カテゴリー: 非表示noindex

  • 金正恩体制で最強人気は韓国より「日本ブランド」だった

    北朝鮮で「家電ブーム」が起きているという。きっかけは5月に開催された朝鮮労働党第7回大会だった。先月の党第大会直前、デイリーNKは参加者に記念品として配る予定の「お菓子セット」を独占入手し、本欄でも詳細を報じた。

    (参考記事:金正恩氏の「プレミアムお菓子セット」を独占入手!…党大会のお土産用

    しかし、なぜ労働党大会をきっかけに「家電ブーム」が起きているのか。

    ZARAやナイキも大人気

    かつて、金日成時代に開催された党大会(最後の大会は1980年)では、参加者にカラーテレビが配られていた。その時の記憶のせいか、日本製、例えば「ナショナル(現パナソニック)」や「日立」のテレビが「長持ちして質がいい」というブランドイメージを抱く北朝鮮の年配者は多い。

  • 北朝鮮の虐殺責任者「必ず突き止める」…米国務次官補インタビュー

    外部情報の流入で変化を促す

    デイリーNKと韓国の対北朝鮮ラジオ「国民統一放送」は、今月10日に非公開で訪韓したトム・マリノフスキー米国務次官補(民主主義・人権・労働担当)との単独インタビューを行った。

    デイリーNKなどのインタビューに答えるマリノフスキー米国務次官補
    デイリーNKなどのインタビューに答えるマリノフスキー米国務次官補

    同次官補は、北朝鮮において政治犯収容所の運営に関わったり、罪のない人々の処刑に関わったりしている人権侵害の責任者たちを「米国が必ずつきとめる」と明言。また、北朝鮮への外部情報の流入を促すことが朝鮮半島での平和を実現する上で重要だと指摘した。なお、インタビューは17日、国民統一放送により北朝鮮に向け発信された。(聞き手=イ・グァンベク国民統一放送代表)

    責任の大き知らしめる

    ――2014年に「北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)」の最終報告書が公表されて以降、北朝鮮の人権状況に改善は見られるか?

    COIの報告書が重要である理由は、世界中のすべての人々に、北朝鮮の住民の状況を知らせたことにある。北朝鮮国内での生活やその現実を赤裸々に示し、特に北朝鮮国内で政権に反対する声を上げたり、異なる考えを持ったり、当局の指示に反する行動をしたりした人々が、いかに処罰されているかを浮き彫りにした。

  • 権力と「男女関係」がからみつく金正恩王朝の内幕

    「6カ国協議は死んだ」

    北朝鮮の中距離弾道ミサイル発射実験の「成功」が関係各国の衝撃を呼ぶ中、それを待ち構えていたかのように、北朝鮮の外交エリートが北京で開かれている国際会議でこう言い放った。

    発言の主は、北朝鮮外務省のチェ・ソンヒ米州局副局長。北朝鮮の核問題を巡る6か国協議参加国による「北東アジア協力対話(NEACD)」で22日、対話への望みにトドメを刺すかのように冷たく言ったのだ。

    人妻を強奪

    チェ氏は2003年8月に6カ国協議が始まった当初から、外務省の「核タスクフォース」のメンバーとして関わっていた。通訳として、会議に参加したこともある。その横顔について、北朝鮮事情通が語る。

  • 金正恩氏に「忠誠」を誓う在日組織の本当の問題点

    21日付の産経新聞(電子版)によれば、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が最近、「金正恩元帥様に無限の栄光を抱かせるため、朝鮮総連の反対勢力に総攻撃・総決死戦を繰り広げ勝利を勝ち取ろう」との方針を傘下団体に示しているという。

    ノンポリ化で公安も当惑

    5月上旬の朝鮮労働党第7回大会に代表を送ったのを機に、朝鮮総連が何らかの新たな活動を始めたようだというのは、筆者もすでに指摘していることだ。

    ただ、朝鮮総連について何の予備知識もない大多数の日本人が産経の記事を読んだらどう感じるか、一抹の不安を感じずにいられない部分もある。

  • 兵役逃れや売春が横行…北朝鮮軍の「弱体化」が止まらない

    北朝鮮北部のある都市で5月、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の徴兵を巡る不正が発覚し、物議を醸した。デイリーNKジャパンの取材協力者によれば、概要はこうだ。

    徴兵対象者である8人の高校生の親たちが、兵役が免除されるよう軍の担当者にワイロを渡し、「重病のため兵役に不適」との報告書を書かせた。しかし、それを知った同級生の親たちが軍上層部に直訴。調査の結果、贈収賄が露見してしまった――。

    「生存本能」からの犯罪

    韓国をはじめ、徴兵制を実施している国ではこういう出来事は珍しくない。しかし北朝鮮の場合、深刻さの次元が違う。

  • 「馬賊」となり民間人を襲う北朝鮮軍の兵士たち

    北朝鮮では、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士による窃盗、強盗などの犯罪が後を絶たない。

    両江道(リャンガンド)の内部情報筋によると、道内の豊山(プンサン)郡で今月初め、第12軍団隷下の43旅団に所属する兵士3人が民家に押し入り、凶器を振り回して金目の物を盗もうとした。

    ちょうど通りかかった糾察隊が異常に気づき、保安署(警察署)に通報した。出動した保安員(警察官)に1人は逮捕され、2人は逃走した。

    この糾察隊、上からの指示で作られたものではなく、住民がボランティアで行っている。食うに忙しい北朝鮮の人々が自主的に立ち上がらざるをえないほどの状況なのだ。

    ブルーベリー採りで厳罰

    43旅団の兵士たちは、取り締まりの手が届きにくい豊山郡、豊西(プンソ)郡、三水(サムス)郡の農村の民家に押し入り、テレビ、バッテリー、自転車、家畜などを強奪する行為を繰り返している。それは「食べ物がない」からだ。

  • 米軍の「先制攻撃」を予言!? 金正恩氏が恐れる「影のCIA」報告書

    北朝鮮が、米国による先制攻撃を恐れている。朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省の報道官は15日、米国で自国への「精密空襲作戦」が公然と論じられているとして警戒感を露わにした。

    斬首作戦に同調

    「精密空襲作戦」とは、米国の民間情報会社が5月末に配信したレポートのこと。有事の際、米軍は十数機のB-2ステルス爆撃機と24機のF-22ステルス戦闘機を中心とする戦力で、北朝鮮の核関連施設とミサイル発射施設を叩くとする内容だ。

    それにしても、これがCIAや国防総省から出たものならいざ知らず、民間のレポートにどうしてそんなに敏感になるのか。

  • 北朝鮮の「同性愛」事情…その知られざる実態を体験者が告白

    脱北し、韓国で小説家となった男性がいる。名前はチャン・ヨンジンさん。現状では、脱北者で唯一のオープンリーゲイ(カミングアウトした性的少数者)だとされる。彼は昨年4月、自叙伝小説「赤いネクタイ」を韓国で出したが、このたびその英語版が出版されることになった。

    近年になって、LGBT(性的マイノリティ)の権利擁護のための施策が各国で強化されつつあるが、権力者が人権の概念すらちゃんとわかっているか怪しい北朝鮮ではどうか。

    軍隊では男性同士で

    北朝鮮にも、もちろん性的マイノリティはいる。

  • 「韓国に来ても二重の苦しみ」脱北者でゲイの小説家、半生を語る

    北朝鮮から海外に逃れた脱北者で、唯一のオープンリーゲイ(カミングアウトした性的少数者)である小説家チャン・ヨンジンさん。彼は昨年4月に自叙伝小説「赤いネクタイ」を出したが、このたびその英語版が出版されることになった。

    脱北者でゲイのチャン・ヨンジンさんの自叙伝的小説「赤いネクタイ」(画像:ムルマンチョ)
    脱北者でゲイのチャン・ヨンジンさんの自叙伝的小説「赤いネクタイ」(画像:ムルマンチョ)

    そもそも「同性愛」「性的指向」などの概念すら理解されていない北朝鮮という社会で、彼はどのように暮らしていたのだろうか。

    「妻」に触れることもできず

    ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、自分の生い立ちについて次のように語っている。

  • ベールを脱いだ金正恩氏「出生の秘密」生母の墓と大阪・鶴橋

    北朝鮮の金正恩党委員長の実母である高ヨンヒ氏の墓地の写真が公開された。

    韓国の国営放送KBSは、イギリスの外交官が2年前に撮影した高ヨンヒ氏の墓地の写真や、その他のルートから入手した複数の写真を公開した。その位置は平壌の大城山の広大な一角を占め、衛星写真でもある程度の確認が可能だ。

    KBSが公開した写真や、衛星写真からは確認できないが、実はこの墓地には高ヨンヒ氏にまつわる極めて重要な情報が記されている。

    日本軍下の工場で働く

    筆者は2011年、「高ヨンヒの父親はプロレスラー」という通説を覆して、1962年に大阪から北朝鮮に帰国した在日朝鮮人の高ヨンヒ氏の正体を明らかにした。歌手の和田アキ子さんと高ヨンヒ氏と幼なじみだったという説もあるが、これも誤りだ。

  • 清原和博被告の覚せい剤はどこから来たのか? 対日密輸ルートの変遷

    東京地裁は5月31日、覚せい剤取締法違反に問われた元プロ野球選手の清原和博被告に対し、懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。

    報道によれば、清原氏はこれを受けて「(将来的には)心も体も万全な態勢にして、野球に向き合いたい」と、涙を流しながら語ったという。

    再犯の懸念

    この言葉が、現実のものになることを切に望む。しかし巷では、早くも清原氏の今後を心配する声も上がっているようだ。

  • 「LINEを使う人間はスパイ」金正恩体制が宣言

    北朝鮮の金正恩体制が、LINEやカカオトークなどのコミュニケーションアプリに対する警戒を強めている。デイリーNKの両江道(リャンガンド)の内部情報筋によると、「つい最近『カカオトーク、LINEを使用している住民を見つけ出し、反逆者として逮捕せよ』との、アプリを名指しした指示が降りてきた」という。

    (参考記事:北朝鮮当局「LINE、カカオを取り締まれ!」…異例の通達

    使用していた事実が当局に知られたら、スパイ容疑で銃殺されるか、あるいは政治犯収容所に送られるなどの厳罰を受ける可能性があるということだ。

    女性を銃殺

    北朝鮮には、すでに200万人以上の携帯電話のユーザーがいる。

  • 北朝鮮当局「LINE、カカオを取り締まれ!」…異例の通達

    金正恩党委員長をはじめ、北朝鮮当局は、中朝国境で中国キャリアの携帯電話を通じて様々な情報が流入出されていることに警戒している。最近では、「コミュニケーションアプリ」に対しても警戒を強め、厳しく取り締まるよう指示を下したという。

    デイリーNKの両江道(リャンガンド)の内部情報筋によると、「つい最近、『カカオトーク、LINEを使用している住民を見つけ出し、反逆者として逮捕せよ』という指示が降りてきた」という。

    中国のアプリも

    摘発された場合、現場の保衛員(秘密警察)や保安員(警察)の裁量に基づいて処理がなされ、スパイ容疑で政治犯収容所に連行されかねない。

  • 【動画】北朝鮮、新兵器試射の特集映像を公開…習近平氏との会談日程に合わせ

    北朝鮮の朝鮮中央テレビは1日、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)など、昨年から今年前半にかけて試射の行われた新兵器類の特集映像を公開した。

    対艦ミサイルの試射場面
    対艦ミサイルの試射場面

    対戦車ミサイルや弾道弾も

    この日は中国の習近平国家主席と、訪中した金正恩党委員長の側近・李洙墉(リ・スヨン)党副委員長の会談が行われていた。会談に合わせて映像を公開することで、核・ミサイル開発の続行を強調したものと見られる。

  • 日本国内で金正恩氏の「特命活動」が始まっている

    5月31日の月曜日の午前、東京・麻布十番の一角が一時、騒然とした空気に包まれた。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の若手メンバー約70人が集結。駐日韓国大使館に対し、抗議行動を試みたのだ。彼らが掲げた横断幕には、次のように書かれていた。

    「共和国公民たちを集団誘因拉致した朴槿恵逆徒一味の特大型国際テロ行為を峻烈に断罪糾弾する!」

    金正恩氏が直接指示か

    何のことかと言えば、4月に中国で発生した北朝鮮レストラン従業員らの集団脱北は韓国当局による「拉致」であるとして、憤って見せているのである。

  • 北朝鮮当局、在朝華僑への締め付けを強化

    北朝鮮当局が、自国在住の華僑に対して締め付けを強化していると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

    RFAの華僑の情報筋によると、締め付けは今年1月に北朝鮮が行った第4次核実験以後から、強化されはじめた。北朝鮮当局は、華僑に対する通行証の発行を制限しており、北朝鮮から出国できない人が続出している。

    中国国籍を持つ在朝華僑のパスポートは平壌の中国大使館が発行する。しかし、居住地の国家安全保衛部(秘密警察)外事課で通行証を発行してもらわなければ、出国できないシステムになっている。さらに、内陸部に住む華僑は国境までの旅行証も別途必要だ。

    なぜ北朝鮮当局は、華僑に対する締め付けを強化しているのか。

  • 金正恩氏が「落ち目」の韓国を飲み込む日

    北朝鮮が、韓国に「対話攻勢」を仕掛けている。

    まず16日、「南朝鮮当局が民族自主、民族大団結の立場からいかなる提案を打ち出すなら、それについても虚心坦懐に論議することができる」と韓国に呼びかける、政府・政党・団体の共同声明を発表。続いて20日、国防委員会が公開書簡を通じ、朝鮮労働党第7回大会で提案した南北軍事会談について、韓国政府が迅速に回答しなければならないと主張した。そして21日には人民武力部が、韓国軍に対して軍事会談開催のための実務接触を提案している。

    凄惨な人権侵害

    こうした動きが2年ほど前に出ていたなら、韓国の朴槿恵政権は歓迎したかもしれない。

  • 美女ウェイトレスの相次ぐ脱北は国際社会へのSOSだ

    中国浙江省寧波の北朝鮮レストラン「柳京食堂」の支配人と従業員13人が集団脱北した事件の衝撃が冷めやらぬ中、またもや別のレストランの従業員が脱北したことが明らかになった。

    脱北美女が指名手配

    23日、韓国の主要メディアは、中国の北朝鮮レストラン従業員が脱北して、第3国で韓国行きを待っていると報道。翌24日、韓国政府当局者も「脱北は事実」と認める。

  • 整形顔の「北朝鮮セレブ」はZARAとナイキがお気に入り

    今月、朝鮮労働党第7回大会の取材で平壌を訪れた米ワシントン・ポスト紙の東京特派員アンナ・フィフィールド記者が、変貌する北朝鮮の一面をレポートしている。

    フィフィールド記者は、外国人居住者から「ピョンハッタン(平壌とマンハッタンを合わせた造語)」と呼ばれる平壌市内の一角で、贅沢な消費生活を送るドンジュ(金主)と呼ばれる新興富裕層にフォーカスしている。

    覚せい剤ダイエットに牛乳風呂

    ピョンハッタンには、寿司レストランや24時間営業のコーヒーショップまである。

  • 金正恩氏に「指名手配」された脱北美女たちの運命

    北朝鮮当局はやはり、4月の「北朝鮮レストラン従業員集団脱北事件」に、相当な衝撃を受けたようだ。

    平安南道(ピョンアンナムド)の内部情報筋によると、国家安全保衛部(秘密警察)は、従業員らに対する監督責任を問われることをおそれ、金正恩氏に「中国のブローカーと結託した南朝鮮情報機関の誘引拉致劇だ」との報告を上げた。

    人気爆発の美女も

    それに腹を立てた金正恩氏は保衛部に対し「君たちの本分は一体何かね」と叱責した上で「南朝鮮(韓国)当局に13人の即時送還を要求し、応じない場合には1000倍の復讐を加えろ」との指示を下したという。
    (関連記事:北朝鮮、脱北ウェイトレスたちの顔写真を公開

  • 報復殺人と「秘密の饗宴」、そして愛人…北朝鮮外交エリートの実像

    北朝鮮の姜錫柱(カン・ソクジュ)前党書記が20日、病死した。かつての金正日総書記の最側近の1人であり、北朝鮮外交の立役者でもあった。その実像を、1990年代に脱北した元北朝鮮官僚が語る。

    金正日の側近の中でも、姜錫柱(カン・ソクジュ)は実力一本でのし上がった男だったと言える。

    姜錫柱は1939年、平安南道の平原で4人兄弟の次男として生まれた。平壌外国語大学を卒業後、さらに平壌国際関係大学で学び、北京外国語大学の英語科に留学。1960年代、まず党国際事業部でキャリアをスタートさせ、1981年4月に外務省に移籍した。

    その後たった6年で第1外務次官に上り詰めた。北朝鮮の外交エリートの中でも、異例の出世スピードである。1994年10月、核開発凍結の見返りとして軽水炉提供と関係改善を米国に約束させた「朝米枠組み合意」をはじめ、彼の実績と実力を疑う者は北朝鮮にはいなかった。

    戦時下の虐殺体験

    だが、姜錫柱について外交官たちの間で語り草になっているのは、そうした現在の活躍ぶりよりも、彼の少年時代のエピソードである。

  • 金正恩氏「数十人の韓国人を拉致せよ」指示…工作員300人、中国に派遣

    先月、中国浙江省で発生した「北朝鮮レストラン従業員集団脱北事件」の報復として、北朝鮮は相当規模の「拉致組」を中国に派遣した模様だ。

    北朝鮮の内部事情に精通した情報筋はデイリーNKに対し、北朝鮮の金正恩党委員長が、「(脱北し韓国に亡命した)13人の従業員らの数倍の韓国人を拉致せよ」との指示を下したようだ、と語った。

    情報筋によると、「拉致組」は北朝鮮の国家安全保衛部(秘密警察)で「不満分子」の内偵などを行う反探要員や、軍の偵察総局の要員から成り、その数は300人以上と史上最大規模だという。

    彼らの一番のターゲットは、中国国内で脱北者を対象に布教と支援活動を行っているキリスト教関係者やNGO関係者、北朝鮮当局が「裏切り者」と呼ぶ脱北者などだ。

    ホテルでのぞき見

    彼らはまず、瀋陽、延吉の空港で張り込み、韓国発の飛行機から降りてきた乗客をチェックし、狙いを定める作業を行っている。

  • 北朝鮮、アフリカに犯罪者を輸出疑惑…劣悪な環境で拷問も

    北朝鮮が、自国の犯罪者を労働力として西アフリカの赤道ギニアに輸出、いわば「島流し」をしているとの疑惑が浮上している。

    疑惑を報じたのは、スペインのバレンシアに本部を置く赤道ギニア系のインターネットニュースサイト「ロンべ・ディアリオ」。

    同サイトは、赤道ギニアの首都マラボ近郊の犯罪都市、サンティアゴ・デ・バネイとレボラの間にある農場に北朝鮮から労働者が派遣されていると伝える。疑惑のある施設の衛星写真を見る限り、何の変哲もないように見えるが、中にいる関係者に話しかけようとすると、逃げていく。その後、施設警備員がやって来て「話しかけるな。写真も撮るな」と警告される。

    国内では政治犯に「被ばく強制労働」も

    この施設で、北朝鮮から送り込まれた数百人の犯罪者が収容され、強制労働に従事させられているというのだ。にわかに信じがたい話だが、北朝鮮で、拘禁者に強制労働を課すのは、国際問題になるほど、広く知られている。

  • 北朝鮮、脱北ウェイトレスたちの顔写真を公開

    中国浙江省寧波市の北朝鮮レストラン「柳京食堂」から集団脱北した北朝鮮出身の従業員12人の顔写真などの個人情報が公開された。
    脱北ウェイトレスたちの顔写真①
    公開したのは、親北朝鮮的な在米韓国人が運営するニュースサイト・民族通信。ノ・ギルナム平壌特派員が入手したものだという。

    事実上、北朝鮮当局による公式発表と理解して差し支えなかろう。同サイトは次の通り、集団脱北した12人の顔写真、実名、生年月日を公開。彼女らの家族とのインタビュー記事、動画も配信した。

    脱北ウェイトレスたちの顔写真①

    (関連記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発

  • 金正恩氏が党大会に隠していた「血と恐怖」のシナリオ

    北朝鮮の歴史に、「8月宗派事件」として知られる出来事がある。事件は、今から50年前の1956年8月30日から31日にかけて行われた朝鮮労働党中央委員会全員会議で幕を開けた。

    この席上、抗日パルチザン出身勢力を率いて独裁権力を手中にしつつあった金日成氏――金正恩党委員長の祖父――は、ライバルである延安(中国)派とソ連派の党幹部たちから深刻な政治的挑戦を受けた。彼らは金日成個人崇拝や、重工業偏重の政策が国民の生活を苦しめている点について鋭く批判したのだ。

    最終的に、ライバルたちは敗北し、国外逃亡の末に客死。国に残された妻と幼い子供たちは金日成氏により処刑された。しかし彼にとっても、中国とソ連からの介入をかわしながら手にした、薄氷の上での「勝利」だった。

    相次ぐ処刑

    こうした事件は、金正日氏の登場後も繰り返されている。

  • 【実録 北朝鮮ヤクザの世界(下)】社会主義国で「経済ヤクザ」が誕生するまで

    北朝鮮ではヤクザのことを「チュモクセゲ」、直訳すると「拳の世界」という。非常にわかりやすいネーミングだ。

    前回の主人公、ソク・ギョンチョルのイメージにもピタリとはまる。彼が率いたグループは、愚連隊から出発し、200人規模のヤクザ組織に発展していったケースだった。

    その一方、国家機関と「紳士協定」を結び――すなわち癒着しながら利権をシノギにするヤクザ組織も存在していた。

    1995年に文藝春秋から発刊された『北朝鮮不良日記』(白栄吉著、李英和訳)には、知られざる北朝鮮ヤクザ事情が紹介されている。白氏は、北朝鮮の南部に位置する平安南道安州市のヤクザ組織「パッキ派(車輪派)」の元幹部。パッキ派の構成員は約200人で安州最大の組織だった。

    独特のオーラ

    16年ほど前、白栄吉(ペク・ヨンギル)氏と会って北朝鮮のヤクザ事情について話を聞いたことがある。