北朝鮮「拉致組」が潜む「魔のホテル」で行われていること
北朝鮮の国家保衛省(秘密警察)が、脱北者を強制的に連れ戻すために、中朝国境都市のホテルに陣取って作戦を遂行している状況がデイリーNKの取材により明らかになった。
北朝鮮の金正恩党委員長は昨年、「反共和国(北朝鮮)謀略勢力を、手段と方法を問わずに捕らえよ」との指示を出した。これを受けて、国家保衛省(秘密警察)、偵察総局、人民保安省(警察庁)などは、脱北者家族の懐柔から強硬手段までを動員し、脱北者の連れ戻しに躍起になっている。
(参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「アダルトビデオチャット」強制出演の暗い過去)
とくに注目されるのが、各省の選抜メンバーで作られた「拉致組」が、中朝国境地帯の中国側で脱北者の拘束に乗り出しているとの情報である。