金正恩と大阪を結ぶ奇しき血脈(3)日本への「凱旋」と「国母」の夢

つまり、筆者と金正恩は「家系図上」では遠縁にあたる。もっとも、筆者以上に金正恩と近い血縁関係にある在日朝鮮人が、今も日本に存在する。彼らは、とっくに自分たちと金正恩の関係に気づいている。

そう、済州島—大阪、そして平壌を結ぶ血脈は、決して消え去ることはないのだ。

(おわり/敬称略)

【連載】金正恩と大阪を結ぶ奇しき血脈
(1)すべては帰国運動からはじまった
(2)偶像化に立ちはだかる実母「高ヨンヒ」