「ミサイル発射、もういいかげん疲れた」漏れてきた北朝鮮国民のホンネ

実際、国連の世界食糧計画(WFP)が北朝鮮の子どもを対象に行なってきた栄養支援事業は、今年春に中断を余儀なくされた。国際社会が、ミサイル発射実験や核実験を続ける北朝鮮への援助のための資金提供を渋ったからだ。

これを受け北朝鮮国内では、「ミサイルと核兵器が第2の『苦難の行軍』(90年代末の大飢饉)を招きかねない」との声まで上がっているという。

(参考記事:北朝鮮で餓死者が続出…金正恩氏の「失政」原因でも「本人は知らん顔」

そのような不安心理の表れだろうか。市場では、収穫が始まったにもかかわわず、トウモロコシ価格が上昇に転じているもようだ。