金正恩氏「自慢のタワマン」で大問題。崩壊の恐怖に加え…

いずれのタワマンも他の国では考えられないような短期間で建設されている。前述の黎明通りの建設期間はわずか1年。北朝鮮お得意の「速度戦」で建てたものだが、そこには常に崩壊事故の陰がつきまとっている。

(参考記事:「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏が驚きの行動…北朝鮮「マンション崩壊」事故

さらにここへ来て、ブームに冷水を浴びせかけるようなことを、北朝鮮の保衛部(秘密警察)が行っているとの情報が、平壌のデイリーNK内部情報筋から寄せられた。

この情報筋によると、保衛部の思しき要員が、市内の朝鮮労働党の本部庁舎や、政府の主要機関が見下ろせる位置にある高層マンションを訪れている。その目的は「窓を塞ぐ」ためだ。