カテゴリー: 北朝鮮

  • 北朝鮮版「振り込むな詐欺」のあの国ならではの特徴

    警察庁の調べによると、2018年の特殊詐欺(オレオレ詐欺などの振り込め詐欺)の認知件数は計1万6493件に達した。様々な対策が功を奏したのか、4年連続で減少している。一方で、韓国の金融監督院の調べによると、同国内における2018年の振り込め詐欺の被害者数は4万8743人で前年比で5割以上増加した。

    北朝鮮でももちろん詐欺事件は起きているが、オレオレ詐欺のような事件は無縁のように思われてきた。しかし、最近では携帯電話を使った詐欺事件の被害の事例が急激に増えている。

    国際社会による制裁で経済の疲弊が進み、治安も悪化。当局は手控えていた公開処刑を再び始めるなど犯罪の抑え込みに躍起だが、効果は限られているようだ。

    (参考記事:美女2人は「ある物」を盗み銃殺された…北朝鮮が公開処刑を再開

    平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えた詐欺事件の顛末は、次のようなものだ。

  • 韓国製品を買ったら拷問…世界一厳しい北朝鮮の規制

    北朝鮮で韓国製品はご禁制の品だ。販売も所有も認められていないが、富裕層を中心に人気が高く、各地で密売されている。しかし、取り締まり基準は明確ではないようだ。

    北東部の清津(チョンジン)にある全国有数の卸売市場、水南(スナム)市場で中国から韓国製のパソコンとテレビを取り寄せ、中期商人(電化製品販売商)に卸したり、客に直接売ったりしていた業者が清津市保衛部(秘密警察)に連行され、取り調べを受けているとデイリーNKの内部情報筋が伝えた。

    取り調べはまもなく終わり、処罰が決定される見込みだ。暴言、暴行、拷問に苦しめられた挙げ句、「地獄の沙汰も金次第」ということで、かなりの額のワイロを要求されるだろう。

    (参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

    この問屋は水南市場で電化製品を扱ってきたが、昨年末からサムスン製のノートパソコンとテレビを扱うようになった。

  • 妊婦も殺すワイロ漬け医療…「金正恩命令」も効かず

    妊婦も殺すワイロ漬け医療…「金正恩命令」も効かず

    北朝鮮では国家機関や朝鮮労働党の幹部らが権力を笠に着て、庶民からなけなしのカネを搾り取り、私腹を肥やす腐敗が横行している。金正恩党委員長はこうした不正腐敗を厳しく取り締まる姿勢を見せているが、それほどの効果を見せていない。こうした不正腐敗は医療現場にも及んでいる。

    北朝鮮は、かつては無償医療を誇っていたが、1990年代に「苦難の行軍」といわれる深刻な食糧危機に見舞われ完全に崩壊した。

    北朝鮮と国交がある英国外務省が2015年7月に発表した「北朝鮮の医療施設と医師のリスト」という4ページの資料によると、北朝鮮の医療施設は劣悪で、衛生水準は基準以下だと指摘。病院には麻酔薬がない場合がしばしばあるため、北朝鮮での手術はできる限り避けることや、即時帰国するように勧告している。実際、麻酔なしで手術を受けたことのある脱北者は、壮絶な体験について語っている。

  • 飢えた女性を「ニオイ拷問」で…北朝鮮収容所の撤廃要求を米で討議

    米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は3日、米上院で、北朝鮮に政治犯収容所を全面撤廃するよう促す決議案が発議されたと伝えた。

    非核化対話を優先し、北朝鮮の人権問題を後回しにするトランプ大統領の姿勢により、米国における対北人権攻勢は見えにくくなっている。しかし議会においては、こうした取り組みが根強く続けられている。

    中でも最大のターゲットになっているのが、「この世の地獄」とも言われる政治犯収容所だ。

    (参考記事:若い女性を「ニオイ拷問」で死なせる北朝鮮刑務所の実態

    北朝鮮で「管理所」と呼ばれる政治犯収容所には、8~12万人が収容されていると見られている。

  • 「自衛隊は英仏を合わせたより強い」戦慄する韓国と北朝鮮

    「自衛隊は英仏を合わせたより強い」戦慄する韓国と北朝鮮

    北朝鮮国営の朝鮮中央通信は7月29日、日本の軍備増強や諸外国との軍事協力の強化に言及し、「日本の再侵略野望は絶対に変わらない」とする論評を配信した。

    論評はまた、日本が「今後の5年間、毎年軍費を英国やフランスをしのぐ500億ドル規模で支出することを策定し、すでに両国の海上武力を合わせたものより多い海上『自衛隊』武力を保有したことにも関わらず、先端攻撃型武器を引き続き大量に搬入している」などと指摘。日本の「軍事大国化」への警戒感を露わにした。

    これは、韓国にも見られる傾向だ。韓国紙・朝鮮日報(日本語版)は23日、「韓国軍が、垂直離着陸(VTOL)型のF-35Bステルス戦闘機およそ10機を搭載できる3万トン級の軽空母の建造を推進する」と報道。さらには「今回の決定は、このところ韓日関係が最悪へと向かう中、日本の軽空母保有の動きに対応しており、注目される」と伝えた。

    もっとも、これは長期的な検討事項とすることが決められたというレベルであり、具体的な計画が決まったわけではない。それでも韓国軍の一角からは「大洋海軍を志向するのでないなら、軽空母をなぜ導入するのか分からない」という声が、すでに上がっていると同紙は伝える。

    まさにそのとおりである。日韓関係の悪化を受けて、互いの軍事力を比較する向きが見られるが、それがナンセンスであることは韓国の専門家も認めている。

    (参考記事:韓国専門家「わが国海軍は日本にかないません」…そして北朝鮮は

    しかし北朝鮮の場合は、冒頭で言及したような論調は多分に戦略的な意図を含んでいると言って良いだろう。

    金正恩党委員長が本気で非核化を進める気があるのかどうかは微妙だが、少なくとも、米国を刺激する大陸間弾道ミサイルと中距離弾道ミサイルは封印せざるを得ない。

    朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の弱体化が進む現状を考えれば、国防力の空白化を招きかねない事態だ。そこで日本の「脅威」を強調して続けていれば、このところ開発に力を入れている短距離弾道ミサイルなどを増強する口実になるというわけだ。

    (参考記事:北朝鮮「骨と皮だけの女性兵士」が走った禁断の行為

    金正恩党委員長がこうした戦略的な動きに出られるのも、北朝鮮が独裁国家であり、たいていのことは彼一人で決められるからだろう。しかし民主主義国家である韓国の政権は、いちいち有権者のご機嫌を取らねばならず、それこそが意義の不確かな「戦略」がぶち上げられる、最大の背景と言えるかもしれない。

  • 金正恩氏が「美人ホステス」をしいたげるセコいやり口

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、北朝鮮が外貨稼ぎのため、中国国内で新たな商売に取り組んでいるという。

    中国での北朝鮮の外貨稼ぎと言えば、時にアイドル並みの美貌を供えたウェイトレスたちを「看板娘」とした北朝鮮レストラン(通称・北レス)が代表格だったが、こんどは彼女らを「ホステス」に変身させ、いわゆる「水商売」に乗り出したというのだ。

    (参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発

    国連安全保障理事会はこれまでに採択した制裁決議で、国連加盟国に対し、北朝鮮からの派遣労働者の新規雇用を禁じ、現在雇用している労働者も今年末までにすべて本国に送り返すことを義務付けている。

  • 朝鮮選手らが2019年ITTFアジア障害者卓球選手権大会で金メダル

    【平壌7月31日発朝鮮中央通信】2019年国際卓球連盟(ITTF)アジア障害者卓球選手権大会で、朝鮮選手らが優勝した。

    23日から27日まで台湾で催された今大会には、朝鮮と中国、インドネシア、インド、イランをはじめ、16の国・地域の男女選手260人余りが参加した。

    団体戦(TT6部類―TT7部類)に出場した朝鮮のチョン・ジュヒョン、キム・ヨンロクは、準々決勝で南朝鮮を、準決勝でタイを下し、決勝に進出した。

    27日の決勝戦で朝鮮選手らは中国に勝ち、金メダルを獲得した。

    また、チョン・ジュヒョンは個人戦(TT6部類)で3位をした。---

  • 兵士らが金正恩「特別列車」を襲撃…重大事件の意外な顛末

    兵士らが金正恩「特別列車」を襲撃…重大事件の意外な顛末

    1934年11月、昭和天皇は群馬県桐生市を訪れた。天皇を乗せた車は市内を走行中に、決められたコースから外れてしまった。先導役の警部は、その責任を取って自決を図ったが一命をとりとめた。そんな彼に対して称賛の声が上がったという。

    これの出来事は、「天皇誤導事件」と呼ばれる。今の日本人の価値観では「なぜそれくらいのことで自決するのか」と首を傾げるかもしれないが、戦後の「人間宣言」まで天皇は神として崇められていただけに、死んでお詫びしなければならないほどの不手際と考えられたということだ。

    北朝鮮において金日成主席、金正日総書記、金正恩党委員長の3代の最高指導者は神聖不可侵の存在で、本人らと関係する事物も神聖なものとして扱われ、すべて「1号」という枕詞が付けられる。金正恩氏が参加する行事なら「1号行事」といった具合だ。

    最高指導者に対する礼を欠いた行為は、たとえ故意ではなくとも大変な結果をもたらす。

    (参考記事:金正恩氏の「高級ベンツ」を追い越した北朝鮮軍人の悲惨な末路

    そんな金正恩氏が利用する特閣(別荘)を巡り、大騒動が発生したと平壌のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

  • 青年学生の舞踏会

    【平壌7月27日発朝鮮中央通信】偉大な祖国解放戦争(朝鮮戦争)勝利66周年祝賀青年学生の舞踏会が27日、各地で行われた。

    党創立記念塔、平壌体育館広場をはじめとする首都の各舞踏会場に「偉大な戦勝の祝日」の歌のメロディーが響き渡ると、青年学生たちは祖国の尊厳と自主権を守り抜いた金日成主席に最も崇高な敬意と永遠無窮の栄光をささげながら祝賀の踊りの輪を広げた。

    青年学生たちは、「進軍また進軍」「われらは勝利した」をはじめとする戦時歌謡と社会主義朝鮮の誇らしい勝利の伝統を永遠に輝かすという誓いを盛り込んだ「誰が私に教えたのか」「勝利は代を継いで」などの歌謡に合わせて情熱的に踊った。

    朝鮮労働党の頼もしい後続部隊、先兵、両翼部隊としての栄誉を宣揚していく青年前衛の自負が「その懐が一番だ」「青春頌歌」などの歌のメロディーに乗せられて響き渡る中、舞踏会の雰囲気はいっそう盛り上がった。

    同日、各地でも青年学生の祝賀舞踏会が行われた。---

  • 女性兵士への性的虐待、金正恩氏「命令」でも野放し

    女性兵士への性的虐待、金正恩氏「命令」でも野放し

    北朝鮮の朝鮮人民軍内部での女性に対する性暴力が横行する中、女性兵士の脱走事件が相次いでいる。今年2月、平安南道(ピョンアンナムド)の平原(ピョンウォン)に駐屯する教導旅団から3人の女性兵士が脱走したことは以前にも伝えた。

    道内のデイリーNK内部情報筋によれば、道内では他にも、第3軍団の37ミリ高射砲部隊でも性暴力の問題で女性兵士の脱走が続出していると言う。

    この問題に関しては、金正恩党委員長も女性たちの味方だ。今年3月8日の国際婦女節(国際女性デー)には、軍内部で蔓延する性暴力に対して厳正に対処せよとの指示を下した。それを受け、軍内では「反性暴力闘争」が行われている。女性兵士に対する言語的、身体的な性暴力の根絶を目的としたものだ。

    指示では、女性兵士の待遇を改め、性暴力を根絶すると同時に、女性兵士に対しては「不当な上納要求、暴力に対しては信訴(訴え出る)を行う」ように求めている。ただ今までに、劇的な改善に至ったという情報はない。

    (参考記事:ひとりで女性兵士30人を暴行した北朝鮮軍の中隊長

    ちなみに、北朝鮮の法律には性暴力に対して寛大だ。

    2009年に改定された刑法では女性や未成年に性行為を強要した場合、最高で教化刑5年と定めていたが、2015年の改正で1年に引き下げられた。

    北朝鮮は2017年、国連の女性差別撤廃委員会に提出した報告書で「女性が便宜(の提供)を予想して行っている」ことを理由に量刑を引き下げたと、女性への性暴力を合意に基づくものと言わんばかりの説明を行っている。

    実際には、被害者が不利益を受けるような男性本位の風潮が女性を委縮させ、告発をためらわせているのだ。北朝鮮では、性暴力の被害に遭った女性がむしろ責められることが多い。つまり「行動や言動に問題があった」「女性から誘ったに違いない」「女は嫁に行けば済むが、男には養うべき家庭がある」などの言葉で女性被害者を追い詰めるという、2次加害・被害が起きているのだ。

    そもそも前述の報告自体が、そのひとつの表れとも言える。

    しかし、北朝鮮社会の変化とともに、女性の地位や意識にも変化が起きている。冒頭で触れた脱走事件では、逮捕され取り調べを受けた3人は、その理由について「男性の上官の性暴力」が原因だったと陳述した。

    従来、多くの女性は2次被害を恐れ、被害を告発するよりは隠そうとするのが一般的だった。本人が暴露しようとしても、家族が止めるケースもあった。

    ところが、件の脱走事件では違った。女性は被害に遭った事実を語ったのだ。自主的に明らかにしたのか、取り調べ過程での拷問などに耐えかねてのものなのかは定かでないが、被害者が沈黙せず、「脱走と証言」に動いたことに、軍の幹部らは少なからず衝撃が受けているもようだという。

  • 北朝鮮の中学生「危険な夏休み」…少女搾取に貧富の格差も

    北朝鮮の中学生「危険な夏休み」…少女搾取に貧富の格差も

    北朝鮮の人々は一年中、なんらかの国家事業や奉仕活動に強制的に動員されている。愛国や国家への忠誠を建前にして、国民を安価な労働力扱いしているわけだが、労働環境は劣悪で過去には悲惨な事故が多発している。

    (参考記事:【再現ルポ】北朝鮮、橋崩壊で「500人死亡」現場の地獄絵図

    こうした奉仕活動に動員されるは成人だけではない。子どもたちはクズ鉄拾いに駆り出され、このクズ鉄で製造したとされる戦車には「少年号」という名前をつけられる。青少年は、「農村支援」という名目で農作業に強制的に駆り出される。また、少女たちが理不尽な搾取を強いられている現場もある。

    (参考記事:北朝鮮企業が少女たちの「やわらかい皮膚」に目をつけた理由

  • 金正恩党委員長が新たに建造した潜水艦を見て回る

    【平壌7月23日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党委員長で朝鮮国務委員会委員長、朝鮮武力の最高司令官であるわが党と国家、武力の最高指導者金正恩同志が、新たに建造した潜水艦を見て回った。

    敬愛する最高指導者の細心な指導と特別な関心の下で建造された潜水艦は、東海の作戦水域で任務を遂行することになり、作戦配備を控えている。

    敬愛する最高指導者は、新たに建造した潜水艦を見て回り、同艦の作戦的・戦術的諸元と兵器戦闘システムを具体的に調べた。

    敬愛する最高指導者は、潜水艦が異なる状況の下でも朝鮮労働党の軍事戦略的企図を円滑に貫徹することができるように設計され、建造されたことに大きな満足の意を表した。

    敬愛する最高指導者は、東西が海であるわが国で潜水艦の作戦能力は国家防衛力の重要な構成部門になると述べ、潜水艦をはじめとする海軍武装装備の開発に大きな力を入れて国家防衛力を引き続き頼もしく育まなければならないと語った。

    敬愛する最高指導者は、潜水艦の利用と水中作戦に関するわが党の戦略的構想を説明しながら、その貫徹のための国防科学部門と潜水艦工業部門の当面の任務と戦略的課題について指摘した。

    敬愛する最高指導者は、朝鮮式の威力ある潜水艦が建造された輝かしい成果は党の国防科学技術重視政策を体して国の防衛力を強化するための力強い闘いを繰り広げてきた国防科学部門と軍需工場の活動家、科学者、技術者、労働者の高潔な愛国的忠誠心が生んだ結実であり、飛躍的発展を遂げているわが国防工業の威力に対するもう一つの一大誇示になると誇り高く述べた。

    趙甬元、弘永七、劉進、金正植、李鍾式、崔明哲、張昌河の各氏をはじめ、党中央委員会と国防科学部門の指導幹部が同行した。---

    (2019.07.23)

  • 「祖国のため撃ち殺した」北朝鮮兵士が中国の民家襲撃で怪情報

    「祖国のため撃ち殺した」北朝鮮兵士が中国の民家襲撃で怪情報

    今月初め、北朝鮮の国境警備隊の兵士2人が国境を越え、中国の民家を襲撃する事件が発生したと、中国にいるデイリーNKの北朝鮮事情通が伝えてきた。襲撃の目的は、食糧の確保だったという。

    国際社会の制裁により経済難の深刻化が伝えられている北朝鮮だが、最前線の兵士の食糧もしっかり供給できないほどの状況に陥っているようだ。

    (参考記事:北朝鮮「骨と皮だけの女性兵士」が走った禁断の行為

    事情通は15日、デイリーNKとの電話取材で、 「今月の4日頃、平安北道(ピョンアンブクト)の朔州(サッチュ)郡にある清水(チョンス)労働者区で勤務する兵士2人が、中国遼寧省丹東市の民家の倉庫から食糧を盗もうとしたところ、気配に気づいた住民たちが集まり彼らを捕まえた」と話した。

  • 高麗時代の王陵級の古墳を発掘、国宝遺跡に登録

    【平壌7月21日発朝鮮中央通信】金日成総合大学歴史学部と朝鮮民族遺産保存社、松都師範大学の教師、研究者、学生が高麗時代の王陵級の古墳である温鞋陵に対する全面的な調査、発掘を行って国宝遺跡に登録した。

    わが国初の統一国家であった高麗の首都開城にある松岳山の南のふもとに位置している温鞋陵は、高麗太祖王建の祖母である元昌王后の墓である。

    温鞋陵は、高句麗時代から用いられ始めてその後、渤海、後期新羅、高麗の各時代にも引き続き伝統的に利用された朝鮮民族の中世の古墳形式である石室封土墳である。

    陵の外部施設から十二支神を形象化した10の屏風石とその上に置かれた4の外装石、8の角石、10の欄干の柱石、9の欄干台石、3の獣の石像を発見した。

    この過程に12角形につくった整然とした屏風石施設の角の部分が玄室の南側の中心に置かれたのを確認することで、墓が高麗初期に築造されたものであることを科学的に解明した。

    古墳山の北と東、西の部分で墓を取り囲んでいる長さ24メートルに及ぶ墓を保護する垣(曲墻)施設を新たに発見し、形態と規模、構造を新しく解明し、この垣施設と平行に一回りの石を並べて置いた排水施設を発掘した。

    玄室と古墳山の北の部分から鉄製の棺の輪、灰色の陶器、黒色の陶器、薄緑の磁器をはじめ、複数の遺物も出土した。

    調査、発掘を通じて、古墳の規模や石材加工手法から見て陵が高麗封建国家が王族の「権威」を高めるために相当手間をかけた王陵級の古墳であることが実証された。---

  • 各紙 みんなが選挙に参加して革命主権を磐石に打ち固めよう

    【平壌7月21日発朝鮮中央通信】21日付の朝鮮の各紙は、道(直轄市)・市(区域)・郡人民会議代議員選挙の日に際して、社説を掲載した。

    「労働新聞」は、選挙が行われるたびに一斉に繰り出して賛成の一票を投じるのは朝鮮人民の革命的風貌であると指摘した。

    また、今回行われる代議員選挙は地方主権機関をいっそう強化して社会主義強国の建設を勝利のうちに前進させていく上で大きな意義を持つとし、次のように指摘した。

    朝鮮の政権は人民大衆の自主的権利の代表者、創造的能力と活動の組織者、人民の生活に責任をもつ戸主、人民の利益の保護者として、ひたすら人民に奉仕する真の人民の政権である。

    共和国が創建された時からこんにちに至る長期間、人民の意思と要求を徹底的に代弁し、人民に真の自由と権利、幸せな生活を保障してきたところに、わが人民政権の革命的本態と優越性がある。

    わが人民が世紀をまたいで自主的人間の誉れ高くて張り合いのある生を享受しているのは、金日成主席と金正日総書記がこの地に最も優れた人民大衆中心の社会主義国家をうち立てたためである。

    金日成・金正日主義国家建設思想を指針として国家活動の全般に人民大衆第一主義を徹底的に具現する朝鮮は今後も、尊厳ある人民の国、不敗の社会主義国家として威容をとどろかすであろう。

    「民主朝鮮」紙は、みんなが選挙にこぞって参加して国家社会制度を磐石に打ち固め、人民政権を強化するのに積極的に寄与することで、最高指導者金正恩党委員長の指導に従って進む朝鮮の尊厳と威力を全世界に再び力強く宣揚しようと呼びかけた。---

  • 全国農勤盟活動家と初級宣伝活動家が白頭山地区革命戦跡地を参観

    【恵山7月20日発朝鮮中央通信】全国農勤盟(朝鮮農業勤労者同盟)の活動家と初級宣伝活動家の白頭山地区革命戦跡地参観が、11日から20日まで行われた。

    恵山を出発して普天堡に入った参観者は、佳林川のほとりに立つ金日成主席の銅像に花籠と花束を献じてあいさつした。

    続けて、一行は主席の偉人像を伝える総合解説を受けて普天堡戦闘指揮所、警察官駐在所などを見て回った。

    普西里の泉の場と中興台地命題碑、鯉明水革命史跡地で一行は、金正日総書記の指導があったので白頭の革命伝統の純潔性が確固と守られていることを痛感した。

    青峰宿営地、乾滄宿営地、三池淵革命戦跡地、新四洞革命戦跡地、茂山地区戦闘勝利記念塔への行軍を続けた。

    白頭山密営生家で参観者は、朝鮮革命の長きにわたる道程を勝利と栄光で輝かした総書記の革命的生涯を胸深く刻み付けた。

    参観者は、三池淵郡に立つ総書記の銅像前の教育場で誓いの集いを開いた。

    参観を続けて新坡革命史跡地を訪れた一行は、光鮮写真館、石田洋服店などを見て回りながら、祖国解放偉業にささげた抗日の女性英雄金正淑女史の革命業績を胸に刻みつけた。

    全国農勤盟の活動家と初級宣伝活動家は参観期間、三池淵邑地区の建設場で衷情の心をささげたし、革命歌謡合唱コンクール、抗日パルチザン参加者の回想記研究発表会をはじめ、多彩な政治・文化活動を行った。---

  • 美人ウェイトレスに労働者…「生き残り」に必死な北朝鮮

    美人ウェイトレスに労働者…「生き残り」に必死な北朝鮮

    国連安全保障理事会で2017年9月12日に採択された制裁決議2375号は、国連加盟国に対して北朝鮮出身の労働者の新規雇用を禁じている。また、同年12月22日に採択された制裁決議2397号は、2019年末までに現在雇用している北朝鮮労働者をすべて本国に送り返すことを義務付けている。

    その中には、北朝鮮の「看板娘」とも言える北朝鮮レストランの美貌のウェイトレスたちも含まれる。

    (参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発

    最も多くの北朝鮮労働者を受け入れているのは中国だ。一時は制裁決議を誠実に履行する姿勢を見せていたが、最近は態度を変化させているもようだと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

  • 朝鮮各紙 朝露友好関係を強化、発展させるのは朝鮮労働党と政府の一貫した立場

    【平壌7月19日発朝鮮中央通信】19日付けの朝鮮の各紙は、朝露共同宣言が調印された時から19周年になることで署名入りの論説を掲載した。

    チュチェ89(2000)年7月、金正日総書記の招請によってロシアのウラジーミル・V・プーチン大統領がロシアの国家指導者として初めて朝鮮を訪問した。

    両国指導者の平壌対面によって、歴史的な朝露共同宣言が誕生した。

    「労働新聞」は、朝露共同宣言の採択は長い伝統を有している両国間の友好関係を新たな段階に引き上げた画期的な出来事になったとし、次のように指摘した。

    朝露共同宣言が採択された時からこんにちに至る期間、朝露友好関係は絶え間なく強化され、発展してきた。

    総書記の数回にわたるロシア訪問過程に、両国指導者は朝露共同宣言の歴史的意義を確認し、それに基づいて北東アジアと世界の平和と安全、そして政治、経済、科学技術、文化などの各分野で双務協力をよりいっそう発展させるための具体的な方向と措置について合意した。

    最高指導者金正恩党委員長は今年4月、ロシアのウラジオストク市でプーチン大統領と歴史的な初の対面を行って立派な親交を結び、戦略的で伝統的な朝露友好のきずなをいっそう強化した。

    両国最高指導者の対面は、変遷する国際情勢と時代の要請に即して朝露友好の新しい歴史を開いた意味あって重大な契機となった。

    「民主朝鮮」紙は、戦略的で伝統的な朝露友好関係を両国人民の志向と利益に即して新たな高さで絶え間なく強化し、発展させようとするのは朝鮮労働党と朝鮮政府の確固不動の立場、意志であると強調した。---

  • 消えた金正恩の女性エリートと「ニオイ拷問」収容所

    韓国紙・朝鮮日報は5月31日、北朝鮮国務委員会の金革哲(キム・ヒョクチョル)対米特別代表が2月の米朝首脳会談決裂の責任を問われ、3月に平壌郊外の美林(ミリム)飛行場で銃殺されたと報じた。美林飛行場では、過去にも公開処刑が繰り返し行われている。

    (参考記事:女性芸能人たちを「失禁」させた金正恩氏の残酷ショー

    同紙はまた、金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長が粛清され、金正恩党委員長の妹である金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長も謹慎させられていると報じていたが、いずれもその後に健在が確認された。

  • 金才龍総理が咸鏡北道内の複数の単位を視察

    【清津7月18日発朝鮮中央通信】朝鮮国務委員会委員である金才龍内閣総理(朝鮮労働党政治局委員)が、咸鏡北道内の複数の単位を視察した。

    金策製鉄連合企業所で金才龍総理は、酸素熱法溶鉱炉職場、熱間圧延職場などの各所を見て回りながら設備管理、技術管理を綿密に行い、主体化された生産工程を正常運営して鉄鋼材の生産を増やすことについて強調した。

    また、漁郎川発電所の建設場を見て回りながら自力更生の精神力で八郷ダムの建設、第4号発電所のチャンポダムの建設、水路トンネル拡張および被覆工事、発電機室の建設と発電設備の組み立てなどを早めて終えることについて述べた。

    清津製鋼所で金才龍総理は、チュチェ鉄の生産実態を具体的に調べ、経営管理方法を改善し、関連部門で原料、燃料の輸送と電気保障を円滑にするための問題を協議し、対策を立てた。

    一方、金才龍総理は茂山鉱山連合企業所の鉄精鉱の生産状況と明澗郡立石協同農場の農業実態を現地で調べた。---

  • 金正恩に「使い捨て」にされた女性兵士の悲惨な話

    金正恩に「使い捨て」にされた女性兵士の悲惨な話

    経済難の慢性化となし崩し的な市場経済化の中、北朝鮮社会では拝金主義がはびこり、すっかり世知辛い世の中になっている。

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、「子どもを軍隊に送り出すのも恐ろしい世の中になった」とする、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋の話を伝えた。そこで語られたのは、金策(キムチェク)出身の19歳の女性の悲惨な境遇についてである。

    彼女は朝鮮人民軍(北朝鮮軍)に入隊し、平壌にほど近いある部隊で勤務していた。ところが、前回の冬季訓練中に高所から落下する事故に巻き込まれた。朝鮮人民軍第11号中央病院に搬送され、数ヶ月間治療を受けたが、回復は困難だという診断を受けた。

    男性本意の社会的風潮の中、女性兵士は軍内で弱者の立場にある。それが重傷を負ったとなると、いかに弱い立場に置かれるかは想像に難くない。

    (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

    ちなみに北朝鮮の首都・平壌の地下鉄には、「栄誉軍人席」というものがある。軍隊での勤務中に何らかの事故で負傷し、障害を抱えている「傷痍軍人」のための優先座席だ。最高指導者のために体を張って尽くした彼らは、社会的には尊敬される立場にあり、国から様々なサポートを受けられる――はずだった。

  • 全国建設部門の科学技術発表会

    【平壌7月17日発朝鮮中央通信】全国建設部門の科学技術発表会が、朝鮮建築家同盟中央委員会の主催によって平壌の科学技術殿堂で16、17の両日に行われた。

    平壌建築総合大学、平壌交通運輸総合大学、国家科学院エコ建築研究所、水利工学研究所をはじめとする複数の単位の活動家と教師、研究者、設計員、博士院生がこれに参加した。

    建設構造分科と建設施工分科に分けられて行われた今回の発表会には、建築物の造形・芸術性を保障して構造的安全性を裏付け、施工の質と速度を高めるのに寄与する110余件の価値ある論文が提出された。---

  • 金正恩がナイショで乗っていた「密輸レクサス」と危ない話

    金正恩がナイショで乗っていた「密輸レクサス」と危ない話

    米シンクタンクのC4ADSが16日に発表した、国連安全保障理事会の制裁決議で禁止されている北朝鮮によるぜいたく品調達についての報告書によれば、北朝鮮は2015年から2017年にかけて、日本車256台を含む外国製自動車803台を輸入していたという。

    調達はロシアの会社を通じて行われたとされ、日本車の内訳は高級車ブランド「レクサス」を含むトヨタ車が211台、日産が43台、三菱自動車が2台となっている。

    北朝鮮が安保理の制裁決議をものともせず、ぜいたく品を大量に調達してきた事実は、これまでもたびたび明らかにされてきた。たとえば英紙デイリー・メールは2017年4月、金正恩党委員長が「喜び組」のために、多額の金を費やして「セクシーアンダーウェア」を輸入していると報じたことがある。

    (関連記事:金正恩氏が大金をつぎ込む「喜び組」の過激アンダーウェア

    北朝鮮国内でレクサスが使用されている事実も、以前から把握されていた。韓国の文在寅大統領が平壌を訪問した昨年9月には、レクサスの大型 SUV「LX570」が複数台使われたとされる。

  • 朝鮮選手らが2019年アジア・ジュニアレスリング選手権大会で好成績

    【平壌7月16日発朝鮮中央通信】2019年アジア・ジュニアレスリング選手権大会で、朝鮮選手らが好成績をあげた。

    9日から14日までタイで催された今大会には、朝鮮と中国、インドをはじめ18の国・地域の男女選手350人余りが参加した。

    ユン・ヒョンジュは、女子55キロ級で1位をした。

    ウォン・ミョンギョンは女子50キロ級で、キム・ソンオクは女子53キロ級で各々3位をした。

    朝鮮選手らが16日、帰国した。---

  • 金正恩氏「自慢のタワマン」で大問題。崩壊の恐怖に加え…

    金正恩氏「自慢のタワマン」で大問題。崩壊の恐怖に加え…

    近年、北朝鮮の首都・平壌はタワーマンション(タワマン)ブームに沸いてきた。

    金正恩党委員長が旗振り役となって進められたメガプロジェクトの結果、倉田(チャンジョン)通り、未来科学者通り、黎明(リョミョン)通りといったタワーマンション団地が造成された。いずれも「金正恩時代」を象徴するランドマークとなっており、国営メディアも大きく取り上げられている。

    (参考記事:金正恩氏、日本を超えるタワーマンション建設…でもトイレ最悪で死者続出

    しかしこのタワマンブーム、決して景気が良いだけの話ではない。

  • 金正恩「外交官4人を銃殺」情報の深層

    韓国の情報機関、国家情報院(国情院)の徐薫(ソ・フン)委員長は16日の国会情報委員会全体会議で、2月の米朝首脳会談決裂の責任を問われ処刑されたとの説が出ていた北朝鮮国務委員会の金革哲(キム・ヒョクチョル)対米特別代表について、「生きているものと見ている」との認識を示した。

    金革哲氏を巡っては韓国紙・朝鮮日報が5月31日、北朝鮮消息筋の情報として、3月に平壌郊外の美林(ミリム)飛行場で銃殺されたと報じた。美林飛行場は、過去にも公開処刑が行われてきた場所だ。

    (参考記事:機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優の悲劇

    ただ、この報道については当初から疑問を呈する声が少なくなかった。4月13日に金革哲氏を目撃したとの情報が出ていたほか、米CNNは6月、複数の消息筋の話として、同氏は拘束されているものの生存していると報じた。

    今のところはまだ、金革哲氏の生存が確認されたわけではないが、朝鮮日報の報道は誤りであった可能性がいっそう強まったと言える。

    北朝鮮の粛清人事を巡っては、このような情報の錯そうがしばしば起きる。2016年2月には、朝鮮人民軍の李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長が処刑されたとのニュースが大きく報道されたことがあったが、李氏は同年5月に開催された朝鮮労働党第7回大会に登場し、健在が確認された。

    こうした誤りが起きる第一の理由は、金正恩氏があまりに頻繁に公開処刑を行ってきたため、北朝鮮ウォッチャーやメディア関係者の間である種の先入観が働いてしまうからかもしれない。

    (参考記事:女性芸能人たちを「失禁」させた金正恩氏の残酷ショー

    一方、今回の件との関連で言うなら、アジアプレスは4月24日、北朝鮮国内で「外務省幹部4人が銃殺された」とする噂が拡散していると報じていた。同時に、その時点で確認された事実はないとし、会談決裂に伴う金正恩氏の権威失墜を最小限に抑えるため、原因は外務省幹部と裏切り行為にあるとする情報を「当局が意図的に流布させる可能性がある」との抑制の利いた分析もあわせて紹介している。

    これらにもうひとつ要素を付け加えるなら、北朝鮮が最近になって、ここのところ手控えていた公開処刑を再び活発化させている事実があるかもしれない。

    (参考記事:美女2人は「ある物」を盗み銃殺された…北朝鮮が公開処刑を再開

    2月の米朝首脳会談の決裂は、北朝鮮当局のみならず、同国民にとっても大きなショックだった。そこで条件反射的に、「タダで済むはずはない」「誰かの血が流れるに違いない」との「見込み」が働き、公開処刑再開の殺伐とした空気と相まって、北朝鮮国内で「外務省幹部4人が銃殺された」との噂がまことしやかに広まったのではないだろうか。

    驚くべきは、韓国メディアの朝鮮日報までが、その影響を受けたように見えることだ。

    もちろん、金革哲氏の生存も、外務省幹部4人の銃殺説も、その真偽はまだ確認されていない。ただ、北朝鮮国外にいる我々は、その真偽の確認を能動的に行う術が著しく限られている。

    よく「謎の国」と形容される北朝鮮だが、彼らはそれを武器に、関係各国に対し巧みな情報戦・心理戦を行っているということも、決して忘れてはならない。