冬の北朝鮮で暗躍する「人糞ブローカー」登場

人糞を盗られないために、寝ずの番をすることすらある。さらには、1月初めから4月中旬までの間、週に2〜3日、期間中30〜40日を人糞集めに費やすはめになる。そうすると、その分商売ができなくなってしまう。

そこで登場したのが「人糞ブローカー」だ。なにも実際に人糞のやり取りを行うわけではない。両江道の内部情報筋がその詳細を伝えた。

ブローカーは、農場の担当にワイロを渡した上で話をつけて「堆肥確認書」を発行してもらう。これを売るというのだ。これを提出すれば、人糞集めのノルマをこなした扱いとなる。