姿を消した武装兵士の行方は…習近平の訪問直前、北朝鮮で緊張
国境警備隊は非常警戒令を下し、他地域の兵士まで駆り出して、大々的な捜索活動を行ったが、結局その日のうちに発見できなかった。翌朝になって、部隊に戻ろうと歩いていた兵士が発見された。
この兵士は取り調べで「中隊の政治指導員から暴行を受け頭にきて勤務地を離脱し、山に登ってぼーっと座っていた」と陳述した。
情報筋によると、事件の起きた当日、政治指導員は密輸の取り締まりに消極的な兵士3人を呼び出したが、質問にきちんと答えなかったとい理由で顔などを激しく殴りつけたことが明らかになった。
この政治指導員は以前から兵士に対して暴行を働いたり過酷な罰を下したりすることで、兵士の間では悪名高い人物として警戒されていた。
(参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為)
これを受けて、当該の政治指導員の常習的な暴行に対する批判が行われていると情報筋は伝えた。