ドキュメント:北朝鮮亡命兵「救出作戦」の実戦状況

「救助に向かった時点ではすでに、(韓国側の)増援部隊の配置が済み、いつでも交戦できる状況だった。死ぬかもしれないところに、部下を送り出すことができなかった。指揮は、米軍の警備大隊長が取ることもできるので、私が犠牲になっても大丈夫だと判断した」

さらにクォン中佐は、このようにも語ったという。

「北朝鮮軍は右往左往したが、我が方の兵士たちは私の指示に従い、一糸乱れぬ動きを見せた。部下たちを誇らしく思う」

(参考記事:亡命兵士の腸を寄生虫だらけにした北朝鮮「堆肥戦闘」という名の地獄