朴槿恵大統領を食い物にし続けた「怪しい宗教家」の父と娘

1975年4月、かつて僧侶でシャーマンだったはずの崔太敏氏は「大韓救国宣教団」なる宗教団体を立ち上げた。それも今度は、キリスト教(プロテスタント)だ。その名誉総裁に就任したのが、朴槿恵氏だった。翌年4月に設立した「新しい心(セマウム)奉仕団」という関連団体で、当時大学院生だった崔順実氏は、朴槿恵氏と知り合った。二人はその時以来の親友だ。

この救国宣教団には「キリスト十字軍」という一種の軍事部門があり、多くのプロテスタント保守の牧師たちが参加し、軍事訓練を受けていた。

元々プロテスタントの信者たちは、平壌周辺に多く住んでいたが、北朝鮮の金日成政権の弾圧を受け、命からがら韓国に逃げてきていた。そういう経緯から、プロテスタントは非常に反共産主義的だった。

情報機関が調査

それで、キリスト教の布教と同時に、勝共精神の涵養、社会の浄化を掲げていた救国宣教団に数多くの牧師が参加したのだ。