北朝鮮の公開処刑、衛星写真で確認…アジアプレス報道と時期・場所が符合

ZPU-4対空砲は14.5mm重機関銃4丁をひとつにまとめたもので、6基合計で24の銃口から銃弾が放たれたことになる。この方法で処刑されたとすると、遺体は原形をとどめないほどに破壊されてしまう。RFAは「金正恩氏や高級幹部が発砲命令を下し処刑の場面を見守った可能性もある」と伝えている。

(参考記事:玄永哲氏の銃殺で使用の「高射銃」、人体が跡形もなく吹き飛び…

アジアプレスは昨年10月、北朝鮮の内部情報に基づく「平壌で労働党幹部を集団銃殺か 金正恩氏の指導に違反」と題した記事の中で、10人の労働党幹部が同軍官学校で処刑されたと報じており、HRNKの分析と時期的に符合する。

姜健総合軍官学校は幹部の処刑に頻繁に使われており、金正恩氏の夫人である李雪主氏が所属していた「銀河水管弦楽団」の総監督の処刑にも使われたとされる。