投稿者: DailyNK Japan

  • 自衛隊は絶対に「拉致被害者」を救出できない

    日本が安保法制を整備し、集団的自衛権の行使に動きだしたことに韓国は神経を尖らせている。そんなさ中、韓国を訪問した中谷元防衛相は、仮に自衛隊が北朝鮮の領域に入る必要が生じた場合、必ずしも韓国からの同意を得る必要はないとの認識を示した。

    これに、韓国の与野党やメディアが敏感に反応している。

    韓国の立場は、朝鮮半島における唯一合法的な政府は自国のみであるというものだ。北朝鮮は国家ではなく、韓国の領土である朝鮮半島の北半部を不法に占拠しているとものとみなしているのだ。

    陸自の進出は可能性「ゼロ」

    そのため、「日本が勝手に北朝鮮で軍事行動を起こすのは韓国の主権侵害である」との主張が巻き起こっているわけだ。

  • 一家全員、女子中学校までが…北朝鮮の薬物汚染「町内会の前にキメる主婦」

    一昔前には、日本で覚せい剤と言えば北朝鮮製が幅を利かせていた。

    2001年12月、覚せい剤の密輸を担っていたと思しき北朝鮮の工作船が、海上保安庁に追い詰められた末に爆沈。以来、日本では北朝鮮製覚せい剤のニュースは聞かれなくなってはいる。

    しかしそれは、北朝鮮が覚せい剤と無縁の国になったことを意味してはいない。それどころか、現在では北朝鮮国内で覚せい剤が蔓延し、手の打ちようがない有様となっている。

    拒否なら学校でイジメ

    咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋は、その状況を次のように語る。

  • 謎に包まれた北朝鮮「公開処刑」の実態…元執行人が証言「死刑囚は鬼の形相で息絶えた」

    「高射砲を使用した処刑」など、人体が原形をとどめないような残忍極まりない方法が知られるようになったことで、「金正恩体制=残忍な公開処刑」というイメージが定着した感もあるが、北朝鮮において、被疑者逮捕から死刑に至るまでの「プロセス」については実はあまり知られていない。

    【参考記事】玄永哲氏の銃殺で使用の「高射砲」、人体が跡形もなく吹き飛び…

    ささいなことで拷問、処刑

    北朝鮮では、どのようなプロセスを経て死刑に至るのかーー米国の北朝鮮専門ニュースサイト「NKニュース」が詳しく伝えている。以下、その内容を再構成の上、一部加筆してレポートする。

  • 謎に包まれた北朝鮮「公開処刑」の実態…元執行人が証言「死刑囚は鬼の形相で息絶えた」

    ※この記事には凄惨な光景の描写が含まれます。

    世界の約7割の国で廃止、または事実上廃止されている死刑制度。OECD加盟の34カ国中、死刑制度を事実上存置しているのは米国と日本ぐらいで、EU加盟にあたっても死刑制度の廃止が求められるなど、死刑制度は「遅れた司法の象徴」のように扱われている。

    その印象を強めているのが、非民主的な国家における死刑執行数の多さだ。国際人権団体アムネスティによると、2014年に最も死刑執行数の多かったのは中国の2400件、次いでイランの289件、サウジアラビアの90件、イラクの61件、米国の35件だ。(米国以外は推定値)

    北朝鮮については、少なくとも50件の死刑執行が行われたと見られているが、当局が統計を公表しておらず実態を正確に知ることは難しい。

    人体が原形とどめず

    ただ、国連自由権規約で「最も重大な犯罪」に該当しないとされている犯罪にも死刑宣告されており、様々な証言や情報を照らし合わせると、実際には50件より遥かに多いと見るべきだ。

  • 金正恩氏が恐れる「北朝鮮ジョーク」の破壊力

    先日、韓国の情報機関、国家情報院は国会に対する国政監査報告を行う中で、北朝鮮国民の意識変化を示す例として、北朝鮮の人々の間で流行っているひとつの「ジョーク」を盛り込んだ。

    「わが国には党(朝鮮語でダン)がふたつある」というのが、それだ。

    北朝鮮で「党(ダン)」と言えば、国家を支配する朝鮮労働党(チョソンロドンダン)のことを指す。一応、ほかにも党の名の付く団体はあるのだが、朝鮮労働党の「下っ端」に過ぎず、そんなものを「党(ダン)」と呼んで話題にする人はまずいない。

    では、朝鮮労働党とは別の「党(ダン)」とは何かと言えば、北朝鮮全土で増殖する「自由市場(ジャンマダン)」のことだ。末尾の発音を引っかけているわけだが、それだけジャンマダンが、北朝鮮社会で存在感を増していることが背景にある。

    そして、人々はたとえば、こんな風に話しているという。

  • 北朝鮮に「ブラジャー」がもたらした意識変化

    北朝鮮に「ブラジャー」がもたらした意識変化

    北朝鮮で、日本や韓国のアパレル製品の古着がファッションの最先端となっている。

    ブラジャー、タブー視

    (参考記事:北朝鮮ではブラジャーすらタブーだった?

    むかし、在日朝鮮人が日朝を活発に往来していた時には、現地の親戚へのお土産として、大量の日本製の古着を持ち込んでいた。それは北朝鮮が慢性的なモノ不足であるため、生活に必要なモノとして一般庶民の間で需要があったわけだが、当時と今とでは事情が違う。

    現在の古着需要は、いわゆる「ヴィンテージ・ブーム」に似た形で富裕層の間で拡大しているという。

    近年、北朝鮮では国民経済の資本主義化が進むにつれ、ファッション事情も急速に多様化してきた。

    1990年代まで、北朝鮮では女性がブラジャーを着用することは「資本主義にかぶれた遊び人」のように見なされ、タブー視されていた。

    (参考記事:北朝鮮ではブラジャーすらタブーだった?

    それが変わり始めたのは、外国製品や「韓流」の流入が始まった2000年代のことで、現在では着用する女性が多数派だ。

  • 北朝鮮当局、少子化対策でムチャな指示…「避妊と中絶禁止!」

    少子化に悩む北朝鮮が「避妊手術や中絶手術を禁ずる」という指示を出したと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。しかし、少子化の原因は、北朝鮮の慢性的な経済難であり住民からも疑問の声があがっている。

    産みたくても産めない

    北朝鮮経済の原動力は、アズマイ(おばさん)をはじめとする主婦や働き盛りの女性たちだ。男性は、原則的に所属する国営の工場、企業所に出勤する義務があるが、給料はせいぜいコメ1キロ程度。女性たちが市場で商売をして家計を支えなければならない。

    家計を支える北朝鮮女性たちにとって大きな壁となるのが、やはり出産と育児だ。商売に忙しく育児をする余裕がないため、産んでもせいぜい一人。こうしたなか、出産を拒否する女性も増えている。

  • 北朝鮮のプロパガンダを骨抜きにした「韓流と林秀卿」

    北朝鮮の朝鮮中央テレビで時々伝えられる韓国のニュースは「弾圧」「抗議集会」「デモ」などネガティブなものばかりだ。韓国のイメージ悪化が狙いだが、逆効果を生んでいる。

    朝鮮中央テレビで放映された韓国のデモのプラカード(画像:朝鮮中央テレビキャプチャー)
    朝鮮中央テレビで放映された韓国のデモのプラカード(画像:朝鮮中央テレビキャプチャー)

    映像を見た北朝鮮の若者は、韓国に「スタイリッシュ」という印象を持ち、デモの横断幕やプラカードに使われている「韓国風の書体」を真似ると平安南道(ピョンアンナムド)の内部情報筋が伝えてきた。

  • 金正恩氏に「死刑宣告」した米韓首脳会談

    韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と米国のオバマ大統領は16日(日本時間17日未明)、ワシントンで会談し、「北朝鮮に関する米韓共同声明」を採択した。両国首脳が北朝鮮問題に限定した共同声明を発表するのは初めてのことだ。

    声明の大部分は核・弾道ミサイル問題に割かれている。内容をざっくり説明すると、国際社会が北朝鮮を核保有国として認めることはないし、開発を継続するなら代償を払わせる。しかし開発を完全に放棄するならば、より良い未来を約束しよう――というものだ。

    もちろん、北朝鮮がこれに「では、そのようにお願いします」と素直に応じることは絶対にない。

    というより、金正恩氏の関心はむしろ、米韓首脳が共同声明に「(北朝鮮の)人権侵害に対する責任を糾明」すると明記した事実に、釘付けになっているのではないか。

    衛星が捉えた虐殺の「証拠」

    これは正恩氏にとって、死刑宣告にも等しいものだ。

  • 【対北情報戦の内幕-10-】朝鮮総連を震撼させた公安当局の「セセデ」獲得工作

    連載・日本の対北朝鮮情報力を検証する/公安調査庁編(3)

    2014年夏、朝鮮総連の許宗萬(ホ・ジョンマン)議長は洪仁欽(ホン・イヌン)監査委員長から手渡された報告書を読み、露骨に表情を歪めたに違いない。洪氏は次のように語ったという。

    「公安がセセデ(注:「新世代」の朝鮮語。若手活動家を指す)への工作を強めています。残念ですが、警戒心が弱いセセデは次々に籠絡されています」

    洪氏が委員長を務める監査委員会は、いわば朝鮮総連内部の秘密警察であり、組織内に潜り込んだスパイの摘発を任務としている。メンバーは朝鮮労働党に忠誠を誓ったエリートで、配下には行動確認――つまりは尾行や監視を行うチームまであるとされる。

    【連載】対北情報戦の内幕/外務省編・外事警察編

    狙われた若手商工人の証言

    洪監査委員長が許議長に手渡した資料は、同年の春から急増した公安調査庁(以下、公安庁)による「工作」について、秘密裏に調べ上げたもの。そこには、公安調査官がジャーナリストなどに身分を偽装し、あるいは既に「協力者」(スパイ)になっている活動家を介して新たな標的に接近するなどの工作実態が、生々しく記されていた。

    公安庁から工作の対象にされたことのある若手の在日商工人が、当時の様子を振り返る。

  • 妻子まで惨殺の悲劇も…北朝鮮で警察官への「報復」相次ぐ

    北朝鮮で最近、日本の警察官に当たる「人民保安員」から退職者が続出している。理由はズバリ、庶民からの「報復」が怖いからだ。

    戦車で轢殺も

    実際、取締のやり方が過酷だったり、権力をかさにきて執拗にワイロを要求してきた保安員らが、待ち伏せされて殴打されたり、殺されたりする事件が多発している。

    (参考記事:北朝鮮の警察官、退職者続出のワケは…「この恨みはらさでおくべきか」

    金正恩時代になって以降、北朝鮮当局は以前の金正日政権時代と比べても、社会への統制と取締を強めている。それに対して庶民の反発が高まっているのだが、以前は権力に対して従順だった庶民たちは、今では公然と反発するようになっている。

    凶器で暴行

    6月には咸鏡北道(ハムギョンブクト)で、保安員と商売人の間での乱闘が発生し、軍と国家安全保衛部(秘密警察)、警察が派遣される事態にまで拡大している。デイリーNKの内部情報筋は、その時の様子を次のように語った。

    「市場を管理する保安員が工業製品を押収したことに商売人が反発したが、最初は言い争いだった。しかし、殴り合いに発展し、周辺の商売人は凶器まで用いながら保安員に襲いかかった」。これは、かつてなら考えられなかったことだ。北朝鮮では権力は絶対であり、抗うことは死を意味した。

    妻子まで惨殺

    たとえば90年代の末には、当局の横暴に抗議する製鉄所の労働者たちを鎮圧するため、中央権力が軍を投入。座り込んでいた人々を戦車で次々に引き殺すという凄惨な出来事が起きている。

    (参考記事:抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「黄海製鉄所の虐殺」

  • 【再現ルポ】北朝鮮の橋崩落事故、500人死亡の阿鼻叫喚…人民を死に追いやる「鶴の一声」

    ※この記事には事故現場の凄惨な光景の描写が含まれます。

    川原に広がる地獄絵図

    北朝鮮の大型工事の特徴のひとつに、故金日成主席および故金正日総書記の誕生日や朝鮮労働党、朝鮮人民軍などの創建記念日までに工事を終え、その当日に完成式典を行い、体制のプロパガンダに利用するという点がある。

    当局から求められた期日に間に合わせるため、「千里馬速度」「馬息嶺速度」などの号令のもと、「速度戦」が繰り広げられる。そして、竣工を一般的な工事より大幅に繰り上げるため、安全を無視した無茶な工期短縮が行われ、その結果事故が多発している。

    一昨年の10月には、国の中枢である国防委員会の庁舎新築の工事現場で崩壊事故が発生し、80人が死亡したと伝えられている。この手の労災事故は枚挙にいとまがないが、過去にはそれを遥かに超える大事故が起きていた。

    現場となったのは、平壌と開城を結ぶ北朝鮮の大動脈「平壌開城高速道路」。1992年4月に竣工した総延長160キロに及ぶ北朝鮮の大動脈だ。

    その当時、現場にいた人のうち数人がその後脱北して、現在は韓国で暮らしている。韓国で発表されている彼らの証言や手記を元に、当時の状況を再現してみた。

  • 【再現ルポ】北朝鮮の橋崩落事故、500人死亡の地獄絵図

    【再現ルポ】北朝鮮の橋崩落事故、500人死亡の地獄絵図

    時は金日成氏が存命中の1989年に遡る。1987年12月に始まった「平壌開城高速道路」の工事は概ね順調に進んでいた。ところが、1989年4月15日(金日成氏の誕生日)までに急ぎ工事を終えよとの指示が、当局から下される。
    (関連記事:やっぱり事故が起きていた金正恩氏「恐怖写真」の現場

    突如として指示された工期短縮。それに間に合わせるため、数多くの軍人や一般労働者が動員された。その効果もあり、路盤工事は必要なペースで進んだが、黄海北道(ファンへブクト)の金川(クムチョン)を流れる礼成江(レソンガン)に掛かるアーチ型の橋だけは工事が遅れていた。

    完成を早めるため、橋の上では軍人たちと資材を積んだトラック、工事用の機械が慌ただしく行き交っていた。

    ところが1989年4月14日、指示された工期完了の1日前のことだった。証言者によると、事故が起きたのは午前10時頃。橋が轟音とともに崩落した。橋脚だけを残して上部の床版(しょうばん)が川の中に落下したのだ。

    アルコール飲み干し事故現場へ

    500人以上の軍人がトラックや機械もろとも120メートルの高さから落とされ、川原にたたきつけられたのだ。大慌てで川原に降りていった人々が見たものは、地獄絵図だった。 

  • 【対北情報戦の内幕-9-】あるエリート公安調査官の栄光と挫折

    連載・日本の対北朝鮮情報力を検証する/公安調査庁編(2)

    2014年3月、ある地方都市の城郭跡にほど近い政府合同庁舎から、ひとりの男が去って行った。男はかつて、公安調査庁(以下「公安庁」)のエースと呼ばれ、北朝鮮情報で右に出る者なしとまで言われた。

    男が集めた情報は首相官邸に報告されるだけでなく、米国をはじめとする西側インテリジェンス・コミュニティーで共有された。その質の高さに、各国のインテリジェンス・オフィサーは惜しみない賛辞を送ったという。

    (参考記事:【対北情報戦の内幕-6-】総連捜査の深層…警察はなぜ公安調査庁に負けたのか

    しかし、そんな男が組織を去るのを惜しみ、過去の功績と名誉をたたえる声は、ほとんど上がらなかったという。

    工作船から携帯電話

    2001年12月、東シナ海で海上保安庁の巡視船が、北朝鮮の工作船と半日にわたる激しい銃撃戦を繰り広げた。20ミリ機関砲を撃って工作船を停止させようとする巡視船に、工作船は機関銃や対戦車ロケット弾で反撃。しかし間もなく自爆し、海中深くに消えていった。世に言う「九州南西海域不審船事件」である。

  • 食糧「消滅」で人肉事件も…北朝鮮「大規模イベント」の裏に隠された悲劇

    2012年の春、北朝鮮最大の穀倉地帯である黄海南道で、大量の餓死者が発生した。正確な死者数は今に至るも明らかになっていないが、北朝鮮ウォッチャーの間では万単位であったと推測されている。

    同年4月10日、デイリーNKが最初に「餓死者急増」と報じたときには、漠然とした状況しかわからなかった。だが、時間が経つにつれ、現地の凄惨な実態が明らかになる。

    北朝鮮国内にいる、アジアプレスの記者と協力者たちが取材したところでは、行き倒れになる人が多すぎて火葬する薪が足りなくなり、郊外の空き地に穴を掘って、遺体をまとめて埋めるしかなかったとされる。中には、暮らしに絶望して、一家全員で心中した家庭もあったという。

    餓死者の墓を掘り起こし…

    さらには、耳を覆いたくなる「人肉事件」の情報がもたらされる。

  • 金正恩氏「俺のマネ禁止令」を下す…「同じズボンを履くな!」

    北朝鮮メディアは、金正恩第1書記の特徴的な刈り上げヘア・スタイルを「覇気ヘア」と褒め称える。

    一般住民は、そんな呼び方はしないらしいが、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、金正恩氏は「俺のヘア・スタイルやファッションを真似するな」という指示を下したという。

    幹部らの楽しみ

    RFAの咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、「わが国の幹部たちは、長年、最高指導者の服装やヘアスタイルを慣行として真似てきた」という。

  • 「美女洗車サービス」も登場した北朝鮮ニュービジネス

    北朝鮮で美女をビジネスに活用する動きが活発だ。その活用ぶりたるや、資本主義国家以上と言っても過言ではない。

    北朝鮮当局による代表的な美女ビジネスは、海外で展開する北朝鮮レストラン、通称「北レス」だ。カンボジアのシェムリアップにある「平壌冷麺」で働く「美人過ぎる北朝鮮ウェイトレス」は、韓国のネットユーザーを熱狂させた。

    (参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発 )

    美人過ぎる北朝鮮ウェイトレスは、しばらくして北朝鮮に帰国したようだが、その後に赴任したウェイトレスも、その可憐さで人気を呼び、韓国のインターネットサイトには、ポートレートが多数アップされている。筆者も2014年に同店を訪れたが、確かに、この女性は韓国人の注目を集めていた。

  • 北朝鮮当局、韓国と「携帯通話」した女性3人を「見せしめ」で処刑

    金正恩氏の恐怖政治が幹部らに対する粛清にとどまらず、国民にまで及び始めている。

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、北朝鮮当局は8月20日、中国の携帯電話を使用していた女性3人を、「見せしめ」のために処刑したという。

    3人はいずれも中朝国境を流れる鴨緑江に面した地域に住んでいた。このエリアでは中国の電波を拾うことができるため、違法に持ち込まれた携帯電話が少なくない住民によって使用されているのだ。

    強制離婚させられ

    しかし、北朝鮮ではすでに、国内のキャリアの通信サービスによる携帯電話が、200万台以上も普及している。

  • 韓国との「チキンレース」に敗れた金正恩氏が国内「殺りく」に走る可能性

    軍事衝突の緊張が高まるなかで行われていた北朝鮮と韓国の南北高官会談が25日未明、双方の合意に達し、軍事衝突の危機は回避された。

    北朝鮮は、今回の緊張の発端となった韓国兵士を負傷させた地雷爆発について「遺憾の意」を表明し、韓国は対北宣伝放送の中止に同意。今後の関係改善のための会談開催や、朝鮮戦争時の離散家族の再会事業などを含む共同声明文を発表した。

    この結果を、どう見るべきか。 私はハッキリと、北朝鮮の金正恩氏の「敗北」であると言い切っておきたい。 北朝鮮は過去にも、軍事的緊張などをもたらした責任について「遺憾」の意を表明したことがある。

    繰り返される「チキンレース」

    1968年、北朝鮮のゲリラ部隊が青瓦台を襲撃する事件が起きた。

  • 北朝鮮の医大生、学費と生活費を稼ぐため「中絶手術」のバイト

    北朝鮮では、出産をめぐる認識や社会情勢の変化、そして生活苦から中絶を望む女性が増加。しかし、人口を増やしたい当局は中絶を規制しようとする。こうしたなか、医大生がバイトで「違法な中絶手術」にいそしんでいるとデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。

    平安南道(ピョンアンナムド)の内部情報筋によると、90後半から続く慢性的な経済難を背景に、社会的に「出産は苦労の始まりだ」と言われ、結婚、妊娠、出産を避けようとする風潮が強まっている。

    特に、商売をしている女性たちは、出産や育児に時間を割く余裕がないため、望まぬ妊娠をしてしまったら、中絶手術を選択せざるをえない。

  • 金正恩氏実妹・与正氏の同級生がナゾの集団失踪

    金正恩氏実妹・与正氏の同級生がナゾの集団失踪

    金正恩第一書記の実妹である与正(ヨジョン)氏は、正恩氏の公式活動に頻繁に同行するなど、日増しに存在感を高めている。ところが、彼女の学生時代の同級生十数人が謎の失踪を遂げたと咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋が伝えてきた。失踪の裏に一体なにがあったのか。

    今年5月ごろ、金与正氏の金日成総合大学時代の同級生十数人が、勤務先の平壌の中央機関から一斉に姿を消した。その後、全員が地方に追放されたことが明らかになるが、追放の理由は、ほんの些細な言動だった。

    (参考記事:【写真】金与正氏の存在感が増している
    いま読むべき記事:消えた北朝鮮の「ピンクレディー」…看板アナウンサーの行方

  • 知られざる北朝鮮精神病棟「49号病院」の実態

    旧ソ連では、体制に反抗する人々を「精神病患者」と決め付け、精神病院に強制入院させて薬物投与を行っていた。また、中国では同様の状況が未だに続いていると言われており、その実態を描いたドキュメンタリー映画「精神病棟」は世界に波紋を投げかけた。

    一方で、北朝鮮の精神病院の実態についてはほとんど情報がないのが実情だ。

    山の中の施設

    そんな中で、米国の北朝鮮専門ニュースサイト「NKニュース」は、北朝鮮における精神医療について報道している。

  • 【動画】吹き飛ぶ韓国軍兵士…北朝鮮の地雷が爆発する瞬間

    【動画】吹き飛ぶ韓国軍兵士…北朝鮮の地雷が爆発する瞬間

    8月4日、韓国京畿道の非武装地帯(DMZ)で、北朝鮮が仕掛けた「木箱地雷」が爆発する決定的瞬間を韓国軍の監視カメラが捉えていた。爆発によって韓国軍兵士2人が足を切断するなど負傷している。

    DMZでは近年、北朝鮮の兵士が徒歩で南側に入り、亡命するなどの出来事が相次いでいた。そのため韓国側では当初、北朝鮮が兵士の脱北防止のために地雷を埋設しているものと見ていたフシがある。しかし、自軍兵士が負傷したことにより、事態は一転して南北の対決モードに突入してしまった。

    韓国軍の監視カメラの映像(次ページ以降に動画)

    北朝鮮の「木箱地雷」はPMD-57と呼ばれ、第2次世界大戦中に旧ソ連で開発された。重量は420グラムで長さ22センチ、高さ4.5センチ、幅9センチの大きさ。

  • 中国企業に就職、国家の指令受けハッカーに変身…北朝鮮のITエンジニアたち

    北朝鮮の20~30代の秀才たちが、ITエンジニアとして中国や東南アジアに派遣され、現地の民間企業から高額の報酬を得て働きながら、本国からの指令を受けるやハッカーに変身し、韓国など諸外国へのサイバー攻撃を遂行しているという。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が27日、複数の事情通の話として報じた。

    RFAによれば、北朝鮮のエンジニアたちは主にゲームなどのコンテンツ制作会社に就職し、多くは5000ドル前後の月収を得ており、そのうち2000ドルほどを国に上納。彼らの人数はおよそ1000人に達し、3年ほどの任期で海外に駐在している。

    レストランの地下に「攻撃基地」

    北朝鮮のハッキング要員の海外派遣については、代表的な事例が2010年に観察されている。

  • いずれ来る「自衛隊が北朝鮮の潜水艦を沈める日」

    安保法制で高まる北朝鮮からの「核報復」リスク

    安全保障関連法案が16日に衆院を通過し、参院での審議が始まる段になっても、核武装した北朝鮮と軍事的に対峙することにより生じるリスクについてはは、まったくと言っていいほど検討されていない。

    日本は絶対に、北朝鮮の核問題を素通りしたまま安保法制を成立させるべきではない。その理由を以下に述べる。

    日本海が「戦場」に

    国会で安保法制関連法案の審議が進んでいることを受け、北朝鮮内閣などの機関紙「民主朝鮮」は6月2日付の論評で、次のように警告した。

  • 北朝鮮「生物兵器を生産」の指摘に激しく反発

    北朝鮮が、米国の専門家からの「生物兵器の開発疑惑」に対する指摘に、激しく反応している。

    米ジョンズホプキンス大の北朝鮮分析サイト「38NORTH」は9日、北朝鮮が農薬の開発施設であると主張する平壌生物技術研究所について、「生物兵器の生産が可能」であるとと指摘するメリッサ・へナム不拡散センター研究員の論文を掲載した。

    同研究所は、金正恩第1書記が最近、現地指導に訪れている。

    北朝鮮の国防委員会政策局の代弁人は、こうした指摘について「言い掛かりである」「謀略とねつ造が彼らの体質に固まった悪習、生存方式である」と激しく反発する談話を発表した。

    談話を報じた朝鮮中央通信の記事全文は次の通り。