「秘密の話はiPhoneで」北朝鮮国内で広がる新常識

アップル社が公開した文書によると、iMessageでやり取りされる情報は暗号化されており、当事者以外は誰も見れないことになっている。ただ、ネット環境の悪いところでは正しく暗号化されない場合もあるとのことだ。

韓国の大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が2017年8月に発表した報告書では、北朝鮮当局が様々な形で携帯電話、スマートフォンへの監視を進めているとしている。一部を除いて具体的な手法はわかっていないが、「監視されているのではないか」と疑心暗鬼に駆られた人たちが、iPhoneを買い求めているものと思われる。

(参考記事:北朝鮮スマホ最新機種は「韓流拡散防止」装置付き

アップル社と言えば、徹底的にユーザーのプライバシー保護を重視し、政府機関に対する頑ななまでの情報提供の拒否で知られている。