「あまり美人に育たないで」北朝鮮の親たちが娘の将来を案じる理由
北朝鮮には、学業の成績優秀かつ美貌に恵まれた10代の少女たちを選抜し、権力者たちに仕えるタイピストや看護師、警護員に育てるシステムがある。有名な「喜び組」もまた、この中で養成される。
(参考記事:北朝鮮「秘密パーティーのコンパニオン」に動員される女学生たちの涙)
太永浩氏によれば、北朝鮮の庶民は従来、娘がこのような対象に選抜されることを喜んでいたという。名誉でもあるし、選抜された少女の家庭には様々な恩恵が与えられるからだ。しかしそれも、「喜び組」の存在を知らず、一部の女性たちが権力者の「性の玩具」にされているなど、想像すらしていなかったからにほかならない。