北朝鮮の若者が「文在寅の政敵」に夢中になってしまう理由

否定的なニュアンスを持つ略称「チャハンダン」(自韓党)を使っての連日の自由韓国党批判記事だが、北朝鮮の若者の間では当局の意図とは異なる形で受け止められていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

新義州(シニジュ)の情報筋によると、労働新聞が自由韓国党を批判する記事を連日掲載しているせいで、若者の間では同党に対する関心が高まっている。

「労働新聞の記事によると、自由韓国党の歴史は、自由党まで遡り、民主共和党、民主正義党、ハンナラ党、セヌリ党など服を着替え続けてきた政党で、反民族的、反人民的な保守逆賊一味と非難を強めている」(情報筋)

李承晩(イ・スンマン)、朴正煕(パク・チョンヒ)、全斗煥(チョン・ドゥファン)など韓国の過去の独裁政権や軍事政権にルーツを持つ自由韓国党だが、「若者が興味を持ってくれている」のは同党関係者にとって喜ばしいニュースかもしれない。