ブログ

  • 北のミサイル潜水艦開発(中) 阻止に動いた日本

    ロシアから北朝鮮に「くず鉄」名目で輸入され、新型潜水艦の原型になった可能性が指摘されているゴルフ級弾道ミサイル潜水艦。その取引を日本のT社(本社=東京都杉並区)が仲介していた事実は1994年当時、日本のメディアでも大きく取り上げられた。きっかけとなったのは、米国の情報当局のリークを受けた米紙の報道である。

    kim_submarine02.jpg
    北朝鮮が保有する旧式のロメオ級潜水艦。セイル上に金正恩氏の姿が見える

    日本企業が北朝鮮と武器取引を行うことは、ココム(対共産圏輸出統制委員会)によって強く禁じられていた。しかし、それは自国からの輸出に限られ、仲介貿易に関する規定はなかった。一方、外国同士の武器取引の仲介を行うことは、外為法が禁じている。だがそれも、潜水艦が戦闘能力を備えている場合のことで、「くず鉄」なら違反にならない。

    そこで焦点となったのが、潜水艦からミサイル発射装置や動力装置が取り外されているか、ということだった。

  • 北のミサイル潜水艦開発(上)「日本企業」の影

    北朝鮮が弾道ミサイル潜水艦の開発を進めている、との観測が浮上している。日本ではほとんど報じられていないが、韓国メディアは盛んに取り上げている。

    弾道ミサイル潜水艦は核ミサイルを装備し、水中に潜んで敵国の深部をねらう。開発が事実なら、日米韓にとっては厄介な話だ。

    第一報は、「ワシントン・フリー・ビーコン」なる米国のニュースサイトからもたらされた。

    【関連記事】「北が弾道ミサイル潜水艦開発中」米メディア

    中国軍の動向などで、いくつもスクープを飛ばしている媒体だ。

  • 北朝鮮の厳しい冬「国の電気に頼れば凍死」

    「凍土」と呼ばれる北朝鮮の冬は厳しく、日本や韓国よりも早く訪れる。暖房設備も整っておらず、秋頃から本格的な「越冬」の準備のために大忙しになる。

    セントラルヒーティングが設備されている平壌中心街のアパート以外の地域では、冬を過ごすための必需品「薪」「石炭」を自前で入手しなければならない。

    しかし、北朝鮮の大部分が「はげ山」で「薪」に使える木の量も少なく、最近では植樹が行われてることから木を切ることもできない。

    「石炭」は、外貨を稼ぐために輸出するので国内市場では高値で売られる。また、天候が厳しくなれば価格も上昇する。仮に石炭を使用できても、一般住宅の換気設備が不十分で、死亡事故が起きるケースもある。

    冬を無事に過ごすことが、住民の大きな負担になっているが、北朝鮮当局は「越冬対策」に力を入れていない。

  • 北朝鮮ではブラジャーすらタブーだった?

    かつて、北朝鮮では女性がブラジャーをつけるのはタブーだったという。ところが、最近では若い女性を中心にブラジャーは一般的になり、さらに年配女性もつけはじめているという。北朝鮮女性の考え方を激変させた「ブラジャー」が北朝鮮をさらに変化させるのかもしれない。

    ブラジャーは「資本主義遊び人風」でタブー

    「90年代まで女性がブラジャーをつけるのは『資本主義遊び人風』と見られていた。ところが、2000年以後は外国製ブラジャーが北朝鮮の市場に流入し、また『韓流』の影響もあって30代女性を中心にブラジャーが着用されはじめた」

  • 北朝鮮で人気の賄賂は「牛肉」と「覚せい剤」

    北朝鮮ではお盆を迎え幹部を中心に高価なの「贈り物」を交わす文化が広がっている。 覚せい剤はもちろん屠殺が禁止されている牛も幹部に賄賂として上納されている。

    賄賂のやり取りは当たり前

    黄海南道(ファンヘナムド)のデイリーNKの内部情報筋は次のように伝える。

    「お盆が近付くと、幹部と新興富裕層が上部とのコネ作りに精を出す」

    「祝日に肉と金の入った封筒を一緒に渡すのが最近の最も豪華な『賄賂文化』だ」

    「幹部は市場での影響力を維持するために、祝日に家族サービスをするよりも人脈管理に投資をしている」

    「かつては『高い地位』が力の源泉だったが今では『金』だ」

  • 検証「日本人拉致問題」を振り返る

    北朝鮮による日本人拉致が白日の下にさらされたのは、今から12年前の2002年だ。

    訪朝した小泉純一郎元首相と故金正日国防委員長の間で行われた首脳会談で北朝鮮側は、「絶対認めないだろう」と思われていた「日本人拉致」を認めた。その後、一部の被害者家族が帰国したが、いまだに全面解決とは言いがたい状況が続いている。

    2014年に入ってから日朝交渉は再開され、解決に向けて少しずつ前進しはじめているが、予断は許さない。しかし、なぜ拉致問題は12年もかかって解決の道が見えないのか。そもそも、拉致事件は数十年間も置き去りにされてきた。

    「発生」から「発覚」に至るまで日本人拉致事件に対する日本社会の関心は極めて低かったのである。

    拉致問題の発生から発覚まで

    本稿では、日本社会において「拉致問題」がどう扱われ、どのように変遷してきたのかについて改めて振り返ってみたい。

  • 北朝鮮が差別表現でオバマ氏を罵倒する理由

    北朝鮮の憎悪表現、すなわちヘイトスピーチが激化している。

    5月2日、北朝鮮の国営メディア「朝鮮中央通信」は、オバマ米大統領に対する人種差別発言を掲載した。

    罵詈雑言をお家芸とする北朝鮮とはいえ、国営メディアが発信する内容にしてはあまりにもお粗末で醜悪なものだ。

    記事は「一労働者の声」という形をとっているが、全てがオバマ氏に向けての罵詈雑言であり、「誤解を招く表現」や「失言」のレベルではない。

    同性愛者も「標的」に

    引用するのも憚られるような酷い内容だが、北朝鮮の行いを告発する意味で、一部を要約して抜粋する。

  • 北朝鮮のテレビマンはつらいよ

    昨日の記事で「金慶喜(キム・ギョンヒ)が北朝鮮の公式メディアから削除されたことが判明した」と書いたが、この件について続報が出た。

    北朝鮮情報をモニタリングしているラヂオプレスによると今月11日に、金慶喜氏の映像が放映されていたことが新たに分かったという。

    では、なぜ金慶喜氏の登場場面が削除されるような事態が起こったのだろうか。実は、削除された映像の対象は金慶喜氏ではなく、文京徳(ムン・キョンドク)だったというのがラヂオプレスの見方だ。

  • 【動画】金正恩氏の誕生日を祝うデニス・ロッドマン

    金正恩第1書記の誕生日を祝うため、米プロバスケトボールNBAの元スター選手であるデニス・ロッドマン氏が北朝鮮を訪問。平壌体育館で8日、ロッドマン氏が率いるNBAの元選手らと北朝鮮の選手たちの交流試合が行われた。

    異例のサプライズ演出

    金正恩氏と李雪主(リ・ソルチュ)夫人が観戦した。試合に先立って、ロッドマン氏は「Happy Birthday to You」を歌い正恩氏の誕生日を祝った。

  • 北朝鮮「女性の裸体映像を視聴したら厳重に処罰する」

    北朝鮮で、金正恩氏の夫人である李雪主(リ・ソルチュ)氏も所属していた「銀河水管弦楽団」が、わいせつ映像を制作して、流布したことが理由に解散させられたという噂が流れている。

    こうした中、北朝鮮当局は韓国と中国の映像ソフトを視聴することに対して、厳重な処罰を下すという布告文を各地域に伝えたという。デイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。

    淫乱物を見れば強制労働

    咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋は次のように述べる。

  • 北朝鮮の化学兵器の生みの親は、京大出身の化学者

    最近、シリアのアサド政権軍が民間人に対して化学兵器を使用したとの疑惑が高まっている。その中で、北朝鮮とシリアの生物化学兵器のつながりについて指摘する声が上がっている。

    北朝鮮は1960年代から非対称戦力である核兵器と化学兵器を開発し、強力な生物化学兵器を配備していると言われている。脱北者と専門家は、化学兵器と関連する技術を大量に蓄積している北朝鮮が、外貨稼ぎのためにシリアに関連技術を提供したのではないかと証言する。

    北朝鮮の平城(ピョンソン)理科大学で生命科学を専攻し、生物化学兵器開発に関与した経験を持つ北韓戦略情報サービスセンターのイ・ユンゴル代表は11日、デイリーNKに次のように語っている。

  • 美貌の女性の歯を抜いて…崔龍海の極悪性スキャンダル

    北朝鮮では、異常極まりない性的スキャンダルを起こした当事者が、権力ナンバーワンとして登場するのが現実である。北朝鮮権力層の道徳的水準の低さを表しているといえる。
    【人気記事】金正恩氏が反応「過激アンダーウェア」の美女モデル写真

    朴槿恵大統領は13日、青瓦台(大統領府)の主席秘書官会議で、尹昶重(ユン・チャンジュン)前大統領府報道官がセクハラ疑惑で更迭された問題と関連し、国民に謝罪した。朴大統領の就任後初の国民向け謝罪であり、青瓦台が同事件を極めて重大なものとして認識していることがうかがわれる。青瓦台としては3度目の不祥事である。

    美貌の女性を「性の玩具」に

    北朝鮮では、高位幹部や有名人の性的スキャンダルのことを「浮華(ブファ)事件」と呼ぶ。通常、男性が女性を妾として同居させたり、不特定の女性と姦通事件を起こした際に使われる。
    【人気記事】コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

  • 【動画:単独入手】 北朝鮮で「生計型売春」が増加

    北朝鮮で「生計型売春」が増加している。映像を単独入手した。北朝鮮の売春斡旋現場が、映像で公開されるのは初めてだ。【動画】北朝鮮、性売買斡旋現場

    背景には、金正恩時代に入って経済難が深刻化し、扶養家族がいる数多くの女性が売春せざるをえない北朝鮮の実情があった。

    映像には、両江道恵山駅広場で売春を斡旋する女性と撮影者のやり取りが収録されている。

    斡旋者と撮影者は宿泊の有無、売春女性の容姿などについて話し価格を交渉する。撮影者の売春に関する質問に、斡旋者は「(女性を)同伴する宿泊は50元(中国人民元)で、回数は関係ない」と話した。

    撮影者が「高すぎる」と返すと、斡旋者は「いったん一緒に宿泊した後、回数を確認する方法がないじゃないですか」と答えた。

    50中国人民元は北朝鮮ウォンで6万ウォン程度であり、現在米10kgを購入できる。

    【動画】北朝鮮、性売買斡旋現場

  • 北朝鮮、ウラン鉱山近辺で深刻な放射能汚染

    北朝鮮が核開発を続けてきた結果、関係部門の主要幹部をはじめ数千名の労働者が放射能汚染を受けているとされる。特にウラン鉱山で働く労働者の平均寿命がその他の地域に比べ著しく短く、放射能汚染による奇形児出産も多発していると消息筋は伝えた。

    黄海北道の消息筋は15日、デイリーNKに「黄海北道平山のウラン鉱山で働く労働者は、放射能汚染により短命であることが多い。同鉱山の労働者だけでなく党秘書などの子が奇形で生まれることもある」と伝えた。

    放射能汚染によって「タコのように寝るしかない」

    消息筋によれば、黄海北道平山郡には原子力総局が運営する大規模ウラン鉱山(1級企業所)があり、3000名余りが鉱山労働者として従事している。彼らのほとんどが放射能の被害を受けている。

  • 睡眠妨害、電気拷問、殴打…体験者が語る中国当局の拷問実態

    長期拘束の金永煥氏インタビュー

    中国遼寧省丹東市の国家安全局に拘束されていた当時、拷問と過酷行為を受けた韓国の人権活動家、金永煥(キム・ヨンファン)北朝鮮民主化ネットワーク研究委員は31日、デイリーNKとのインタビューで「今回の中国の私に対する拷問問題により、北朝鮮の人権問題が埋もれてはいけないし、北朝鮮の状況と並列的に解釈してはいけない」と語った。

    金研究員は3月29日、中国・大連での脱北者支援会合に参加していたところ、中国当局により国家安全危害罪の容疑で逮捕された。114日間にわたる拘束期間中、様々な拷問を受けた。

    しかし、この日のインタビューでは、「私の受けた拷問は一般的にはひどいものだったが、北朝鮮のそれと比べた場合、最悪だったとは言い難い」とも語った。

    6日間にわたった睡眠妨害

    これは自身の問題が焦点となり、北朝鮮の問題が素通りされることを懸念した発言と言える。その一方、中国の人権問題改善も重視する立場から、彼は自身の体験について、淡々とした口調で語った。

  • 将軍様も敵わない北朝鮮の酒飲み「警察も検事も飲酒運転」

    韓国は、日本同様に酒に対して寛容な社会だった。酔って騒いでもさほど問題にならなかったが、最近は様子が変わりつつある。忠清北道警察庁は2010年、酔って暴れたりする者を「酒暴」と名付け、取り締まりキャンペーンを繰り広げたことをきっかけに、酒の上での暴力などに対する社会的視線が厳しくなった。また、飲酒運転についてはかなり前から厳しい。

    酒飲みは北朝鮮を滅ぼす

    一方の北朝鮮では、酒を飲んで騒いだりすることを「酒風」(スルプン)と呼び、当局は取り締まりや教育を繰り返している。酒を飲むことは、「社会主義的生活気風」に反し、国や社会を崩壊に至らしめるというのだ。

  • 北朝鮮、故金正日氏追悼期間中に飲酒した軍幹部を迫撃砲で処刑

    北朝鮮の金正恩第1書記が、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の高級幹部14人を迫撃砲で処刑したとの情報が伝えられた。故金正日氏の追悼期間中に飲酒をしたり、女性スキャンダルを起こしたことが、金正恩氏の逆鱗に触れたためと思われる。

    酒と女性スキャンダルで処刑

    韓国の与党セヌリ党のユン・サンヒョン議員は、国内外の情報機関からの情報として、金正恩氏は政府、軍、党の幹部の行動を調査した後、1月に人民武力部のキム・チョル副部長を「飲酒、遊興」の容疑で銃殺した。それ以外にも軍の総参謀部の副総参謀長、軍団長など14人が、酒と女性スキャンダルで処刑された。

    金正恩氏は、今年に入って31回も軍関連の公開活動を行うなど、軍に格別の愛情を注いでいる。訪問先では、兵士と肩を組み写真を撮るなどの「ふれあい」も行なうほどだ。不安定な体勢の状況を軍の結束を高めることで突破しようという意図があるものと思われる。それと同時に、恐怖心を植え付ける目的があったものと思われる。

    また、権力の世襲に対する批判を抑えつける目的があると思われる。父・金正日氏より恐ろしいと思わせるために、迫撃砲が使われた可能性がある。また、当局は金正恩氏を「砲兵術に長けた人物」と宣伝していることとも関係があるだろう。

    損傷した遺体を見て心臓発作

    金正日氏が使っていた残忍な処刑方法とは次のようなものだ。

  • 労働新聞に記載されていた金正恩氏の実母「高ヨンヒ」

    次の写真は、1972年12月30日付の朝鮮労働党の機関紙労働新聞である。この年の10月に金正日は中央委員会に選任されている。「朝鮮民主主義人民共和国 中央人民委員会」で発令された政令の一番上にはこう書いてある。

    勲章をもらった金正恩氏の実母「高ヨンヒ」

    「芸術人たちに朝鮮民主主義人民共和国功勲俳優の称号を与える」

  • 「北朝鮮で自殺誘導目的の性拷問を受けた」米人権運動家

    2009年12月に北朝鮮に不法入国し、43日後に解放されたロバート・パク氏が、当時北朝鮮当局から受けた残虐な拷問について語った。

    これまで彼は、「ひどい性的虐待を受けた」という証言はしたものの、北側の具体的な拷問手法については口を閉ざしていた。

    性器をこん棒で

    パク氏は聯合ニュース英語版を通じて8日、「(当時)数名の北朝鮮女性が私を自殺に追い込もうとあらゆる方法を行使した」として、次のように説明した。

  • 金正恩氏、最新型の携帯電波探知機の導入を指示

    韓国の対北朝鮮放送、北韓改革放送は8日、金正恩氏の指示により、中朝国境地帯で最新の携帯電話の電波探知器が導入されたと報じた。

    同放送は、「密貿易と脱北が最も多い恵山(ヘサン)、会寧(フェリョン)、穏城(オンソン)などで、最新の携帯電話の電波探知器が導入された。(北朝鮮当局は)内部情報の漏えいや、脱北者の増加が体制維持に深刻な危機を及ぼすと判断し、対処に躍起になっている」とも報じた。

    既存のロシア製の電波探知機は、探知距離が5キロ程度だったが、新たに導入したドイツ製と中国製は、10キロ離れたところの電波が探知できる。

    また、「固定式探知機以外にも、北朝鮮製ジープの『更生』に載せる携帯用も最新型に交換した。この結果、中国キャリアの携帯電話で通話をしていた住民10人が逮捕された」と説明した。

    しかし、「住民は新機材の導入で当分は騒々しくなるが、今までと同じように時間が経てば大丈夫だろうと楽観している」と特派員は伝えた。

  • 北朝鮮で強制労働させられる子どもたち…王様どころか奴隷

    北朝鮮で農作業が始まる5月、子ども達は「田植え戦闘」にかり出され、苦しい1ヶ月を過ごさなければならない。

    北朝鮮で、青少年は春に30日、夏に30日、秋に45日間、農村支援に動員される。この期間、学生たちは学校にも行かずに家族から離れて、協同農場で農作業をしなければならない。中学校3学年から大学を卒業するまでだ。

    春の主な作業はトウモロコシや稲苗床作り、肥料まき、田植えなど、成人と同じように朝9時から夕方5、6時ぐらいまで農作業をする。

    ヒルに噛まれながらの辛い農作業

    また、学校、学級、個人別にノルマが割当てられる、達成できなかった場合、他の単位(グループ)が埋め合わせをするなど仕事量がより増える。

    【関連記事】北朝鮮で児童への性犯罪が深刻…「表面化していないだけ」

  • キリスト教を弾圧した金日成も手術前には祈っていた

    脱北者達は、金日成と金正日が「クリスチャン」の家系だった事を韓国入国後にはじめて知る。またクリスチャンだった彼らが何故キリスト教が伝わることを恐れたのかも知るという。

    北朝鮮・平壌(ピョンヤン)の師範大(日本の教育大学)教授で、38年間在職し92年に脱北し韓国へ入国したキム・ヒョンシク(73才)米エール大客員教授は、金正日の祖父母(金日成の父母)である金亨稷(キム・ヒョンジク)と康盤石(カン・バンソク)が敬虔なキリスト教信者だったと話した。

    徹底した首領偶像化と外部からの情報が絶たれている中、大部分の北朝鮮住民はこの事実を知らない。

    敬虔なクリスチャン

    「北朝鮮にいた時はまったく知らなかったが、韓国に来て金日成一家が敬虔なクリスチャンの家系だったことを知った」と話すのは脱北者のヒョン・ミギョン氏(47才女性)だ。

  • キリスト教を弾圧した金日成も手術前には祈っていた

    脱北者達は、金日成と金正日が「クリスチャン」の家系だった事を韓国入国後にはじめて知る。またクリスチャンだった彼らが何故キリスト教が伝わることを恐れたのかも知るという。

    北朝鮮・平壌(ピョンヤン)の師範大(日本の教育大学)教授で、38年間在職し92年に脱北し韓国へ入国したキム・ヒョンシク(73才)米エール大客員教授は、金正日の祖父母(金日成の父母)である金亨稷(キム・ヒョンジク)と康盤石(カン・バンソク)が敬虔なキリスト教信者だったと話した。

    徹底した首領偶像化と外部からの情報が絶たれている中、大部分の北朝鮮住民はこの事実を知らない。

    敬虔なクリスチャン

    「北朝鮮にいた時はまったく知らなかったが、韓国に来て金日成一家が敬虔なクリスチャンの家系だったことを知った」と話すのは脱北者のヒョン・ミギョン氏(47才女性)だ。

  • 北朝鮮、脱北者拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も

    韓国ソウルにある「北朝鮮人権情報センター」傘下の「北朝鮮人権記録保存所」は、脱北者約1万3000人を調査。26日に発表された調査結果で、北朝鮮内の拘禁施設の総計が約480ヶ所に及ぶことが明らかになった。
    内訳は、「拘留場」と「労働鍛練隊」が210ヶ所、「教化所」が23ヶ所、「教養所」が5ヶ所、「集結所」が27ヶ所、「政治犯収容所」が6ヶ所だ。

    性器の中まで…

    資料によると、拘禁施設に収監された住民たちは暴力や強制労働に苦しめられているという。とりわけ女性の場合は、性的虐待を受ける場合もあり、深刻な人権弾圧が行われている。
    (関連記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

    北朝鮮人権記録保存所は、「北朝鮮は拘禁施設を通じた住民統制の名目で、裁判なしに収監し強制労働を課している。拘禁施設では、無報酬の強制労働をさせられている反面、犯罪者の量刑も賄賂に左右されるなど、拝金主義が横行しているようだ」と指摘した。

    穏城郡(オンソングン)の保衛部に受容された経験のある脱北者は「調査時には、保衛員が直接来て恫喝され、暴力によって足の爪が抜かれた」と暴力実態を明らかにした。
    【関連記事】美貌の女性の歯を抜いて…崔龍海の極悪性スキャンダル

  • 【写真】北朝鮮の国民的美少女・洪英姫と映画「花を売る乙女」

    1962年から1996年まで34年間にわたり朝鮮総連によって発刊されてきた「朝鮮画報」という北朝鮮を紹介する写真グラフ誌がある。北朝鮮公式の雑誌であり、伝える中身は100%プロパガンダだ。

    しかし、1970年代初期までの「朝鮮画報」は100%が北朝鮮賛美ではあるものの、故金日成氏の個人崇拝の色合いも薄く、生の北朝鮮事情をかいま見ることが出来る数少ない貴重な資料だ。ちなみに金正日氏が朝鮮画報に登場するのは1982年以降である。その「朝鮮画報」の1972年11月号を紹介する。

    表紙を飾るのは映画「花を売る乙女」でヒロイン「コップニ」を演じた当時16才の洪英姫(ホン・ヨンフィ)。

  • 北朝鮮で禁じられた占いが大流行する背景

    北朝鮮の社会主義憲法は、信教の自由について次のように定めている。

    公民は信仰の自由を持つ。この権利は、宗教の建物を建てたり、宗教儀式をなどを行うことを許容することで保証される。宗教を外国勢力を引き入れたり国家社会秩序を害するのに利用できない。

    自由の部分よりも、制限の方に力点が置かれていることがわかる。

    北朝鮮は、建国前から「すべての宗教は迷信とも同じで、それを信じる者は階級意識が麻痺し、革命の意欲がなくなる一種のアヘン」と規定している。また、社会科学出版社の政治辞典は、宗教について「自然および社会的力が人々を支配すると人々の頭の中に間違って反映された意識の形態」と説明している。

    国際社会の目を意識したのか、1990年代からは書籍から宗教に関する否定的な記述を削除するようになったが、国内での宗教活動は厳しく禁じられている状況に変わりはない。

    しかし、取り締まりを避けつつ、病気の治療を行ったり、運勢を占ったりする行為は行われていた。より広く広まったのは、人々の生活が困窮を極め、政府への期待が消え去った1990年代中盤以降だ。

    宗教は、発覚すれば処刑や収容所送りなどの厳罰に処せられる一方で、占いは軽い処罰で済まされるため、心理的抵抗感が低い。革命の重要な担い手であるはずの幹部も、占い師を訪ね、自分の運勢を占ってもらう。バレたら「運命も知ってこそ開拓できる」「神は信じているが、朝鮮の神だ」などと苦しい言い訳をする。

    朝鮮のみならず、どの文化圏にも迷信が存在する。それが人々の生活を縛り付けたり、犯罪に走らせたりするなど、迷信や宗教の否定的な側面があることは事実だ。

    (参考記事:北朝鮮人民を震え上がらせた連続猟奇殺人鬼パク・ミョンシク

    その一方で、宗教や迷信などは、人々の心の慰めにもなっている。

    北朝鮮で占いが流行る理由について、脱北者たちは、最高指導者に対する絶対的な信頼が崩れたことを、最大の原因だと口を合わせる。生活は苦しく、指導者、党、国も頼りにならないから、占い師を訪ねるのだという。医療システムの機能低下や、海外からの情報が制限されていることも一因だ。

    「息子が熱が出したので小児科病院に行ったが、医者に診せたら『キシン(鬼神、幽霊の意)病だ』と、有名な占い師を紹介してくれた」(ある脱北者の証言)

    北朝鮮の人々は、家族の誰かが病気になったり、商売を始めたりするとき、墓を作る場所を探すときなどに、占い師を訪ねる。何か起きればとりあえず占ってもらうという人もいる。

    両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)出身の脱北者、ヤンさんは、占いについて、苦しい生活の中で一息つくようなものだとして、このように説明した。

    「食べていくだけでも大変なのに、コメ5キロを持って占い師を訪ねるのは、たとえ言葉だけであっても、希望を見たいからだ。占いの全部が当たっていないとしても、『こうやればいいことが起きる』と言われるだけで、勇気が出る」

    当局は、占いの取り締まり、思想教育に躍起になっている。最高学府の金日成総合大学の講師に、政治講演会で「占いは非社会主義的行為」という内容の講演をさせている。

    (参考記事:北朝鮮の占い師「次の権力者は張成沢氏」

    また、迷信を否定するストーリーの「城隍堂」(ソンファンダン、お堂)という演劇を上演したりしている。

    苦しい生活の中でも、城隍堂に豚肉、酒などお供えを欠かさない信心深い女性が、地主に騙されそうになるが、「この世に幽霊などいない、自分の運命を決めるのは、(幽霊や先祖ではなく)自分自身だ」という青年の言葉を聞き、城隍堂を打ち壊すというのが、劇のあらすじだ。

    ところが、今の北朝鮮の人々は、心の中に、城隍堂を再建しているのだ。