河原で500人死亡の地獄絵図…「速度戦」と呼ばれる殺人キャンペーン
もちろん、安全対策もおざなりで、大量死亡事故が繰り返し起きている。1984年には建設途中の橋梁が崩壊し、500人の死体が河原に散乱する地獄絵図が繰り広げられた。
(参考記事:【再現ルポ】北朝鮮、橋崩壊で「500人死亡」現場の地獄絵図)
北朝鮮国民にとっては、まさに「殺人キャンペーン」も同様なのだ。
最近でこそ、金正恩氏は「安全対策」という言葉を口にするようにはなっているが、そもそも党や国家の記念日に合わせて工事を行うことにどれほどの意味があるのか。安全無視の建設プロジェクトのゴリ押しも立派な人権侵害であり、国際社会の非難を呼び込むということを、金正恩氏もいいかげんわかったらどうなのか。