北のミサイル連射、米空母の増派で「朝鮮半島危機」は再燃するか

これは、北朝鮮のミサイル発射の動向を常時監視する米軍の偵察衛星に、正恩氏が意図的に自らの姿をさらしているということだ。ステルス戦闘機などで襲撃されたら、殺されてしまう可能性が高い。

つまり正恩氏の行動は、「米国にはそんなこと出来ない」という現実を、国内と世界に見せつけるものでもあるということだ。核武装を進展させたことによる、自信の表れと言える。もっとも、身の安全のためトイレまで不便を強いられている正恩氏だけに、この行動の裏にも相当な覚悟があるのかもしれないが。

(参考記事:金正恩氏が一般人と同じトイレを使えない訳

一方、これまで「やるときは、やる」との趣旨の発言を重ねていたトランプ政権の高官らは、軍事行動には慎重な物言いに変わってきている。