北朝鮮「元新体操の星」も#MeToo、性暴力の被害を告白

要求は何度も繰り返され、そのたびに拒否したが、「これぐらいどうした」「資本主義では、特に体操界ではこんなことぐらいかまわないんだ」などと暴言を吐かれ、身体的接触を強いられたという。

度重なる性暴力ですっかり心を病んでしまったイさん。心療内科に通い治療を受けるほどだったが、韓国社会で立場の弱い脱北者としては、上司であるK氏を訴えることは困難だったという。耐えられなくなったイさんは、辞職届を出すためにK氏を訪ねた。K氏は彼女を車の中に招き入れ、性行為に及ぼうとしたが、激しく抵抗されたため、未遂に終わった。

K氏はイさんに電話をかけ、「年を取っているし、韓国に来てからかなり経つのにまだ新体操界がどう動いているのかわからないのか」「そんなことをすると新体操のためにならない、お前の味方など皆無だ」と脅迫した。

それにしても、なぜ脱北者であるイさんは上司のK氏を訴えられなかったのだろうか。