怨みを買って刑務所送り…北朝鮮「悪徳警察官」の悲惨な運命

前述したとおり、北朝鮮の保安員は権力をかさに着てアコギな行いを重ねてきているだけに、刑務所内での「待遇」がどのようなものになるか、大いに懸念されるところだ。保安員の家族も、平壌から追放される危機に瀕している。

一連の不正腐敗追放キャンペーンで、今までなら当たり前のように行われてきた収賄で罪に問われる事態が続出しているが、ワイロを受け取らなければ生きていけない国の構造に手を付けない今のやり方では、運が悪かった人が泣きを見るだけで、根本的な問題解決には至らないだろう。

(参考記事:北朝鮮女性、性的被害の生々しい証言「ひと月に5~6回も襲われた」