豊かだった北朝鮮の鉱山都市、経済制裁で困窮に喘ぐ

お上から「鉱山を支援しろ」と言われても、人々が一向に応じようとしないのには別の理由もある。

地元の人は、鉱山で働く人々のためにと思って物品や現金を差し出しても、横領や横流しで消えてしまうことをよく知っているので、やる気が起きないのだ。

情報筋は、「支援に応じても鉱山労働者の手に届くのは1〜2ヶ月分の配給品だけ。幹部は上から下まで、横流しに加担していることを皆が知っているため、モノやカネを差し出そうとしない」と語っている。