2018年サッカーW杯ロシア大会の会場となるスタジアムの建設現場で、北朝鮮から派遣された出稼ぎ労働者が、奴隷のような労働を強いられていることが明らかになった。
アキレス腱を切断
ノルウェーのサッカー専門誌「ヨシマル」は、「現在、進められているサンクトペテルブルクのクレフスキー・スタジアムの建設現場で、北朝鮮の労働者が搾取されており、死者まで出ている」と報じた。
2018年サッカーW杯ロシア大会の会場となるスタジアムの建設現場で、北朝鮮から派遣された出稼ぎ労働者が、奴隷のような労働を強いられていることが明らかになった。
ノルウェーのサッカー専門誌「ヨシマル」は、「現在、進められているサンクトペテルブルクのクレフスキー・スタジアムの建設現場で、北朝鮮の労働者が搾取されており、死者まで出ている」と報じた。
デイリーNKジャパン編集部は3月、北朝鮮の政治犯収容所で22年に及ぶ時を過ごした末、韓国へと脱出した女性、パク・クモクさん(30)のインタビューを行った。その内容を紹介する。今回は2回目。
収容所は北朝鮮の正式名称では「管理所」と呼ばれ、現在、5か所で運営されていることが確認されている。そのうち4か所は情報機関と秘密警察を兼ね、住民統制の先頭に立つ国家保衛省(旧国家安全保衛部)が運営しているが、パクさんが収容されていた18号管理所だけが異なり、国家保安省(警察庁)の管轄となっている。
このため、他の収容所とは異なるシステムで運営されており、これがパクさんに脱出の機会を与えることになった。
(参考記事:北朝鮮、拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も)
18号管理所の独特な制度に、収容者を「移住民」と「解除民」に分ける仕組みがある。
デイリーNKジャパン編集部は3月、北朝鮮の政治犯収容所で22年に及ぶ時を過ごした末、韓国へと脱出した女性、パク・クモクさん(30)のインタビューを行った。パクさんは0歳だった1988年、家族と共に平安南道(ピョンアンナムド)の北倉(プクチャン)郡にある18号収容所に収容され、2009年まで同地で過ごした。
脱北者の証言、人工衛星が撮影した画像の分析などを通じ、北朝鮮には現在、最低でも5つの政治犯収容所が存在することが分かっている。それぞれの収容所はひとつの市にも匹敵するほどの巨大なもので、韓国の政府系シンクタンク・統一研究院によると、収容者数は2013年時点で8万~12万人に及ぶ。
朝鮮半島を巡る軍事的緊張が高まる中、中国や韓国のネット上で、様々な怪情報が拡散している。
韓国の聯合ニュースによると、中国東北地方を中心に、「緊急通知:中朝間でまもなく戦争が起きる可能性あり、人民解放軍北部戦区医療部隊が、国境を超えてやって来た難民の救護にあたるため中朝国境に集結している」とのウワサが、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)を通じて拡散している。
北朝鮮の核兵器開発をめぐり、朝鮮半島情勢が緊張の度を増している。
米国が北朝鮮の近海に空母打撃群を派遣したのに対し、朝鮮中央通信は13日、金正恩党委員長が朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の「特殊作戦部隊の降下および対象物打撃競技大会-2017」を指導したと報じた。軽輸送機や武装ヘリも動員されたこの競技大会は、特殊部隊がいつでも、韓国に浸透できることをアピールするものだったと見ることができる。
つまり正恩氏は、「米国がわれわれに手を出せば、南(韓国)は無事では済まない」ということを強調したかったのだろう。
在韓日本大使館は12日、韓国に滞在・渡航する人に向けて最新の情報に注意するよう促す海外安全情報(スポット情報)を出した。これを受け、韓国市民や在留邦人からの問い合わせが相次いだというが、それもあながち的外れな反応とは言えないのである。
とはいえ、こうしたデモンストレーション合戦は、米朝とも計算ずくで行っている可能性が高い。北朝鮮では11日、国会に相当する最高人民会議が開かれた。また25日の軍の創建記念日にはパレードを準備中とも伝えられ、多数の軍指揮官が持ち場を離れた状態にあるはずだ。だからこのタイミングで正恩氏が極端な行動に出ることはない――米国にはこのような読みがあり、北朝鮮側にもまた、米国の真意を読んでいるものと思われる。
それでも、何らかの偶発的な出来事が、予想もしない方向に広がる怖さはある。(参考記事:【動画】吹き飛ぶ韓国軍兵士…北朝鮮の地雷が爆発する瞬間)
2015年8月、北朝鮮の地雷で韓国軍兵士が身体の一部を吹き飛ばされた事件をきっかけに起きた、南北間の軍事危機がまさにそうだった。
韓国紙・中央日報は11日、北朝鮮情報筋の話として、北朝鮮当局が首都・平壌市民のうち60万人余りを他の地域に移住させる計画を進めていると報じた。
情報筋によれば「平壌の人口約260万人のうち、60万人余りを市の境界の外側の平安南道(ピョンアンナムド)など他の地域に移らせるもので、事実上の強制移住計画」だという。
情報筋はまた、計画は金正恩党委員長の指示を受けたもので、国家保衛省と人民保安省が選定作業を進めているとしている。
米太平洋軍のデーブ・ベンハム報道官は8日、西太平洋の即応態勢とプレゼンスを維持するため、原子力空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群を北に向かわせていると明かした。
空母打撃群は、寄港先のシンガポールからオーストラリアに向かっていた途上で北上を命じられた。目的は何か。
中国・浙江省にある北朝鮮レストランから、男性支配人と女性従業員12人ら計13人が集団脱北し韓国入りしてから、7日で1年となった。
北朝鮮レストランの「美人ウェイトレス」はもともと韓国で関心が高かったこともあり、事件は大きなニュースとなった。
(参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発)
その後、女性従業員らの一部(全員との説もある)は特例で大学に入学するなど、韓国での新たな生活になじみつつあるとの報道がある。しかしその一方、「彼女たちは本当に自分の意思で韓国へきたのか」との疑問を提起、朴槿恵前政権が世論操作のため「企画脱北」させたとし、韓国当局を猛烈に非難する人々もいる。
北朝鮮が自慢する無償治療制は、1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」を境に崩壊してしまった。病院には医薬品が不足しており、麻酔薬なしに切開手術が行われているとの情報も聞こえてくる。
(参考記事:【体験談】仮病の腹痛を麻酔なしで切開手術…北朝鮮の医療施設)
海外出張者の医療並びに安全対策サービスを世界の会員企業に提供している「インターナショナルSOS」と「コントロール・リスクス」の2社は、世界の渡航リスクの概要を把握できる『トラベル・リスク・マップ2017』(以下、リスクマップ)で、北朝鮮の医療に対する評価を最低ランクに位置付けた。
東京新聞が2日付の朝刊で、北朝鮮で金正恩党委員長の暗殺が計画され、未遂に終わったと報じている。
同紙によれば、北朝鮮で36年ぶりに朝鮮労働党大会が開催された昨年5月、秘密警察・国家安全保衛部(現・国家保衛省)の地方組織が実施した一部住民に対する講演で、正恩氏の専用列車の爆破計画が党大会前にあり、未遂に終わったと報告していた。事件の具体的な時期、容疑者の氏名は明らかにされていないという。
(参考記事:「正恩氏の列車 爆破計画」 昨年5月、北秘密警察報告)
講演内容がこのとおりならば、暗殺計画は実在した可能性が高い。体制の守護を使命とする秘密警察が、このようなウソを言う理由が見当たらないからだ。
北朝鮮の首都・平壌にあるカラオケ店が、外国人客からのぼったくりに励んでいると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。
平壌を頻繁に訪れるという中国人実業家がRFAに語ったところによると、平壌には外国人を相手に営業するカラオケ店が相当数あるという。
マンションなど一般住宅の空き部屋に旅行者を有料で泊める「民泊」を本格解禁する住宅宿泊事業法案(民泊法案)が今月10日に閣議決定された。今国会で成立し、年内に施行される見込みだ。
北朝鮮は自国民の自由な国内移動を認めていないが、全国に自由市場が数百カ所も出来たこともあり、出張に出る人は増えている。そういった際には、「待機宿泊」とよばれる宿を利用する。このような宿ができ始めたのは、1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」の頃だという。
北朝鮮の鉄道は電化率が8割に達しているが、1990年代から深刻化した電力不足のせいで、運行中の列車が何日も止まったままになってしまう事態が当たり前になっている。乗客は列車から降りて、再び動き出すまでひたすら待ち続けなければならない。
(参考記事:東京から岡山まで10日!? 電力難が招く北の「鉄道崩壊」)
そこに目をつけたのが、駅周辺に住む住民だ。自宅の一室を、列車を待つ乗客に宿として提供するようになったのだ。儲かると評判になり、このような民宿が次から次へとできた。ちなみに「待機宿泊」とは、列車が動くまで待機する乗客を宿泊させることに由来している。
マンションなど一般住宅の空き部屋に旅行者を有料で泊める「民泊」を本格解禁する住宅宿泊事業法案(民泊法案)が今月10日に閣議決定された。今国会で成立し、年内に施行される見込みだ。
北朝鮮は自国民の自由な国内移動を認めていないが、全国に自由市場が数百カ所も出来たこともあり、出張に出る人は増えている。そういった際には、「待機宿泊」とよばれる宿を利用する。このような宿ができ始めたのは、1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」の頃だという。
北朝鮮の慈江道(チャガンド)に住む女性が、生活苦を理由に自ら命を絶った。その背景には、この地域が抱える特殊な事情があった。
現地の内部情報筋によると、件の女性は20代で、軍需工場で働いていた。両親と激しく口論した後、家を飛び出した後、山に入り自ら命を絶ったようだが、口論の理由は食べ物だったという。
北朝鮮の食糧事情は、市場経済化の発展によりかなり改善している。しかし、それと同時に貧富の差の拡大も進行しており、権力や利権と無縁で、現金収入を得る手段の限られる人々は相変わらず、飢えの恐怖の中で暮らしている。
(参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち)
それに加え、慈江道には地域的な特性がある。

北朝鮮の最高指導者だった故金正日総書記は、派手な女性遍歴で知られる。明らかになっているだけでも5人の女性が彼の妻(あるいは愛人)となり、うち4人が彼の子どもを生んでいるが、妻たち以外に何人の女性と関係を持っていたかについては、推測に基づく数字すら出ていない。しかし、世間によく知られた人物もいる。絶世の美女と言われた女優の禹仁姫(ウ・イニ)氏がそうだ。
著名な脚本家である夫のリュ・ホソンとの間に2人あるいは3人の娘をもうけていた彼女は、非常に開放的な性格の女性だったという。
そして、高級幹部や裕福な日本からの帰国者たちの間では、彼女と様々な男性の噂が絶えなかった。
女優の禹仁姫(ウ・イニ)は1960〜70年代、北朝鮮映画界にトップスターとして君臨していた。
北朝鮮の最高指導者だった故金正日総書記は、派手な女性遍歴で知られる。明らかになっているだけでも5人の女性が彼の妻(あるいは愛人)となり、うち4人が彼の子どもを生んでいるが、妻たち以外に何人の女性と関係を持っていたかについては、推測に基づく数字すら出ていない。
しかし、世間によく知られていたのが禹仁姫である。
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最近、北朝鮮の地方都市で、高校生による薬物中毒と「性びん乱」の大スキャンダルが巻き起こったもようだ。
咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋によれば、「2月5日、会寧(フェリョン)市のキム・ギソン第1中学校で、生徒の父母を集めた『大総会』が開かれた。
これを主導したのは、薬物と不法映像物、売買春を取り締まる中央の特務機関である『620常務』。内容は、オルム(覚せい剤)を服用して性行為を行っている生徒らの非行問題で、とくに悪質と見られた生徒らの実名が公表された」という。
このような問題は、以前にも起きている。
北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、韓国の憲法裁判所が朴槿恵大統領を罷免する決定を下してから、わずか2時間半後にこのことを伝える記事を配信した。これほどの速報は、異例中の異例だ。他の北朝鮮メディアも、朴槿恵氏の弾劾を求める人々が参加した大規模集会の様子から、弾劾に至るまでの過程を連日報じている。
このような報道は、北朝鮮当局の「南朝鮮(韓国)より、偉大なる元帥様(金正恩党委員長)のいる我が国(北朝鮮)の方が上だ」と宣伝する意図を反映したものだが、北朝鮮の人々が興味を持つのは、当局の意図とは裏腹に「人民(国民)が勝利した」という事実についてだ。
北朝鮮の金正恩党委員長は少し前、秘密警察である国家保衛省(保衛省)に対し、捜査や取り調べの過程で人民の人権を侵害するな、との指示を下したとの情報が伝えられている。
公開処刑や政治犯収容所の運営を担う保衛省は、北朝鮮国民にとって恐怖の象徴である。そしてその暴力性は、人を人とも思わない無慈悲な冷血さに由来している。
そんな組織に対して「人権に配慮せよ」などと命じたら、恐怖政治が骨抜きになり、金正恩体制は土台から揺らいでしまうのではないか。正恩氏は本気で、人権問題と向き合う気でいるのか。
(参考記事:謎に包まれた北朝鮮「公開処刑」の実態…元執行人が証言「死刑囚は鬼の形相で息絶えた」)
もしそうなら歓迎すべきことだが、やっぱりそうではないらしい。
北朝鮮国内から、ちょっとおかしな話が伝わってきた。主要な外貨稼ぎ機関のひとつである大聖総局傘下の貿易会社が10代の少女たちの「やわらかい皮膚」に目を付け、あちこちで盛んに雇い入れているというのだ。
北朝鮮で、児童労働が蔓延っているのは周知の事実だ。工場など以外でも、たとえば学校が生徒・児童らに様々な「上納ノルマ」を課し、労働に駆り立てている。しかしそれにしても、「やわらかい皮膚」に目を付けるとはあまり聞かない話だ。
一体どういうことか。
平安南道(ピョンアンナムド)に住む内部情報筋が、次のように話す。
マレーシアで殺害された金正男(キム・ジョンナム)氏の息子・ハンソル氏を名乗る男性の動画が掲載された「千里馬(チョンリマ)民防衛(ミンバンウィ)」なる団体のホームページに掲載された文章を、日本語訳して紹介する。※カッコ内は編集部。

北朝鮮の人々へ
脱出を望む、もしくは情報を共有したい方は、我々がお守りします。どの国にいらしても可能です。行きたい場所に安全に送り届けます。すでに複数の北朝鮮人を助けてきた我々は、いかなる代償も望みません。
北朝鮮でまたもや国家機関の幹部らが高射銃で処刑されたという。しかも、今度は金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件に関与したと見られている北朝鮮の秘密警察の幹部らだ。
韓国の国家情報院(以下、国情院)は先月27日、金正男氏殺害事件の容疑者と見られる北朝鮮国籍の8人のうち、4人が国家保衛省(以下、保衛省)、2人が外務省にそれぞれ所属していると明らかにした。さらに、国情院によると保衛省の次官級幹部5人以上が高射銃によって処刑されたという。
マレーシア当局は、北朝鮮の金正恩党委員長の異母兄・金正男(キム・ジョンナム)氏殺害の実行犯として逮捕したインドネシア国籍とベトナム国籍の女性らを殺人罪で起訴した。その一方、事件に関与したと見られていた北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者については、3日の勾留期限をもって証拠不十分により釈放、国外追放とする見込みだ。
女性らは、有罪が確定すれば死刑もあり得るという。ただ、マレーシア当局が起訴事実を立証するのは簡単ではないとされる。
香港で開催された数学オリンピックに参加していた北朝鮮の男子高校生が、単身で韓国領事館に駆け込んで亡命を求めた事件が起きたのは昨年7月。彼はその年の9月に無事韓国にたどり着いた。
香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポストによると、彼の脱北の裏には父親の励ましがあったという。
この件に詳しい外交筋によると、脱北は綿密に計画されたものだった。
マレーシア警察がクアラルンプール国際空港で殺害された金正恩党委員長の異母兄・金正男(キム・ジョンナム)氏の遺体から、化学兵器として用いられる神経剤VXを検出したことで、「事件の背後には北朝鮮当局がいる」との見方が強まっている。
だが、この事件の基本的な構図――誰が、誰を殺したか――は、法的な意味ではいまだに定まっていない。VXが検出されたことで、心臓発作のような病死ではなく、殺人が行われたことはハッキリしつつある。実行犯が、ベトナム国籍とインドネシア国籍の女容疑者たちであることも、どうやら間違いないようだ。
では、殺されたのは誰なのか。私たちは、様々な情報の集積により、それが正男氏であることを知っている。
(参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発)
マレーシア警察が13日に殺害された金正恩党委員長の異母兄・金正男(キム・ジョンナム)氏の遺体から猛毒VXを検出したことで、事件が緻密に計画された組織的犯行である可能性がいよいよ高まって来た。
しかし、犯行が北朝鮮当局によるものなのか、そして指示を下したのが正恩氏だったのか、といったことは、そう簡単に解明されないだろう。ちょうど20年前に行われたもう一つの「身内殺し」も、韓国で摘発された北朝鮮「夫婦スパイ」の証言がなければ、犯人が特定されたかどうかもわからない。
(参考記事:「喜び組」を暴露され激怒 「身内殺し」に手を染めた北朝鮮の独裁者)
それでも、ひとつ重要なファクトが浮かんだことは確かだ。それは北朝鮮の国父・故金日成主席の血筋――「白頭血統」までもが殺害の対象となるということだ。