風俗街へと変貌を遂げた「金正恩の都」の北の玄関口

オーナーが摘発されることはまずないが、売春を行っていた女性は、摘発されれば客から受け取ったカネは全額没収され、労働鍛錬隊(懲役)3ヶ月の刑になる。

しかし、間里は郊外とあってかなり取り締まりがゆるい。また、糾察隊や保安署(警察署)の取り締まりもあるが、ワイロさえ掴ませておけば見逃してもらえるとのことだ。

(参考記事:美女と「日本製の部屋着」に狂わされた、ある北朝鮮警察官の選択

待機宿泊で働いているのは平安道(ピョンアンド)や慈江道(チャガンド)出身の10〜20代の女性で、その多くが借金取りに追われて、あるいは家族を食べさせるためにこの間里にやって来るという。

(参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

また、彼女らがこの間里にやって来るのにはこのような理由もある。