金正恩氏の「高級ベンツ」を追い越した北朝鮮軍人の悲惨な末路
するとS600の窓が開き、ひとりの若者が顔を出すと、パラディンをひとにらみして何も言わず行ってしまった。
翌日、軍総政治局の会議場に、その師団長の姿はなかったという。軍事行政トップである人民武力相のささいな言動に激高し、文字通り「ミンチ」にして処刑してしまう正恩氏の気の短さを考えれば、師団長が悲惨な末路を辿ったであろうことは想像に難くない。
(参考記事:玄永哲氏の銃殺で使用の「高射銃」、人体が跡形もなく吹き飛び…)
正恩氏はこの「ベンツ追い越し」事件の前年には、父・金正日総書記の後継者となることが決まっていたとされる。