【平壌7月5日発朝鮮中央通信】朝鮮の陸・海運省海運科学研究所で、船舶排気ガスの中の硫化物を除去する装置を新しく研究、開発した。 航海中の船舶から流出する排気ガスの中の硫化物は、海洋環境を破壊し、海洋生態系に否定的影響を及ぼす。 同研究集団は、混合式システムを成す脱硫工程の設計を完成したのに続いて、先端技術を応用して硫化物除去装置を開発した。 ある貨物船にこの装置を設置し、運用してみたところ、従来より排気ガス清浄工程にかかった費用を大幅に減らしながらも、硫化物排出量を国際海事機 ...

【平壌7月5日発朝鮮中央通信】朝鮮の石炭工業部門で、上半期に数百の予備採炭場を新しく確保した。 関係者によると、石炭工業省の計画に従って各炭鉱連合企業所では傘下炭鉱の炭層条件などを具体的に調べたことに基づいて有望な炭田を多く確保するための活動を推し進めた。 徳川地区炭鉱連合企業所と順川地区青年炭鉱連合企業所で各々百数十の予備採炭場を確保し、北倉地区青年炭鉱連合企業所では昨年同期に比べて予備採炭場の数を増やした。 价川地区炭鉱連合企業所と球場地区炭鉱連合企業所でも、掘進を先行さ ...

【平壌7月4日発朝鮮中央通信】最近、朝鮮の社会科学院考古学研究所の研究者らが、西海岸の平野地帯で初めて旧石器時代の後期(5万年前~1万5000年前)遺跡である狩り場と石器製作場の遺跡を新しく発掘した。 同遺跡は、平安南道粛川郡新豊里所在地から北西に約2キロ離れている田野にある。 遺跡からは、460余点の獣骨化石、10余点の骨器(獣の骨で作った労働道具)、20余点の石器、1200余点の石器半製品、920余りの花粉化石が出土した。 遺物は、泥炭層で集中的に現れた。 考古学研究所を ...

韓国統一省は2日、板門店(パンムンジョム)で6月30日に実現した史実上の米朝首脳会談の現場に現れた、北朝鮮要人11人のリストをマスコミ向けに配布した。そこに挙げられたうちの半数以上は、李容浩(リ・ヨンホ)外相や金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長、崔善姫(チェ・ソニ)第1外務次官ら日本の報道でもなじみ深い人々だ。 その一方、北朝鮮ウォッチャーが特に注目した人物もいた。チャン・グムチョル党統一戦線部長である。4月に行われた党の総会で金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長の ...

【平壌7月3日発朝鮮中央通信】朝鮮の咸鏡北道鏡城郡で、温堡温室農場の建設が積極的に推し進められている。 総敷地面積が百数十万平方メートルに及ぶ同農場は、温室区域、育苗場区域、庁舎区域、住宅区域に建設される。 朝鮮人民軍軍人建設者は、昨年9月末に工事を始めた時から短期間に数十万立方メートルの土量を処理し、基礎掘削と地帯整備を行って工事を早めることのできる突破口を開いた。 数棟の標準温室が建設され、数百棟の住宅と文化厚生施設、生産建物の建築工事が本格的に進ちょくしている。 建設さ ...

【平壌7月3日発朝鮮中央通信】保健酸素工場の従業員が、人民の健康増進に積極的に寄与する一念を抱いて良質の医療用酸素の生産を増やしている。---

韓国紙・朝鮮日報は5月31日、北朝鮮消息筋の情報として、2月末のハノイでの米朝首脳会談が決裂した責任を問われ、金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長が革命化(再教育)措置となり、金正恩党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第1副部長は謹慎させられていると伝えた。 しかし、この2人はすでに健在が確認されている。ただ、2人ともハノイでの会談決裂から相当期間、公式の場に姿を現さなかったので、何らかの形で問責が行われたのか、まったく行われなかったのかは判断が難しい。 ...

6月30日、トランプ米大統領の「ツイッター提案」から始まった板門店(パンムンジョム)でのサプライズ米朝首脳会談の推移を、韓国メディアは固唾を呑んで見守った。 韓国メディアが関心を寄せたのは、会談そのものの成否だけではない。それに劣らず、文在寅大統領の「立ち位置」が注目の的となったのだ。というのも、北朝鮮メディアはこの前日まで、「思考と精神がマヒしている」などと口を極めて文在寅大統領を罵倒していたからだ。 文在寅政権はこの間、北朝鮮に対してたいへんな気の使いようだった。特に、金 ...