口に砂利を詰め顔面を串刺し…金正恩「拷問部隊」の恐喝ビジネス
事件は事件として処理しなければならないので、「カネのない」別の一味Bを主犯格に仕立て上げるのである。だが、事情を知らないBは、当然のように自分は主犯ではないと強弁する。するとBを平安南道(ピョンアンナムド)の平城(ピョンソン)市にある、秘密の拷問施設に監禁し、激しい拷問を加え犯行を「自白」させるのである。S氏いわく「平城に行って白状しない奴はいない」。シロもクロになるということだ。
(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…)
見せしめで処刑
もちろん、拷問をしない場合もある。その際には「正直に吐いたら刑を軽くしてやる」と甘い言葉を持ち掛けるのである。Bはもちろん、本来の主犯Aはカネで無罪放免になったことは知らない。