内部情報筋によると、今回のマスゲームの練習は3月末から始まったとのことだ。

  • 金正恩氏と「くまのプーさん」と「キティちゃん」の“意外な関係”

    北朝鮮の公式ウェブサイトのひとつである「今日の朝鮮」は4月10日、金正恩氏が「ハローキティ」や「くまのプーさん」などの海外キャラクターに愛着があるとする内容の記事を掲載した。

    同サイトは、「“キティ靴下”と“プー靴下”」というタイトルの記事で、金正恩氏が、2012年7月に平壌靴下工場を現地視察した際のエピソードを紹介した。

    「プーについて説明しなさい」

    正恩氏は、新製品をサンプル室を見回りながら、「美しい柄の靴下」に大いに満足しながら、現場の技術者と次のような会話を交わした。

  • 北朝鮮の「喜び組」に新証言…韓国テレビ「最高指導層の夜の奉仕は木蘭組」

    日本や韓国では北朝鮮の「喜び組(기쁨조=キップンジョ)」は、金日成一家を中心とする最高指導層に奉仕する組織として知られており、とくに性的な奉仕をする集団というイメージがある。 【関連記事】将軍様の特別な遊戯「喜び組」の実体を解剖

    しかし、その実体は、最高指導者の身辺補佐をする女性たちの総称であるという新証言を韓国の放送局「チャンネルA」が明らかにした。

    特別管理対象の「木蘭組」とは?

    同放送によると、「喜び組」の女性たちは、マッサージ、スポーツ、公演などの専門分野に別れている。そして、最高指導層に性的な奉仕をする組織は「木蘭組(목란조=モンランジョ)」と呼ばれるという。

  • 金正恩氏が自分の“ヘンな写真”をせっせと公開するのはナゼなのか

    近年、北朝鮮のメディア情報戦略が巧妙さを増してきている。「ウリミンジョクキリ(わが民族同士)」など複数のウェブサイト上で記事、写真、動画などを駆使したり、国内の新聞で日本政府や韓国政府の秘密を暴露したりしながら、揺さぶりをかけてきているのだ。

    そこにはおそらく、金正恩氏の強いリーダーシップが作用している。根拠は次のふたつだ。

    ひとつは、軍事情報にかかわるものだ。

    「あり得ない」写真も

    朝鮮労働党機関紙・労働新聞は2月7日、金正恩第1書記が新型対艦ミサイルの試射を視察したことを伝える記事に添えて、8枚の写真を掲載。うち4枚に、ミサイルを発射する艦艇の姿が鮮明に写っている。

  • 金正恩センスの制服「ダサ過ぎ、人間の価値下げる」と北朝鮮の高校生

    4月1日から、北朝鮮の学校も新学年度を迎えている。朝鮮中央通信はこの日、「全国の大学、専門学校、高級・初級中学校、小学校で始業式に続いて初の授業が行われた」と報じた。
    北朝鮮の学生たちにとって、新学期の目玉は新しい制服だ。
    【画像】大学・専門学校、中学・高校、小学校の新しい制服

    北朝鮮の対外向け週刊紙、統一新報は2月、新しい制服のデザインを公開している。同紙によれば、新しい制服は政府機関や美術大学のコンペを経て選ばれたもので、金正恩氏が生産現場を視察するなど、いわば“肝いり”のデザインとなっている。

    着たら「人間の価値が下がる」ダサい制服とは

    ところが、当の学生たちの間で、その評判は芳しくない。
    (参考記事:北朝鮮イマドキ10代の「おしゃれ闘争」… 「国が配給する制服はダサくて恥ずかしい」

  • 北朝鮮イマドキ10代の「おしゃれ闘争」… 「国が配給する制服はダサくて恥ずかしい」

    先月、北朝鮮の海外向け週刊新聞「統一新報」が、北朝鮮の学生服のデザインとカラーが30年ぶりに変わったと伝えた。金正恩氏が学生達の制服についても気を配る「人民大衆に優しい指導者」というイメージを打ち出すためだ。

    20150222北朝鮮学生達の新制服北朝鮮当局は、こうした宣伝を通じて学生たちの忠誠心を育もうとしているが、そもそも北朝鮮の10代学生たちの学生服、そしてファッション事情は、どのようなものなのだろうか。

    「ルーズフィットはダメ」

    北朝鮮「イマドキ10代おしゃれ事情」を知るため、デイリーNKは昨年10月に脱北したリ・チョルフン君(10代仮名)に、話を聞いてみた。チョルフン君は、北朝鮮にいる時は、南浦(ナムポ)市の高級中学校に通っていた。

  • 暗殺、亡命、失脚…北朝鮮空軍「中東派兵」立役者たちの運命

    暗殺、亡命、失脚…北朝鮮空軍「中東派兵」立役者たちの運命

    朝鮮人民軍 海外戦記/中東編(8)

    エジプトと北朝鮮の友好関係は、連載の最初に述べたようにムバラク政権崩壊までは続いていく。だが、第4次中東戦争で北朝鮮のパイロットをエジプトに派兵させた総参謀長のシャーズィリーは、北朝鮮のパイロットたちを指揮した空軍司令官、ムバラクとは運命を別にした。

    【連載-1-】アラブ諸国に加勢しイスラエルと戦っていた北朝鮮空軍

     第4次中東戦争の後、北朝鮮を訪問したエジプトの軍事代表団と金日成(前列中央)
    第4次中東戦争の後、北朝鮮を訪問したエジプトの軍事代表団と金日成(前列中央)

    イスラエルに初めて敗北感を与えたシャーズィリーは、そのままいけば国民的英雄になれるはずだったが、戦争中からサーダート大統領と衝突し、戦後、1973年12月に駐イギリス大使に、続いて駐ポルトガル大使に左遷された。

  • 超極秘「花豚事業」にエロビデオ投入作戦…北朝鮮が発表した「韓国人スパイ」の陳述書(全文)

    北朝鮮は26日、「韓国人スパイ」とされる男性2人の逮捕を発表した。彼らの記者会見の様子を報じた、朝鮮中央通信の記事全文は次の通り。(小見出しは編集部)

    (参考記事:金正恩「侮辱マンガ」とエロビデオを北朝鮮に投入…「韓国人スパイ」が告白

    南朝鮮のかいらい情報院のスパイが反共和国偵察・謀略行為の犯罪の真相を自白

    【平壌3月26日発朝鮮中央通信】米国と南朝鮮のかいらい一味の操りの下で、反共和国偵察・謀略行為を強行して摘発、逮捕されたかいらい情報院のスパイとの国内外記者会見が26日、平壌の人民文化宮殿で行われた。

    国内の出版報道部門と総聯(朝鮮総聯)の記者、外信記者がこれに参加した。

    駐朝諸国外交代表と大使館員がオブザーバーとして参加した。

    潜伏スパイ

    記者会見に先立って行われた国家安全保衛部の幹部の発言によると、最近、共和国国家安全保衛部が現行犯として摘発、逮捕したかいらい情報院のスパイであるキム・グッキとチェ・チュンギルは、朝鮮の最高首脳部をどうにかしてみようと狂奔した極悪なテロリストである。

  • 北朝鮮「クズ鉄集め」にブチ切れた学生たちが向かった先は?

    北朝鮮では「鋼鉄電線を力強く支援しよう」というスローガンの下、毎年「クズ鉄集め」の運動が展開され、労働者や主婦はもちろん、小学生から大学生までが動員される。

    各自に課せられるノルマは極めて厳しい。そのせいで、一部の学生たちが“ある行動”に出ている。

    平安南道(ピョンアンアムド)のデイリーNKの内部情報筋は、厳しいクズ鉄集めについて次のように語った。

  • 北朝鮮「男は黙って覇気ヘア」逆らえば「無慈悲にバリカン虎刈り」

    「覇気ヘア」とは?

    「男子は、無条件に『覇気ヘア』にしなければなりません。」
    北朝鮮では理髪店に行くと、何も言わなくても勝手に覇気ヘアにされる。
    「覇気ヘア(ペギモリ)」とは、金正恩氏のあの特徴的なヘア・スタイルだ。【写真】覇気ヘアの金正恩氏
    庶民の間では「あの方(正恩氏)のヘアスタイル」とも言われている。
    (参考記事:金正恩氏の「ヘンな写真特集」を北朝鮮幹部が見ている
    (参考記事:【写真で振り返る】金正恩氏、年々高まる肥満度…髪型にも変化が

  • 北朝鮮の弾道ミサイル開発は空軍のエジプト派遣から始まった

    北朝鮮の弾道ミサイル開発は空軍のエジプト派遣から始まった

    朝鮮人民軍 海外戦記/中東編(7)

    北朝鮮は第4次中東戦争に参戦したことによる成果を、国連総会で得ることになった。

    国連は朝鮮戦争の最中である1950年10月に国連韓国統一復興委員会を設置していたが、北朝鮮は同委員会の存在を嫌い、その解体を繰り返し求めていた。

    1973年11月14日からの第28次国連総会第1委員会で、北朝鮮のオブザーバー参加の下に朝鮮半島問題が討議されると、社会主義国家や中東、アフリカ諸国などが北朝鮮を支持した。もちろん、エジプトとシリアの代表も北朝鮮の主張を強く支持した。

  • 第4次中東戦争が勃発、北朝鮮空軍とイスラエルF4戦闘機の死闘

    朝鮮人民軍 海外戦記/中東編(6)

    (関連記事:米軍機26機を撃墜した「北の戦闘機乗りたち」

    北朝鮮は、1973年5月17日に世界保健機関(WTO)に加盟。ニューヨークの国連本部とジュネーブの国連事務局に常駐オブザーバー代表部を設置する資格を得て、国連総会に参加する第一歩を踏み出した。

    同年9月5日、ニューヨークの国連本部に北朝鮮の常駐オブザーバー代表部が開設され、10月1日には国連総会に北朝鮮を招待することも決定された。北朝鮮は、やっと国連で韓国と渡り合える立場を構築したのである。北朝鮮がエジプトなどの第三世界の国々をどれだけ味方につけたかは、国連で分かることであった。
    (関連記事:北朝鮮空軍「エジプト極秘派兵」はイスラエルに見破られていた

    イスラエルの反撃

    第4次中東戦争が勃発したのはその直後であった。

  • 【画像】中国軍に制圧・連行される「北朝鮮脱走兵」

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    中国の兵士らに抱えられて連行される脱北兵士(中央の赤い丸)

    一方、もう1人の脱北兵士の行方などについては、詳しい情報はない。

    中朝国境地帯の中国側では最近、脱北兵士による強盗殺人が相次いで発生している。昨年末にも、吉林省延辺朝鮮族自治州の和龍県で脱北兵士が食べ物欲しさに老人4人を殺害する事件が起きたばかりだ。

    (参考記事:中国で「アダルトビデオチャット」を強いられる脱北女性たち

  • 独占入手!中国軍に制圧・連行される「北朝鮮脱走兵」の現場写真

    デイリーNKは22日、中国・丹東の情報筋を通じ、北朝鮮の平安北道新義州(シニジュ)市の黄金坪(ファングムピョン)から現地に脱北した北朝鮮の兵士2人のうち1人が、中国人民解放軍に拘束・連行される場面の写真を入手した。脱北兵士は国境警備隊の所属で、拘束された当時、銃などの武器を携帯していたとされる。【画像】中国軍に制圧・連行される「北朝鮮脱走兵」

    写真が撮られたのは、黄金坪とは国境を流れる鴨緑江の支流をはさんだ対岸にある中国側の村。兵士は中国人女性1人を人質に抵抗していたという。情報筋は、当時の様子について次のように話す。

    中国の兵士らに抱えられて連行される脱北兵士

    「脱北兵士は人質を引きずって建物の屋上に上がるなどして、騒ぎが大きくなった。しかし銃器などで武装した中国の公安と兵士ら100人が集結し、あっという間に制圧した」