中国にしつこくケンカを売る金正恩氏の「危険思想」の正体

そこには恐らく、金正恩氏の情勢観、世界観が強く影響を及ぼしている。たとえ、北朝鮮が核や弾道ミサイルを放棄しても、「人道に対する罪」を問われ虐殺者として認定されようとしている金正恩氏が、先進民主主義国に受け入れられ得ないであろうことは、繰り返し述べてきた。

(参考記事:金正恩氏が「暴走」をやめられない本当の理由

おそらく金正恩氏は、こうした行く末に絶望しており、だからこそ暴走を止められないのだ。しかし一方で、彼には「希望」もある。