投稿者: DailyNK Japan

  • 【動画】北朝鮮、新兵器試射の特集映像を公開…習近平氏との会談日程に合わせ

    北朝鮮の朝鮮中央テレビは1日、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)など、昨年から今年前半にかけて試射の行われた新兵器類の特集映像を公開した。

    対艦ミサイルの試射場面
    対艦ミサイルの試射場面

    対戦車ミサイルや弾道弾も

    この日は中国の習近平国家主席と、訪中した金正恩党委員長の側近・李洙墉(リ・スヨン)党副委員長の会談が行われていた。会談に合わせて映像を公開することで、核・ミサイル開発の続行を強調したものと見られる。

  • 日本国内で金正恩氏の「特命活動」が始まっている

    5月31日の月曜日の午前、東京・麻布十番の一角が一時、騒然とした空気に包まれた。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の若手メンバー約70人が集結。駐日韓国大使館に対し、抗議行動を試みたのだ。彼らが掲げた横断幕には、次のように書かれていた。

    「共和国公民たちを集団誘因拉致した朴槿恵逆徒一味の特大型国際テロ行為を峻烈に断罪糾弾する!」

    金正恩氏が直接指示か

    何のことかと言えば、4月に中国で発生した北朝鮮レストラン従業員らの集団脱北は韓国当局による「拉致」であるとして、憤って見せているのである。

  • 北朝鮮当局、在朝華僑への締め付けを強化

    北朝鮮当局が、自国在住の華僑に対して締め付けを強化していると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

    RFAの華僑の情報筋によると、締め付けは今年1月に北朝鮮が行った第4次核実験以後から、強化されはじめた。北朝鮮当局は、華僑に対する通行証の発行を制限しており、北朝鮮から出国できない人が続出している。

    中国国籍を持つ在朝華僑のパスポートは平壌の中国大使館が発行する。しかし、居住地の国家安全保衛部(秘密警察)外事課で通行証を発行してもらわなければ、出国できないシステムになっている。さらに、内陸部に住む華僑は国境までの旅行証も別途必要だ。

    なぜ北朝鮮当局は、華僑に対する締め付けを強化しているのか。

  • 報復殺人と「秘密の饗宴」、そして愛人…北朝鮮外交エリートの実像

    北朝鮮の姜錫柱(カン・ソクジュ)前党書記が20日、病死した。かつての金正日総書記の最側近の1人であり、北朝鮮外交の立役者でもあった。その実像を、1990年代に脱北した元北朝鮮官僚が語る。

    金正日の側近の中でも、姜錫柱(カン・ソクジュ)は実力一本でのし上がった男だったと言える。

    姜錫柱は1939年、平安南道の平原で4人兄弟の次男として生まれた。平壌外国語大学を卒業後、さらに平壌国際関係大学で学び、北京外国語大学の英語科に留学。1960年代、まず党国際事業部でキャリアをスタートさせ、1981年4月に外務省に移籍した。

    その後たった6年で第1外務次官に上り詰めた。北朝鮮の外交エリートの中でも、異例の出世スピードである。1994年10月、核開発凍結の見返りとして軽水炉提供と関係改善を米国に約束させた「朝米枠組み合意」をはじめ、彼の実績と実力を疑う者は北朝鮮にはいなかった。

    戦時下の虐殺体験

    だが、姜錫柱について外交官たちの間で語り草になっているのは、そうした現在の活躍ぶりよりも、彼の少年時代のエピソードである。

  • 金正恩氏「数十人の韓国人を拉致せよ」指示…工作員300人、中国に派遣

    先月、中国浙江省で発生した「北朝鮮レストラン従業員集団脱北事件」の報復として、北朝鮮は相当規模の「拉致組」を中国に派遣した模様だ。

    北朝鮮の内部事情に精通した情報筋はデイリーNKに対し、北朝鮮の金正恩党委員長が、「(脱北し韓国に亡命した)13人の従業員らの数倍の韓国人を拉致せよ」との指示を下したようだ、と語った。

    情報筋によると、「拉致組」は北朝鮮の国家安全保衛部(秘密警察)で「不満分子」の内偵などを行う反探要員や、軍の偵察総局の要員から成り、その数は300人以上と史上最大規模だという。

    彼らの一番のターゲットは、中国国内で脱北者を対象に布教と支援活動を行っているキリスト教関係者やNGO関係者、北朝鮮当局が「裏切り者」と呼ぶ脱北者などだ。

    ホテルでのぞき見

    彼らはまず、瀋陽、延吉の空港で張り込み、韓国発の飛行機から降りてきた乗客をチェックし、狙いを定める作業を行っている。

  • 金正恩氏が党大会に隠していた「血と恐怖」のシナリオ

    北朝鮮の歴史に、「8月宗派事件」として知られる出来事がある。事件は、今から50年前の1956年8月30日から31日にかけて行われた朝鮮労働党中央委員会全員会議で幕を開けた。

    この席上、抗日パルチザン出身勢力を率いて独裁権力を手中にしつつあった金日成氏――金正恩党委員長の祖父――は、ライバルである延安(中国)派とソ連派の党幹部たちから深刻な政治的挑戦を受けた。彼らは金日成個人崇拝や、重工業偏重の政策が国民の生活を苦しめている点について鋭く批判したのだ。

    最終的に、ライバルたちは敗北し、国外逃亡の末に客死。国に残された妻と幼い子供たちは金日成氏により処刑された。しかし彼にとっても、中国とソ連からの介入をかわしながら手にした、薄氷の上での「勝利」だった。

    相次ぐ処刑

    こうした事件は、金正日氏の登場後も繰り返されている。

  • 【実録 北朝鮮ヤクザの世界(下)】社会主義国で「経済ヤクザ」が誕生するまで

    北朝鮮ではヤクザのことを「チュモクセゲ」、直訳すると「拳の世界」という。非常にわかりやすいネーミングだ。

    前回の主人公、ソク・ギョンチョルのイメージにもピタリとはまる。彼が率いたグループは、愚連隊から出発し、200人規模のヤクザ組織に発展していったケースだった。

    その一方、国家機関と「紳士協定」を結び――すなわち癒着しながら利権をシノギにするヤクザ組織も存在していた。

    1995年に文藝春秋から発刊された『北朝鮮不良日記』(白栄吉著、李英和訳)には、知られざる北朝鮮ヤクザ事情が紹介されている。白氏は、北朝鮮の南部に位置する平安南道安州市のヤクザ組織「パッキ派(車輪派)」の元幹部。パッキ派の構成員は約200人で安州最大の組織だった。

    独特のオーラ

    16年ほど前、白栄吉(ペク・ヨンギル)氏と会って北朝鮮のヤクザ事情について話を聞いたことがある。

  • 【実録 北朝鮮ヤクザの世界】28歳で頂点に立った伝説の男

    「北朝鮮にも腕っぷしが強くて徒党を組む愚連隊のような連中をはじめ、裏社会の人間はいる。実際、俺自身が裏社会の人を通じて北朝鮮を脱出できたわけだからね。ただ、日本のヤクザみたいに巨大で組織的じゃないね」

    そう語るのは60代半ばの脱北者、崔勇男(チェ・ヨンナム)さん。1970年代に大阪から北朝鮮へ帰国した崔さんは、かの国の現実に絶望し、2008年に脱出。命がけの逃避行の末に、生まれ故郷の日本に生還した。

    「北朝鮮のヤクザ」と言われても、にわかにイメージしづらい。なぜなら、北朝鮮には「人民保安部(警察)」「国家安全保衛部(秘密警察)」、そして「朝鮮人民軍」という3つの強大な治安機関があり、「ヤクザ」や「不満分子」など反社会的勢力に対する徹底的な監視体制を敷いているからだ。

    軍隊も一目置く

    そもそも北朝鮮という国家自体が、麻薬や偽札などなど、ヤクザ顔負けの違法行為に手を染めている。さらには複数の国家機関が、違法な「シノギ」をめぐって仁義なき戦いを繰り広げている。こんな国では到底ヤクザなんて存在できるはずがないと思われるが、やはり北朝鮮にもヤクザは存在した。そのなかには、「愚連隊」に過ぎなかった不良グループが拡大し、組織化された武闘集団になった例もある。

  • 北朝鮮で放火テロ、国民の怒りが爆発か

    36年ぶりに朝鮮労働党第7回大会が開かれた北朝鮮から、衝撃的なニュースが飛び込んできた。党大会の期間中に、地方の「人民委員会(日本の役所に相当)」に対する放火事件が発生したというのだ。首都・平壌に世界中から100人を超す記者を呼び寄せ、盤石の統治をアピールしたい国家の目論見とは裏腹に、地方では住民の怒りが極限にまで高まっている現実を示す例と言える。

    暗殺計画説も

    北朝鮮の内部情報筋が伝えてきたところによると、放火事件が起きたのは北朝鮮の北端近くに位置するとある郡(情報源の安全のため、具体的な地名は伏せる)。党大会初日に当たる6日の午後9時ごろ、中心部に位置する人民委員会の建物から火の手が上がったという。

    火元は1階で、その真上には人民委員長の執務室が位置しているとのこと。直ちに住民が動員され、40分にわたる消火活動の末に火は消し止められた。動員された住民は「火災現場からオートバイ用のガソリンタンク2つが見つかった」と情報筋に明かした。

    折しも厳戒態勢の敷かれている党大会の開催期間中であったため、現地では大騒ぎに発展していると情報筋は緊張気味に語る。

  • 北朝鮮「虐殺収容所」を米軍が解放する日

    米国務省で北朝鮮の人権問題を担当するキング特使は2日、米ワシントンDCの戦略国際問題研究所(CSIS)で開催された討論会で発言し「人権問題と関連して北朝鮮当局者を制裁対象とする方向で検討を行っている」と明らかにした。

    一方、朝日新聞は先月28日付で、米国政府は政治犯収容所の運営に関与している国家安全保衛部(以下:保衛部)と人民保安部の幹部など10人前後を、早ければ今月中に制裁対象として指定する見通しだと報じている。

    歓迎すべき動きである。しかし、保衛部が管理する政治犯収容所の凄惨な実態や、彼らの行う公開処刑の残忍さを考えれば、遅すぎたとも言えるし、ぬる過ぎるとも言える。

    (参考記事:赤ん坊は犬のエサに投げ込まれた…北朝鮮「政治犯収容所」の実態
    (参考記事:北朝鮮「公開処刑」の実態…元執行人が証言「死刑囚は鬼の形相で息絶えた」

    ナチスの虐殺放置「今も後悔」

    少し前、脱北者出身で北朝鮮の人権問題を世界にアピールする活動を行っている人物に、米国の要人が次のように語ったという話を聞いた。

  • 米元高官「北朝鮮でクーデターの可能性」の現実味

    米国のウェンディ・シャーマン元国務次官は3日、米ワシントンDCで行われた朝鮮半島関連セミナーの昼食会で発言し、「北朝鮮で内部崩壊またはクーデターが起こる可能性を想定するのは不可欠であり、韓国と米国、中国、日本が速やかに協議を行うべきだ」と述べた。

    「同窓会」を血の粛清

    オバマ政権でイランとの核交渉を担当した同次官は、現在はヒラリー・クリントン前国務長官の外交ブレーンを務めており、クリントン氏が大統領選で勝利した場合、外交・安保を統括する要職に起用されると見られる。

    では、彼女の語った「クーデターの可能性」は、どれほど現実味のある話なのか。

  • 脱北支援者「惨殺事件」が発生…北朝鮮国境に謀略渦巻く

    韓国外務省は2日、中朝国境地帯で取材する韓国のメディア関係者らに、北朝鮮による拉致やテロ行為の可能性が高まっているとして注意を呼びかけた。同様の呼びかけは、3月末と4月半ばにも行われた。

    中国にある北朝鮮レストランの従業員が集団脱北して韓国入りした事件を巡り、北朝鮮が「韓国による拉致だ」と主張していることや、中国が国連の対北制裁に加わったことなどを受け、北朝鮮が韓国国民を狙った拉致やテロ行為を起こす懸念が増していたためだ。

    エロビデオ投入作戦

    そんな中、先月30日には北朝鮮と国境を接する中国吉林省の山中で、脱北者支援を行ってきた中国朝鮮族の牧師が遺体で発見された。

  • 「食堂の責任者が国情院チーム長にペコペコ」脱北ウェイトレスの同僚らが証言

    北朝鮮で3日、先月7日に明らかになった「北朝鮮レストラン従業員13人集団脱北事件」をめぐり、脱北した従業員の元同僚や残された家族による合同記者会見が開かれた。朝鮮中央通信が伝えた。

    会見では、中国の現場に居合わせた元同僚らが「今回の事件は徹頭徹尾、南朝鮮のかいらい一味がち密に計画し、強行した組織的な誘引・拉致行為である」と非難した。

    また、「食堂の責任者がバスに乗ってきた連中の一人に近寄って『国情院チーム長』(延吉で食堂を運営する時から責任者と謀議をこらしていた者)と呼びながらぺこぺこするのを直接目撃することになった」などと、事件発生時の詳細について語った。

    朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

    南朝鮮かいらい一味の天人共に激怒する集団誘引・拉致蛮行を暴露、糾弾する従業員、被害者家族との記者会見

    【平壌5月3日発朝鮮中央通信】平壌で、南朝鮮かいらい一味の天人共に激怒する集団誘引・拉致蛮行を暴露、糾弾する従業員、被害者家族との記者会見が3日、行われた。

    国内外の記者と社会主義祖国に滞在中の海外同胞がこれに参加した。

    記者会見ではまず、中国浙江省寧波で運営されていた食堂の従業員であるチェ・レヨン、チャン・スリョン、シン・ソンア、リ・ミソン、ハン・ユニさんが、南朝鮮かいらい国家情報院(国情院)のごろつきの誘引・拉致蛮行の目撃者として発言した。

    彼女らは、愛する友だちを白昼に集団的に誘拐して人間の生き地獄である南朝鮮に連れて行ったかいらい一味の野獣じみた蛮行に身震いして我慢できないとし、今回の事件は徹頭徹尾、南朝鮮のかいらい一味がち密に計画し、強行した組織的な誘引・拉致行為であると暴いた。

  • 北朝鮮、金正恩氏が唱える「速度戦」で建設現場は事故続発

    北朝鮮の両江道(リャンガンド)白岩郡(ペガムグン)地域に建設中の「白頭山先軍青年発電所」建設現場で、無理な工期から死亡事故が続発しているとデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。

    「白頭山先軍青年発電所」の建設現場を現地視察する金正恩氏/2015年4月20日付労働新聞
    「白頭山先軍青年発電所」の建設現場を現地視察する金正恩氏/2015年4月20日付労働新聞

    「発電所の建設現場で、落石や石山の発破(爆破)作業中の事故が続出し、何人かの突撃隊員(動員された建設部隊)が死亡した」(内部情報筋)

  • 「金正日の料理人」に敗北した朝鮮総連

    北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は1日、「夫永旭(プ・ヨンウク)総連大阪府本部委員長を団長とする、朝鮮労働党第7回大会慶祝・在日本朝鮮人祝賀団が4月30日、平壌に到着した」と、一行6人の写真を添えて報じた。

    祝賀団は夫氏のほか、愛知・神奈川・兵庫の各県本部の幹部らと、中央本部の中堅幹部らで構成されている。その中には朝鮮総連のトップ、許宗萬(ホ・ジョンマン)議長の長男である許明道(ホ・ミョンド)組織局副局長も含まれている。

    「私を批判せよ」と極秘指令

    日本政府は、北朝鮮の核実験と長距離弾道ミサイル発射に対する独自制裁として、朝鮮総連の最高幹部ら22人に対し、訪朝した場合の再入国を原則禁止としている。

  • 中朝国境で脱北者支援の牧師が殺される…北朝鮮の仕業との見方も

    韓国の複数メディアは1日、中朝国境地帯で長年にわたり脱北者を支援してきた中国人牧師が殺害されたと一斉に報じた。北朝鮮当局が関与した疑いが強くもたれ、韓国で大きな注目を集めている。

    事件現場の対岸・北朝鮮の恵山市
          事件現場の対岸・北朝鮮の恵山市

    殺害されたのは、吉林省長白県に住む中国朝鮮族のハン・チュンリョル牧師(49)。1993年から20年以上にわたり、鴨緑江をはさみ北朝鮮と向き合う同地の「長白教会」を率いてきた人物だ。

    首を切り裂かれ

    韓国紙の報道をまとめると、ハン牧師は4月30日午後2時頃、長白県内の知人に会いに出かけた後に連絡が途絶え、関係者が中国公安当局に通報するも同日午後8時ころ、郊外の山中で遺体となって発見された。

  • 北朝鮮でも「クーデター未遂」が起きていた

    韓国では、4月19日は歴史的に意義深い日だ。1960年3月に実施された大統領選挙での不正に反発した学生や市民が、一斉に蜂起。大規模なデモを展開して当時の李承晩(イ・スンマン)大統領を退陣に追い込んだのだ。その過程で、犠牲者も大勢出た。この出来事は「4・19民主革命」と呼ばれ、ソウル市江北区には国立の墓地があり、朴槿恵大統領も何度か参拝している。

    「暗殺計画」の可能性

    韓国ではその後も、大規模な民主化要求デモが繰り返し起きており、そこでも多数の犠牲者が出ている。

  • 金正恩氏は「挑発」でミサイルを撃っている訳ではない

    韓国国防省によると、北朝鮮が15日午前5時半ごろ、東海岸で弾道ミサイルを発射。中距離弾道ミサイルのムスダンと推定されているが、発射直後にレーダーから消えたことや正常な軌道ではなかったことから、失敗したものと見られている。

    とはいえ、北朝鮮が国連決議違反となる弾道ミサイルの発射を、国連安保理の制裁下で行ったのは、あくまで「我が道」を行くのだという強力なメッセージと言える。

    ところで、今回の件も含め、各国政府やメディアは「挑発」という言葉をよく使う。

  • 「牛乳風呂」をたのしむ北朝鮮の上流階級

    北朝鮮にいた頃、外貨稼ぎに携わる特別な地位にあったキム・ミョンチョルさんは、平壌市内中心部のマンションのワンフロアすべてを自宅として使っていた。家族連れで高麗ホテルを訪れ、1回の外食に1000ドルも使ったこともある。それでも「平壌では上流階級のうちには入らない」と語るキムさん。それもそのはず、ホンモノの上流階級はキムさん一家でも想像がつかないほど豪華な暮らしを送っているからだ。

    平壌郊外の南浦(ナムポ)に名水の湧く泉があるんですが、毎朝大量の水を汲み上げて、200台もの給水車に乗せて運ぶんです。そして、中央党幹部の家に毎朝6時半配達します。普通の水なんかではご飯は炊きたくないからと。

    肉類や卵も毎朝配達されます。3日に1回は野菜の配達が来ます。郊外の農場で採れた野菜を配達してくれるんです。私らには想像もできない暮らしですよ。

  • 脱北兵士の物乞いに悩まされる中国の住民たち

    中国遼寧省丹東市にある「虎山長城」は、明の時代に建てられた万里の長城の東端で、観光客も非常に多い。北朝鮮領とは、幅わずか数メートルの鴨緑江の支流を挟んで向かい合っている。

    この近辺で、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の国境警備隊所属の兵士による物乞いが続出していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

    北朝鮮兵士がねだるモノ

    虎山長城のそばで食堂を営んでいる住民の一人は、次のように証言した。

  • 経済制裁をチャンスに変える…北朝鮮「草の根企業」奮闘記

    国際社会による経済制裁下でも、北朝鮮の民生経済に大きな変動が起きたとの情報は、今のところもたらされていない。最近では、厳冬期から春物への衣替えの季節を迎え、市場では新しい靴がよく売れているという。

    北朝鮮には平壌、新義州(シニジュ)、順川(スンチョン)、恵山(ヘサン)に大規模な国営靴工場がある。金正恩第1書記が訴えている「輸入病(輸入に依存する傾向)の根絶」に合わせて、各工場で新しいデザインの様々な靴が製造されている。

    しかし、生産量が限られている上に、当局のプロパガンダとは裏腹に、国営工場の靴はデザインがイマイチで消費者に人気がないというのだ。

    特に流行に敏感な若者にとって、ダサい国産の靴は恥ずかしくてとても履けないという。市場に行けば、韓国製や中国製のオシャレな靴が売られているが、高くて手が出ない。そこで、個人経営による多くの「草の根企業」が靴の製造に乗り出している。

    女子高生の工員も

    北朝鮮では、どのようにして靴が作られるのだろうか。

  • 北朝鮮の核兵器が「人気商品」になる可能性

    国連安全保障理事会は北朝鮮が初めて核実験を行った2006年以降、今回も含めて5回の制裁決議を行った。しかし、制裁の履行状況を監視する国連の専門家パネルの最新報告書によれば、2015年に自国の取り組みを国連に申告したのは加盟国193のうち42カ国。これまで一度も報告したことのない国は90カ国に及ぶ。

    実際のところ、世界には北朝鮮の核兵器や弾道ミサイル開発について、日米韓のように「とんでもない」と思っている国ばかりではない。実際には、「いいな」「うちにも少し分けてくれないかな」と考える国も少なからずあるのだ。

    たとえば、イラン。公安調査庁は2015年12月に発表した『内外情勢の回顧と展望』の中で、北朝鮮とイランが核・ミサイル分野での協力関係を継続している可能性を指摘している。

    (参考記事:北朝鮮とイラン、核・ミサイル分野での協力を継続か

    私も個人的には、これ以上、核兵器を持つ国は増えない方が良いと考えている。しかし、核兵器が「欲しい」と考える国があるのは、それなりの背景があるからだ。

  • 北朝鮮「先制攻撃」声明に見る金正恩氏の「メンタル」問題

    朝鮮人民軍最高司令部は23日、「重大声明」を発表。金正恩第1書記ら最高首脳部をねらう米韓の「斬首作戦」に対する警戒感をあらわにし、作戦に投入される特殊部隊にわずかな動きでも見えれば、韓国大統領府(青瓦台)と米本土を先制攻撃すると警告した。

    北朝鮮が「斬首作戦」に反応するのは今回が初めてではないが、今回の声明は米原潜やF-22Aステルス戦闘機、米第75レンジャー連帯、米海軍SEALsなどの動きにやたらと詳しく言及している。

    (参考記事:北朝鮮軍、重大声明で「先制攻撃」に言及…米韓の「斬首作戦」に猛反発

    確かに声明が言っているとおり、「過去の海外侵略戦争で悪名をとどろかした米帝侵略軍の陸軍、海軍、海兵隊、空軍のほとんどすべての特殊作戦武力と、いわゆる『ピンポイント打撃』に動員される侵略武力が一斉に南朝鮮に入ったことはかつてなかった」と言えるかもしれない。

    (参考記事:米軍が「金正恩斬首」部隊を韓国に送り込んだ

    北朝鮮と米韓が、ともに軍事的に身構えている構図だが、それも無理もない状況だ。

  • 抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「人道に対する罪」の実態(3)

    北朝鮮の人権問題を担当する国連特別報告者が、金正恩第1書記に対して「人道に対する罪」を問う可能性を強調している。しかし金正日氏は、まだ30代の半ばでしかない。

    実際のところ、その罪のほとんどは彼の祖父(金日成)と父親(金正日)によって重ねられたものだ。彼らは政敵や反対派を「血の粛清」でことごとく葬り去ってきた。

    (参考記事:同窓会を襲った「血の粛清」…北朝鮮の「フルンゼ軍事大学留学組」事件

    犠牲者の中にはもちろん、一般の国民も含まれている。

    拷問し公開銃殺

    たとえば、黄海製鉄所の虐殺事件がそうだ。韓国の各メディアに掲載された脱北者の証言によれば、事件は次のような経過を辿った。

  • 金正日・正恩親子は「愛人」を奪い合ったのか!?

    北朝鮮は7日、事実上のミサイル「光明星4号」を発射した。光明星とは故金正日氏の呼称の一つであり、この時期に発射したのも16日の正日氏の誕生日(光明星節)を祝う祝砲の意味合いを持つ。ちなみに金日成氏は「太陽」にたとえられ、誕生日の4月15日は「太陽節」と言われる。

    ミサイル発射が成功したことも相まって、北朝鮮当局は16日に向けて祝賀ムードを高め、「無敵必勝の金正日将軍」の偉大性を宣伝している。ただし、父・金日成氏と違い、正日氏が実際の戦争で「将軍」として陣頭指揮をしたわけではない。

    戦闘では将軍様ではなかった金正日氏だが、女性関係において「将軍級」だったとことは数々の証言から明らかになっている。

    (参考記事:金正日の女性関係、数知れぬ犠牲者たち

    有名なところでは金正日氏がつくったとされる「喜び組」。

  • 北朝鮮「軍内部で不満爆発」の戦慄情報

    韓国政府は10日、北朝鮮南部・開城(ケソン)で展開してきた南北協力事業、開城工業団地の稼働を「全面中断する」と発表した。同政府は、北朝鮮による4回目の核実験と長距離弾道ミサイル発射への対抗措置であると説明しているが、本当の理由は別にあるとの情報がある。

    韓国情報筋によれば、「核・ミサイルよりもむしろ、朝鮮人民軍・李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長の処刑情報が直接のきっかけ」であるというのだ。

    同窓会を「血の粛清」

    彼の説明によれば、「朝鮮人民軍の内部に、金正恩氏に対する不満が溜まっているとの情報がある。クーデターの可能性もゼロではない。そのため、工団に駐在する韓国国民を安全に退避させる必要があった」のだという。