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  • 「金正日の料理人」に敗北した朝鮮総連

    北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は1日、「夫永旭(プ・ヨンウク)総連大阪府本部委員長を団長とする、朝鮮労働党第7回大会慶祝・在日本朝鮮人祝賀団が4月30日、平壌に到着した」と、一行6人の写真を添えて報じた。

    祝賀団は夫氏のほか、愛知・神奈川・兵庫の各県本部の幹部らと、中央本部の中堅幹部らで構成されている。その中には朝鮮総連のトップ、許宗萬(ホ・ジョンマン)議長の長男である許明道(ホ・ミョンド)組織局副局長も含まれている。

    「私を批判せよ」と極秘指令

    日本政府は、北朝鮮の核実験と長距離弾道ミサイル発射に対する独自制裁として、朝鮮総連の最高幹部ら22人に対し、訪朝した場合の再入国を原則禁止としている。

  • 北朝鮮当局が困惑する「党大会で国民に高級家電が配られる」という噂

    朝鮮労働党第7回大会を控え、北朝鮮の金正恩第1書記は「すべての家庭に党の配慮を実質的に感じさせよ」との指示を下した。これは「配給を行って民心を掌握せよ」との意味だが、金正恩氏の目論見通りには行かなさそうだ。

    平安南道(ピョンアンナムド)の内部情報筋によると、北朝鮮では現在、2月末から行われてきた「70日戦闘」の総和(総括)が行われている。ここで「模範」と認められた個人や単位(機関、企業)には液晶テレビが授与されるとの発表があった。

    この話がどういうわけか「すべての家庭に電化製品が配られる」という噂に転じてしまった。さらに、輸入された商品を満載した平壌行きの列車や、食糧を積んだトラックが行き交っていることで、噂が噂を呼び「党大会の参加者には45インチの高級液晶テレビ、冷蔵庫、パソコンが配られる」という荒唐無稽な噂へと発展した。

    両江道(リャンガンド)の情報筋によると、当局は、党大会の参加者に洋服、靴、下着、化粧品、キャリーバッグを配給した。こちらの参加者は3000人ほどだが、北朝鮮の総人口は2500万人。すべての人に電化製品を配ることなど到底ムリな話だ。

    いずれにせよ不満は高まる

    人々の期待が高まれば高まるほど、当局は苦しい立場に追い込まれる。

  • 中朝国境で脱北者支援の牧師が殺される…北朝鮮の仕業との見方も

    韓国の複数メディアは1日、中朝国境地帯で長年にわたり脱北者を支援してきた中国人牧師が殺害されたと一斉に報じた。北朝鮮当局が関与した疑いが強くもたれ、韓国で大きな注目を集めている。

    事件現場の対岸・北朝鮮の恵山市
          事件現場の対岸・北朝鮮の恵山市

    殺害されたのは、吉林省長白県に住む中国朝鮮族のハン・チュンリョル牧師(49)。1993年から20年以上にわたり、鴨緑江をはさみ北朝鮮と向き合う同地の「長白教会」を率いてきた人物だ。

    首を切り裂かれ

    韓国紙の報道をまとめると、ハン牧師は4月30日午後2時頃、長白県内の知人に会いに出かけた後に連絡が途絶え、関係者が中国公安当局に通報するも同日午後8時ころ、郊外の山中で遺体となって発見された。

  • 金正恩氏の核・ミサイルが招く「少子化」と中絶ビジネス

    朝鮮半島の南でも北でも、晩婚化、未婚化、少子化が進んでいる。

    韓国の世論調査会社TNSが2009年に行った調査によると、53%が「必ずしも結婚しなくていい」と答えている。中でも女性の68%は、結婚に否定的な考えを持っているという。特殊出生率は1.25人で、日本の1.40人をも下回り、世界最下位レベルだ。

    一方、北朝鮮の特殊出生率は1.97人と、224の国と地域の中で128位を記録している(米CIAの調査)。

    しかし、北朝鮮の国内から伝わってくるのは、激しい晩婚化、未婚化、少子化の現状だ。総人口が約2300万人の北朝鮮において、少子化は中長期的に人口減少につながり、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵力減少につながるなど、与えるダメージは決して小さくない。

    金正恩氏は、少子化対策として「今後、国家の幹部事業に子供の数を反映させよ」と指示。これは、幹部は子供を作れば作るほど昇進で有利になるようなことを意味し、「40代で子供3人」がノルマだとも言われる。しかし、正恩氏の指示も少子化を解消するほどの効果はないと見られる。

    (参考記事:北朝鮮で深刻化する女性らの「出産拒否」

    最近中国を訪れた平壌市民によると、子どもを1人以上生む夫婦は「愚か者」扱いされるという。2人以上生むのは、経済的に余裕のある幹部やその家族、トンジュ(金主、新興富裕層)ぐらいだ。

    堕胎禁止が少子化対策?

    北朝鮮の女性たちは、20代の結婚は「早すぎる」と言われ、30代で結婚するのが一般的だが、年々、結婚を避ける女性が増えている。

  • 「金正恩ポスター」をトイレットペーパー化する北朝鮮大衆

    金正恩体制を礼賛するポスターを守るべく、北朝鮮の秘密警察が動き出している。

    「偉大なる首領金日成同志は永遠に我々と共にいらっしゃる」
    「わが党と人民の偉大なる領導者金正恩同志万歳!」

    北朝鮮では、都市や農村を問わず、いたるところに上のようなスローガンや政治ポスター、いわゆる「プロパガンダポスター」が見られる。外国人観光客、とりわけ旧社会主義圏の観光客にとって、こうしたプロパガンダは、郷愁を呼び起こすらしく、北朝鮮名物の一つだ。

    金正恩氏の「トイレ事情」

    それも北朝鮮当局にとっては、国家方針を示しつつ、住民を洗脳し統制するための手段のひとつだ。

  • 金正恩氏の「核弾頭爆発」が迫っている

    北朝鮮北東部・豊渓里(プンゲリ)の核実験場で、5回目の核実験の準備が最終段階にあるようだ。「新たな核実験近し」との観測情報は、少し前から取りざたされている。そして新たに、「実験場にある多数のトンネルが塞がれている」との情報が、韓国のある筋からもたらされた。

    実験場には、核爆弾を搬入・設置するメインのトンネルの他に、作業用など大小様々なトンネルが100~200もある。その相当数が塞がれたということは、核爆発を封じ込めるために地下の空間を密閉しているものと推測できる。

    仮に北朝鮮が核実験を強行する場合、注目されるのは、それがミサイルに搭載できるよう小型化された「核弾頭」であるか否かだ。

  • 北朝鮮、海外に「インチキ病院」の怪ビジネス

    アフリカのタンザニアでは、北朝鮮の医師計100人以上が、12の病院で勤務している。友好国同士であり、医師らは外貨稼ぎのために派遣されたものと思われるが、どうやら行状に行き過ぎがあったようだ。

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)などによれば、タンザニア保健省が最近、北朝鮮の医師らが「インチキ医療」を行っていた2つのクリニックを抜き打ちで検査し、即時閉鎖命令を出した。

    (参考記事:タンザニア「北朝鮮インチキ病院」に閉鎖命令

    問題のインチキ医療は、中国製や北朝鮮製の「量子共鳴磁場分析器」(Quantum Resonance magnetic analyzer、QRMA)なる検査機器を使って行われる。医学的根拠は定かではないが、日本でもPRA療法と称して、治療に取り入れている代替医療機関は存在する。

    麻酔なしで切開手術

    北朝鮮の医師は、現地のハーバリスト(伝統医学の医師)と共謀して患者を集め、採血すらすることなく、たった1、2分の検査で診断。あたかも重い病気であるかのごとく説明し、高価な医薬品を高値で売りつける行為を繰り返していたという。

  • いよいよバレはじめた北朝鮮「制裁逃れ」の手口

    北朝鮮が第4次核実験と長距離弾道ミサイルの発射を強行したことに対して、国連安全保障理事会が対北朝鮮制裁決議「2270」を採択したのが3月2日。「史上最強」とも言われる内容だが、果たして実効性はあるのだろうか。

    つい先日、中国の北朝鮮レストランの従業員ら13人が集団脱北し、韓国入りした。韓国政府は、独自の対北制裁の一環で、自国民に対し北朝鮮レストランの利用を自粛するよう勧告していたこともあり、「制裁の実効性が出てきている」と判断している。

    (関連記事:北朝鮮レストラン「美貌ウェイトレス」が暴く金正恩体制の脆さ(1)

    制裁のカギを握ると言われている中国も、表向きは国際社会に足並みを揃える姿勢を見せている。中国は、これまで厳しい制裁によって北朝鮮を追い込むことに消極的だった。しかし、金正恩第1書記は、核実験と長距離弾道ミサイル発射を断行するなど、中国に対して露骨に反発を続けてきた。度重なる警告を顧みず、傍若無人に振る舞う正恩氏に対して、ついに中国もさじを投げたといったところだろうか。

    (参考記事:中国にしつこくケンカを売る金正恩氏の「危険思想」の正体

    その一方、依然として中朝間で鉱物資源が取引されているという情報もある。

  • 金正恩氏の「処刑要員」までが逃げ出し始めた

    北朝鮮で、「脱北の連鎖」が静かに進んでいる。今月8日に明らかになった中国浙江省の北朝鮮レストランの支配人と従業員13人が集団脱北した事件は、世界中に衝撃を与えた。合法的に海外に派遣される美貌のウェイトレスたちが、リスクを覚悟で脱北を選んだという事実は、金正恩体制の脆さを物語っていることは本欄でも指摘した。

    (参考記事:北朝鮮レストラン「美貌のウェイトレス」が暴く金正恩体制の脆さ(1))

    そして3月末、北朝鮮の秘密警察「国家安全保衛部(保衛部)」の要員と貿易関係者が集団脱北していたと米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。

    貿易関係者の方は、5歳の男の子を含む2家族10人。旅行や親戚訪問を理由にして、まずは家族を中国に送り出した。

  • 北朝鮮、泣く子も黙る「拷問機関」がビジネス参入…秘密警察、国家安全保衛部

    北朝鮮では、思想や表現の自由が認められていない。この二つの自由を認めることは、北朝鮮国民の体制への不満や異議を容認することであり、金正恩体制を脅かす危険をはらんでいるからだ。

    国連の人権理事会で今月23日、採択された北朝鮮における人権侵害を非難する決議のベースとなる「北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)」の最終報告書(以下、国連報告書)は、「国家の監視は全国民の私生活に浸透しており、政治体制及び指導者に対する批判的な意見はほぼ必ず察知されるよう担保されている。『反国家的な』活動をしたり、異議を表明したりした国民は処罰されると指摘している。

    (参考記事:同窓会までも「血の粛清」…北朝鮮「人権侵害」の実態

    逆に言えば、国民の監視という人権侵害なくして金正恩体制は成立しない。

  • 北朝鮮でも「クーデター未遂」が起きていた

    韓国では、4月19日は歴史的に意義深い日だ。1960年3月に実施された大統領選挙での不正に反発した学生や市民が、一斉に蜂起。大規模なデモを展開して当時の李承晩(イ・スンマン)大統領を退陣に追い込んだのだ。その過程で、犠牲者も大勢出た。この出来事は「4・19民主革命」と呼ばれ、ソウル市江北区には国立の墓地があり、朴槿恵大統領も何度か参拝している。

    「暗殺計画」の可能性

    韓国ではその後も、大規模な民主化要求デモが繰り返し起きており、そこでも多数の犠牲者が出ている。

  • 北朝鮮レストラン「美貌のウェイトレス」が暴く金正恩体制の脆さ(2)

    前々回の本欄で、中国の北朝鮮レストランで起こったウェイトレスら従業員13人の集団脱北事件が、金正恩体制の脆さの表れであることを指摘した。

    (参考記事:北朝鮮レストラン「美貌のウェイトレス」が暴く金正恩体制の脆さ(1)

    北朝鮮レストランのウェイトレスが脱北するのは、今にはじまったことではない。そうしたリスクがあるにも関わらず、北朝鮮当局が海外でレストランを展開してきた最大の理由は「外貨稼ぎ」だ。合法的なビジネスとして展開できる北朝鮮レストランは、外貨稼ぎの花形でもあった。

    厳しい基準「ミスコン」並み

    それだけに、誰でも簡単にウェイトレスとして海外に派遣されるわけではない。

  • 北朝鮮レストラン「美貌のウェイトレス」が暴く金正恩体制の脆さ(1)

    今月8日、韓国政府によって、北朝鮮レストラン従業員13人が「集団脱北」したことが明かされた。一度に13人が脱北したのも異例だが、脱北から韓国入りまでスピーディーに動いた裏には、韓国政府の意図が強く働いていたようだ。すなわち、核とミサイルで暴走する金正恩氏に対するプレッシャーと、総選挙を与党が有利に戦うため、対北朝鮮経済制裁の実効性をアピールすることだ。

    (参考記事:北朝鮮ウェイトレスの集団脱北の裏で「スパイ組織」が暗躍!?

    その5日後に、投開票が行われた韓国総選挙では、朴槿恵(パク・クネ)大統領を支える与党が惨敗したため、「集団脱北」の公表は、必ずしも成功したとはいえないが、金正恩体制の脆弱さを浮き彫りにしたことはまちがいない。

    美貌でネット人気爆発

    なぜなら、本来、北朝鮮レストランで働くウェイトレスたちは、脱北しないという前提で、海外に派遣されているからだ。

  • 金正恩氏は「挑発」でミサイルを撃っている訳ではない

    韓国国防省によると、北朝鮮が15日午前5時半ごろ、東海岸で弾道ミサイルを発射。中距離弾道ミサイルのムスダンと推定されているが、発射直後にレーダーから消えたことや正常な軌道ではなかったことから、失敗したものと見られている。

    とはいえ、北朝鮮が国連決議違反となる弾道ミサイルの発射を、国連安保理の制裁下で行ったのは、あくまで「我が道」を行くのだという強力なメッセージと言える。

    ところで、今回の件も含め、各国政府やメディアは「挑発」という言葉をよく使う。

  • 北朝鮮産マツタケに「放射能汚染」疑惑

    北朝鮮の外貨獲得のための主要商品のひとつであるマツタケに、「放射性物質により汚染されているのではないか」との疑惑が持ち上がっている。

    台湾の夕刊紙「自立晩報」が最近指摘し、その引用も交え、韓国の聯合ニュースが上海発で報じている。

    一連の報道によれば、北朝鮮が2006年以来、4回の核実験を行った咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州(キルチュ)郡の豊渓里(プンゲリ)は、マツタケやコウダケの産地である明川(ミョンチョン)郡や漁郞(オラン)郡と隣接している。

    それにも関わらず国連安全保障理事会などは、北朝鮮の核実験それ自体については問題視する一方で、自然環境や人体に対する放射性物質の影響は看過している――台湾紙はこの点を大きく問題視している。

    さらには、近年になった豊渓里に近い南大川で魚が減り、男性住民らの頭髪が抜ける傾向が顕著になっているとの現地情報に言及。また、昨年10月に中国経由で流入したコウダケを韓国の食品安全当局が分析したところ、基準値の9倍にもなるセシウムが検出されたとしている。

    不正輸入の事例も

    日本は、すでに独自制裁によって北朝鮮との貿易を全面禁止しており、北朝鮮産の食品が国内に出回ることはないが、例外もある。

  • 北朝鮮、秘密警察が「落書き」捜査に躍起

    北朝鮮で今年1月に続き、またもや落書が見つかったとデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。落書きが見つかった場所は、北朝鮮の両江道(リャンガンド)。北朝鮮当局は、大々的に捜査に乗り出した。

    (参考記事:北朝鮮で金正恩氏を非難する落書が発見される

    落書事件が、知れ渡るきっかけは秘密警察・国家安全保衛部(保衛部)のある指示だった。

  • 北朝鮮ウェイトレスの集団脱北の裏で「スパイ組織」が暗躍!?

    親北朝鮮的な在米韓国人が運営するニュースサイト・民族通信が12日付の記事で、先週起きた北朝鮮レストラン従業員らの集団脱北は、韓国の総選挙(13日投開票)で保守派を有利にするため朴槿恵政権が仕組んだ「でっち上げ事件」であると主張している。

    (参考記事: 北朝鮮レストラン「集団脱北事件」…原因は中朝関係者間のトラブル?

    民族通信は、「韓国の国家情報院(国情院)に誘拐されそうになった」という北朝鮮の若者らを平壌で取材。それを根拠に、レストラン従業員らの脱北も同様の出来事であると言っているわけだ。

    筆者はここで、国情院がそうしたオペレーションを行っているかどうか、その真偽について語る材料を持っていない。ただ、ときに南北が砲火さえ交える朝鮮半島情勢の苛烈さを鑑みれば、「やっていてもおかしくない」と考えている。

    それは、今回の集団脱北についても同様だ。

  • 「牛乳風呂」をたのしむ北朝鮮の上流階級

    北朝鮮にいた頃、外貨稼ぎに携わる特別な地位にあったキム・ミョンチョルさんは、平壌市内中心部のマンションのワンフロアすべてを自宅として使っていた。家族連れで高麗ホテルを訪れ、1回の外食に1000ドルも使ったこともある。それでも「平壌では上流階級のうちには入らない」と語るキムさん。それもそのはず、ホンモノの上流階級はキムさん一家でも想像がつかないほど豪華な暮らしを送っているからだ。

    平壌郊外の南浦(ナムポ)に名水の湧く泉があるんですが、毎朝大量の水を汲み上げて、200台もの給水車に乗せて運ぶんです。そして、中央党幹部の家に毎朝6時半配達します。普通の水なんかではご飯は炊きたくないからと。

    肉類や卵も毎朝配達されます。3日に1回は野菜の配達が来ます。郊外の農場で採れた野菜を配達してくれるんです。私らには想像もできない暮らしですよ。

  • バスタブになみなみと…「牛乳風呂」をたのしむ北朝鮮の金持ち美女

    平壌市内には、数多くの高級レストランやレジャー施設がある。党幹部やドンジュ(金主、新興富裕層)は、スパでひと風呂浴びて、マッサージを受けて、美味しい料理に舌鼓を打ち、1日に数百ドル以上を使う。体制により「選ばれた人々」だけが住むことのできる平壌でも、そんな贅沢三昧ができるのは、一握りの上流階級だけだ。

    金正恩第1書記が使う秘密資金を稼ぎだす労働党39号室で、貿易の仕事に携わっていたキム・ミョンチョル(仮名)さん。仕事上のミスで身の危険を感じ脱北、今では韓国で暮らしている。

    外食1回に1000米ドル

    そんなキムさんが最近、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に北朝鮮の上流階級の暮らしを語った。以下は、それを再構成したものだ。

  • 北朝鮮で「林檎殺人事件」が発生…女性による犯行も多発

    北朝鮮で、連続毒殺事件が発生した。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、今月1日、北朝鮮北部の清津市内の市場のリンゴ売り場の近くで、ある人が突然口から泡を吐いて死亡。同市内の別の二つの市場でも、同様の事件が発生。司法解剖の結果、毒物が入ったリンゴを食べたことが死因だということが明らかになった。

    (参考記事:北朝鮮版「林檎殺人事件」が発生…犯人逮捕できず当局は苦しい言い訳

    1978年の郷ひろみさんのヒット曲、「林檎殺人事件」を思い出させる出来事である。

  • 北朝鮮サイバー部隊が脱北予備軍である理由

    今月8日、北朝鮮の外貨稼ぎの柱である北朝鮮レストランの従業員ら13人が集団脱北し、韓国へ入国したことが明らかになった。さらに、北朝鮮の対南工作機関に所属していた大佐が昨年、亡命していたことが韓国政府によって明らかになった。

    (参考記事:北朝鮮レストラン「集団脱北事件」…原因は中朝関係者間のトラブル?
    (参考記事:北朝鮮の工作機関の大物幹部、韓国に亡命

    韓国政府が、このような情報を立て続けに公表する裏には、4月13日投開票の韓国総選挙を前にして、朴大統領が北朝鮮に対する独自制裁の効果をアピールしながら、保守層の票固めを狙ったものという見方もある。いずれにせよ、核・ミサイルに端を発した現時点での南北対立は軍事面、心理戦、宣伝戦など、あらゆる面において韓国が押し気味に進めているように見える。

    とはいえ、北朝鮮も防戦一方というわけではない。

  • 脱北兵士の物乞いに悩まされる中国の住民たち

    中国遼寧省丹東市にある「虎山長城」は、明の時代に建てられた万里の長城の東端で、観光客も非常に多い。北朝鮮領とは、幅わずか数メートルの鴨緑江の支流を挟んで向かい合っている。

    この近辺で、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の国境警備隊所属の兵士による物乞いが続出していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

    北朝鮮兵士がねだるモノ

    虎山長城のそばで食堂を営んでいる住民の一人は、次のように証言した。

  • 美人ウェイトレスの涙…北朝鮮レストラン、経済制裁で閉店相次ぐ

    90年代から北朝鮮の貴重な外貨収入源となってきた北レス。世界に130店舗、中国だけでも100店舗が存在すると言われている北朝鮮レストラン(北レス)は、1990年代から北朝鮮の貴重な外貨収入源となってきた。しかし核・ミサイル問題を巡る経済制裁の影響で、その前途に暗雲がただよっている。

    (参考記事:女性接待員が外貨を稼ぐ…「北朝鮮レストラン」の舞台裏

    メイン客である韓国人旅行者に対し、韓国政府が利用自粛を勧告。客足が急減し、営業を中止せざるを得なくなる店が続出しているのだ。そして、そのしわ寄せは当然のごとく、「かんばん娘」である美人ウェイトレスたちにも及び、給料未払いに困惑してさめざめと泣く日々だという。

    (参考記事:給料未払いで抱き合って泣く北朝鮮レストランの女性従業員

    中国や東南アジアなどで営業する北朝鮮レストランは、焼肉や冷麺などの朝鮮料理と並び、ウェイトレスも兼ねた女性従業員たちによる歌や踊り、楽器演奏などのショーが最大の売りだ。近年では、特に容姿端麗なウェイトレスの写真がネットで出回り、韓国の若者たちの間でアイドル並みの人気を博している例もある。

    (参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発

    彼女たちの多くは良家の出身と言われ、観光客の興味本位の質問にも意外とあっけらかんと答える女性も中にはいた。

    (参考記事:美人ウェイトレスは良家の出身…「北朝鮮レストラン」の舞台裏

    その素朴な表情や振る舞いは、「やはり北朝鮮も普通の人々が暮らす国なんだな」という感慨を外国人に与え、険しさを増す情勢の中でホッとするものを感じさせる効果を持っていた。

  • 給料未払いで抱き合って泣く北朝鮮レストランの女性従業員

    世界各地に存在する北朝鮮レストラン(以下:北レス)は、韓国人観光客にとって北朝鮮の人々と触れ合うことができる数少ない機会とあって、人気を集めていた。ところが、韓国政府は経済制裁の一環として、国民に利用の自粛を呼びかけている。

    聯合ニュースが7日に報じたところでは、カンボジアのプノンペンにある北朝鮮レストラン6店舗のうち3店舗が営業を中止。残りの3店舗も経営は苦しく、ベトナムにある4店舗も客足が5~6割以上も減っているという。

    また、米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)は先ごろ、中国遼寧省・丹東にある15店舗のうち、3店舗が廃業したと報じた。

    故郷の両親を思い出し

    そんな状況の中、当然のごとく、北レスの従業員たちにしわ寄せが及んでいる。丹東の北レスでこの2月から、従業員の賃金が未払いとなっているのだ。

  • 中国にしつこくケンカを売る金正恩氏の「危険思想」の正体

    オバマ米大統領は1日、ワシントンで開かれた核保安サミット後に会見し、7年前にプラハ演説で提唱した「核兵器のない世界」について「多くの仕事をやり残した」と語った。しかし、そもそもオバマ氏の理想は掲げた当初から、それがいかに不可能であるかを見せつけようとする国家、北朝鮮の確信犯的な挑戦に直面していた。実は当時、北朝鮮はプラハ演説を狙い撃っていたのだ。

    2009年4月、オバマ氏は、核軍縮と核の不拡散を進めることをプラハで宣言し(プラハ演説)、同年にノーベル平和賞を受賞した。本来ならオバマ氏にとって、華々しい経歴となるはずだったが、演説翌月の5月、北朝鮮は狙い澄ましたように第2次核実験を強行した。それから今に至るまで、北朝鮮核問題が解決するめどはたっていない。北朝鮮は核を放棄する姿勢を一切見せておらず、米朝間の溝は広まる一方だ。

    (参考記事:北朝鮮、核安全保障サミットを糾弾…「内外世論に対する愚弄、欺まん」)

    さらに金正恩第一書記は、核保有国への挑戦を米国以外にも向けている。ここ最近、北朝鮮は中国への嫌悪感を露骨に表している。北朝鮮が暗に中国を批判することはこれまでにもあった。ただし、これまでは、「なぜ、中国は我が国の味方をしない」というニュアンスの批判だったが、このところは「伝統の友誼関係を捨てた裏切り者」と、非難の度合いは高まっている。

    (参考記事:「血の友誼投げ捨てた」北朝鮮メディア、中国を辛らつに批判
    (参考記事:中国に牙をむく金正恩氏「社会主義の裏切り者」…北朝鮮内部文書

    北朝鮮の主張は、中国が国連安保理の制裁決議に賛成したことに対する反発のように見えるが、実際にはそれだけではない。

  • 北朝鮮で「ポルノ見て乱交パーティー」は収容所送りの重罪

    核・ミサイル問題や、北朝鮮の相次ぐ軍事挑発で朝鮮半島情勢が緊張する中、現地からちょっと間の抜けた話が伝わってきた。

    3月中旬、北朝鮮北部・咸鏡北道のある郡で、ポルノビデオを真似して乱交パーティーに及んでいた若い男性と仲間たちが当局に逮捕されたというのだ。

    (参考記事:「ポルノ見て乱交」で収容所送りも…恐ろしい北朝鮮の風紀取締り

    薬物を吸引しながら乱交

    北朝鮮では、韓流ドラマやハリウッド映画など、外国の映像作品は「違法録画物」としてご禁制になっており、もちろんポルノもここに含まれる。