「北の3代目の血なまぐさい蛮行」金正男氏殺害で東南アジアが激怒
正恩氏は果たして、このような状況をどう考えているのだろうか。北朝鮮の核・ミサイル開発に対する国際社会の制裁が強化される中でも、東南アジアは彼らが外貨稼ぎに励むことができる、数少ないオアシスだった。かつてはタイやカンボジアの北朝鮮レストランが韓国人観光客に人気を博し、かなりの収入を上げていた時期もある。
(参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発)
東南アジアとこのような関係を築いたのは、正恩氏の祖父・金日成主席である。中ソ対立など、大国間の綱引きに翻弄され、非同盟諸国運動の中で地位を占めることに活路を求めた金日成氏は、東南アジアの指導者たちとの友好を重視した。