金正恩氏の「美貌の姉」の素顔…画像を世界初公開
「写真右端から2人目の女性(青い囲み)は、金正日の5人目の妻であったとされる金玉(キム・オク)です。彼女の顔は広く知られており、容易に確認することができます。さらに、彼女らと一緒に整列した幹部たちの中に、海外でも良く知られた人物の顔を見つけることができます(画像)。 1人は党組織指導部第1副部長の金京玉はこのとき、北朝鮮の官僚機構の頂点にいた人物です。現在も同部の軍事担当第1副部長であり、権勢は変わりません。映像でも弔問を取り仕切っていた様子がわかります。また、李スヨンはその後、外相を経て党副委員長にまで上り詰めました。つまり、ここに揃った面々は文字通り、北朝鮮の最高幹部たちであるということです。
そして、その中にたった1人だけいる若い女性は誰なのか。しかも、金正日の妻だった金玉の隣に立っている。この状況で、この位置を占められる若い女性と言えば、金一族の一員であり、党組織指導部の幹部として活動していた金雪松以外には考えられません」族の一員であり、党幹部として活動していた金雪松以外には考えられません」
(金雪松氏の写真)
筆者は、李氏のこの主張に全面的に同意する。
筆者だけではない。デイリーNKジャパン編集部が日韓の複数の北朝鮮専門家に写真を見せて意見を仰いだところ、全員がほぼ同様の見解を示した。デイリーNKジャパンは今回の写真公開に先立ち、金雪松氏の似顔絵も公開しているが、たとえば韓国の有力シンクタンクである世宗研究所の鄭成長(チョン・ソンジャン)統一戦略研究室長は、「写真も似顔絵も、金雪松に間違いないと思われます」と回答した。
ちなみに金雪松氏については、かねてから「顔立ちのはっきりした長身美人」との情報が伝えられていた。顔立ちは似顔絵の方がよくわかるのだが、写真を見ると、たしかになかなかの長身である。
(参考記事:似顔絵を初公開!金正恩氏の美貌の姉「金雪松」はこんな顔だった)
ちなみに、金雪松の名前をインターネットで検索すると、ある女性の写真が出てくる(画像)。しかしこの女性よりは、今回公開した写真の金雪松氏の方が、伝えられていたイメージとずっと近いように思える。