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  • 【写真特集】平昌五輪に花を添えた美女応援団②

    平昌五輪に花を添えた美女応援団

    【写真特集】韓国市民の記念撮影に大慌て
    【写真特集】平昌五輪に花を添えた美女応援団①

    雪の結晶のうちわをかざして「セットン・チョゴリ」の歌を歌って応援する北朝鮮応援団/写真=ソル・ソンア(デイリーNK)

    手を振り競技場をあとにする北朝鮮応援団/写真=ソル・ソンア(デイリーNK)

    競技場に入ってくる時とは違い、手を振り「お会いできてうれしいです」と挨拶する北朝鮮応援団/写真=ソル・ソンア(デイリーNK)
    【写真特集】平昌五輪に花を添えた美女応援団①
    【写真特集】韓国市民の記念撮影に大慌て

  • 【写真特集】平昌五輪に花を添えた美女応援団①

    平昌五輪に花を添えた美女応援団


    北朝鮮応援団がアルペンスキー競技場に入場/写真=ソル・ソンア(デイリーNK)
    【写真特集】平昌五輪に花を添えた美女応援団②

    北朝鮮応援団が応援開始の合図を待っている/写真=ソル・ソンア(デイリーNK)

    アルペンスキー競技場で応援する北朝鮮応援団/写真=ソル・ソンア(デイリーNK)
    【写真特集】平昌五輪に花を添えた美女応援団②
    【写真特集】韓国市民の記念撮影に大慌て

  • 北朝鮮「元新体操の星」も#MeToo、性暴力の被害を告白

    韓国社会では、女性検事が上司の性暴力を告発したことをきっかけに、セクハラや性的虐待に対して声を上げる運動「#MeToo」が勢いを得ている。勇気ある女性たちによって、演劇界の大物脚本家、ノーベル文学賞候補と言われる詩人、大学教授を務める有名俳優など、著名人の加害事例が次から次へと暴露されている。

    そんな中、「女性検事から勇気をもらった」と重い口を開き、自らの受けた性暴力の被害を告発したのは、北朝鮮で新体操のスター選手として活躍後に脱北し、韓国で新体操のコーチを務めているイ・ギョンヒさんだ。

  • 帰国した北朝鮮「美女応援団」を苦しめる「水抜き」作業とは何か

    金正恩氏が警戒する韓流の北朝鮮浸透(下)

    韓国で開かれた平昌(ピョンチャン)冬季五輪に派遣された北朝鮮の「美女応援団」が、本国で理不尽な責め苦に遭っている。五輪中は様々な話題を振りまき、南北融和ムードを高めた功労者のはずだが、北朝鮮当局にとっては警戒すべき女性たちなのだ。
    (参考記事:北朝鮮へ帰り「金日成お面」問題で叱られている美女応援団 )
    北朝鮮が、海外に派遣する人に秘密警察・国家保衛省の要員を監視役として付けるのは公然の秘密だ。たとえばロシアや中東などに派遣されてきた労働者にも保衛員(秘密警察)の監視が付いており、劣悪な環境に耐えかね脱走する労働者に対して凄惨な私刑を加えたりもする。
    (参考記事:アキレス腱切断、掘削機で足を潰す…北朝鮮労働者に加えられる残虐行為 )

    女子大生を拷問

    美女応援団も例外ではない。

  • 豊かだった北朝鮮の鉱山都市、経済制裁で困窮に喘ぐ

    北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクト)茂山(ムサン)は、北朝鮮の中ではかなりリッチな町として知られていた。巨大な鉄鉱山が存在するからだ。

    茂山鉱山は北朝鮮最大の鉄鉱山で、推定埋蔵量は約30億トンとも70億トンとも言われている。生産能力は年間650万トン、収益は1億ドル(107億円)に達していた。

    中国の天地鉱業貿易有限公司は2003年、1億3000万元(約22億円)を投資し、中国の南坪鎮に作った精錬工場と、同鉱山を結ぶパイプラインを建設し、年間50万トンの鉄鉱石を中国に輸出していた。

    鉱山労働者の給料は最高で100万北朝鮮ウォン(約1万4000円)。その多くが配給品の調達費として天引きされるが、それでも高給取りだ。そんな彼らが落とすカネで町は潤っていた。

  • 植えたそばから引っこ抜く…北朝鮮のお寒い植林事業

    3月2日は北朝鮮の植樹節、つまり「みどりの日」だ。当局は住民を総動員して山に木を植えさせる事業を展開するが、植えても植えても山に緑が戻る気配はない。そのワケを米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。

    咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋がRFAに語ったところによると、朝鮮労働党中央委員会は3月2日の植樹節を控え、「山林造成事業で一大革命を起こすことについて」という指示を下した。春の植樹に住民を総動員せよとの指示は道、市、郡の党組織から、各機関、企業所、人民班(町内会)に至るまで伝達された。各機関には植える木の本数が割り当てられ、ちゃんと育つよう1年間管理することも義務付けられた。

    これに合わせて、朝鮮労働党機関紙・労働新聞は大キャンペーンを繰り広げている。2日には「春の植樹に皆が立ち上がり愛国の汗と熱情を余すところなく捧げよう」という長文の社説を1面に掲載した。

    しかし、住民はキャンペーンに呼応するどころか、反発している。カネと時間と体力を無駄にするばかりで、何の効果もないからだ。

    清津(チョンジン)市当局は、苗木と道具の購入費として1世帯あたり3000北朝鮮ウォン(約42円)を徴収した。コメの値段で換算すると6〜700グラムほどにしかならず、決して大金ではないのだが、物価の高騰で苦しい生活を強いられている人々は、そんなカネですら出す余裕などないのだろう。

    カネを出したら、次は山に行って木を植えなければならない。商売や個人的な事情で参加できない人は、1日1万北朝鮮ウォン(約140円)の「労力動員費」を支払うことを強いられる。トンジュ(金主、新興富裕層)は多額のカネを払ってこれらすべてを免除されている。

    別の情報筋によると、昨年、国土環境保護局と山林経営委員会は多額の予算を投入して中国から苗木を輸入し、植樹したが、冷たい海風のせいでほとんどが枯れてしまった。そのため、今年は海風と寒さに強いというカラマツを植えることにした。各機関が一度に苗木を購入しようとしたため、苗木1セット(200本)の値段が5万北朝鮮ウォン(約700円)まで高騰してしまった。これでは住民の負担が増えかねない。

    北朝鮮では毎年、このような植林を行っているが、木が増える気配がない。人々の間からは、「山林造成を名目にして総動員令をかけたのは、植林が目的ではなく、住民の懐のカネが目的ではなかったのか」「毎年カネを払って木を植えたのにあれはどこに行ったのか」などと不満が噴出している。

    それにしても、なぜ植林がうまくいかないのだろうか。

    北朝鮮の山々は、第二次世界大戦末期から朝鮮戦争にかけて、燃料となる薪を切り出したり、食料を得るために畑を作ったりして、ハゲ山になってしまった。金日成主席は、4月6日を植樹節に定め植林事業を進めたが、1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」のせいでまたハゲ山に戻ってしまった。人々が食料を得るために山を切り開き、畑を作ったからだ。

    そんな現状を見た金正恩党委員長は2012年4月27日、党と内閣の幹部を前に「国土管理事業において革命的転換を引き起こそう」という演説を行い、10年以内に山林を元に戻すと宣言した。しかし、住民から畑を奪ってその土地に木を植えるという強引なやり方が反発を呼んだ。人々は、植えたそばから木を抜くなどして、抵抗した。

    そもそも、北朝鮮ではあらゆる分野において「虚偽報告」という悪弊が蔓延している。上から押し付けられたノルマを達成できなければ、現場の担当者は処罰されてしまうため、適当に嘘の数字を報告するのだ。それは植林事業とて例外ではない。そんな数字が回り回って最終的には現実とかけ離れたものとなってしまう。

    間違った数字は「人災」という取り返しのつかない結果を生む。決して笑い事では済まされないのだ。

  • 死体を大勢の前に運び…北朝鮮軍「公開処刑」の猟奇的な実態

    軍服を着た収監者たち(2)

    韓国の北韓人権情報センター(NKDB)が最近発刊した「軍服を着た収監者〜北朝鮮軍の人権実態報告書」によると、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)内では兵士らに対する公開処刑が頻繁に行われているという。

    (参考記事:謎に包まれた北朝鮮「公開処刑」の実態…元執行人が証言「死刑囚は鬼の形相で息絶えた」

    同報告書は、北朝鮮軍に勤務した経験を持つ脱北者70人を対象に、昨年10月から今年1月までの間に聞き取り調査を行った結果をまとめたものだ。

    報告書によると、回答者の41.4%は軍勤務期間中に公開処刑を目撃し、21.4%は公開処刑の話を聞いたことがあると答えた。

  • 「事故死した98人の遺体をセメント漬け」北朝鮮軍の中で起きていること

    軍服を着た収監者たち(1)

    いま、北朝鮮で最も飢えているのは、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士たちだとされる。北朝鮮では、民間人の食糧事情は好転しているが、協同農場の収穫物に頼っている兵士の食糧事情は、配給システムの崩壊や配給担当者の横領・横流しのせいで劣悪な状態から抜け出せていないのだ。

    また、兵士の大半は銃の扱い方も教えられないまま、ダムや発電所建設にタダで動員できる労働力として使い倒される。金正恩党委員長はどうやら、核や弾道ミサイルなどに関わる一部のエリート部隊にしか関心がないようだ。

    韓国の北韓人権情報センター(NKDB)は最近、「軍服を着た収監者〜北朝鮮軍の人権実態報告書」と題した報告書を発表した。北朝鮮軍に勤務した経験を持つ脱北者70人を対象に、昨年10月から今年1月までの間に聞き取り調査を行った結果をまとめたものだ。

    それによると、北朝鮮軍の兵士たちが動員された工事現場では、深刻な死亡事故が発生している。

    回答者の41.4%は建設現場で死亡事故を目撃し、21.4%が聞いたことがあると答えた。また、軍勤務中の死亡原因としては、劣悪な作業環境と高強度の労働によるものが最も多かったとのことだ。

    中でも、1997年4月に起きた大規模事故は、北朝鮮軍における人権侵害の最たるものと言えよう。

    この事故は、韓国との軍事境界線に近い黄海北道(ファンヘブクト)金川(クムチョン)郡を流れる礼成江(レソンガン)で、建設中の橋が崩落し、朝鮮人民軍5軍団4師団18連隊所属の兵士98人が死亡したもの。当局は完成予定日に無理やり間に合わせるために、遺体収拾を行わずセメントで埋めてしまったというのだ。報告書では、複数の回答者がこの事故について証言している。

    (参考記事:【画像】「炎に包まれる兵士」北朝鮮 、ICBM発射で死亡事故か…米メディア報道

    同じ金川郡では1989年4月、高速道路の建設現場で橋が崩落し、現場で働いていた兵士500人が120メートル下の川原に落下する大事故が起きている。川原には原形をとどめない死体が散乱し、救助の看護師たちが気を失うほどの地獄絵図と化したという。

    (参考記事:【再現ルポ】北朝鮮、橋崩壊で「500人死亡」現場の地獄絵図

    このような事故が多発する原因として、北朝鮮特有の「速度戦」と呼ばれる突貫工事がある。

    太陽節(金日成氏の誕生日=4月15日)や光明星節(金正日氏の誕生日=2月16日)において成果として示すため、当日に間に合うよう、無茶苦茶なスケジュールで工事を行うのだ。その結果、手抜き工事が多発しており、鉄道や橋梁、建物の崩壊などといった大惨事が後を絶たない。

  • 【動画】北朝鮮「美人支配人」が熱唱する韓国の懐メロ

    北朝鮮・平壌の食堂の支配人が韓国の懐メロソング「愛の迷路」を弾き語りした。

    韓国の歌手・崔辰煕(チェ・ジニ)氏が1984年に発表した「愛の迷路」は、爆発的にヒットした韓国国民の愛唱歌となった。

  • 「事故死した98人の遺体をセメント漬け」北朝鮮軍の恐るべき人権侵害

    朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士たちが、上官からの暴力、暴言に苦しめられ、作業中の事故で死亡または負傷しても適切な補償を受けられないばかりか、遺体すらまともに収拾されない劣悪な人権状況に置かれている実態をまとめた報告書が発表された。

    韓国の北韓人権情報センター(NKDB)が、北朝鮮軍に勤務した経験を持つ脱北者70人を対象に、昨年10月から今年1月までの間に聞き取り調査を行った結果をまとめたもので、タイトルは「軍服を着た収監者〜北朝鮮軍の人権実態報告書」となっている。

    それによると、北朝鮮軍の兵士たちは通常の訓練のみならず、様々な建設工事に動員されるが、死亡事故も深刻なレベルに達している。

  • 偽造旅券で日本潜入、金正恩一家の行き先は「美空ひばり記念館」

    ロイター通信は28日、北朝鮮の故金正日総書記と金正恩党委員長が不正に入手したブラジルのパスポートで西側諸国のビザ申請をしていたと、件のパスポートの写真とともに報じた。日本に渡航した可能性もあるとしている。

    公開されたパスポートの写真には、明らかに金正恩氏と判断できる顔写真が添付されている。

    ロイターの報道によれば、金正恩氏の写真が貼られたパスポートの氏名は「Josef Pwag」で、生年月日は1983年2月1日。金正日氏の方は、氏名が「Ijong Tchoi」、生年月日は1940年4月4日となっている。

  • 【写真】金正恩氏の新たな商売「女子大生派遣ビジネス」の現場

    中国商務省は昨年9月、自国内の北朝鮮企業や合弁企業に対して今年1月8日までの閉鎖を命じた。国連安全保障理事会の制裁決議2375号に従ったものだ。

    これを受け、北朝鮮レストランとしては世界最大規模と言われた平壌高麗館(遼寧省丹東市)がひっそりと店を閉めるなど、かつては100店舗に及んだ中国国内の北朝鮮レストランの多くが閉鎖に追い込まれた。
    【写真】中国で働く北朝鮮の女子大生たち

    ところが、その後も中国国内のレストランで働く北朝鮮の女性従業員の姿が目撃されている。その裏には、北朝鮮当局による巧みな制裁逃れの術がある。その現場を、デイリーNKの特別取材班が取材した。

  • 【写真】中国で働く北朝鮮の女子大生たち

    中国の商務省は昨年9月、自国内の北朝鮮企業や合弁企業に対して今年1月8日までの閉鎖を命じた。国連安全保障理事会の制裁決議2375号の採択を受けてのもの、北朝鮮レストランも対象に含まれている。
    【人気記事】【写真特集】北朝鮮の美女たちを激写/2018年
    ところが、中国国内には現在も、レストランで働く北朝鮮女性たちの姿がある。【写真】制服姿の女子大生

    彼女らの正体は、張鉄久(チャン・チョルグ)平壌商業総合大学の学生たちだ。

    北朝鮮で観光部門の人材育成を担っている同大学では、2年間の教育を受けた後に、中国のレストランで2年間働くインターン制度を2014年から実施している。【写真】歌や踊りを披露する女子大生

    しかし、国連安保理の制裁決議は加盟国に対し、北朝鮮労働者の受け入れを禁じ、今いる労働者も2年以内に帰国させることを義務付けているのに、なぜ彼女らは働き続けられるのだろうか。

  • 【写真】歌や踊りを披露する女子大生

    歌や踊りを披露するのも女子大生のインターンだ(画像:デイリーNK特別取材班)
    歌や踊りを披露するのも女子大生のインターンだ(画像:デイリーNK特別取材班)

    【写真】制服姿の女子大生

  • 【写真】制服姿の女子大生

    (画像:デイリーNK特別取材班)
    女子大生たちが着ているのは、大学の制服だという(画像:デイリーNK特別取材班)
    【写真】歌や踊りを披露する女子大生

    遼寧省丹東のレストランでインターンとして働く北朝鮮の女子大生(画像:デイリーNK特別取材班)
    遼寧省丹東のレストランでインターンとして働く北朝鮮の女子大生(画像:デイリーNK特別取材班)
    【写真】歌や踊りを披露する女子大生

  • 【写真】寂しげに帰国する北朝鮮美女たちの行く先

    デイリーNKの対北朝鮮情報筋は、中国遼寧省の丹東駅で今月9日、かつて市内の北朝鮮レストラン(以下、北レス)・平壌高麗館で働いていた女性従業員が集団で帰国する姿を目撃し、その様子をカメラに収めた。
    【写真】帰国の途につく北朝鮮レストランのウェイトレスたち

    「(北レスの)平壌高麗館が閉鎖に追い込まれ、帰国する従業員もいれば、他のレストランで働く者もいたが、旧正月(16日)を前に30人が帰国した。担当駅前で女性従業員のひとりに行き先を聞くと『平壌です』との答えが返ってきた。親きょうだいが待つ故郷に帰るというのに、彼女らの表情は嬉しそうな感じではなかった。カネ儲けのチャンスがなくなったからだろう」(情報筋)

  • 【画像】帰国の途につく北朝鮮レストランのウェイトレスたち

    中国の北朝鮮レストラン(通称北レス)で働いていた女性従業員が集団で北朝鮮に帰国する姿が捉えられた。

    丹東駅前で列車を待つ平壌高麗館の女性従業員たち(画像:デイリーNK北朝鮮情報筋)
    丹東駅前で列車を待つ平壌高麗館の女性従業員たち(画像:デイリーNK北朝鮮情報筋)

    デイリーNKの対北朝鮮情報筋は、中国遼寧省の丹東駅で今月9日、かつて市内の平壌高麗館で働いていた女性従業員が集団で帰国する姿を目撃し、その様子をカメラに収めた。

    「親きょうだいが待つ故郷に帰るというのに、彼女らの表情は嬉しそうな感じではなかった。カネ儲けのチャンスがなくなったからだろう」(情報筋)

    平壌高麗館は地上5階建て、床面積8000平米の世界最大規模の北レスとして、中朝国境を流れる鴨緑江に面した一等地に2012年2月オープンした。しかし昨年9月、国連安全保障理事会は対北制裁決議2375号を採択。それを受けて中国商務省は、国内の北朝鮮系の合弁企業などに対して今年1月9日までの閉鎖を命じた。

    その期限まで持ちこたえられなかった平壌高麗館は、昨年11月にひっそりと店を閉めていた。

    (参考記事:北朝鮮レストランの「美女軍団」…大多数がタダ働き

    女性従業員に行き先を聞くと「平壌です」との答えが返ってきた(画像:デイリーNK北朝鮮情報筋)
    女性従業員に行き先を聞くと「平壌です」との答えが返ってきた(画像:デイリーNK北朝鮮情報筋)
    楽器を持って丹東駅に向かう女性従業員(画像:デイリーNK北朝鮮情報筋)
    楽器を持って丹東駅に向かう女性従業員(画像:デイリーNK北朝鮮情報筋)
  • 北朝鮮がユーチューブで工作員に指示を出すリアルな理由

    ここ数日、「北朝鮮のスリーパーセル」なるものが話題になっている。国際政治学者の三浦瑠麗氏が、2月11日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ)で存在を主張したもので、一般市民に偽装して日本社会に潜伏し、有事に際して活動を始めるテロリスト(あるいはテロ組織)のことだという。

    これに対しては、すでに「根拠がない」「妄想だ」などの膨大な数の批判の声があり、さらにはその批判に対する批判もある。またそのような議論を超越して、「200人ぐらいいる」とする専門家の解説も出ている。

    筆者の個人的な意見を言えば、「そんなものはいない」のひと言に尽きる。もちろん、何かが「存在しないこと」を証明するのは無理だから、客観的な証拠は提示できない。しかし長年の経験からして、北朝鮮にはもはや、そのような人材を運用する力はないと確信している。

    優秀な工作員を養成するには、莫大なコストがかかる。高度なテロ活動を行う工作員なら、なおさらだ。また、高度なテロ活動にはそれなりの支援体制が必要であり、それはつまり資金力のことだ。北朝鮮の体制というのは、非合理で財政的に困窮し、そのうえ薄情なのが特徴だ。北朝鮮当局が海外の工作員に資金を供給していた例もあるが、「自分で調達しろ」と命じたり、逆に「上納金を出せ」と求めたりした事例もあった。そんなケチ臭い体制が、「スリーパーセル」などという洒落たものを維持できるはずはないのだ。

    とはいえ、北朝鮮が日本でまったく工作活動をしていないかと言えば、そういうわけではない。しかしその主要な内容は、韓国のシンパ組織を支援するための連絡係だ。

    (参考記事:韓国でつかまった北朝鮮スパイが「東京多摩地区」で会っていた人物とは!?

    あるいは、日本政府に働きかけ、秘密の安保対話のためのラインをつなごうとしていた人物もいた。ただ、外事警察が「工作員である」と認定した本人の直撃インタビューを読むと、これを本当にスパイ事件として摘発する必要があったのか、むしろ日本の国益を損なっているのではないかとの懸念さえ覚える。

    (参考記事:直撃肉声レポート…北朝鮮「工作員」関西弁でかく語りき

    ちなみに日本の警察は近年、北朝鮮による対韓国工作などの活動を摘発するのにもあまり熱心ではなかった。北朝鮮に対する経済制裁が強まるにつれ、ちょっとした日用品の不正輸出も、公安事件として扱えるようになった。実態の見えにくい工作活動を追うより、不正輸出の方が簡単に見つけられる。そっちで点数稼ぎをしてお茶をにごしている間に、本物のスパイを追うスキルが鈍ってしまったとも言われる。

    (参考記事:【対北情報戦の内幕】総連捜査の深層…警察はなぜ公安調査庁に負けたのか

    それでも、「スリーパーセル」のようなものが本当に存在するなら、壁紙とか冷凍食品とかの不正輸出の摘発に、貴重な人員を振り向ける余裕はなかっただろう。追うネタが乏しいから、事件化できそうなネタはなんでも挙げなければならないのだと推察することもできる。

    ハッキリ言って、現在の日本における対北防諜(カウンター・インテリジェンス)の現場というのは、なんだか気の抜けたような雰囲気になっているのだ。中国などの技術力の向上を受けて、北朝鮮は昔ほどには、戦略物資の調達を日本に依存しなくなっていると思われる。

    また拉致問題に加え、北朝鮮国内の人権侵害が国際的イシューとなったことで、日朝国交正常化で巨大な経済支援を受けるという北朝鮮の「野望」も、事実上、ついえてしまった。いまの北朝鮮には、外交官であれ工作員であれ、優秀な人材を日本に振り向けようという動機が、基本的にはないのだ。

    そのような現実が、主要メディアで語られることはほとんど、いや、まったくないと言っていいだろう。それこそが、「スリーパーセル」を巡る議論が熱を帯びる素地となっているのだろうが、そのような様を見るにつけ、妙にむなしい気分になってしまうのは、筆者だけだろうか。

  • 金正恩氏の芸術団が見せた驚愕の「妖艶ダンス」のターゲット

    金正恩氏の「美しき刺客」たち(2)

    平昌冬季五輪に合わせて訪韓し、江陵(カンヌン)とソウルで芸術公演を行った三池淵(サムジヨン)管弦楽団のメンバーが北朝鮮へ帰国し、金正恩党委員長と面会した。

    朝鮮中央通信によれば、金正恩氏はそこで「文在寅大統領夫妻をはじめ南の同胞が公演を見て熱く答えて歓呼し、満足を表したのなら、自身もうれしい」と語ったという。わざわざ文在寅大統領の名前を出すほど、金正恩氏は手応えを感じたようだ。

    三池淵管弦楽団は訪韓初日から、その華やかな衣装と柔らかな笑顔で五輪報道の「主役」の座を射止めた。メンバーの中には本来、青峰(チョンボン)楽団に所属するキム・ジュヒャン氏も見られたことから、三池淵管弦楽団が韓国公演のために特別に編成されたチームであることが明らかになった。

  • 【動画紹介】「走ろう未来へ」三池淵管弦楽団

    「走ろう未来へ!」は、2012年から活動しているモランボン楽団のスタンダードナンバー。同楽団のメンバーは度々増減するが、だいたい12名の楽器奏者と、8名のボーカルから成っている。 

    「走ろう未来へ」は、2012年8月25日の先軍節に行われた公演で初披露された。2013年10月11日の公演ではメンバーが白い軍服に帽子姿でこの曲を踊り、ファンの間で話題になった。

    さて、同曲の三池淵管弦楽団バージョンは、どのようなものだろうか。

    韓国の江陵(カンヌン)市で行われた三池淵(サムジヨン)管弦楽団の芸術公演から「走ろう未来へ」

    【動画】「走ろう未来へ」三池淵管弦楽団

    ※次ページに歌詞

  • 【動画】「走ろう未来へ」三池淵管弦楽団

    韓国の江陵(カンヌン)市で行われた三池淵(サムジヨン)管弦楽団の芸術公演から「走ろう未来へ」

    オリジナルの3番の歌詞「労働党の年月の上に金星として刻もう」の「労働党」の部分は「この地の」と歌詞を変えている。韓国側に対する配慮と見られる。

  • 【写真】「喜び組」出身女優の栄光と堕落…彼女はいかにして金正恩に葬られたか

    かつての北朝鮮のスター女優、キム・ヘギョンは、張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長が処刑された翌年に殺された。彼女を映画界に導いたのは、無類の映画好きで知られた金正日総書記だ。彼は、当時の映画界の女優に不満を持っていたようで、新たな人材の発掘に乗り出した。そんな彼の目に止まったのが、「喜び組」を擁する党組織指導部5課でも抜群の美貌と知性を兼ね備えたキム・ヘギョンだった。(【画像】キム・ヘギョン氏)

    最高指導者のお墨付きを得た彼女を含む3人は、演劇映画大学という通常のコースを経ないまま、5課から映画界にデビューした。

    彼女の出世作となったのは、1997年に朝鮮芸術映画撮影所が制作した「幹は根から育つ」だ。町の嫌われ者だったチンピラが改心し、炭鉱夫となり仕事場で活躍するストーリーで、主演のイケメン俳優、リ・ヨンホの相手役となったのがキム・ヘギョンだった。単なるプロパガンダ映画ではなく、エンタテインメントとしても芸術作品としても評価の高いこの作品で、彼女は一躍スターの座に躍り出た。時期はわからないが、功勲俳優の称号を授与されたことが、出演映画のDVDのジャケットから確認されている。

  • 【写真】女優 キム・ヘギョン――その非業の生涯

    キム・ヘギョンを映画界に導いたのは、無類の映画好きで知られた金正日総書記だ。彼は、当時の映画界の女優に不満を持っていたようで、新たな人材の発掘に乗り出した。そんな彼の目に止まったのが、5課でも抜群の美貌と知性を兼ね備えたキム・ヘギョンだった。(【画像】キム・ヘギョン氏)
    (参考記事:「喜び組」出身女優の栄光と堕落…彼女はいかにして金正恩に葬られたか)
    最高指導者のお墨付きを得た彼女を含む3人は、演劇映画大学という通常のコースを経ないまま、5課から映画界にデビューした。(【画像】グラマラスで目立つキム・ジュヒャン氏)

    彼女の出世作となったのは、1997年に朝鮮芸術映画撮影所が制作した「幹は根から育つ」だ。町の嫌われ者だったチンピラが改心し、炭鉱夫となり仕事場で活躍するストーリーで、主演のイケメン俳優、リ・ヨンホの相手役となったのがキム・ヘギョンだった。

    単なるプロパガンダ映画ではなく、エンタテインメントとしても芸術作品としても評価の高いこの作品で、彼女は一躍スターの座に躍り出た。時期はわからないが、功勲俳優の称号を授与されたことが、出演映画のDVDのジャケットから確認されている。

  • 金正恩氏の妹・金与正氏の「恋愛事情」と兄妹の本当の関係

    北朝鮮は8日、金正恩党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長を含む北朝鮮の高位代表団が9日午後1時30分、韓国で同日開幕する平昌冬季五輪に参加するため、専用機で仁川国際空港に到着予定であると韓国に通知した。

    故金日成主席に始まる北朝鮮の金王朝――「白頭血統」の一員が韓国を訪れるのは、これが初めてだ。

    もっとも、金与正氏は資本主義社会を知らないわけではない。10代初めの頃には金正恩氏といっしょに、スイス・ベルンに留学していた。それより前の1990年代初めには、大阪出身の母親・高ヨンヒに連れられて他人名義の旅券で日本に入国し、ディズニーランドで遊んでいたとされる。

    (参考記事:金正恩と大阪を結ぶ奇しき血脈

    つまり、金与正氏は「こちら側」のことをじゅうぶんに知っているわけだ。それに比べこちらは、彼女のことをほとんど知らない。果たして、金与正氏はどのような人物なのか。