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  • 金正恩氏、新型ベンツにも「自分用トイレ」を装備か

    米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は14日、北朝鮮に禁輸品であるはずの高級外車が輸入されているもようだと報じた。

    北朝鮮の朝鮮中央通信は、金正恩党委員長が4日に大陸間弾道ミサイル発射を現地指導した際の写真を複数、配信した。

    VOAはそのうちの1枚を分析。そこに写り込んだ1台の乗用車について「車両の後部しか写っていないものの、全体的なデザインがドイツ製メルセデス・ベンツの新型Sクラスと同じである」と指摘している。

  • 【画像】金正恩氏の新型メルセデス・ベンツ

    金正恩氏がICBM発射を現地指導した際の写真に、新型メルセデス・ベンツと見られる車両が写っている(朝鮮中央通信)
    金正恩氏がICBM発射を現地指導した際の写真に、新型メルセデス・ベンツと見られる車両が写っている(朝鮮中央通信)
  • 「ICBM4人組」が台頭か…金正恩氏の側近「順位」に異変

    北朝鮮は4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」型を発射した。北朝鮮国営メディアは連日、金正恩党委員長によって火星14型は成功したと大々的に宣伝している。そんな中、発射から3日後の7月8日、異例とも言える写真が公開されていた。写真には金正恩氏の核・ミサイル戦略を支える核心の4人が写っていた。

    変態スキャンダルの幹部も

    金正恩氏は、祖父・金日成主席の命日である7月8日、遺体が安置されている錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を参拝した。命日の参拝は毎年恒例の行事であるが、まずはその翌日の労働新聞の1面に掲載された下の写真を見てほしい。

  • 金正恩氏の「ポンコツ軍隊」は米軍に撃たれる前に「腹が減って」全滅する

    昨年12月24日、北朝鮮の人民武力省(国防省)は、故金正日総書記の最高司令官推戴25周年を迎え、男性の兵役期間を11年から10年に、女性は7年から5年に短縮すると発表した。それでも、世界最長であることには変わりない。

    子どもを軍隊に送り出した瞬間から、その身を案じ、顔を見たいと願うのが親心である。しかし兵役期間中の兵士は、特別な場合や、ワイロを積まない限りは帰省できない。つまり、家族に5年~10年間も会えないということだ。

    北朝鮮軍の軍紀の乱れを考えれば、親は心配でたまらないだろう。

    (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

    強盗殺人も

    親が兵役中の子どもに会いに行く(面会と呼ぶ)のは可能だが、北朝鮮特有の事情がそれを許さない。そんな状況から生まれた珍商売について、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。

  • 北朝鮮で餓死者が続出…金正恩氏の「失政」原因でも「本人は知らん顔」

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は9日、北朝鮮で食糧事情が悪化し餓死者が続出しているもようだと、現地関係者の証言を交えて報道した。

    咸鏡北道の情報筋はRFAに対し、「最近、新ジャガイモの収穫期にもかかわらず、飢え死にする人が増えており、人々はまたもや『苦難の行軍』が訪れるのではないかと不安がっている」と話した。「苦難の行軍」とは1990年代後半、数十万人とも言われる餓死者を出した大飢饉のことだ。

    「人肉事件」も

    この情報筋によると、「6月末、富寧(プリョン)郡の倉坪里(チャンピョンリ)で、両親を失い、親戚の家に預けられていた幼い2人兄弟が飢え死にする悲劇があった。また、同郡内の舞袖里(ムスリ)などで2組の老夫婦が相次ぎ死体で見つかり、住民が衝撃を受けている」という。

  • 中国当局が旅行会社社長を逮捕か…北朝鮮観光の最大手、制裁の一環?

    北朝鮮ツアーの最大手と言われる中国の旅行会社の代表が、中国当局に逮捕された。中国の北朝鮮に対する圧力の一環と思われる。

    韓国の文化日報によると、逮捕されたのは丹東中国国際旅行社の全順姫総経理だ。マネーロンダリングと公務員が絡む汚職に関与した疑いが持たれているもようだ。また、この逮捕に先立ち、丹東市政府で北朝鮮を担当する幹部も当局の取り調べを受けている。

    中学校の元教師

    文化日報が引用した対北朝鮮情報筋は、今回の逮捕は国連安保理の対北朝鮮制裁決議に関する中国政府の指針が厳格化されつつある中で、対北朝鮮事業に関連した不正行為の摘発が行われていると指摘した。つまり、この逮捕は対北圧力の一環ということだ。

  • 「金正恩は子供たちまで処刑した」衝撃証言の裏に潜むより大きな懸念

    米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は先月、亡命した北朝鮮の朝鮮労働党元党幹部、李正浩(リ・ジョンホ)氏(59)のインタビューを公開した。

    李氏は2014年10月に韓国に亡命し、2016年3月に米国に渡った。現在は妻と2人の子供とともにワシントンDCに住んでいる。

    人間を「ミンチ」に

    李氏は脱北する2014年まで、党39号室の高位幹部として、金正恩党委員長の秘密資金を造成するための外貨稼ぎに取り組んでいた。同氏の暴露した39号室の活動内容は非常に興味深いものだったが、筆者の印象に強く残ったのは、脱北の動機について語った部分だ。李氏は次のように述べている。

  • 金正恩氏「トランプ口撃」の裏に隠された「トイレの恨み」

    北朝鮮の金正恩党委員長が、米国を激しく挑発している。過激な言動で知られる米国のトランプ大統領に対して、金正恩氏は核やミサイルなどの武力による威嚇のみならず、言葉による挑発、いわば「口撃」をもしかけている。

    ミサイルは「プレゼント」

    北朝鮮は4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」型を発射し、成功だったと大々的に発表した。本日(5日)付の労働新聞によると、金正恩氏はミサイル発射の現場に立ち会い、自ら発射命令を下したという。ICBMの発射に立ち会った金正恩氏は「われわれの戦略的選択を見つめていた米国が非常に不快であっただろう」と述べながら、次のように強調した。

  • ICBM成功でも金正恩氏の「ポンコツ軍隊」はすごく弱い

    北朝鮮は4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星12」型の発射を行い、成功と主張した。仮にICBMが成功していたとするなら、確かに脅威である。そうでなくても、北朝鮮のミサイル技術が着々と進化しており、北朝鮮の軍事的な脅威は増すばかりだ。

    金正恩党委員長は、核兵器という「飛び道具」の開発に余念がない。しかし、肝心の朝鮮人民軍(北朝鮮軍)については、その「ポンコツぶり」ばかりが伝わってくる。

    性上納行為も

    韓国の大手紙・東亜日報によると、北朝鮮では「軍事服務法」に基づいて、男子10年、女子7年の軍服務期間、すわなち兵役が定められているという。

  • 金正恩氏「米国へ大小の『贈物包み』を送ってやろう」…ICBM試射を現地指導

    北朝鮮の金正恩党委員長は4日、大陸間弾道ロケット(ミサイル)「火星14」型の試射を現地指導した。朝鮮中央通信が5日、伝えた。

    ICBM「火星14」型の試射を現地指導した金正恩氏(2017年7月5日付労働新聞より)
    ICBM「火星14」型の試射を現地指導した金正恩氏(2017年7月5日付労働新聞より)

    米国への「贈物包み」

    同通信によると、金正恩氏はミサイルの組立作業現場を訪ね続けて、発射準備過程を細心に指導したという。

  • ICBMに続き金正恩氏が食指を伸ばす「危険なオモチャ」とは

    北朝鮮は4日、15時30分からの特別重大報道を通して、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射に成功したと伝えた。北朝鮮の主張通りICBMの開発に成功したのなら、米国にとって北朝鮮の脅威はますます高まることになる。

    吹き飛んだ韓国軍兵士

    北朝鮮の朝鮮中央テレビは、特別重大報道で北西部の発射場からICBMの「火星14」型を発射し、成功したと発表した。ミサイルは高度2802キロに達し、933キロを飛行。日本海上の目標に到達し「成功」と見なされたという。北朝鮮メディアによると、金正恩党委員長が発射を現地で観察し、その成功を世界に荘厳に宣言したとのことだ。

  • 北朝鮮当局が厳戒「大学生らが薬物でキメて音楽と性びん乱」事件の真相

    金正恩政権が、相も変わらず海外情報の取り締まりに血道をあげている。

    北朝鮮の秘密警察・国家保衛省(以下、保衛省)が先月、「資本主義思想文化との戦争」を宣言したと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。現地の人々は、今にでも逮捕の嵐が吹き荒れるのではないかと緊張しているという。

    滋江道(チャガンド)の内部情報筋によれば、保衛省は先月25日、各地の下部機関に対し、資本主義に影響された思想と文化を根絶やしにすべしとする指示を伝達。その中で、咸鏡北道(ハムギョンブクト)清津(チョンジン)市で起きた「大学生事件」を悪しき事例の典型として挙げているという。

  • 「老いぼれ魔女」への死刑宣告でさく裂した金正恩氏の怨念

    北朝鮮の金正恩党委員長は、よほど韓国の朴槿恵前大統領を憎んでいるようだ。既に大統領職を罷免され政治の世界から追放された朴槿恵氏に対して「処刑」を宣告した。

    吹き飛ぶ韓国軍兵士

    きっかけは、26日付の朝日新聞の報道だった。同紙は、朴槿恵政権が金正恩氏を指導者の地位から追い落とす工作を企画していたと報じた。朝日新聞の報道は、デイリーNKジャパンや本欄で伝えてきた内容と重なる。

    (関連記事:金正恩氏「屈辱の夏」から始まった東アジアの危機

    一方、北朝鮮もこの報道に即座に反応した。同国の国家保衛省、人民保安省、中央検察所は28日に「われわれの最高首脳部を狙った敵の特大型国家テロ犯罪行為が次々とあらわになっている」と主張する連合声明を発表した。発表のタイミングや中身からして朝日新聞の報道をもとにしていることは明らかだ。

  • 金正恩氏「屈辱の夏」から始まった東アジアの危機

    前回に続き、朝日新聞の「韓国が金正恩暗殺計画」報道について分析してみたい。

    朝日新聞は26日、韓国の対北朝鮮政策に詳しい関係筋の話として、「朴槿恵(パククネ)前政権が2015年末以降、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長を指導者の地位から追い落とす工作を行おうとした」と報じた。「正恩氏の暗殺も選択肢とした政策だった」という。

    手を血で汚した正恩氏

    韓国の国家情報院はこれについて、「事実無根」全面否定している。しかし筆者としては、朝日の報道はなかなか興味深いものだと思っている。

  • 金正恩「拷問部隊」のワナにはまった北朝鮮の女性たち

    治安維持を名目に強権を振りかざし、庶民に横暴の限りを尽くしている北朝鮮の秘密警察が4人の女性をスパイ容疑で逮捕したという。しかし、現地情報筋によると、女性たちはワナにはめられたようだ。

    女子大生を拷問

    情報筋によると、咸鏡北道(ハムギョンブクト)会寧(フェリョン)市の保衛局反探処(スパイ担当部署)は、今月5日から10日にかけて、30〜40代の女性4人を次々に逮捕した。容疑は中国キャリアの携帯電話を使って韓国と連絡を取り、スパイ活動を行っていたというものだ。

  • 「暴動が起きても不思議じゃない」北朝鮮国民、金正恩氏の指示に抵抗

    北朝鮮の金正恩党委員長は、2015年の新年の辞で「森林の回復戦闘を力強く繰り広げ祖国の山々を緑の森に覆われた黄金山に転換させなければならない」と述べ、「全国樹林化」、つまり個人耕作地を没収し、そこに木を植えるという政策を始めた。

    背景には、後述するような失政による国土の荒廃があるが、強引なやり方は住民からの抵抗に遭い、「暴動が起きてもおかしくない」との声も上がっている。かつての北朝鮮では考えられなかったことだ。

    (参考記事:抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「黄海製鉄所の虐殺」

    そして植林が遅々として進まない中、北朝鮮当局は、国民が国土の至る所に作った個人耕作地を没収し、木を植える方針を改めて示した。反発の声は今まで以上に強まっている。

  • 日本海で大暴れする北朝鮮の「オンナ漁師」たち

    北朝鮮の市場経済を牽引する女性たちが、漁に出て日本海で荒稼ぎしているという。かつての日本同様、北朝鮮でも女性が漁船に乗り込むことをタブー視する風潮があったのだが、それも変わりつつあるのだろうか。

    北朝鮮は表向きは男女平等を謳っている。しかし、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)内やあらゆる分野で、セクハラや性的暴力が常態化している。権力者たちは「喜び組」に象徴されるように、女性を慰み者にするなどやりたい放題だ。

    (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

    北朝鮮で女性に対する人権侵害が横行している最大の理由は、そもそも人権の概念が通用しない体制だからだ。その最たる体現者が、故金正日総書記だったと言えるのではないか。

  • 金正恩氏、部下の車を「自分のトイレ」に改造か…米軍の「斬首作戦」恐れ

    韓国情報機関・国家情報院(国情院)は15日、国会情報委員会で、北朝鮮の金正恩党委員長の今年のこれまでの公開活動は51回で、前年同期と比べ32%減少したと報告した。

    同報告によれば、正恩氏の公開活動は2013年から減少傾向にあり、その理由としてはすでに権力掌握に成功したことと、威厳を高めるため露出を控えていることが考えられるという。

    その一方、正恩氏が自分自身を外部にさらすのに慎重になっている面もあるようだ。

  • 女性兵士の「性上納」とカネ儲け…北朝鮮軍の「ポンコツ」な実態

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    コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち
    北朝鮮が8日、地対艦ミサイルを発射した。同国によるミサイル発射は4月に3回、さらに5月14日に火星12型を発射するなど、実に4週連続という異例の事態だ。

    北朝鮮の国営メディアは、連日のように核とミサイルの能力を誇示しながら、「いつでも、どこからでもかかってこい」と言わんばかりに米国を挑発し、気勢を上げている。

    北朝鮮がミサイルの精度を向上させていることは間違いないように見られる。核もしかりだ。一方、こうした「飛び道具」の開発への注力と逆行して、一般の軍事力はどうやら戦争どころではなくなっているようだ。

    手術部位をかきむしり

    北朝鮮軍の総兵力は120万人とされており、韓国軍(66万人)と在韓米軍(2万5千人)の合計よりも圧倒的に多い。しかし、長引く経済難で弱体化し、その実態は「飢える軍隊」と揶揄されている。
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  • 【写真】正恩氏の「胸チラ」アピール

    北朝鮮の朝鮮中央通信と労働新聞は30日、金正恩氏が弾道ミサイルの発射実験を指導したと報じた。この時に配信された金正恩氏の写真が韓国メディアで話題を呼んでいる。

    弾道ミサイルの試射を指導した金正恩氏(2017年5月30日付労働新聞より)
    弾道ミサイルの試射を指導した金正恩氏(2017年5月30日付労働新聞より)

    上の写真の赤い丸で囲んだ部分を見てわかるように、金正恩氏のシャツの胸元から何やら白いものが見える。湿布のようにも見えるが、これについて一部から禁煙補助用のパッチ、つまり「ニコチンパッチ」ではないかとの指摘が出ているのだ。

  • 金正恩氏が「胸チラ」で禁煙をアピールする理由

    北朝鮮の金正恩党委員長はヘビースモーカーとして知られている。何度か禁煙にチャレンジしたとの情報もあるが、北朝鮮国営メディアの写真を見る限り、禁煙は成功していないようだ。(【写真】正恩氏の「胸チラ」アピール

    トイレにストレス

    正恩氏が、所構わずタバコを吸っている写真は、北朝鮮国営メディアが何度も配信している。

    2015年1月には、火の付いたタバコを指にはさみながら、火気厳禁の靴工場を視察する写真が配信された。2016年7月にも、タバコを指にはさんで学校を視察する様子の写真が配信されている。(参考記事:金正恩氏に「消防法違反」の疑い

    禁煙への風潮が世界的に広まるなか、いつでもどこでもタバコを手離さない正恩氏の振る舞いはいささか非常識に見えるかも知れない。

  • 北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

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    第35回国連人権理事会が、6日からスイス・ジュネーブで始まる。

    人権理事会は毎年3、6、9月に開かれており、今年3月には北朝鮮の人権問題が主要な議題となった。またそれ以前にも、北朝鮮の人権問題は同理事会で重要な関心をもって扱われている。

    北朝鮮の金正恩党委員長はどうやら、国連で人権侵害の責任追及を受けていることをかなり気にしているらしい。この5月には、国連人権理事会で障碍者の権利を担当するカタリナ・デバンダス・アギラル特別報告者が北朝鮮を訪問し、関連施設の視察や当局者との面談を行った。国連人権理事会の特別報告者の訪問を、北朝鮮が受け入れたのはこれが初めてだ。もしかしたら正恩氏は、国民の人権を侵害している自覚はまったくなく、「いくらでも見てくれ」との姿勢を示したつもりなのかもしれない。

    しかし現実には、北朝鮮ではいまなお深刻な人権侵害が行われている。

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    今回の人権理事会は、世界の女性の人権問題がテーマだ。北朝鮮だけを問題として扱うわけではない。それでも、北朝鮮の問題は議題のひとつに食い込むことになるだろう。それだけ、北朝鮮における女性への人権侵害が目に余るものだからだ。

    (参考記事:脱北女性、北朝鮮軍隊内の性的暴力を暴露「人権侵害と気づかない」

    とくに、女性に対する人権侵害の温床になっているのが軍隊だ。北朝鮮で官僚や軍人、経済機関の幹部として出世するのに必須条件となるのは、朝鮮労働党に入党することだが、誰にでも認められるわけではない。体制への忠誠心や出身成分(身分)を問われるのはもちろんのこと、党員2人以上の推薦を受け、市や郡の党委員会の承認を経た後、1年間の「候補期間」を経てようやく正式な入党が認められる。

    推薦を受けるために、党員にワイロを渡すのは基本中の基本だ。

    軍隊では、上官が部下の女性を「入党させてやる」と誘い出し、性的関係を迫る「マダラス」(マットレス)と呼ばれる「性上納」の強要行為が横行しているという。

    正恩氏は、「人権侵害をしていない」というポーズを取りたいのなら、まずは軍隊に向けて、このような行為を厳禁する旨の号令を発するべきだ。絶対的な独裁者である正恩氏がそれをやれば、多かれ少なかれ効果は表れるだろう。

    だからそれをやらず、現状を放置するのなら、その責任は正恩氏にあるということになる。

    北朝鮮ではほかにも、貧富の格差拡大によって、女性の人権侵害が深刻化している様子がうかがえる。

    さらに、政治犯収容所などの拘禁施設で何が行われているかについても、脱北者から数多くの証言が出ている。正恩氏は人権侵害の責任追及を免れたいなら、まずこの部分から改善の取り組みをすべきなのだ。

    (参考記事:北朝鮮、拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も

  • 北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

    北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

    第35回国連人権理事会が、6日からスイス・ジュネーブで始まる。人権理事会は毎年3、6、9月に開かれており、今年3月には北朝鮮の人権問題が主要な議題となった。またそれ以前にも、北朝鮮の人権問題は同理事会で重要な関心をもって扱われている。

    北朝鮮の金正恩党委員長はどうやら、国連で人権侵害の責任追及を受けていることをかなり気にしているらしい。この5月には、国連人権理事会で障碍者の権利を担当するカタリナ・デバンダス・アギラル特別報告者が北朝鮮を訪問し、関連施設の視察や当局者との面談を行った。国連人権理事会の特別報告者の訪問を、北朝鮮が受け入れたのはこれが初めてだ。もしかしたら正恩氏は、国民の人権を侵害している自覚はまったくなく、「いくらでも見てくれ」との姿勢を示したつもりなのかもしれない。

    「マダラス」とは

    しかし現実には、北朝鮮ではいまなお深刻な人権侵害が行われている。

  • 「腐りきった権力への恨み」北朝鮮で秘密警察への襲撃事件が発生

    北朝鮮の北東部で、検問所にいた秘密警察の要員が何者かに襲われる事件が発生した。

    咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋によると、事件が起きたのは道内の会寧(フェリョン)市にある、10号哨所、つまり国家保衛省(秘密警察)の検問所だ。

    5月9日、勤務中の要員が何者かに刃物で刺された。病院に運ばれ一命はとりとめたが、一時は生命が危ぶまれるほどの深手を負った。

  • なぜか北朝鮮国民から「洗濯物」のあだ名で呼ばれ始めた金正恩氏

    「朝鮮労働党委員長であらせられ、朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長であらせられ、朝鮮人民軍最高司令官であらせられる、わが党、国家、軍隊の最高領導者、金正恩同志におかれましては…」

    北朝鮮メディアでは、金正恩党委員長を呼ぶ際に、まるで寿限無のように肩書を羅列する。一方で、庶民は「幼稚園児」「デブ」「ブタ」など、さすがに言いすぎではないかと思えるほどの呼び方をしている。5月以降、そのような傾向がさらにひどくなったというのだ。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

    (参考記事:金正恩氏の「ブタ工場視察」に北朝鮮庶民が浴びせる酷い悪口

    両江道(リャンガンド)の情報筋によると、北朝鮮の人々は正恩氏に対して抱いていた淡い期待が裏切られたことで、激しい不満を持つようになった。

  • 空母3隻を北朝鮮に差し向けるトランプ政権の本気度

    米軍が持つ11隻の原子力空母のうち、3隻が北朝鮮近海に集結するという「異次元」の事態が近く現実のものとなる。

    朝日新聞が米軍関係者の情報として伝えたところによると、第3艦隊に所属する空母「ニミッツ」は、6月1日に米ワシントン州の海軍基地を出港。中東地域に派遣される計画だったが、急きょ、約6カ月間の予定で西太平洋に展開することになった。

    現在、すでに空母「カール・ビンソン」と「ロナルド・レーガン」が朝鮮半島近くに展開しており、2隻は合同演習を行う予定となっている。

    それだけでも異例であり、3隻目の派遣はいささか「過剰」とも思える演出だ。