韓国専門家「わが国海軍は日本にかないません」…そして北朝鮮は
それより気になるのは、北朝鮮による世論操作だ。日本の軍事力に対する論評で言えば、パク氏が指摘するような韓国の「一部」よりも、北朝鮮の方がよほど「謙虚」だ。
(参考記事:「世界は日本を警戒すべき」…北朝鮮が「いずも」空母化に猛反発する理由)
核兵器を除いた北朝鮮の実際の軍事力を考えれば、それも当然なことかもしれない。しかし、彼らがこのような論調を展開するとき、そこにより具体的な目的が隠されている場合も少なくない。
(参考記事:金正恩氏の「ポンコツ軍隊」は世界で3番目に弱い)
北朝鮮の韓国向け宣伝サイト「ウリミンジョクキリ(わが民族同士)」は4日、日韓の「レーダ照射」問題でこじれた日韓関係についての論評を掲載し、日本を「民族の団結を阻む、がん的存在」だと指摘。「全同胞は日本反動らの対朝鮮敵視政策と再侵略野望を断固粉砕すべきだ」と呼び掛けた。
韓国に「ゆさぶり効果」
文字通りの意味で解釈すれば、これは韓国への対日共闘の呼びかけだ。だが、こうした宣伝戦が何らかの効果を生む場合、真っ先に見えてくる現象はむしろ、韓国内の左右対立の激化だろう。