中国の習近平国家主席は20日、北朝鮮の首都平壌を訪問し、金正恩党委員長との首脳会談に臨んだ。14年ぶりとなる中国最高指導者の訪朝を前にして、17日から「特別警戒週間」が宣言された。国家的行事の最中、事件事故の類は1件たりとも許さないという厳重警戒態勢だ。 (参考記事:金正恩命令をほったらかし「愛の行為」にふけった北朝鮮カップルの運命) ところが、その直前に朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士1人が脱走するという事件が起きた。中国との国境に面した地域で起きたため、「脱北したかもしれない ...

今月17日夜、中国と北朝鮮の国営メディアはほぼ同時に、習近平国家主席が金正恩党委員長の招請に応えて訪朝することを発表した。それとほぼ同時に、北朝鮮国内では「特別警戒週間」への突入が宣言されたと、各地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。 両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋は、習近平氏訪中が発表された直後の17日午後8時30分に、朝鮮労働党恵山(ヘサン)市委員会と人民委員会(市役所)の部長や職員が工場、企業所、人民班(町内会)にやって来て「最高司令官同志(金正恩氏)の身 ...

【平壌6月21日発朝鮮中央通信】平壌国際健康・医療機器部門の科学技術展示会が、閉幕した。 展示会では、携帯用半導体レーザー治療器、高麗生命水発生器、ロイヤルゼリー加工品をはじめとする製品が使用上便利で健康管理および治療・予防の効果が高いことで好評を博した。 展示会の期間、「赤・紫外線治療器」「肝の病気と肝の移植」「人間生命の初の1000日間の母と子どもの健康」などの題で技術討論会が行われた。 平壌の科学技術殿堂で21日、閉幕式が行われた。---

先月中旬、北朝鮮の平壌では市や郡の人民委員長(市長)を集めての会議が開かれた。その場で伝えられたことは「三池淵(サムジヨン)建設に労働者をより多く動員せよ」という指示だ。 三池淵は北朝鮮で「革命の聖地」として知られるとともに、風光明媚な景勝地でもある。金正恩党委員長は東海岸の「元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区」と並び、同地を「模範、標準となる山間文化都市」にする開発プロジェクトを最重視していると見られる。 しかし北朝鮮では、最高指導者の肝いり事業であるほど、無理な工期 ...

【平壌6月20日発朝鮮中央通信】20日付けの「労働新聞」は金正日総書記の著作「革命と建設において主体性と民族性を固守するために」発表22周年に際して、署名入りの論説を掲載した。 チュチェ86(1997)年6月19日に発表された同著には帝国主義、支配主義勢力の策動を粉砕し、各国が堂々たる自主独立国家としての発展を遂げられる輝かしい道が明示されている。 同紙は、主体性と民族性を固守するのが国家の自主的発展を保障するための根本原則であることを明示した綱領的指針になるというところに同 ...

【平壌6月19日発朝鮮中央通信】19日付けの「労働新聞」は、金正日総書記の朝鮮労働党中央委員会での活動開始55周年に際して、社説を載せた。 社説は、チュチェ53(1964)年6月19日があって、白頭山で始まった朝鮮労働党の聖なる歴史と伝統が連綿とつながるようになったし、チュチェの革命偉業の遂行において画期的な転換がもたらされたとし、次のように指摘した。 金正日総書記がわが党を導いてきた路程は、領袖の革命偉業に対する限りない衷情と献身で一貫した純潔な継承の歴史、革命と建設の各分 ...

【平壌6月19日発朝鮮中央通信】金正日総書記はチュチェ84(1995)年6月19日、著作「思想活動を優先させるのは社会主義偉業の遂行にとって必須の要求である」を発表した。 19日付けの「労働新聞」は署名入りの論説で、総書記の同著は革命を行う党と人民に社会主義偉業を立派に達成するための必勝の霊剣を与えた不滅の旗印であると明らかにした。 同紙は、思想活動を優先させ、深化させていくのは自力更生の威力で社会主義建設の新しい進撃路を切り開くための必須の要求だとし、次のように指摘した。 ...

韓国の建設産業研究院の「朝鮮半島統一が建設産業に与える影響」(2016)という報告書によると、北朝鮮の幹線道路のうち、舗装されているのは全体の25%にも満たず、全体的に道路事情は極めて劣悪だ。舗装されていてもデコボコで、事故が多発している。 両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋によると、道内の峠道でトラックが横転する事故が発生し、3人が死亡した。 北朝鮮の労働現場では、安全対策の欠如による大規模事故が繰り返し起きてきた。 (参考記事:「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏 ...