北朝鮮の化学兵器の生みの親は、京大出身の化学者

「北朝鮮は、肺などの器官を機能できなくする遺伝子変異に影響を及ぼす化学兵器研究を、平壌市の龍城(リョンソン)区域、咸鏡南道(ハムギョンナムド)の興南(フンナム)、慈江道(チャガンド)の江界(カンゲ)、平安南道(ピョンアンナムド)の宣川(ソンチョン)などで行っている」

「核と同様に化学兵器弾頭をICBM(大陸間弾道ミサイル)に搭載し、距離に関係なく攻撃できるようにするための研究も実施済みと思われる。国際社会が北朝鮮の核を主要な脅威要因としているが、北朝鮮が保有する化学兵器も注視すべき脅威であることを看過してはいけない」

北朝鮮国内ではかなり以前から、自国が化学兵器を研究していることが広く知られていた。60代後半のある脱北者は次のように語った。