政治犯収容所などでの拷問・強姦・公開処刑の恐怖

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調査委員会が知ったところでは、北朝鮮の刑務所は過密状態が一般的である。トイレは共同で、めったに清掃されない。シャワーはなく、収容者は時々体を洗えるだけである。石鹸その他の衛生道具は与えられないことが少なくない。朝鮮の厳しい冬に、暖房が不十分である刑務所が多い。収容者は自分で衣服や毛布を用意しなければならない。用意できない場合は使い古しが与えられ、これにはシラミ、南京虫、その他の害虫がいる。

  • キム・ガンギル氏は 咸鏡北道チョンゴリの第12通常刑務所(教化所)では14から17人用の房に60から70人が押し込められていたと述べた。夜には順番に横たわらなければならず、残りの者は立っていた。これにより収容者は疲労が激しかった。同じ刑務所に2011年まで収容されていた他の証人は、家族から毛布の差し入れがない収容者は自分の衣服から毛布をつくらなければならなかったと述べた。房には虫とシラミがおり、伝染病がすぐ広まった。
  • 第12教化所の別の元収容者によれば、新設された女性収容所も過密だった、200人用の施設に2000人がいた。衛生状態は劣悪で、シラミとゴキブリが這いまわっていた。冬でも女性収容者は男性看守に見られながら川で体を洗った。家族だけが石鹸と衛生ナプキンを差し入れたが、洗って再利用しなければならないこともしばしばだった。
  • ジェウンサン第11通常刑務所(教化所)の元女性収容者は、女性収容所の約40平方メートルの房に40から50人いたと語った。体を伸ばして横たわることができず、場所争いが頻発した。冬の房は非常に寒かった。体は月に1回しか洗えず、全員にシラミがたかっていた。その房では毎月少なくとも2人が死亡した。

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