うっかり金正恩氏の「大事な女性」を売り飛ばしたブローカーの行く末

「今回の事件はお上(金正恩氏)が神経を使っている事業のイメージに傷をつける事件だと、突撃隊が問題を提起し、抑えられないほど大きくなってしまった」(情報筋)

被害者が三池淵の突撃隊員でなければ、パク被告もカネでもみ消せただろうというのが地域住民の見方だが、最高指導者が心血を注ぐ事業に携わる女性を人身売買したとなっては、いくらワイロを積んだとしても見逃されない。結局彼には6年の教化刑(懲役刑)が言い渡され、平安南道(ピョンアンナムド)の价川(ケチョン)教化所に収監された。

言い渡された量刑を巡り、地域住民の間では「軽すぎる」との声が上がっている。

人身売買は死刑にされてもおかしくないほどの重罪で、北朝鮮国民の応報感情も強い。

(参考記事:「死刑囚は体が半分なくなった」北朝鮮、公開処刑の生々しい実態