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  • 金正恩が見せた「殺人者の顔」写真に戦慄した北朝鮮国民

    北朝鮮の金正恩総書記は今月8日~11日に開かれた朝鮮労働党中央委員会第8期第2回総会で、経済指導部門が立案した政策を厳しく批判。わずか1カ月前に就任したばかりの党経済部長を交代させた。

    金正恩氏の怒りの激しさは、国営メディアが流した映像にも表れた。朝鮮中央テレビは、壇上で発言中の金正恩氏が厳しい表情で何か(誰か)を指さし、何らかの指摘を行っている場面を流した。指をさされたのが人間だったら、生きた心地がしなかっただろう。金正恩氏は以前、行事の途中で居眠りした軍人たちの写真を撮らせて置き、粛清した前例があるからだ。

    また、金正恩氏が叔父の張成沢(チャン・ソンテク)元党行政部長を処刑し、さらには異母兄の金正男(キム・ジョンナム)氏を殺害した時には、国営テレビに映った「凶悪な顔」が国民の間で話題になった。(参考記事:【写真】金正男殺害の直後「凶悪な表情」の正恩氏に北朝鮮国民が戦慄

    張成沢氏の処刑は国内メディアで公表した上で行われたが、金正男氏の暗殺については当初、大多数の北朝鮮国民はまったく知らなかった。それでも、事情を知るごくわずかな人の間では「あれこそ殺人者の顔だ」との声が上がり、テレビで金正恩氏のただならぬ表情を見ただけの人々も、「何かとてつもなく悪いことが起きているのではないか」と震え上がったという。

    金正恩氏は、父の故・金正日総書記と比べ表情の豊かな指導者だ。金正恩氏はむっつりと無表情な印象が強く、笑顔もあまり見せなかった。それに対し金正恩氏は、破顔大笑しているように見える場面が少なくなく、衆目の前で涙を浮かべることもある。

    だが、父親と金正恩氏とで最も異なるのは、やはり「怒り」の表情だと思われる。金正日氏の場合、怒りの強さを表情からうかがうのは難しかった。しかし金正恩氏は、怒っていることが表情からわかるだけでなく、自分の怒りがどれほど激しいかをアピールするような映像や写真が少なくない。(参考記事:【動画】金正恩氏、スッポン工場で「処刑前」の現地指導】

    この差は、メディアや情報に対する認識の違いから来ているものと思われる。旧ソ連を筆頭に、旧社会主義圏は徹底して秘密主義を取った。敵に情報を与えず、戦略立案を妨害するためだ。そしてその時代には、インターネットも携帯電話もなく、小指の爪ほどの大きさのチップにギガバイト単位の情報を記録する技術もなかった。情報の統制は、今よりはるかに簡単だったから、「敵に知らせれに済むことは、知られないようにしよう」という選択が可能だった。

    しかし今は、情報の統制がはるかに難しくなった。隠しているつもりの情報が、実は相手に知られていた、というケースはいくらでもある。そのため現代の指導者である金正恩氏は、父に比べ「隠すこと」に無頓着になったのではないか。

    だが現代においても、ポーカーフェイスの利点はなくなったわけではない。金正恩氏も年齢を重ねるにつれ、表情を隠すようになるかもしれない。

  • 山に消えた女囚…北朝鮮「陸の孤島」で起きた鬼畜行為

    山に消えた女囚…北朝鮮「陸の孤島」で起きた鬼畜行為

    北朝鮮における人権侵害事例の調査とアーカイブ化を行っている韓国のNGO、北朝鮮人権情報センター(NKDB)によると、確認できただけで北朝鮮には23ヶ所の教化所(刑務所)が存在する。その資料には記載されていないが、北部山間地の慈江道(チャガンド)の城干(ソンガン)郡には、道内唯一の6号教化所(刑務所)がある。

    そこの所長以下の全職員が、昨年11月末から12月にかけて交代させられたと、現地のデイリーNKの内部情報筋が伝えた。情報筋は、その正確な数はわからないが、600人と推測している。

    抵抗され殺害し…

    情報筋によれば、この措置の背景にはひどい人権侵害にあるという。

  • 飢えた北朝鮮の一家が「最後の晩餐」で究極の選択

    北朝鮮北部の貿易都市、両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)では昨年8月と11月、市の封鎖令(ロックダウン)が下された。3週間にわたって外出や物資の移動が禁じられたが、食糧の備蓄などその準備をする時間がほとんど与えられず、飢えを伴うステイホームを強いられた。

    韓国デイリーNKはその様子について、ある恵山市民の証言を得ている。

    兵士に襲われ…

    封鎖は、国家が新型コロナウイルス流入防止のため国境を封鎖したにもかかわらず、違法な越境が絶えないとの理由で実施された。しかし、国家が命じた無茶な封鎖令は、コロナ以上に住民を苦しめた。

  • 「禁断の音楽」聴きまくった北朝鮮男性を公開処刑

    北朝鮮の金正恩党委員長は5日から行われている朝鮮労働党第8回大会での報告で、「社会生活のあらゆる側面で北朝鮮独自の革命的生活様式を確立し、非社会主義的な要素を完全に排除する」よう呼び掛けた。

    非社会主義とは、北朝鮮が「社会主義に似つかわしくない」と考えるすべての要素を指す。金正恩氏の呼びかけで、そうした要素に対する取り締まりはいっそう激しくなるだろう。

    また、12月4日の最高人民会議常任委員会第14期第12回総会では、「反動的思想・文化排撃法」が採択されている。主に韓流と海外のラジオ放送にターゲットを絞って取り締まりを強化するためのものだ。

    施行当初は人々に法を広く知らしめ、恐怖を植え付ける目的で、違反者を公開処刑するのが北朝鮮の常套手段だが、実は同法の成立前に犠牲者が出ている。

    (参考記事:『愛の不時着』見たら公開処刑も…北朝鮮「韓流新法」の中身

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の司法機関の幹部の話として、RFAを愛聴していた船長が公開処刑されたと報じた。船長は「耳に心地よい音楽」――つまり、北朝鮮では「禁断」とされている韓国や欧米の音楽の虜になっていたということだ。

    (参考記事:女性芸能人たちを「失禁」させた金正恩氏の残酷ショー

    金正恩政権の外貨稼ぎを担っている中央党(朝鮮労働党中央委員会)39号室は、傘下に数多くの貿易会社、銀行、企業を抱えているが、咸鏡北道の清津(チョンジン)には水産事業所がある。水産物は主に中国に輸出される、外貨の源泉だ。

    50代の男性、チェさんは、この水産事業所に所属する船長で、50隻もの漁船を所有する「船主」と呼ばれるトンジュ(金主、新興富裕層)だった。日本式に言い換えれば「網元」と言ったところだろう。30代から船長を務めていた彼は、漁に出るたびに、若い乗組員と共にRFAの番組を愛聴していた。

    現地の別の住民によると、チェさんは兵役で軍にいるときからRFAを愛聴していた。軍で働いている間にRFAにハマる人は多いようで、今年6月には平壌の人民武力省庁舎で勤務する通信中隊の女性分隊長が、RFAを聞いていたことが発覚し、逮捕されている。

    (参考記事:バレたら一巻の終わり…北朝鮮の女性兵士が葬られた「禁断のラジオ」

    チェさんは、絶大な権力を誇る39号室所属ということもあってか、安心しきっていたようだ。ことが表沙汰になりそうになったとしても、もみ消すだけのカネとコネを持っていたであろうことも想像に難くない。

    しかし普段の行いの悪さが、チェさんを破滅に追い込んでしまった。現地住民によると、他の漁師をバカにするなど傲慢な態度で評判が悪く、恨みを抱いた何者かに密告され、咸鏡北道保衛局に逮捕されてしまった。

    取り調べでチェさんは、海外ニュースと「耳に心地よい音楽」に魅了され、RFAを聞き続けたを自白した。保衛局は、この件を「反党行為で、体制転覆を試みたもの」と見なし、教養(懲役刑)で済ませるレベルを超えていると判断。今年10月に市内の外貨稼ぎ水産事業所の船長、責任者ら100人を集めた上で、彼を公開銃殺した。

    また、彼の船の操業を認めた地元の党委員会、行政当局、保安機関の幹部に対して、解任、撤職(更迭)、除隊などの処分を下した。

    RFAや韓国のKBSを聞いていたのはチェさんだけではなく、漁師の間では海に出るたびに海外からのラジオ放送を聞くのは当たり前のように行われてきた。海外のニュースや音楽のみならず、漁の安全に欠かせない正確な気象情報を伝えてくれるという理由もある。今回の公開銃殺の目的は、大物船主と言えどもラジオを聞けば殺されると恐怖心を植え付けることにあると、情報筋は説明した。

    (参考記事:北朝鮮漁民「韓国ラジオが命綱」…北の天気予報を信じたら「死あるのみ」

    北朝鮮国民が海外から放送されるラジオをどれほど聞いているのかは不明だが、RFAの名前はよく知られているようだ。2018年に韓国にやってきた脱北者は、RFAの取材に、「思想教養(政治学習)の時間に『RFAを聞くな』と言われるが、そうしてその存在を知ってしまう人がほとんどで、条件さえ揃えば聞こうとする」と答えた。

    (参考記事:北朝鮮庶民の好奇心をあおる「視聴禁止映画リスト」

    なお39号室は、10月末から集中的な検閲(監査)を受け、国の許可なしに密輸を行い、利益を一部を着服していた副室長が銃殺されている。今回のチェ船長の公開処刑とほぼ同時期だが、2つの事件に関連があるのかは不明だ。

    (参考記事:「その場は凍り付いた」金正恩 ”集金マシーン” 党幹部を銃殺

  • 女性少尉を性上納でボロボロに…金正恩「赤い貴族」のやりたい放題

    北朝鮮には厳格な身分制度のあることが知られている。頂点に位置するのは金正恩党委員長をはじめ、彼の祖父・金日成主席に連なる一族だ。その次に身分の高いのは、金日成氏とともに抗日パルチザン活動を行っていた人々とその子孫である。その特権的な地位から、「赤い貴族」などと揶揄されたりする。(参考記事:【徹底解説】北朝鮮の身分制度「出身成分」「社会成分」「階層」

    そんな「貴族階級」に属する呉鉄山(オ・チョルサン)氏も、金日成氏の護衛を担当する護衛総局の局長を務めた父親の呉白龍(オ・ベクリョン)氏の七光りで、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)海軍司令部の政治委員の座まで登りつめた。

    色黒の女性を

    生まれながら特権を持ち、傍若無人な振る舞いをする者もいるが、呉鉄山氏もそんな一人だった。デイリーNKの内部情報筋が、彼の犯した犯罪の詳細を語った。

  • 「気絶、失禁する人が続出」北朝鮮、軍人虐殺の生々しい場面

    国連安全保障理事会は11日、北朝鮮の人権状況について非公開会合で討議。参加国に日本を加えた8カ国で声明を発表し、新型コロナウイルスと関連して北朝鮮で処刑が増加していることに憂慮を表明した。

    この声明を受け、金正恩党委員長が怒り心頭に発したであろうことは想像に難くない。何しろ金正恩氏は10月10日の朝鮮労働党創建75周年を記念して行われた閲兵式(軍事パレード)での演説で、涙さえ見せながら、自国の防疫体制の完璧さを誇ったのだから。

    しかし今のところ、北朝鮮はこの声明に何の反応も見せていない。このところ北朝鮮は、人権侵害に対する国際社会からの非難に取り合わないようになってきている。今回も「スルー」を決め込んだのだろうか。その可能性はある。だがもしかしたら、自慢の防疫体制を人権侵害と結びつけられたことに当惑したのではないだろうか。

    容赦なく処刑

    北朝鮮で行われた新型コロナ関連の処刑とは、どのようなものか。例えば、韓国紙・東亜日報の記者で脱北者でもあるチュ・ソンハ氏は、自身のブログで次のような事例を伝えている。

  • 「禁断の味」我慢できず食べた北朝鮮男性を処刑

    北朝鮮で「牛」は生産手段扱いとなり、国家財産だ。個人の牛の所有、屠畜、販売を禁じられ、違反者は単なる経済犯ではなく政治犯扱いとなる。1990年代の大飢饉「苦難の行軍」のころには、牛を食べて処刑された人がいたが、その後は懲役刑で済まされるようになっていた。

    また「禁断の味」を楽しむために牛肉が裏取引されたり、ワイロとして使われたりもしていたが、近年は以前ほど取り締まりが厳しくなくなっていた。しかしここへきて、食糧難に耐えられず牛を盗んで食べた男性が摘発され、処刑される出来事が起きた。
    (参考記事:美女2人は「ある物」を盗み公開処刑でズタズタにされた

    大量の骨が

    咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋にによると、穏城(オンソン)郡の豊渓里(プンゲリ)にある協同農場で先月、飼育していた牛が忽然と姿を消した。

  • 北朝鮮社会が震撼「医大の性奴隷」事件で死屍累々

    北朝鮮医学界の最高峰、平壌医科大学を震撼させた集団性暴力事件。エリート学生の性奴隷にされ、自ら命を絶った被害女子学生の母親は、不正行為の通報制度である信訴を使い、捜査と加害者に対する処罰を求め続けた。

    しかし、その切実な訴えは無視され続けた。長い闘いの末、訴えがようやく取り上げられ、加害者は処刑、信訴を握りつぶしていた責任者やその家族ら60人が首都・平壌から追放される処分を受けた。まさに死屍累々の展開である。

    (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

    処分はそれにとどまらず、さらに上層部に及んだ。その様子を、デイリーNKの高位情報筋が伝えた。

  • 金正恩が処刑…平壌医大「性的虐待」鬼畜グループと、ある母親の戦い

    北朝鮮の首都・平壌にある平壌医科大学。朝鮮が日本の植民地支配下にあった1929年に設立された平壌医学専門学校が前身で、北朝鮮建国直前の1948年9月に大学として設立された。2010年には最高学府の金日成総合大学の医学部に改変されたが、2019年に再び独立、北朝鮮医学界の最高峰としてそびえたっている。

    この平壌医大が突如として批判の矢面に立たされた。

    国営の朝鮮中央通信は、今月15日に開催された朝鮮労働党中央委員会(中央党)第7期第20回政治局拡大会議で、金正恩党委員長は、平壌医科大学で「重大な形態の犯罪行為」があったとして、厳しく批判したと報じた。

    会議では、重大な形態の犯罪行為を働いた平壌医科大学の党委員会とこれに対する党の指導と申告の処理、法的監視と統制を強化しなかったので犯罪を庇護(ひご)、黙認、助長させた党中央委員会の当該部署、司法・検察、安全・保衛機関の無責任感と激甚な職務怠慢行為に対して辛辣(しんらつ)に批判された。(朝鮮中央通信)

    (参考記事:「反党・反社会主義を根絶せよ」金正恩氏主宰で党政治局会議

    報道は、その犯罪行為について明らかにしていない。平安南道(ピョンアンナムド)のある幹部が、米政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)に語ったのは、入試に関する不正だ。

    北朝鮮の大学は現在、コネとカネがなければ入学が困難な状況となっているが、中でも平壌医大は入学が極めて困難な上に、医師免許の取得、卒業後は各地の病院幹部への道が約束されていることもあって卒業も難しく、在学生は学内の朝鮮労働党委員会と教授に日常的にワイロを納めることを強いられてきた。

    (参考記事:エリート養成校をめぐり札束が飛び交う北朝鮮の「汚受験」

    そんな平壌医大出身の若い医師が配属された病院では、患者が死亡する医療事故が続発。その中に幹部やトンジュ(金主、新興富裕層)の家族も少なくなく、中央に信訴(不正行為の告発)が寄せられた。

    金正恩氏の批判は、この信訴を受けた調査に基づくものと思われる。ただ、彼が批判した不正行為は、裏口入学やワイロのやり取りなどという、ありふれたレベルのものではなかった。以下は、平壌のデイリーNK内部情報筋が語った話を再構成したものだ。

    平壌医大の2年生から4年制の男子学生4人は、同級生の複数の女子学生に対して「性上納」を要求するなど性的虐待を続けてきた。そして、被害者のひとりだった女子学生が今年8月、自ら命を絶った。

    (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

    女子学生の母親は、学内の党委員会に男子学生の処罰を求めた。ところが、党委員会はいっさい動こうとしなかった。母親は業を煮やし、大学のある平壌市中区域の安全部(警察署)に信訴を行った。訴状を送ったが、いくら待っても回答はなかった。

    母親は結局、中央党に直接信訴の手紙を届けることを決心した。コロナで入市が統制されている平壌に潜り込み、中央党第2受付窓口に手紙を提出した。平壌在住の親戚の家に泊まり込み、回答を待ったがこちらも何の気配もない。

    信訴は、北朝鮮国民が、権力による不正行為の被害者となった場合に訴えることができる、法的根拠に基づいた制度だが、訴えが握りつぶされたり、加害者から逆襲されたりすることもある。

    (参考記事:「訴えた被害者が処罰される」やっぱり北朝鮮はヤバい国

    しびれを切らした母親は、再び第2受付窓口を訪ねた。信訴の手紙を受け取った信訴請願課の職員は、母親が鬼気迫る勢いで娘の受けた犯罪行為について語る様子を見て、深刻な非社会主義行為(風紀紊乱行為)が助長、黙認され、信訴の手紙が内部でもみ消されたと判断。党の最強機関である組織指導部の趙甬元(チョ・ヨンウォン)第1副部長の人脈をたどり、訴えを上部に報告した。

    報告を受けた金正恩氏は、平壌医大の党委員会に対し組織指導部が集中検閲(監査)を行うよう指示した。

    まず、加害学生4人は、中央党幹部の息子で、初級中学校に通っていた10年前、市内の平川(ピョンチョン)区域で女性に売春をさせていた事件の主犯であったことが明らかになった。情報筋が「あの有名な」と言及していることから、北朝鮮ではかなり知られた事件のようだ。この事件の詳細は不明だが、親たちが保安署(警察署、現安全部)に圧力をかけ、4人を釈放させたことで、有耶無耶になったようだ。

    10年前といえば、2009年11月に行われた貨幣改革(デノミネーション)が大失敗に終わり、国中が大混乱に陥っていたころだ。生きていくために売春を行う女性が急増したと言われている。近年に入っても大規模な組織売春が摘発されている。

    (参考記事:金正恩が処刑「女子大生クラブ」の背後に芸能人育成の闇

    検閲の結果、事件の原因である平壌医大の男子学生4人は今月10日、平壌市郊外の三石(サムソク)区域で、住民が見守る中で公開銃殺された。中央党幹部である親たちの処遇について、情報筋は言及していない。

    (参考記事:女性芸能人らを「失禁」させた金正恩の残酷ショー

    処罰はこれだけでは終わらなかった。

    平壌医大の党委員会の幹部7人は、慈江道(チャガンド)の時中(シジュン)鉱山または狼林(ランリム)伐木事業所に追放された。信訴をもみ消した安全部のイルクン5人と、10年前の事件担当者は、黄海北道(ファンヘブクト)麟山(リンサン)郡の農場に追放(革命化)された。また、10年前の事件当時の保安署(警察署、現安全部)の幹部も責任を問われ、追放の処分を受けた。いずれも家族もろともで、追放者は60人にのぼる。

    追放されても、平壌に呼び戻してもらえることもあれば、一生を山奥で過ごすことになる可能性もある。また、教化所(刑務所)や管理所(政治犯収容所)送りなど、さらに厳しい処分が下されることもある。

    (参考記事:男たちは真夜中に一家を襲った…北朝鮮の「収容所送り」はこうして行われる

    大学に対する党的指導を怠ったとの理由で、党科学教育部に対しても思想検討が行われ、問題ありと見なされた幹部が更迭された。また、被害学生の母親の信訴を無視し、党に対する人民の信頼を天秤にかけたとの理由で、党信訴請願課の第1副部長など幹部4人も更迭される予定とのことだ。

    さらには、新型コロナウイルス対策の非常防疫作業が行われている中で、加害学生がタクシーを乗り回し、全国で不健全な行為を行っていたことを見逃していた、首都防衛司令部と保衛部(秘密警察)の10号哨所(検問所)の担当者も、処罰の対象となる。

    さて、今回の事件の首謀者である平壌医大の男子学生4人だが、今月10日に、平壌市郊外の三石(サムソク)区域で、住民が見守る中で公開銃殺された。中央党幹部である親たちの処遇について、情報筋は言及していない。

    党上層部では、同様の事件が他の地方でも起きていないとは断定できないとして、全国の党組織、教育機関、司法機関に対する集中的な思想検討と総和(総括)を行うよう指示を下した。

    今回の大々的な摘発について、平壌市民は肯定的な反応を見せている。

    「幹部の家に生まれ、良い暮らしをしていた連中が、それ相応の罰を受けた」
    「親が幹部なら子どもも幹部であるかのように振る舞う連中を、党がスッキリと処罰してくれればいい」
    「普段から愛人をはべらし、社会を非社会主義風に染めた幹部はすべて銃殺すべきだ」

    ただ、今回の取り締まりも一過性のものに終わるだろう。トランスペアレンシー・インターナショナルが毎年発表している腐敗認識指数で、北朝鮮は対象となった179の国、地域の中で172位。最下位だった2016年以前よりは改善しているが、国家組織全体が不正行為に侵されていることを考えると、摘発キャンペーン、公開銃殺、収容所送りなどでビビらせるくらいで、根絶できるものではない。

    (参考記事:北朝鮮税関80人、巨額の不正蓄財摘発で一部は収容所送り

    悩みのある人の相談先
    ・こころの健康相談統一ダイヤル
    0570-064-556
    よりそいホットライン
    0120-279-338(フリーダイヤル・無料)
    いのちの電話
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    0120-783-556(フリーダイヤル、IP電話からは03-6634-7830)

  • 金正恩「女子大生クラブ」主要メンバー6人を公開処刑

    金正恩「女子大生クラブ」主要メンバー6人を公開処刑

    北朝鮮で売春は違法だ。刑法249条「売淫罪」では「売淫行為を行った者は1年以下の労働鍛錬刑に処す。前項の罪状が重い者には5年以下の労働教化刑に処す」とされている。

    また、行政罰を定めた行政処罰法220条「売淫行為」は「売淫行為を行ったり、それを助長、仲介、場所を提供した者には罰金または3ヶ月以下の労働教養処分とする」としている。

    これは、1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」のころ、生きていくために売春を行う女性が増えたことに対処するために、2004年の法改正のときに新設されたものだが、その後も売春の摘発事例は枚挙に暇がない。

    「家族風呂」で

    今年7月には、首都・平壌の総合レジャー施設で組織的な売春を行っていたグループが摘発された。北朝鮮の首都・平壌の司法機関の幹部が、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に事件の詳細を語った。

  • 【画像②】水着姿の「衝撃写真」

    (参考記事:【画像①】美人タレントの「衝撃写真」

    1980年代、韓国当局が最前線の北朝鮮兵士に亡命を促すため散布したビラ
    1980年代、韓国当局が最前線の北朝鮮兵士に亡命を促すため散布したビラ
  • 【画像①】美人タレント

    1980年代、韓国当局が最前線の北朝鮮兵士に亡命を促すため散布したビラ
    1980年代、韓国当局が最前線の北朝鮮兵士に亡命を促すため散布したビラ
  • 野犬に襲われ無残にも…北朝鮮「21歳女性兵士」の悲劇

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)の咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋が、清津(チョンジン)市郊外に駐屯する高射銃部隊で兵役についていた21歳の女性兵士の非業の死について伝えている。

    黄海北道(ファンヘブクト)の農村出身のこの兵士は、部隊に配属された5年前から副業小隊で勤務し続けてきた。この「副業」とは、部隊で消費する食糧を生産することを指す。

    徘徊していた野犬に

    朝鮮人民軍は慢性的な食糧不足に悩まされており、それを解消するために副業地と呼ばれる農地を所有、兵士たちに食べさせる農作物を生産している。

  • 金正恩「死亡映像」を見て涙した北朝鮮国民の胸の内

    4月下旬、20日間にわたり公開の場に姿を現さなかった北朝鮮の金正恩党委員長を巡り、各国のメディアで「死亡説」や「重体説」が飛び交う中、ネット上では同氏が「死亡した」とする映像が出回った。

    (参考記事:【動画あり】金正恩「死亡映像」が北朝鮮で拡散…当局厳戒、国民も緊張

    これを見た中国滞在の北朝鮮国民の一部で不安が広がり、中には涙を流す人さえいたと、デイリーNKの情報筋が伝えている。

    「我々はどうすれば…」

    情報筋によれば、映像はメッセンジャーアプリを通じて在中朝鮮人の間に急速に拡散したという。特に、貿易関係者や事業家たちは、北朝鮮当局の監視の行き届かない中国キャリアのスマートフォンを使っていることから、彼らが拡散を媒介したもようだ。

  • 金属工業部門で生産能力の拡張に力を集中

    【平壌2月21日発朝鮮中央通信】金属工業部門で鉄鋼材生産能力の拡張に力を入れている。

    金属工業省責任部員のリ・ジョンミン氏は、増している人民経済の鉄鋼材需要に即して今年に金属工場の生産能力拡張に力量を集中するようになると述べ、次のように語った。

    現在、金策製鉄連合企業所(咸鏡北道)と黄海製鉄連合企業所(黄海北道)で省エネ型酸素熱法溶鉱炉をうち建て、大型酸素分離機を設置する工事が行われている。

    この工事が終われば、鉄鋼材生産の能力が従来より2倍以上増えるようになる。

    生産の能力が増えるのに応じて原料と燃料を十分に保障するための活動も伴わせている。---

  • 新品種の温室キュウリを育種

    【平壌2月21日発朝鮮中央通信】近年、朝鮮では増している人民のニーズを満たすために各地に多くの野菜温室を建設して温室野菜栽培を奨励している。

    農業研究院平壌野菜科学研究所ではこれに即して新品種の温室キュウリを育種した。

    同研究所では、春、秋の栽培に適合する温室キュウリを新たに育種するための研究を深めて温度適応幅が広く、実がよくなり、おいしくて栄養価の高い新品種の温室キュウリを育種した。

    品種の遺伝的特性を最大限に発現させ、合理的な栽培技術を確立して温室類型と作物栽培の時期に応じて収穫を高める上で提起される技術的問題も解決した。

    新品種の温室キュウリとその栽培技術を導入した各温室農場では、株当たり実の数も多く、収穫の期間が長いので収量を上げている。---

  • 人気を博している写真陶磁器工芸品

    【平壌2月21日発朝鮮中央通信】新しい形式の工芸品として出現した写真陶磁器工芸品が朝鮮人民の間で人気を博している。

    写真陶磁器工芸品は、家族写真や結婚、誕生日をはじめ生活の意義ある各契機に撮った人物写真を伝統的な陶磁器に形象化したものである。

    繊細で独特な工芸技術で人物の写真を陶磁器にカラーで形象化した花瓶と卓上装飾品などは好評を得ている。

    このような工芸品は、万寿台創作社の陶磁器創作団でつくったものである。

    創作団では、写真を追憶の中に長く保管したがる人々のニーズに即して利用の価値がありながらも芸術性の高い生活用工芸品を作り出して人民を喜ばせている。

    関係者によると、工芸品に形象化された人物写真は数百年が経っても変色や脱色が全くない。

    そのほかにも、バラとヒマワリを形象化した陶磁器工芸品をはじめ朝鮮人民の思想・感情と情緒、嗜好と趣味に合う新しくて特色のある陶磁器工芸品を多く創作している。

    新年から写真陶磁器工芸品が発売されている万寿台創作社の美術品商店には陶磁器製品に多様な記念写真を形象化してくれることを注文する人々が引き続き訪れている。---

  • 全社会的に、大衆挙げて繰り広げられているリサイクリング活動

    【平壌2月20日発朝鮮中央通信】最近、全社会的に、大衆挙げて廃棄物・廃品と遊休資材をリサイクルするための活動が力強く繰り広げられている。

    人民経済の各部門では廃棄物、廃品の選別および回収、保管、処理などに対する管理システムを立てて効果的に利用している。

    各火力発電所では、これまで捨てていた白色フライアッシュを持って断熱れんがを生産して経済的実利を得ており、少なからぬ工場、企業、炭鉱、鉱山でも生産の過程に出る廃ガスと廃熱、ずり、廃樹脂、カレットをはじめとする廃棄物、廃品をリサイクルする工程を確立した。

    順川製靴工場(平安南道)では、設備を改造して年間数十トンの古ゴムを生産に利用できるようになったばかりでなく、樹脂所要量の80%も遊休資材で解決している。

    平壌日用品工場、平壌シャーペン工場をはじめとする日用品工場では使い道がないので捨てられていた廃樹脂をリサイクルした。

    咸興建材工場(咸鏡南道)では、ほかの単位で出る産業廃棄物と都市廃物をリサイクルして多量の原料と燃油などを節約し、千数百トンのセメントを生産した。

    各道・市・郡では、買い付けシステムを正しく立て、遊休資材を集めて当該の単位に送っている。---

  • 衛生宣伝活動をいっそう強化

    【平壌2月20日発朝鮮中央通信】新型コロナウイルス感染症の拡大を徹底的に防止するための活動が強化されている中、全国各地ではこの活動の重要性と病気の症状、治療、予防対策などに関する解説宣伝活動がより活発に繰り広げられている。

    中央では、まだ朝鮮で感染者が発生しなかった状況の下で人々が緊張を緩めることが絶対に現れないように人々を覚醒(かくせい)させ、病気にかかれば適時に対応するようにするために多くの衛生宣伝資料をつくって各単位に配布して利用するようにしている。

    保健医療機関はもちろん、人々が多く集まる所に衛生宣伝視覚板を掲示したし、住民地区の診療所と病院の戸担当医は毎日、病気の検査に先立って衛生宣伝活動を実質的に行っている。

    宣伝カーが当該の場所に移動配置されて集中的な衛生宣伝を行っており、バスと地下鉄、路面電車など大衆交通運輸手段を利用する人々にいろいろな方法で衛生常識を知らせている。

    新型コロナウイルスの危険性と拡大ルート、感染症の症状と診断、予防治療関連の新しい資料を適時に収集、分析、総合して報道出版物を通じて人々に宣伝する活動も積極的に行われている。---

  • 継ぎ目のない線路区間が増える

    【平壌2月19日発朝鮮中央通信】国の鉄道を近代化するための事業の一環として継ぎ目のない線路区間を引き続き増やしている。

    鉄道省部員のチャン・ウォンサン氏によると、朝鮮で初めて塩州(平安北道)―内中(同)間に継ぎ目のない線路敷設工事が完工した以降現在まで多くの成果が収められた。

    固定式レール突き合わせ溶接機と移動式レール突き合わせ溶接車を技術的にいっそう完備する一方、線路のコンクリート枕木化が進められて全国的に数千キロの線路が継ぎ目のない線路に転換された。

    その結果、車輪の衝撃による線路と車両の破損と騒音を減らし、継ぎ目板、継ぎ目ボルトの生産に消費されていた鋼材を節約しながらも線路の強度と列車の走行安全性がより高まった。

    今年には6の区間で継ぎ目のない線路敷設工事が推進される。---

  • 朝鮮人民の食生活に広く利用されてきたキジ

    【平壌2月19日発朝鮮中央通信】朝鮮では古くからキジに関連する成句、ことわざ、歌謡が伝わっている。

    代表的に「キジを焼いて食った跡(跡形も残さぬことのたとえ)」「キジの代わりにニワトリ(似た物で間に合わせることのたとえ)」「キジも食べ、その卵も食べる(一石二鳥)」「カトゥリ(雌キジ)打令(タリョン)」が挙げられる。

    キジは、朝鮮人民の生活、特に食生活と多く関連してきた。

    朝鮮人民は、食生活文化を発展させながら栄養分が豊富で薬理的効果の大きいキジ肉を利用してそば、饅頭(まんじゅう)、焼き物などいろいろな料理をつくって食べた。

    伝統的な旧正月の料理であるトック(朝鮮風の雑煮)もキジ肉を入れて沸かしてこそ似合うと言われてきた。

    最近、キジ肉の料理の中でキジ湯が公共サービス単位、家庭でニーズが多く、好んで食べる料理となっている。

    料理専門家によると、キジ湯はほかのキジ肉料理に比べて栄養価が高いので屈指の健康食品だという。

    キジ肉の独特な風味が濃く感じられるキジ湯は、保養のための料理としては最適である。---

  • 高熱の患者をそのまま火葬…「新型コロナ」北朝鮮で疑念広がる

    北朝鮮の平壌で今月15日、高熱の症状を示していた男性が死亡した。当局は急遽対策に乗り出したと、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

    平壌市党(朝鮮労働党の平壌市委員会)では、15日午前の生活総和(総括)を行っていたが、その真っ最中に死者発生の話が伝えられた。

    死亡したのは、市内の大同江(テドンガン)区域紋興二洞(ムヌンイドン)に住む40代のオさんだ。2018年に中東のカタールに建設労働者として派遣されたが、先月中旬に中国を経由して帰国した後、今月に入ってから高熱の症状が出て、15日に亡くなったと伝えられている。

    国連安全保障理事会は北朝鮮に対する制裁として、加盟国に昨年12月22日までの送還を義務付けており、カタールは2018年6月に安保理に提出した制裁履行報告書に「カタールで働くほとんどの北朝鮮国籍者は雇用主とも調整を経て送還された」と記載していたが、実際は最近まで残っていたようだ。

    男性死亡の情報が伝えられて10分も経たないうちに、平壌市党は生活総和を中止して緊急非常防疫会議を招集し、大同江区域の緊急防疫指揮部の人員も参加させた上で、対策を討議した。

    防疫体制が脆弱な北朝鮮、それも首都・北朝鮮で感染が広がれば、体制を揺るがしかねない一大事となる。

    (参考記事:「あと15日しかもたない」金正恩、新型肺炎で体制崩壊の危機

    亡くなったオさんの自宅、マンションの階段とエレベーターの消毒、500人にのぼるマンション住民の隔離、そして、今後1週間、毎日体温チェックを行い、緊急防疫指揮部に報告することなのの指示が伝達された。

  • 高熱の死者をそのまま火葬…「新型コロナか」北朝鮮で疑念広がる

    北朝鮮の平壌で今月15日、高熱の症状を示していた男性が死亡した。当局は急遽対策に乗り出したと、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

    平壌市党(朝鮮労働党の平壌市委員会)では、15日午前の生活総和(総括)を行っていたが、その真っ最中に死者発生の話が伝えられた。

    死亡したのは、市内の大同江(テドンガン)区域紋興二洞(ムヌンイドン)に住む40代のオさんだ。2018年に中東のカタールに建設労働者として派遣されたが、先月中旬に中国を経由して帰国した後、今月に入ってから高熱の症状が出て、15日に亡くなったと伝えられている。

    国連安全保障理事会は北朝鮮に対する制裁として、加盟国に昨年12月22日までの送還を義務付けており、カタールは2018年6月に安保理に提出した制裁履行報告書に「カタールで働くほとんどの北朝鮮国籍者は雇用主とも調整を経て送還された」と記載していたが、実際は最近まで残っていたようだ。

    (参考記事:制裁で帰国の北朝鮮労働者、借金取りとのトラブル続出

    男性死亡の情報が伝えられて10分も経たないうちに、平壌市党は生活総和を中止して緊急非常防疫会議を招集し、大同江区域の緊急防疫指揮部の人員も参加させた上で、対策を討議した。

    防疫体制が脆弱な北朝鮮、それも首都・北朝鮮で感染が広がれば、体制を揺るがしかねない一大事となる。

    (参考記事:「あと15日しかもたない」金正恩、新型肺炎で体制崩壊の危機

    亡くなったオさんの自宅、マンションの階段とエレベーターの消毒、500人にのぼるマンション住民の隔離、そして、今後1週間、毎日体温チェックを行い、緊急防疫指揮部に報告することなのの指示が伝達された。

    市民の間では「オさんは新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなったのではないか」との噂が経っているが、北朝鮮当局は18日午後の時点で、国内での感染者についての正式な発表は行っていない。

    情報筋によると、亡くなったオさんの遺体は病院に運ばれ、解剖が行われた結果、急性肺炎で死亡したとの結論が出された。平壌市党が緊急会議を開き、マンションの消毒を行いつつも、新型コロナウイルスの感染者発生を認めない姿勢に対して市民からは「ありえない」との反応が出ている。つまり、情報の隠蔽を図っていると思われているということだ。

    (参考記事:新型ウイルス情報を流出…北朝鮮「拷問部隊」に逮捕された女性らの運命

    また、遺体は家族の同意を得ないままに火葬された。平壌では、高熱の症状を示した3人が先月から今月にかけて死亡したが、うち1人についてはオさん同様に家族の同意を得ないまま火葬されている。噂を抑え込むための措置と思われるが、当局が正確な情報を出さないため、市民の疑心暗鬼は深まるばかりだ。

    (参考記事:新型ウイルス、北朝鮮で「3人死亡・18人感染」の情報

    一方、非常防疫会議では、平壌市内の水道水の衛生状態についての案件も討議された。郊外の三石(サムソク)区域と龍城(リョンソン)区域の4つの地域で、水道から泥水が出る事態となっている。住民は、泥水を放置し、泥を沈殿させてから飲用している。

    これについて会議では、水を飲用に使うには100度以上の沸騰を徹底させることと、上下水道事業所と防疫所の職員を動員し、5日間にわたって水道管の消毒とメンテナンスを行うことが指示された。

    情報筋によると、地域の病院には患者が殺到し、いずれも腸チフスとの診断を受けているが、地域住民は「冬の水道水に(チフス)菌は住めない」として、別の病気を疑っている。ちなみに腸チフスは、冬でも発生し、日本では感染症法に基づき、医師が保健所への報告が義務付けられている感染症だ。

    平壌近郊の、平安南道(ピョンアンナムド)の山間部やその南にある黄海北道(ファンヘブクト)の遂安(スアン)、新渓(シンゲ)、谷山(コクサン)は、極端に貧しく、これまでの歴史で一度も上水道の恩恵を受けたことがないほどだ。地域によっては、水汲みの往復8キロものの道のりを行き来することになる。しかも、確保できるのは汚染された水だけだ。平壌よりさらに衛生状態が悪いことは言うまでもない。

  • 漁郎川第4号発電所の複数の重要建設が終了

    【平壌2月18日発朝鮮中央通信】咸鏡北道で階段式に建設する漁郎川発電所の第4号発電所の複数の重要建設が成功裏に終了した。

    現在まで工事量が膨大なチャンポダムと発電所従業員の住宅と公共施設の建設が完了した。

    また、数千メートルに及ぶ水路トンネルと発電室の工事、圧力鉄管路の設置、発電機の試運転準備が終わった。---

  • 全国青年同盟活動家の白頭山地区革命戦跡地参観行軍隊が白頭山密営の生家を訪問、鯉明水地区を参観

    【三池淵2月18日発朝鮮中央通信】白頭山地区の革命戦跡地参観行軍に参加している全国青年同盟活動家が18日、白頭山密営の生家を訪れた。

    小白水谷に入った参観者は、不世出の偉人たちの姿を描いたモザイク壁画に花籠を献じてあいさつした。

    司令部の丸太小屋を訪れた彼らは、金日成主席が1930年代後半期から同所を朝鮮革命の策源地に定めて反日民族解放闘争を一大高揚へと導いた業績を体得した。

    白頭山密営の生家で金正日総書記の革命的生涯と業績に関する解説を受けながら事績物を見て回った。

    これに先立って全国青年同盟活動家は、鯉明水革命史跡地と青峰、乾滄の両宿営地をはじめとする抗日の戦域を参観した。---

  • 実利ある敷地節約型温室

    【平壌2月17日発朝鮮中央通信】平壌歯科衛生用品工場が、建物の屋上に温室を作り野菜を栽培して従業員の食生活の向上に寄与している。---