「食堂の責任者が国情院チーム長にペコペコ」脱北ウェイトレスの同僚らが証言

事が尋常でないということに気付いたチェ・レヨンさんがまだバスに乗っていない友だちに逃げろと言ったので、数人だけが急いで正門の方から抜けて食堂を離れた。

要員らは、バスに乗った友だちだけを連れてあわただしく逃げた。 後に知ったことだが、事前にすべてのことを具体的に計画したかいらい国情院の要員らはすでに、従業員のパスポートをすべて手に入れてあらかじめ出国手続きもしておいた。

そして、あらかじめ準備しておいたかいらい(南朝鮮)のパスポートで直接出国手続きをした後、南朝鮮に行く航空機に乗せてソウルへ連れて行った。

拉致された従業員らは航空機に乗った後になって、自分らが南朝鮮に行くことになったということを知ったという。

それで航空機から降りると騒ぎ立てて抗議すると、かいらい国情院の要員らと食堂の責任者は、「知らなければ黙ってろ」「『特殊任務』を遂行するために南朝鮮へ行く」としてまたもや懐柔、欺まんした。