「男女関係に良いから」市民の8割が覚せい剤を使う北朝鮮の末期症状

上記のとおり、この密売人は会寧市の成人の8割にもなる人々が覚せい剤を使用していたと語っている。会寧市の人口は13~15万人前後とされているから、その8割が成人だとすると、ひとつの市で8万人強~9万人強が覚せい剤を使用しているということになる。

また、この密売人が「高校の卒業祝い」に言及しているように、北朝鮮では未成年者による薬物乱用も深刻化している。つまりは上述した推計よりも、乱用者はもった多いかもしれないということだ。

(参考記事:北朝鮮で少年少女の「薬物中毒」「性びん乱」の大スキャンダル

もちろん、これは一個人の「皮膚感覚」から出てきた数字であり、客観的なものではない。だが、これを「話半分」で捉えても、相当な数に上るのだ。

また、この密売人は次のようにも言っている。