金正恩「拷問部隊トップ」を待つ運命…米朝決裂で幹部ら責任追及
ベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談が物別れに終わったことを受けて、金正恩党委員長が3人の部下を問責したと、韓国紙・朝鮮日報が6日付で伝えた。
同紙によれば、問責の対象となったのは事前の実務交渉を担当した金赫哲(キム・ヒョクチョル)国務委員会対米特別代表と金聖恵(キム・ソンヘ)統一戦線部統一策略室長、そして首脳会談で金正恩氏の通訳を務めたシン・ヘヨン通訳官だ。
金赫哲氏と金聖恵氏は、米国側の意向を正確に把握できなかったことを咎められ、シン・ヘヨン氏は通訳ミスがあったためだという。金赫哲氏と金聖恵氏はプロの外交官と情報官僚であり、交渉の雲行きを見ながら、自分たちがどのような立場に置かれるか、覚悟を決めていたかもしれない。一方、今回が金正恩氏を担当する「1号通訳」としてのデビューだったシン・ヘヨン氏は、さぞや激しく緊張し、動揺したことだろう。