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  • それは止めとけ…文在寅政権の「対日カード」に米国がストップ

    韓国青瓦台(大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は18日、日本政府による半導体関連素材の輸出規制措置を受けて、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の見直すこともあり得ると言及すると、米国務省がすかさずこれをけん制した。

    同省の報道官は同日、米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)に対し、「韓日のGSOMIAを全面的に支持する。これは、北朝鮮の最終的で完全に検証可能な非核化(FFVD)を達成し、地域の安定および平和を維持するための重要な手段」だと強調したのだ。

    これは、日韓の摩擦を安全保障問題にまで広げることは「やめておけ」という米国からのメッセージと言える。ただ実際のところ、日韓の葛藤はすでに安保分野にも及んでしまっている。

    (参考記事:韓国専門家「わが国海軍は日本にかないません」…そして北朝鮮は

    朝日新聞の21日付の報道によれば、「複数の米政府関係者によれば、米政府内では日韓の対立が激化すれば、米国の国益にも影響を与えかねないという強い懸念がある」とのことだ。「米国にとってアジア太平洋地域で最も重要な同盟国同士の日韓が安全保障面でも対立を深める事態になれば、米国の覇権が弱まり、『結果的に中国が得をする』(米政府関係者)という危機感が広がっている」のだという。

    そこで、トランプ米大統領は日韓を仲裁する姿勢を見せ始めているが、問題の背景には韓国の内政が複雑にからんでいるだけに、どれだけ効果があるかは未知数だ。

    (参考記事:日韓「レーダー照射問題」の背後にある韓国政治の闇

    また、日韓の葛藤は中国に得をさせ、米国に損失を与えるだけでは済まない。5月に北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射した際の対応に見られるように、トランプ政権には射程の短い弾道ミサイルの廃棄を重要視しない姿勢もうかがえる。自国に届く大陸間弾道ミサイルさえ規制できれば、韓国や日本をとらえるものについては後回しにする可能性が高いのだ。

    北朝鮮としても、軍の内部的な混乱が進んでいる今、最低限の国防力を維持するため弾道ミサイル戦力の維持に固執するはずだ。

    (参考記事:北朝鮮「骨と皮だけの女性兵士」が走った禁断の行為

    この点で米国に安易な「手打ち」をさせないためには、日韓の一致した声が重要なのだ。

    だが、日本にせよ韓国にせよ、北朝鮮の核兵器を「今そこにある危機」として捉えている雰囲気は薄い。

    米朝の非核化対話も足踏みを続ける可能性が高いことを考えると、日韓に対する北朝鮮の核の脅威は、中長期的に固定化されてしまう危険性が大きいと言えるだろう。

  • 高麗時代の王陵級の古墳を発掘、国宝遺跡に登録

    【平壌7月21日発朝鮮中央通信】金日成総合大学歴史学部と朝鮮民族遺産保存社、松都師範大学の教師、研究者、学生が高麗時代の王陵級の古墳である温鞋陵に対する全面的な調査、発掘を行って国宝遺跡に登録した。

    わが国初の統一国家であった高麗の首都開城にある松岳山の南のふもとに位置している温鞋陵は、高麗太祖王建の祖母である元昌王后の墓である。

    温鞋陵は、高句麗時代から用いられ始めてその後、渤海、後期新羅、高麗の各時代にも引き続き伝統的に利用された朝鮮民族の中世の古墳形式である石室封土墳である。

    陵の外部施設から十二支神を形象化した10の屏風石とその上に置かれた4の外装石、8の角石、10の欄干の柱石、9の欄干台石、3の獣の石像を発見した。

    この過程に12角形につくった整然とした屏風石施設の角の部分が玄室の南側の中心に置かれたのを確認することで、墓が高麗初期に築造されたものであることを科学的に解明した。

    古墳山の北と東、西の部分で墓を取り囲んでいる長さ24メートルに及ぶ墓を保護する垣(曲墻)施設を新たに発見し、形態と規模、構造を新しく解明し、この垣施設と平行に一回りの石を並べて置いた排水施設を発掘した。

    玄室と古墳山の北の部分から鉄製の棺の輪、灰色の陶器、黒色の陶器、薄緑の磁器をはじめ、複数の遺物も出土した。

    調査、発掘を通じて、古墳の規模や石材加工手法から見て陵が高麗封建国家が王族の「権威」を高めるために相当手間をかけた王陵級の古墳であることが実証された。---

  • 各紙 みんなが選挙に参加して革命主権を磐石に打ち固めよう

    【平壌7月21日発朝鮮中央通信】21日付の朝鮮の各紙は、道(直轄市)・市(区域)・郡人民会議代議員選挙の日に際して、社説を掲載した。

    「労働新聞」は、選挙が行われるたびに一斉に繰り出して賛成の一票を投じるのは朝鮮人民の革命的風貌であると指摘した。

    また、今回行われる代議員選挙は地方主権機関をいっそう強化して社会主義強国の建設を勝利のうちに前進させていく上で大きな意義を持つとし、次のように指摘した。

    朝鮮の政権は人民大衆の自主的権利の代表者、創造的能力と活動の組織者、人民の生活に責任をもつ戸主、人民の利益の保護者として、ひたすら人民に奉仕する真の人民の政権である。

    共和国が創建された時からこんにちに至る長期間、人民の意思と要求を徹底的に代弁し、人民に真の自由と権利、幸せな生活を保障してきたところに、わが人民政権の革命的本態と優越性がある。

    わが人民が世紀をまたいで自主的人間の誉れ高くて張り合いのある生を享受しているのは、金日成主席と金正日総書記がこの地に最も優れた人民大衆中心の社会主義国家をうち立てたためである。

    金日成・金正日主義国家建設思想を指針として国家活動の全般に人民大衆第一主義を徹底的に具現する朝鮮は今後も、尊厳ある人民の国、不敗の社会主義国家として威容をとどろかすであろう。

    「民主朝鮮」紙は、みんなが選挙にこぞって参加して国家社会制度を磐石に打ち固め、人民政権を強化するのに積極的に寄与することで、最高指導者金正恩党委員長の指導に従って進む朝鮮の尊厳と威力を全世界に再び力強く宣揚しようと呼びかけた。---

  • 全国農勤盟活動家と初級宣伝活動家が白頭山地区革命戦跡地を参観

    【恵山7月20日発朝鮮中央通信】全国農勤盟(朝鮮農業勤労者同盟)の活動家と初級宣伝活動家の白頭山地区革命戦跡地参観が、11日から20日まで行われた。

    恵山を出発して普天堡に入った参観者は、佳林川のほとりに立つ金日成主席の銅像に花籠と花束を献じてあいさつした。

    続けて、一行は主席の偉人像を伝える総合解説を受けて普天堡戦闘指揮所、警察官駐在所などを見て回った。

    普西里の泉の場と中興台地命題碑、鯉明水革命史跡地で一行は、金正日総書記の指導があったので白頭の革命伝統の純潔性が確固と守られていることを痛感した。

    青峰宿営地、乾滄宿営地、三池淵革命戦跡地、新四洞革命戦跡地、茂山地区戦闘勝利記念塔への行軍を続けた。

    白頭山密営生家で参観者は、朝鮮革命の長きにわたる道程を勝利と栄光で輝かした総書記の革命的生涯を胸深く刻み付けた。

    参観者は、三池淵郡に立つ総書記の銅像前の教育場で誓いの集いを開いた。

    参観を続けて新坡革命史跡地を訪れた一行は、光鮮写真館、石田洋服店などを見て回りながら、祖国解放偉業にささげた抗日の女性英雄金正淑女史の革命業績を胸に刻みつけた。

    全国農勤盟の活動家と初級宣伝活動家は参観期間、三池淵邑地区の建設場で衷情の心をささげたし、革命歌謡合唱コンクール、抗日パルチザン参加者の回想記研究発表会をはじめ、多彩な政治・文化活動を行った。---

  • 美人ウェイトレスに労働者…「生き残り」に必死な北朝鮮

    美人ウェイトレスに労働者…「生き残り」に必死な北朝鮮

    国連安全保障理事会で2017年9月12日に採択された制裁決議2375号は、国連加盟国に対して北朝鮮出身の労働者の新規雇用を禁じている。また、同年12月22日に採択された制裁決議2397号は、2019年末までに現在雇用している北朝鮮労働者をすべて本国に送り返すことを義務付けている。

    その中には、北朝鮮の「看板娘」とも言える北朝鮮レストランの美貌のウェイトレスたちも含まれる。

    (参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発

    最も多くの北朝鮮労働者を受け入れているのは中国だ。一時は制裁決議を誠実に履行する姿勢を見せていたが、最近は態度を変化させているもようだと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

  • 朝鮮各紙 朝露友好関係を強化、発展させるのは朝鮮労働党と政府の一貫した立場

    【平壌7月19日発朝鮮中央通信】19日付けの朝鮮の各紙は、朝露共同宣言が調印された時から19周年になることで署名入りの論説を掲載した。

    チュチェ89(2000)年7月、金正日総書記の招請によってロシアのウラジーミル・V・プーチン大統領がロシアの国家指導者として初めて朝鮮を訪問した。

    両国指導者の平壌対面によって、歴史的な朝露共同宣言が誕生した。

    「労働新聞」は、朝露共同宣言の採択は長い伝統を有している両国間の友好関係を新たな段階に引き上げた画期的な出来事になったとし、次のように指摘した。

    朝露共同宣言が採択された時からこんにちに至る期間、朝露友好関係は絶え間なく強化され、発展してきた。

    総書記の数回にわたるロシア訪問過程に、両国指導者は朝露共同宣言の歴史的意義を確認し、それに基づいて北東アジアと世界の平和と安全、そして政治、経済、科学技術、文化などの各分野で双務協力をよりいっそう発展させるための具体的な方向と措置について合意した。

    最高指導者金正恩党委員長は今年4月、ロシアのウラジオストク市でプーチン大統領と歴史的な初の対面を行って立派な親交を結び、戦略的で伝統的な朝露友好のきずなをいっそう強化した。

    両国最高指導者の対面は、変遷する国際情勢と時代の要請に即して朝露友好の新しい歴史を開いた意味あって重大な契機となった。

    「民主朝鮮」紙は、戦略的で伝統的な朝露友好関係を両国人民の志向と利益に即して新たな高さで絶え間なく強化し、発展させようとするのは朝鮮労働党と朝鮮政府の確固不動の立場、意志であると強調した。---

  • 消えた金正恩の女性エリートと「ニオイ拷問」収容所

    韓国紙・朝鮮日報は5月31日、北朝鮮国務委員会の金革哲(キム・ヒョクチョル)対米特別代表が2月の米朝首脳会談決裂の責任を問われ、3月に平壌郊外の美林(ミリム)飛行場で銃殺されたと報じた。美林飛行場では、過去にも公開処刑が繰り返し行われている。

    (参考記事:女性芸能人たちを「失禁」させた金正恩氏の残酷ショー

    同紙はまた、金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長が粛清され、金正恩党委員長の妹である金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長も謹慎させられていると報じていたが、いずれもその後に健在が確認された。

  • 金才龍総理が咸鏡北道内の複数の単位を視察

    【清津7月18日発朝鮮中央通信】朝鮮国務委員会委員である金才龍内閣総理(朝鮮労働党政治局委員)が、咸鏡北道内の複数の単位を視察した。

    金策製鉄連合企業所で金才龍総理は、酸素熱法溶鉱炉職場、熱間圧延職場などの各所を見て回りながら設備管理、技術管理を綿密に行い、主体化された生産工程を正常運営して鉄鋼材の生産を増やすことについて強調した。

    また、漁郎川発電所の建設場を見て回りながら自力更生の精神力で八郷ダムの建設、第4号発電所のチャンポダムの建設、水路トンネル拡張および被覆工事、発電機室の建設と発電設備の組み立てなどを早めて終えることについて述べた。

    清津製鋼所で金才龍総理は、チュチェ鉄の生産実態を具体的に調べ、経営管理方法を改善し、関連部門で原料、燃料の輸送と電気保障を円滑にするための問題を協議し、対策を立てた。

    一方、金才龍総理は茂山鉱山連合企業所の鉄精鉱の生産状況と明澗郡立石協同農場の農業実態を現地で調べた。---

  • 金正恩に「使い捨て」にされた女性兵士の悲惨な話

    金正恩に「使い捨て」にされた女性兵士の悲惨な話

    経済難の慢性化となし崩し的な市場経済化の中、北朝鮮社会では拝金主義がはびこり、すっかり世知辛い世の中になっている。

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、「子どもを軍隊に送り出すのも恐ろしい世の中になった」とする、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋の話を伝えた。そこで語られたのは、金策(キムチェク)出身の19歳の女性の悲惨な境遇についてである。

    彼女は朝鮮人民軍(北朝鮮軍)に入隊し、平壌にほど近いある部隊で勤務していた。ところが、前回の冬季訓練中に高所から落下する事故に巻き込まれた。朝鮮人民軍第11号中央病院に搬送され、数ヶ月間治療を受けたが、回復は困難だという診断を受けた。

    男性本意の社会的風潮の中、女性兵士は軍内で弱者の立場にある。それが重傷を負ったとなると、いかに弱い立場に置かれるかは想像に難くない。

    (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

    ちなみに北朝鮮の首都・平壌の地下鉄には、「栄誉軍人席」というものがある。軍隊での勤務中に何らかの事故で負傷し、障害を抱えている「傷痍軍人」のための優先座席だ。最高指導者のために体を張って尽くした彼らは、社会的には尊敬される立場にあり、国から様々なサポートを受けられる――はずだった。

  • 全国建設部門の科学技術発表会

    【平壌7月17日発朝鮮中央通信】全国建設部門の科学技術発表会が、朝鮮建築家同盟中央委員会の主催によって平壌の科学技術殿堂で16、17の両日に行われた。

    平壌建築総合大学、平壌交通運輸総合大学、国家科学院エコ建築研究所、水利工学研究所をはじめとする複数の単位の活動家と教師、研究者、設計員、博士院生がこれに参加した。

    建設構造分科と建設施工分科に分けられて行われた今回の発表会には、建築物の造形・芸術性を保障して構造的安全性を裏付け、施工の質と速度を高めるのに寄与する110余件の価値ある論文が提出された。---

  • 金正恩がナイショで乗っていた「密輸レクサス」と危ない話

    金正恩がナイショで乗っていた「密輸レクサス」と危ない話

    米シンクタンクのC4ADSが16日に発表した、国連安全保障理事会の制裁決議で禁止されている北朝鮮によるぜいたく品調達についての報告書によれば、北朝鮮は2015年から2017年にかけて、日本車256台を含む外国製自動車803台を輸入していたという。

    調達はロシアの会社を通じて行われたとされ、日本車の内訳は高級車ブランド「レクサス」を含むトヨタ車が211台、日産が43台、三菱自動車が2台となっている。

    北朝鮮が安保理の制裁決議をものともせず、ぜいたく品を大量に調達してきた事実は、これまでもたびたび明らかにされてきた。たとえば英紙デイリー・メールは2017年4月、金正恩党委員長が「喜び組」のために、多額の金を費やして「セクシーアンダーウェア」を輸入していると報じたことがある。

    (関連記事:金正恩氏が大金をつぎ込む「喜び組」の過激アンダーウェア

    北朝鮮国内でレクサスが使用されている事実も、以前から把握されていた。韓国の文在寅大統領が平壌を訪問した昨年9月には、レクサスの大型 SUV「LX570」が複数台使われたとされる。

  • 朝鮮選手らが2019年アジア・ジュニアレスリング選手権大会で好成績

    【平壌7月16日発朝鮮中央通信】2019年アジア・ジュニアレスリング選手権大会で、朝鮮選手らが好成績をあげた。

    9日から14日までタイで催された今大会には、朝鮮と中国、インドをはじめ18の国・地域の男女選手350人余りが参加した。

    ユン・ヒョンジュは、女子55キロ級で1位をした。

    ウォン・ミョンギョンは女子50キロ級で、キム・ソンオクは女子53キロ級で各々3位をした。

    朝鮮選手らが16日、帰国した。---

  • 金正恩氏「自慢のタワマン」で大問題。崩壊の恐怖に加え…

    金正恩氏「自慢のタワマン」で大問題。崩壊の恐怖に加え…

    近年、北朝鮮の首都・平壌はタワーマンション(タワマン)ブームに沸いてきた。

    金正恩党委員長が旗振り役となって進められたメガプロジェクトの結果、倉田(チャンジョン)通り、未来科学者通り、黎明(リョミョン)通りといったタワーマンション団地が造成された。いずれも「金正恩時代」を象徴するランドマークとなっており、国営メディアも大きく取り上げられている。

    (参考記事:金正恩氏、日本を超えるタワーマンション建設…でもトイレ最悪で死者続出

    しかしこのタワマンブーム、決して景気が良いだけの話ではない。

  • 金正恩「外交官4人を銃殺」情報の深層

    韓国の情報機関、国家情報院(国情院)の徐薫(ソ・フン)委員長は16日の国会情報委員会全体会議で、2月の米朝首脳会談決裂の責任を問われ処刑されたとの説が出ていた北朝鮮国務委員会の金革哲(キム・ヒョクチョル)対米特別代表について、「生きているものと見ている」との認識を示した。

    金革哲氏を巡っては韓国紙・朝鮮日報が5月31日、北朝鮮消息筋の情報として、3月に平壌郊外の美林(ミリム)飛行場で銃殺されたと報じた。美林飛行場は、過去にも公開処刑が行われてきた場所だ。

    (参考記事:機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優の悲劇

    ただ、この報道については当初から疑問を呈する声が少なくなかった。4月13日に金革哲氏を目撃したとの情報が出ていたほか、米CNNは6月、複数の消息筋の話として、同氏は拘束されているものの生存していると報じた。

    今のところはまだ、金革哲氏の生存が確認されたわけではないが、朝鮮日報の報道は誤りであった可能性がいっそう強まったと言える。

    北朝鮮の粛清人事を巡っては、このような情報の錯そうがしばしば起きる。2016年2月には、朝鮮人民軍の李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長が処刑されたとのニュースが大きく報道されたことがあったが、李氏は同年5月に開催された朝鮮労働党第7回大会に登場し、健在が確認された。

    こうした誤りが起きる第一の理由は、金正恩氏があまりに頻繁に公開処刑を行ってきたため、北朝鮮ウォッチャーやメディア関係者の間である種の先入観が働いてしまうからかもしれない。

    (参考記事:女性芸能人たちを「失禁」させた金正恩氏の残酷ショー

    一方、今回の件との関連で言うなら、アジアプレスは4月24日、北朝鮮国内で「外務省幹部4人が銃殺された」とする噂が拡散していると報じていた。同時に、その時点で確認された事実はないとし、会談決裂に伴う金正恩氏の権威失墜を最小限に抑えるため、原因は外務省幹部と裏切り行為にあるとする情報を「当局が意図的に流布させる可能性がある」との抑制の利いた分析もあわせて紹介している。

    これらにもうひとつ要素を付け加えるなら、北朝鮮が最近になって、ここのところ手控えていた公開処刑を再び活発化させている事実があるかもしれない。

    (参考記事:美女2人は「ある物」を盗み銃殺された…北朝鮮が公開処刑を再開

    2月の米朝首脳会談の決裂は、北朝鮮当局のみならず、同国民にとっても大きなショックだった。そこで条件反射的に、「タダで済むはずはない」「誰かの血が流れるに違いない」との「見込み」が働き、公開処刑再開の殺伐とした空気と相まって、北朝鮮国内で「外務省幹部4人が銃殺された」との噂がまことしやかに広まったのではないだろうか。

    驚くべきは、韓国メディアの朝鮮日報までが、その影響を受けたように見えることだ。

    もちろん、金革哲氏の生存も、外務省幹部4人の銃殺説も、その真偽はまだ確認されていない。ただ、北朝鮮国外にいる我々は、その真偽の確認を能動的に行う術が著しく限られている。

    よく「謎の国」と形容される北朝鮮だが、彼らはそれを武器に、関係各国に対し巧みな情報戦・心理戦を行っているということも、決して忘れてはならない。

  • 祖国解放戦争参戦烈士墓に烈士らの遺骨を新たに安置

    【平壌7月16日発朝鮮中央通信】祖国解放戦争(朝鮮戦争)勝利66周年に際して、共和国英雄であるヤン・パンギ、チョン・ギボンの両烈士の遺骨が祖国解放戦争参戦烈士墓に安置された。

    義勇軍出身であるヤン・パンギ氏は、チュチェ40(1951)年4月、襲撃戦闘に参加して赫々たる戦果をあげて戦闘の勝利に大きく寄与した。

    1951年6月29日、前線で戦う共和国英雄と模範戦闘員を最高司令部に呼びつけた金日成主席は、ヤン・パンギ氏の軍功を高く評価して同氏に機関短銃を授与した。

    ヤン氏は、不世出の偉人たちの愛と信頼の中で祖国解放戦争勝利記念館の講師として一生を輝かした。

    主席の懐で人民軍指揮官に成長したチョン・ギボン氏も過去の祖国解放戦争の時期、130余回の戦闘を巧みに指揮して戦争の勝利に寄与した。

    16日、烈士たちの遺骨を安置する儀式が行われた。

    ヤン・パンギ、チョン・ギボンの両烈士とすでに安置されたコ・デソク、キム・ラクホン、キム・スンナム、キム・イルブ(キム・サムソン)、キム・ウォンテ、リ・ジェチョル、リ・ウォンフプ、パク・ウンパル、ソン・ヘソン、ユン・ヨンウク、チョン・チャンギル、チャ・スンヘ、チェ・ソンナム、ハン・ゲチョン、ファン・ソクインの各烈士の墓に妻の遺骨が合葬された。

    参列者は、烈士たちの墓に花束を献じ、彼らを追悼して黙とうした。---

  • 朴奉珠党副委員長が黄海南道の農業実態と干拓地建設状況を視察

    【平壌7月15日発朝鮮中央通信】朝鮮国務委員会副委員長である朝鮮労働党の朴奉珠副委員長(党政治局常務委員)が、黄海南道の農業実態と干拓地建設状況を視察した。

    朴奉珠副委員長は、白川郡と延安郡をはじめ道内の農業実態を現地で調べ、科学的な保護農法を積極的に導入し、混作面積の適地をよく選定し、灌水システムを確立して干害を減らすことについて強調した。

    龍媒島干拓地の建設場を見て回りながら朴奉珠副委員長は、防潮堤の石張り作業に奮い立った建設者たちの闘いを鼓舞し、給養活動をさらに改善し、地区内工事を促すための問題について指摘した。

    朴奉珠副委員長は、道内の複数の干拓地建設状況を調べ、短期間に工事を完工するための方途を討議し、開墾された干拓地に対する水保障対策を伴わせて農業を営むようにすることに力を集中することについて強調した。---

  • 制裁で混乱した北朝鮮国民が走る「禁断の行為」

    米司法省は5月9日、国連安保理制裁などに違反し北朝鮮産の石炭を輸送したとして、北朝鮮の貨物船「ワイズ・オネスト」を押収したが、2ヶ月遅れでこのニュースが北朝鮮国内で広がりつつあると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋はRFAに対し、情報は貿易機関の幹部を通じて国内に広がったと説明している。

    「1万7000トン級の大型貨物船は、北朝鮮では最大のものだ」と述べた情報筋は、「石炭を違法に運び国連の制裁を違反した容疑でインドネシア政府に抑留され、その後に米国が没収した」という過程まで知られていると伝えた。

    当局は「米朝首脳会談で制裁が解ける」との宣伝を繰り返してきたが、先日、軍事境界線上の板門店で行われた会談でも制裁を巡り特別な合意がなかったことから、人々の間からは「元帥様(金正恩党委員長)の威光にも傷がつく」「主導権を握って世界政治の舞台を牛耳るなどを言ってたくせに、貨物船の没収も解けないのか」などと皮肉る声が上がっているとのことだ。

    一方、制裁で追い詰められた北朝鮮の貿易関係者たちは、「禁断のビジネス」に魅力を感じ始めているようだ。国家の秘密情報を米国に売ろうというものだが、北朝鮮当局にバレれば公開処刑は免れないだろう。

    (参考記事:変わらぬ金正恩氏、6人銃殺。理由は「電話帳を売ろうとしたから」

  • 「労働新聞」 自立、自力は国家の存立と発展の基礎、原動力

    「労働新聞」 自立、自力は国家の存立と発展の基礎、原動力

    【平壌7月14日発朝鮮中央通信】14日付けの「労働新聞」は署名入りの論説で、自立、自力は国家の存立と発展の基礎であり、原動力であると強調した。

    同紙は、民族利己主義が蔓延し、列強の貪欲が極に達しているこんにちの世界で、他国の助けを願うことよりも愚かなことはないとし、次のように指摘した。

    自立、自力の軌道の上でのみ国と民族の自主権と生存権、発展権が保証される。

    自立、自力の旗印を高く掲げて進むのは、現難局を打開するための一時的な対応策ではなく国家建設の全過程で一貫して堅持し、徹底的に具現すべき根本原則である。

    自立、自力の旗印をさらに高く掲げるのは、チュチェ朝鮮の尊厳と地位を世界に轟かすための重要な要求である。

    自立、自力の旗印をより高く掲げていく時、民族の尊厳が輝き、国家の繁栄も成し遂げられる。

    自尊心の強い人民であるほど、自力更生、自給自足の道でいささかの動揺がない。

    自立、自力の旗印をより高く掲げるのは、社会主義経済建設を最大の速度で推し進めるための差し迫った要求である。

    自立、自力の精神だけ強ければできないことがなく、占領できない要塞はあり得ない。

    まだ、われわれには不足するものもあり、無いものも少なくない。

    しかし、自力で基礎を固めて建てた社会主義わが家をわれわれの手で立派に整えていく愛国的人民がいるので、われわれは他国が予測することも想像することもできない驚くべき発展上昇を十分に成し遂げることができる。

    自力更生精神の熱度は即ち、経済建設速度である。

    わが人民は、朝鮮式の独特な発展方式と自らの強い力に基づいて世を驚かす経済建設神話を創造していくであろう。---

  • 北朝鮮「働く女性」に人気の新ビジネス…金正恩「中絶禁止」とも合致

    北朝鮮「働く女性」に人気の新ビジネス…金正恩「中絶禁止」とも合致

    現在の北朝鮮政府の前身にあたる北朝鮮臨時人民委員会が1946年7月に発表した「朝鮮男女平等権法についての法令」は、当時としては非常に先進的な男女平等法と言われた。

    それから73年。北朝鮮社会には依然として、様々な形での女性差別が存在する。しかしその一方、女性はそのような風潮に負けず、北朝鮮経済の柱となっている側面もある。

    ろくに給料も配給も出ない国営工場や企業所に一日中縛り付けられ、経済活動ができない男性とは異なり、必ずしも職場に所属する義務のない女性たちは、市場で商売をしてその稼ぎで一家を養う。

    (参考記事:女性からの「死の復讐」に怯える北朝鮮のバツイチ男性

    そんな忙しい女性たちの間で最近、ベビーシッターが人気を集めていると北朝鮮各地のデイリーNK内部情報筋が伝えている。

  • 金才龍総理が農業部門を視察

    【平壌7月14日発朝鮮中央通信】朝鮮国務委員会委員である金才龍内閣総理(朝鮮労働党政治局委員)が、黄海南・北道と南浦市内の農業部門を視察した。

    黄海南道銀川郡の恩恵協同農場を見て回りながら金才龍総理は、作業班、分組ごとに井戸と井戸管、掘池を多く作るとともに、谷間ごとに補助ダムを築いて水資源を確保する問題をはじめ、干ばつによる農作物の被害を防ぐための活動を力強く進めることについて述べた。

    金才龍総理は、台城湖の水管理状況を調べ、南浦市内の農場に対する水供給システムを科学的に立て、水の浪費をなくし、温泉郡普林協同農場をはじめ海を控えている地域で塩気による農作物被害を防ぐ上で提起される実務的対策を講じた。

    また、金才龍総理は黄海南道殷栗郡の元坪協同農場と黄海北道黄州郡の石井協同農場を見て回った。---

  • 「公開処刑でも止められない」北朝鮮国民がハマる3つの禁忌

    北朝鮮には、人々が公開処刑や拷問など当局から厳罰を下されるのを恐れながらも、どうしても止められない社会的タブーが3つある。

    まずひとつが、覚せい剤など違法薬物の乱用だ。北朝鮮がかつて、覚せい剤を国家ぐるみで日本などに密輸していたのは周知のとおりだが、周辺国の取り締まり強化などで販路が遮断されるや、行き場を失った薬物は国内で乱用されるようになってしまった。

    (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

    そして次に、ドラマなど韓流コンテンツの視聴である。

  • 勲章を売り払ってコメを買う北朝鮮「英雄」たちの生活苦

    勲章を売り払ってコメを買う北朝鮮「英雄」たちの生活苦

    国際社会の制裁が、ただでさえ苦しかった北朝鮮国民の生活をさらなる苦境に追い込んでいることは本欄でも何度も伝えているが、その状況がさらに悪化しているようだ。

    今や儲かる商売はほとんどなく、違法な裏家業に手を出す人も増えているという。

    (参考記事:北朝鮮で「女子高生の人身売買」が横行…制裁影響「いちばん儲かる」

    平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋は、中国からの輸入品の価格のみならず、国内産の製品価格も上昇傾向にあるため、消費心理が冷え込み、商売をしても全然儲からないとの話があちこちの商人の間から聞こえると伝えた。

  • 「労働新聞」「勤労者」誌 自力更生は朝鮮革命の永遠なる生命線

    「労働新聞」「勤労者」誌 自力更生は朝鮮革命の永遠なる生命線

    【平壌7月13日発朝鮮中央通信】13日付けの「労働新聞」は、「労働新聞」「勤労者」誌が発表した共同論説を掲載した。

    論説は、自力更生が自主、自尊を生命とする朝鮮人民の革命方式であり、闘争原則であることについて明らかにした。

    また、これまでの数十年間、朝鮮労働党と人民が厳しい試練と難関を切り抜けて成し遂げた全ての勝利と栄光は自力更生の貴い結実だとし、次のように指摘した。

    自力更生は、決して情勢変化の要求や前進途上に横たわった一時的な難関を克服するための戦術的な対応策ではなく、わが党と人民が社会主義建設の根本方向、発展方式として確定し、一貫して堅持していく不変の政治路線である。

    民族の運命が生死岐路に立たされていた厳しい時期に、白頭山の密林で朝鮮革命の第1世代が高く掲げた自力独立の旗印は、廃虚の上に自分の手で民主の基盤を固めて社会主義を建設してきた全過程に自主、自立の旗印としてよりしっかり継承されてきた。

    こんにち、わが党が再宣明した自力更生の政治路線は億万金を与えても換えられない社会主義獲得物をあくまで固守し、わが国家の発展潜在力を余すところなく引き出して強国建設偉業を完遂するための富国強兵の霊剣である。

    自力更生は、わが国家と人民が存在する限り絶対に諦められない朝鮮革命の永遠なる生命線である。

    偉大な金日成民族、金正日朝鮮を世界が仰ぎ見る自主強国にうち建てようとする畢生(ひっせい)の意志を抱いて自身の全てをささげる最高指導者金正恩党委員長が居て、チュチェ朝鮮は自力更生の道へ力強く前進している。

    金正恩委員長の指導に従ってわが人民が金正恩委員長と苦楽を共にしながら切り抜けてきた自力更生の道は、われわれみんながどんなに偉大な指導者をいただいているかを心から痛感し、金正恩委員長の周りに志と情をもってさらに固く団結してきた日々であった。

    こんにち、わが人民は歴史のどの時期よりも、自信満々として社会主義建設の新しい段階に進入した。

    歴史は、史上最悪の挑戦と封鎖の中で自立、自力で社会主義強国建設の進軍路を開いてきたわれわれの時代がどんなに栄光に輝く時代であったし、この時代を切り開いたわが党と人民がどんなに偉大な功績を積み上げたのかを必ず記すようになるであろう。

    論説は、こぞって偉大な党の指導に従って自力更生の旗印をより高く掲げてチュチェ朝鮮の明るい未来に向かって力強く前進していこうと強調した。---

  • 北朝鮮「美貌のウェイトレス」たちに異変…金正恩氏が命令か

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は10日、北朝鮮レストランが最も多く進出している中国・丹東の貿易業者の話として、「中国の北朝鮮レストランが夜の営業時間に行っていた歌と踊りの公演を、今月4日から急に行わなくなった。また丹東だけでなく、瀋陽の北朝鮮レストランも公演を中止している。レストランの従業員の話によると、中止は上層部の方針によるものだという」と伝えた。

    北朝鮮レストランにとって、美人ウェイトレスたちによる歌と踊りの公演は最大の売り物だ。公演が今後も行われないならば、客足に深刻な影響が出るのは確実だろう。

    (参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発

    RFAも、公演中止を知った地元の中国人たちが、一様に残念がっていると伝えている。

  • 「図々しくも憐れ、おかしい人々」北朝鮮が文在寅政権を罵倒する理由

    北朝鮮の外務省傘下にある米国研究所の政策研究室長は11日、韓国軍のF-35Aステルス戦闘機導入を非難し、「われわれも特別兵器の開発と試験を行わざるを得なくなった」とする談話を発表した。

    談話は、韓国の文在寅政権をかなり辛らつな言葉で非難しているが、その裏には周辺国の軍備増強に取り残されていることへの危機感があると思われる。

    (参考記事:韓国専門家「わが国海軍は日本にかないません」…そして北朝鮮は

    北朝鮮の朝鮮人民軍は一部のエリート部隊を除き、軍紀びん乱のきわみにある。とうてい、本格的な戦争に耐えられるレベルではないからだ。

    (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

  • 金正恩氏の「タダ働き強制」にNOを主張し始めた北朝鮮の人々

    金正恩氏の「タダ働き強制」にNOを主張し始めた北朝鮮の人々

    お上の指示一つで近所のドブさらいから高層マンションの建築に至るまで、ありとあらゆる仕事を押し付けられる北朝鮮国民。そんな理不尽なタダ働きにNOを突きつける人が増えている。

    中でも、国家的なプロジェクトの両江道(リャンガンド)三池淵(サムジヨン)郡の開発工事は、労働環境が悪い、事故が多発しているなどと悪評が立っていて、動員を嫌がる人が多いようだ。タダ働き部隊である「突撃隊」に動員された人は、「代打労力」と呼ばれる人を雇って代わりに送り込む。これなら文句は言われない。強制ボランティア労働が、民間人によって賃金労働に化けている形だ。

    (参考記事:やっぱり事故が起きていた金正恩氏「恐怖写真」の現場

    三池淵と比べて遥かに楽な作業でも、住民がサボタージュする事例が起きていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。