日韓「対潜水艦戦」共同訓練が示唆する「日本海の危機」
海上自衛隊は7月4~7日、神奈川県の厚木基地で、韓国海軍と哨戒機部隊の交流行事を行う。韓国海軍のP-3CK対潜哨戒機が飛来して海自のP-3Cと初の親善飛行を行うほか、各種の共同訓練と意見交換を行うという。
海自と韓国海軍の交流行事は2010年に始まり12年まで毎年開催されていたが、両国関係の悪化に伴いその後3年間は開催が見送られた。今回は4年ぶりの再開となったわけだが、韓国海軍機が日本に飛来するのも初めてということで、なかなか意義深い催しになりそうだ。
北朝鮮に「先制攻撃」も
日本のマスコミは今日までのところ、この件についてほとんど報道していないようだが、韓国メディアの関心は決して低くない。背景にあるのは、北朝鮮による潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、そしてそれを搭載するミサイル潜水艦の開発である。