「良心を捨て、狼のように生きろ」北朝鮮ヤクザの無慈悲な戦い

蓄電に必要なバッテリーの需要も急増しているが、輸入が制限されている。トンジュは、より調達力のある業者からバッテリーを仕入れるために、他のトンジュを蹴落とそうとする。そのせいで、頻繁に喧嘩になるという。

そのような事態になっても、市場管理所の職員も保安員(警察官)も知らんぷりだ。中には諌めようとする人もいるが「あんたの出る幕ではない」とバカにされるのがオチだ。

そんな無法地帯に登場したのが、ヤクザだ。

(参考記事:【実録 北朝鮮ヤクザの世界(上)】28歳で頂点に立った伝説の男