カテゴリー: 北朝鮮

  • 制裁に苦しむ北朝鮮で「覚せい剤密輸」が再び始まった

    中国は、昨年11月に国連安保理で採択された対北朝鮮制裁決議2321号の規定に基づき、今年2月に北朝鮮産の石炭の輸入を停止する措置を取った。制裁で定められた年間輸入量の上限に達したからだ。

    輸出ができなくなり、大ダメージを受けた北朝鮮の炭鉱、貿易会社など石炭産業に従事する人々は、来年1月の輸出再開を指折り数えて待っていた。ところが国連安保理は今月5日、北朝鮮産石炭の輸出を全面的に禁止する内容を含む、制裁決議2371号を全会一致で採択した。これで、輸出再開は絶望的になった。

    そんな彼らが苦境打開のアイテムとして持ち出したのが覚せい剤だ。

  • 北朝鮮の高速道路で「金正恩氏の愛車」に道を譲らないとどうなるか

    北朝鮮の金正恩党委員長は大の車好きとして知られ、エピソードも少なからず漏れ伝わっている。

    本欄でも少し前に、高速道路で正恩氏の愛車を追い越してしまった朝鮮人民軍(北朝鮮軍)師団長の悲惨な運命についての話を紹介した。

    ほかにも、普通の人と同じトイレを使うことのできない正恩氏が、専用車にトイレの代用品を乗せているとの話も伝わっている。

    (参考記事:金正恩氏が一般人と同じトイレを使えない訳 )

    今回、紹介するのも、正恩氏と軍との間のエピソードである。

  • 兵士の月給はたった9円…金正恩氏の「腹ペコ軍隊」は餓死寸前

    朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士たちが裏ビジネスで小金を稼いでいるという。北朝鮮では金正日総書記の時代から、すべてにおいて軍事を優先するという「先軍政治」をスローガンに掲げてきたが、金正恩時代に入って、北朝鮮軍が弱体化していることが背景にある。

    「ミンチ」にして処刑

    北朝鮮軍の総兵力は120万人とされており、韓国軍(66万人)と在韓米軍(2万5千人)の合計よりも圧倒的に多い。人口2,500万人と言われる北朝鮮で、120万人の兵力を養うのは国家的にも相当な負担だ。

  • 北朝鮮の留学生が怯える「恐怖の夏休み」…家族と生き別れの例も

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、北朝鮮当局が最近、中国の大学に通う自国の留学生全員に対して帰国命令を下した。これはよくあることで、北朝鮮の学生にとっては忘れたころに巡ってくる「恐怖」と言える。

    中国の対北朝鮮情報筋によると、帰国命令が下されたのは夏休みの始まった7月中旬のことだ。留学生も親も不安に苛まれつつ、帰国準備を急いだという。それは、帰国したら二度と大学に復帰できない留学生が少なくないからだ。大学を中退させられるだけではなく、収容所に送られ、家族と生き別れになる可能性すらあるということだ。

    血の粛清も

    脱北者のイさんによると、帰国命令は思想検討のためだという。

  • 金正恩氏の「高級ベンツ」を追い越した北朝鮮軍人の悲惨な末路

    金正恩氏の「高級ベンツ」を追い越した北朝鮮軍人の悲惨な末路

    朝鮮労働党機関紙・労働新聞は昨年7月11日、「深い夜、朝早くから訪ねて来られ」と題した記事を掲載した。正恩氏が2013年9月、当時建設が進められていたレジャー施設「紋繍(ムンス)ウォーターパーク」の工事現場を早朝や深夜に前触れもなく訪れ、仰天する担当者たちとともに、細部まで見て回ったとする内容である。

    「ミンチ」にして処刑

    この記事に書かれていたわけではないが、筆者は、金正恩氏が自ら愛車をドライブし、工事現場に向かったものと考える。実際、正恩氏が愛車のベンツを自分で運転しているとの話は、「金正日の料理人」として知られる藤本健二氏から、テレビ番組で共演した際に直接聞いたことがある。

    ほかにも、普通の人と同じトイレを使うことのできない正恩氏が、専用車にトイレの代用品を乗せているとの話も伝わっている。

    2010年初め、黄海南道(ファンヘナムド)に駐屯する朝鮮人民軍(北朝鮮軍)第4軍団のある師団長の専用車が、軍総政治局の会議に参加するため平壌に向かっていた。

  • 「ミサイル発射、もういいかげん疲れた」漏れてきた北朝鮮国民のホンネ

    北朝鮮は、ミサイル発射実験や核実験を行うたびに、その成功を喜ぶ自国民の姿を、国営メディアを通じて全世界に配信している。だが、それはすべて演出されたものだ。

    世界でも例を見ないほどの情報統制を敷き、国民が海外からの情報にアクセスできないようにしている北朝鮮だが、普通の人々の感覚は驚くほどわれわれと近い。

    (参考記事:「いま米軍が撃てば金正恩たちは全滅するのに」北朝鮮庶民のキツい本音

    理不尽な虐殺

    先月28日のミサイル発射実験を受けて、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、「もういい加減に疲れた」とする北朝鮮の人々の生の声を伝えた。そこには疲労と不安が強くにじみ出ている。

  • 実はミサイルより「ドロボー」で忙しい金正恩氏の「腹ペコ軍隊」

    中朝国境地帯の中国側では、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士による窃盗、強盗が相次いでいる。兵士たちはろくに食料の供給を受けられず、空腹に耐えかねて国境を越えてくるのだ。中国当局は警備を強化しているが、犯罪の発生を防ぎきれずにいるようだ。

    不良兵士がマフィア化か

    そんな現状を受けて、地域住民は自警団を結成して対応している。

  • 北朝鮮の「無理難題」で宙に浮く中朝経済プロジェクト

    中国の丹東と北朝鮮の新義州(シニジュ)を結ぶ新鴨緑江大橋。総工費22億2000万元を中国政府が負担し、2014年10月に完成した。老朽化した従来の鴨緑江大橋に取って代わるはずだったが、今に至るまで開通していない。橋と北朝鮮本土を結ぶ道路や、北朝鮮税関の施設が未整備のままだからだ。

    北朝鮮事情に精通したデイリーNKの中国情報筋によると、ある中国人が3億元(約49億4200万円)を投資して、この連絡道路を建設することになったと、北朝鮮の貿易関係者が噂しているという。

    しかし、今のところ工事が始まる様子はない。

  • 金正恩氏に追い詰められ死を選んだ、ある一家の悲劇

    国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は先週、複数の脱北者が雲南省で中国当局に逮捕されたと発表した。一方、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、韓国を目指して移動中だった脱北者一家が雲南省で中国公安当局に逮捕された後、自ら命を絶ったと報じた。状況からして、これらは同一の事案だと思われる。

    中国・遼寧省の朝鮮族情報筋によると、この脱北者一家は父母と息子1人、娘2人の5人家族だ。今月初めに国境を流れる川を渡って脱北し、吉林省延辺朝鮮族自治州延吉に向かった。そして他の脱北者家族と合流し、17人で第3国(ラオス)を目指して移動していた途中、雲南省昆明で公安当局に逮捕された。

    【人気記事】コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

    一家5人は何故、どのようにして命を絶ったのか。

  • 北朝鮮「拉致組」が潜む「魔のホテル」で行われていること

    北朝鮮の国家保衛省(秘密警察)が、脱北者を強制的に連れ戻すために、中朝国境都市のホテルに陣取って作戦を遂行している状況がデイリーNKの取材により明らかになった。

    北朝鮮の金正恩党委員長は昨年、「反共和国(北朝鮮)謀略勢力を、手段と方法を問わずに捕らえよ」との指示を出した。これを受けて、国家保衛省(秘密警察)、偵察総局、人民保安省(警察庁)などは、脱北者家族の懐柔から強硬手段までを動員し、脱北者の連れ戻しに躍起になっている。

    (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「アダルトビデオチャット」強制出演の暗い過去

    とくに注目されるのが、各省の選抜メンバーで作られた「拉致組」が、中朝国境地帯の中国側で脱北者の拘束に乗り出しているとの情報である。

  • 「彼らは私を繰り返しレイプし殺人の片棒をかつがせた」北朝鮮女性の告白

    北朝鮮と中国の国境地帯、いわゆる中朝国境の中国側では、たびたび北朝鮮人が絡んだ凶悪事件が発生している。

    こうした中、中国朝鮮族の牧師が殺害された事件に北朝鮮の秘密警察、国家保衛省(以下、保衛省)が絡んでいるという証言が出てきた。

    相手をしゃぶり尽くす

    昨年4月30日、中国吉林省長白朝鮮族自治県の鴨緑江のほとりにある長白教会の韓忠烈(ハン・チュンニョル)牧師が、何者かに殺害される事件が発生した。

  • 脱北者10万人以上を「処刑場送り」にしてきた中国政府

    中国政府が、脱北者の北朝鮮への強制送還を続行する意思を改めて示したと、米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が伝えている。

    VOAによれば、中国外務省の陸慷報道局長は24日の定例記者会見で、国連のトマス・オヘア・キンタナ北朝鮮人権特別報告者が強制送還の中断を求めたことに対し、脱北者は保護すべき難民ではなく不法越境者であるとの見解を示した。

    拷問が横行

    陸氏はまた、中国政府は脱北者問題を国内法と国際法、そして人道主義の原則に基づいて適切に処理してきた、と説明したという。

  • 北朝鮮国民の75%、収入のすべてを「市場での商売」で得る

    北朝鮮国民の10人中7人が、ほぼすべての家計収入を市場での活動から得ているとの調査結果が発表された。

    米国の戦略国際問題研究所(CSIS)は、特別研究プロジェクト「ビヨンド・パラレル」(38度線を越えて)の一環として、北朝鮮国民36人に対面でアンケート調査を行った。

    国営企業は給料払わず

    その結果、72%にあたる26人が、ほぼすべての家計収入を市場での活動で得ていると答えた。また、75%以上の収入を市場から得ている人は36人中35人に達した。残りの1人も収入の半分から7割を市場で得ていると答えた。つまり、国営企業や国の機関から得られる給料、配給で生活を維持している人は皆無ということだ。

  • 北朝鮮の新型潜水艦は、いずれ海上自衛隊が沈めることになる

    北朝鮮海軍の潜水艦が日本海で1週間にわたって活動していると、NHKが23日に米国政府当局者の話として報じた。

    それによると、「潜水艦はディーゼル型のロメオ級で、アメリカの監視記録では、この型の潜水艦の場合、通常、4日程度で活動を終えるが、今回はこれを超えておよそ1週間に及び、これまでで最も長い」という。また、「アメリカ軍はこれまでにない特異な行動だとしてその目的などについて分析を進めている」だと伝えた。

    北朝鮮のこの行動は、何を意味するのか。

  • 北朝鮮女性を苦しめる「アダルトビデオチャット」強制出演の暗い過去

    韓国でタレント活躍をしていた脱北女性、イム・ジヒョンさんが突如として北朝鮮に戻り、当局のプロパガンダメディアに登場した事件を巡り、様々な情報が錯綜している。

    毎日経済は20日、「『イム・ジヒョンは北のスパイ』再入北ミステリーは解けるか」と題した記事を掲載。北朝鮮の秘密警察、国家保衛省(以下、保衛省)出身を自称する脱北男性(57)の証言を交え、イムさんは北朝鮮が偽装脱北させた工作員であり、再入北は工作機関・偵察総局の手引きによるものである可能性に言及した。

  • 北朝鮮国内に処刑場所、集団埋葬地など393ヶ所…韓国の人権団体が解析

    北朝鮮の処刑、「火あぶり」も

    北朝鮮の人権問題を追及している民間団体が19日、北朝鮮国内で銃殺が行われた場所、死亡者の遺体が集団埋葬された推定地、遺体の火葬場所などを示したマップを制作したと発表した。

    韓国・ソウルに本部を置く「転換期正義ワーキンググループ(Transitional Justice Working Group)」は、北朝鮮の政権が行っている人権侵害を記録することで、そのような行為をやめるよう警告すると同時に、将来的な加害者の法的処罰の可能性を高める目的で、今回のプロジェクトに着手した。

    このグループは、過去2年間に375人の脱北者との対面調査を行い、そこで得たデータを情報技術(IT)を駆使した手法で解析し、公開銃殺などが行われた場所を推定。その場所を地図上の座標に落とし込む作業を続けてきた。

    北朝鮮の処刑場についての報告書

    そして今月19日、中間総括として発表された報告書によると、人権侵害の現場として最も多かったのは銃殺場所で、全国に290カ所が存在する。そのうち7カ所では、一度に10人以上が銃殺されたという。また絞首刑(40カ所)、自殺の強要(2カ所)、火あぶりの刑(1カ所)を合わせた処刑場所は、全国で少なくとも333カ所に及ぶ。

    また、埋葬推定地(35カ所)、目撃証言のある埋葬地(7カ所)、共同墓地への埋葬(2カ所)、戦争捕虜墓地への埋葬(1カ所)、死体保管場所(2カ所)、遺体が露出していた場所(2カ所)、火葬場所(3カ所)など、公開処刑されたり獄死したりした人の遺体処理に関連する場所は少なくとも52カ所あることがわかった。

    それ以外に、公開裁判のみが行われた場所は8カ所で、すべてを合わせると393カ所に及ぶ。

    集団埋葬の推定地は、管理所(強制収容所)や教化所(刑務所)の近くにあり、そこを中心とする半径1~4キロの範囲内に、複数の殺害場所や埋葬場所が集中している傾向が見られる。例えば、公開処刑された複数の人の遺体が棄てられたボタ山から数百メートルのところには、別の時期に処刑された複数の人の遺体が棄てられた廃坑があるといった具合だ。

    政治犯収容所をはじめとする施設以外の、一般地域での公開処刑は河原や堤防など川の周辺が実行場所として多く選ばれている。その一方、市場や競技場などで処刑が行われた例もあった。

    北朝鮮の処刑、証拠隠滅の可能性

    処刑された人の「罪状」は、工場設備・機械部品・電線・家畜・穀物の窃盗、殺人、人身売買、韓流ドラマのソフト販売、組織的な性売買、性的暴力、麻薬密売、暴力行為など多岐にわたっている。

    行政機関や朝鮮労働党の官僚が処刑される場合には、横領、スパイ行為、国家財産詐取、贅沢品の使用などが罪状として問われているという。

    処刑方法としては、1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」の前には市場での絞首刑が多かったが、2004年から絞首刑はほとんど行われなくなった。銃殺に移行したのは2005年からのことで、2005年から2010年にかけては「銃弾を使うことすらもったいない」との理由で、撲殺刑が多かった。また、時期を問わず、取り調べの過程で拷問死した人も少なからずいるものと思われる。

    北朝鮮の処刑場が多い地域

    地域別に見ると、銃殺場所290カ所のうち、北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)が222カ所と圧倒的に多い。

    これは、対面調査に応じた脱北者の58.9%(221人)がこの地域の出身であることによるものだ。

    つまり、咸鏡北道での人権侵害事例が他地域に比べて飛び抜けて多いのではなく、他の地域に関する証言が少ないことによる結果であるということだ。とくに中朝国境から遠く、脱北の難易度が高い黄海道(ファンヘド)、江原道(カンウォンド)の人権侵害については実態が把握しにくく、これまでと同じ方法では実態解明に限界があることを示したものと言える。

    なお同グループは、人権侵害が行われた具体的な場所は公表しておらず、今後もその予定はないとしている。現状では、客観的な現地調査が不可能であり、そのような状況で具体的場所を公表すると、北朝鮮当局が証拠隠滅を行う可能性が高いからだ。

    (関連記事:衛星写真で追い詰める…北朝鮮「集団虐殺」の動かぬ証拠

    治安維持のために処刑を連発した金正日氏

    北朝鮮は、1990年代の未曾有の食糧難「苦難の行軍」で、それまで国を支えてきた配給システムが崩壊し、国が乱れ、治安が極度に悪化した。その状況を打破するために、金正日総書記は、処刑を連発し、人びとに恐怖心を植え付けることで、混乱を収めようとした。

  • 金正恩氏の「ポンコツ軍隊」は世界で3番目に弱い

    米国の軍事専門メディアであるミリタリー・ドット・コムは14日、「世界の軍隊ワースト10」と題した記事を掲載。その中で北朝鮮の軍隊を第3位に挙げている。

    (人気記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

    「性上納」が横行

    この記事がワースト1位としたのは、中米のコスタリカだ。

    といっても、同国は1949年に憲法で常設軍を廃止しており、警察と治安部隊を除けば軍事力を持たない。単純な軍事力比較なら、こうした結論が出るのは当たり前と言える。

    ワースト2位は、腐敗しきったイラク軍だ。

  • 性的搾取の末に「要らなくなったら転売」…北朝鮮女性の悲劇

    北朝鮮外務省の報道官は13日、米国務省が人身売買に関する報告書を発表したことについて、「生意気な『人権裁判官』」のように振舞っていると述べて非難した。

    米国務省は先月27日、世界各国の人身売買に関する2017年版の年次報告書を発表。報告書で北朝鮮は、中国、イラン、ロシア、シリアなどとともに4段階の最低ランクに位置づけられた。

    報道官はこれを受け、「米国が毎年、『人身売買報告書』なるものをでっち上げて他国に訓戒しているのは、無分別な妄動だと言わざるを得ない」と非難している。

  • 金正恩氏、新型ベンツにも「自分用トイレ」を装備か

    米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は14日、北朝鮮に禁輸品であるはずの高級外車が輸入されているもようだと報じた。

    北朝鮮の朝鮮中央通信は、金正恩党委員長が4日に大陸間弾道ミサイル発射を現地指導した際の写真を複数、配信した。

    VOAはそのうちの1枚を分析。そこに写り込んだ1台の乗用車について「車両の後部しか写っていないものの、全体的なデザインがドイツ製メルセデス・ベンツの新型Sクラスと同じである」と指摘している。

  • 【画像】金正恩氏の新型メルセデス・ベンツ

    金正恩氏がICBM発射を現地指導した際の写真に、新型メルセデス・ベンツと見られる車両が写っている(朝鮮中央通信)
    金正恩氏がICBM発射を現地指導した際の写真に、新型メルセデス・ベンツと見られる車両が写っている(朝鮮中央通信)
  • 「ICBM4人組」が台頭か…金正恩氏の側近「順位」に異変

    北朝鮮は4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」型を発射した。北朝鮮国営メディアは連日、金正恩党委員長によって火星14型は成功したと大々的に宣伝している。そんな中、発射から3日後の7月8日、異例とも言える写真が公開されていた。写真には金正恩氏の核・ミサイル戦略を支える核心の4人が写っていた。

    変態スキャンダルの幹部も

    金正恩氏は、祖父・金日成主席の命日である7月8日、遺体が安置されている錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を参拝した。命日の参拝は毎年恒例の行事であるが、まずはその翌日の労働新聞の1面に掲載された下の写真を見てほしい。

  • 金正恩氏の「ポンコツ軍隊」は米軍に撃たれる前に「腹が減って」全滅する

    昨年12月24日、北朝鮮の人民武力省(国防省)は、故金正日総書記の最高司令官推戴25周年を迎え、男性の兵役期間を11年から10年に、女性は7年から5年に短縮すると発表した。それでも、世界最長であることには変わりない。

    子どもを軍隊に送り出した瞬間から、その身を案じ、顔を見たいと願うのが親心である。しかし兵役期間中の兵士は、特別な場合や、ワイロを積まない限りは帰省できない。つまり、家族に5年~10年間も会えないということだ。

    北朝鮮軍の軍紀の乱れを考えれば、親は心配でたまらないだろう。

    (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

    強盗殺人も

    親が兵役中の子どもに会いに行く(面会と呼ぶ)のは可能だが、北朝鮮特有の事情がそれを許さない。そんな状況から生まれた珍商売について、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。

  • 北朝鮮で餓死者が続出…金正恩氏の「失政」原因でも「本人は知らん顔」

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は9日、北朝鮮で食糧事情が悪化し餓死者が続出しているもようだと、現地関係者の証言を交えて報道した。

    咸鏡北道の情報筋はRFAに対し、「最近、新ジャガイモの収穫期にもかかわらず、飢え死にする人が増えており、人々はまたもや『苦難の行軍』が訪れるのではないかと不安がっている」と話した。「苦難の行軍」とは1990年代後半、数十万人とも言われる餓死者を出した大飢饉のことだ。

    「人肉事件」も

    この情報筋によると、「6月末、富寧(プリョン)郡の倉坪里(チャンピョンリ)で、両親を失い、親戚の家に預けられていた幼い2人兄弟が飢え死にする悲劇があった。また、同郡内の舞袖里(ムスリ)などで2組の老夫婦が相次ぎ死体で見つかり、住民が衝撃を受けている」という。

  • 中国当局が旅行会社社長を逮捕か…北朝鮮観光の最大手、制裁の一環?

    北朝鮮ツアーの最大手と言われる中国の旅行会社の代表が、中国当局に逮捕された。中国の北朝鮮に対する圧力の一環と思われる。

    韓国の文化日報によると、逮捕されたのは丹東中国国際旅行社の全順姫総経理だ。マネーロンダリングと公務員が絡む汚職に関与した疑いが持たれているもようだ。また、この逮捕に先立ち、丹東市政府で北朝鮮を担当する幹部も当局の取り調べを受けている。

    中学校の元教師

    文化日報が引用した対北朝鮮情報筋は、今回の逮捕は国連安保理の対北朝鮮制裁決議に関する中国政府の指針が厳格化されつつある中で、対北朝鮮事業に関連した不正行為の摘発が行われていると指摘した。つまり、この逮捕は対北圧力の一環ということだ。

  • 「金正恩は子供たちまで処刑した」衝撃証言の裏に潜むより大きな懸念

    米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は先月、亡命した北朝鮮の朝鮮労働党元党幹部、李正浩(リ・ジョンホ)氏(59)のインタビューを公開した。

    李氏は2014年10月に韓国に亡命し、2016年3月に米国に渡った。現在は妻と2人の子供とともにワシントンDCに住んでいる。

    人間を「ミンチ」に

    李氏は脱北する2014年まで、党39号室の高位幹部として、金正恩党委員長の秘密資金を造成するための外貨稼ぎに取り組んでいた。同氏の暴露した39号室の活動内容は非常に興味深いものだったが、筆者の印象に強く残ったのは、脱北の動機について語った部分だ。李氏は次のように述べている。

  • 金正恩氏「トランプ口撃」の裏に隠された「トイレの恨み」

    北朝鮮の金正恩党委員長が、米国を激しく挑発している。過激な言動で知られる米国のトランプ大統領に対して、金正恩氏は核やミサイルなどの武力による威嚇のみならず、言葉による挑発、いわば「口撃」をもしかけている。

    ミサイルは「プレゼント」

    北朝鮮は4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」型を発射し、成功だったと大々的に発表した。本日(5日)付の労働新聞によると、金正恩氏はミサイル発射の現場に立ち会い、自ら発射命令を下したという。ICBMの発射に立ち会った金正恩氏は「われわれの戦略的選択を見つめていた米国が非常に不快であっただろう」と述べながら、次のように強調した。