人体を粉々にしてその場で焼いた…金正恩式の高官処刑

特に金正恩党委員長の時代になってからは、高官に対する公開処刑の方法がひときわ残忍になっている分、目撃談が伝わるスピードが速いにもかかわらずだ。

たとえば金正恩氏は2013年12月、叔父である張成沢(チャン・ソンテク)元党行政部長を処刑した。張成沢氏の銃殺は非公開で行われたとされるが、彼より先に葬られた側近たち――李龍河(リ・リョンハ)党行政部第1部長と張秀吉(チャン・スギル)同副部長の処刑は公開で行われている。

公開処刑は、平壌郊外にある姜建(カンゴン)軍官学校の練兵場で行われた。衛星写真により、これ以前にも公開処刑の様子が捕捉されていた場所だ。

(参考記事:「家族もろとも銃殺」「機関銃で粉々に」…残忍さを増す北朝鮮の粛清現場を衛星画像が確認

各種の証言を総合すると、2人に対する公開処刑の様子は次のようなものだった。